上方歌舞伎の復興をめざし、積極的に応援してきました。
 
若鮎の会、上方歌舞伎会、上方歌舞伎塾への支援

   昭和53年に関西で歌舞伎を育てる会を結成し、関西における歌舞伎復興のスタートを
   切りました。よく年、54年には朝日座において結成第1回公演が大成功に終わり、歌舞
   伎公演が盛り上がりを見せました。
   このような時、関西の若手から勉強会を開催したいという声があがり、関西で歌舞伎を
   育てる会の事務局に、嵐 雛三(現、片岡比奈三)さんが代表として相談に来られまし
   た。
   会の名称は、はつらつとして元気に成長する事を願って「若鮎の会」と考えていると、熱
   意を語られました。
   当時、東京においては国立劇場の若手の勉強会がありましたが、関西ではそのような
   環境はありませんでした。
   上方の素晴らしい芝居を継承していく為には、主役はもとより日頃、脇を支える俳優に
   も上方独特の型、匂いは不可欠です。
   このため、当会は若鮎の会に対して全面的な支援を約束すると共に、今日まで上方歌
   舞伎の復興を目指し、積極的に活動してきました。


1、若鮎の会

    関西の若手の俳優有志による勉強会、若鮎の会が発足し、昭和55年8月1日(金)
    〜2日(土)大阪府立労働センターで、第1回の公演が開催されました。
    ご指導にあたられた故、十三世片岡仁左衛門さんは、ご挨拶文で「いかにも新鮮
    で若者らしい名前がつきました。激流にもまれ岩に当たり努力して立派な鮎にな
    る如く、大いに努力を・・」と激励されました。
    若鮎の会の公演はその後、回を重ね平成元年8月に10周年公演を迎えるまでに
    なりました。  
    当会は、鑑賞券の販売、会場受付など、若鮎の会の公演が成功するように積極
    的に応援してきました。

        第1回公演パンフレット


2、上方歌舞伎会

    平成元年まで関西の若手有志による勉強会、若鮎の会の公演が10回続きまし
    たが、平成2年からは国立文楽劇場が、若鮎の会のメンバーにその他の上方系
    の俳優を加え、新たな勉強の場として「上方歌舞伎会」を主催されるようになりま
    した。公演は高く評価され、第11回公演は売り切れの日が出るなど、喜ばしい結
    果を生みました。
    このため、当会は上方歌舞伎の更なる発展を望む多くの声を伝えるため、開催
    日の1日延長という署名活動をして、約7000名の署名簿を国立文楽劇場に提出
    し要請しました。
    関西・歌舞伎を愛する会は、若鮎の会発足時に関わった人々の清廉な精神を大
    切に、引き続き上方歌舞伎会に対し積極的に応援していきます。

3、上方歌舞伎塾

    平成9年3月、大阪松竹座が関西演劇の殿堂として開場されました。松竹(株)は
    これを契機に21世紀に向けて上方歌舞伎の発展と伝統の継承を目的として、広く
    一般より歌舞伎俳優を目指す若い人材を募集し、研修・育成する「上方歌舞伎塾」
    を開設されました。
    関西・歌舞伎を愛する会としても、会の基本の目的に合致するものであり、会員、
    世話人の方々に「支援寄付金」のお願いをしました。
    この結果、多額の寄付金がよせられ、4月21日の開塾式で稽古用機材を贈呈しま 
    した。
    以降、毎年、上方歌舞伎塾に対し支援寄付金のお願いをし、引き続き稽古用機材
    を贈呈するなど積極的に支援してきました。
    また、上方歌舞伎塾卒塾生に対しては、お芝居探検隊などに出演願ったり、研修
    発表会、卒塾公演などの広報活動も続けています。

    

     松竹(株)より感謝状を受け取る高畑敬一代表世話人

  第三期生卒塾式が行われました。

       
4月南座の鑑賞教室や6月公文協の公演ですでに舞台に立っている
         三期生の卒塾式が、平成15年8月28日(木)、卒塾発表会当日の午前11
         時より、大阪松竹座8階の稽古場で行なわれ、5名の塾生が修了証書を受
         け取りました。愛する会より高畑敬一代表世話人が、祝辞を述べました。


      

       第三期生卒塾発表会が開催され
           研修の成果が披露されました。  

       
平成15年8月28日(木)、大阪松竹座にて午後2時より。「橋弁慶」「壺坂霊
         験記」など、研修の成果が披露され、大きな拍手が送られました。
         愛する会からは約150名が参加、塾生の熱演を客席から見守りました。
          幕間の舞台上で、高畑代表世話人より中川芳三塾長に、今回寄せられ
         た上方歌舞伎塾支援寄付金の目録贈呈が行なわれました。

           

       
支援寄附金使途ご報告

             1、黒 衣 一 式  5組

              2、三期生卒塾発表会、衣裳・小道具費用

              3、三期生卒塾発表会、かつら費用
                                        
                                      以上

           黒衣は現在三期卒塾生が舞台で使用しています。
           これにて、今まで皆様からお寄せ頂きました支援寄附金は全て、上方歌
          舞伎塾生の為に活用させて頂くことができました。
            皆様のご厚情に御礼申し上げますとともに、今後もご支援を賜りますよ
          うお願い申し上げます。

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           愛する会に対し、お礼状が届きました。         

                  松竹株式会社 中川 芳三 上方歌舞伎塾塾長
       
          関西・歌舞伎を愛する会会員並びに関係各位の皆様には、上方歌舞伎
         塾発塾時より多大なるお力添えを賜りありがとうございます。
           今回、第三期生卒塾公演の衣裳・鬘代をご協力して頂きましたことによ
         り、これまで頂戴した支援寄付金は、上方歌舞伎塾のため全て有効に活用
         させて頂きました。また、これまでもテレビ、ビデオ機材、楽太鼓、大鼓、小
         鼓、三味線ほか、稽古に必要な道具類や黒衣等をご寄贈頂き、ここにあら
         ためて厚く御礼申し上げます。
           上方歌舞伎塾は今後も、四期五期と募集を続けますが、更なる研修内容
         の充実をはかる為、暫し時を措き、再塾いたす予定でございます。
           塾を巣立ちました俳優にとりまして、入塾時よりの皆様の温かいご声援は
         とても大きな励みです。今後も上方歌舞伎塾を引続きご支援賜りますよう、
         宜しくお願い申し上げます。

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                   関西・歌舞伎を愛する会の皆様へ

          
拝啓
          まだ夏の暑さが残る日々、皆様には如何お過ごしでしょうか。
         さて、この度の卒塾発表会におきましては、皆様方の多大なる御支援を賜
         りまして無事終了することができました。これも皆様のおかげと三期生一同
         厚く御礼申し上げます。又、黒衣の衣装を頂けました事も併せて御礼申し上
         げます。
          今後も一層の努力を重ね、先輩方に一歩でも近づける様に頑張りますの
         で宜しくお願い申し上げます。
         暑さがまだ続く様なので皆様方にはどうぞ体調をくずされませんように。     
         長々と乱筆、失礼いたしました。
                                               敬具
                                   九月四日
                                   上方歌舞伎塾 三期生一同
       


        

 上方歌舞伎塾三期生の卒塾式で、関西・歌     卒塾発表会の席上、支援寄付金を
 舞伎を愛する会を代表し挨拶する、高畑敬一    贈呈する高畑敬一代表世話人。
 代表世話人。