| その137 キュンっとしたのは |
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自らが蔵元に赴き、加水しない原酒のみを数多く提供してくれる居酒屋がある。 驚くべき事に、料理の器も自分らで焼き上げたと言うのだ。 坊主頭の店員も多く、気合いの入り方が違う。 百楽門、日置桜、蒼田と聞き慣れぬ銘柄を片っ端から飲んでいると、極上の馬刺が現れた。
゛食中酒゛日本酒を再認識するには、馬刺が最適かも知れないなぁ。
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| その138 大衆のハーモニー |
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ふらりと立ち寄った串焼き屋には数多くの地酒、焼酎が揃えてあり、何を頼むか迷ってしまった。 壁紙に書かれた人気酒ランキングでトップの゛長雲゛を頼んだ。 黒糖ブームの到来を予感させる良酒だ。 メニュー表に「タレ焼きと黒ビールは凄く合います」
ハイレベルな地酒゛篠峰゛も美味いが、今宵は黒糖と黒生で酔わせてもらおう。
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| その139 ありがとうよ |
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昔働いていた秋田料理屋を訪れた。 何も変わらぬ調理場の面々が、半ばからかう様に挨拶しに来ては去っていった。 凄く照れるが、何だか癒される。 大好きなブラウマイスターを飲みながらお薦めメニューを見ると、
天寿、飛良泉など力強い秋田酒の利き酒をしてると「貴様も頑張れよ」と説教されている気分になった。
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