■1月23日

ちょっと前に一念発起して手持ちのCD全てをMP3化して売り払ってしまったので、我が家では音楽=MP3という状況になっております。これはこれでラジカセもコンポもCDラックも要らないので便利なんですが、外出中に音楽を聴きたくなった時にちょっと困っていたりします。
というのも以前購入した携帯用のMP3プレーヤーCDP-1(写真)は、CD-R(ISO9660/ディスクアットワンス/RW不可)をメディアにしているせいかNiH単3充電池×2で2時間と電池の持ちが悪く、また傾けると演奏が止まるなどの不具合が多いんですね。それに数曲の新譜をCDP-1で聴きたい時は、そのためだけにCD-Rを1枚焼かなきゃならないので、メディアがもったいんですよ。そんなわけで新曲をなかなか入れられないまま、CDP-1は車載&勉強部屋据え置きMP3プレイヤーとなりつつあったりします。

そんなふうに悶々と過ごしていたある日、秋葉原のSofmapで僕は見つけてしまったんですね。そいつは32Mの内蔵メモリ/FMラジオチューナ/スマートメディア追加可(付属はしない)/NiH単4電池×2(付属)で5時間駆動/ボイスメモ付きのMP3プレーヤでした。その名もCREATIVE
NOMAD(公式サイト)、お値段\9,900!!。他のプレーヤが\20,000〜\30,000するなかで唯一お値段4桁!。ひとまずiモードの価格.COMで確認してみましたが、どうも最安値を越えて捨て値みたいです。10秒くらい悩んで、結局衝動買いしてしまいました。そんなわけで今回はNOMADのレビューをしようと思います。

まず外観。手に持ってみた写真を見ていただければ分かると思いますが、大きさはタバコの箱大で表面は金属でコーティングされておりメチャメチャCOOL(実際触ると冷たい)です。他のMP3プレーヤ(CDP-1とか)がいかにも安物然としているのとは大違いで、外見的には大満足と言えましょう。
続いて操作系ですが、側面のちっこいボタン(側面写真)で再生や曲送り等を行います。ポケットなどに入れて使う場合は、リモコンが付属してこないのでモード毎に変わる各ボタン機能を把握する必要があります。また表面の液晶窓には選択モード名やMP3ファイル名(日本語不可)、ラジオの周波数などが表示されます。バックライトは無いのですが、それほど問題は無いと思います。

それでは肝心のPCからのデータ転送についてです。発売が1999年とかなり古いので当然USBなんてものはなく、付属の充電機能付きクレイドル(写真)を介してパラレルケーブルでMP3データを転送します。Windows上で専用ソフトを使うんですが、手動でNOMADの電源を入れてやらないと認識してくれないのがやや面倒です。
とここで思いついたのが、デジカメ用のスマートメディアに別途USBメディアリーダライタを使って書いた方が早いんじゃないかと言う事です。実際やってみたところ64Mのスマートメディアは認識しませんでしたが、32MのものならMP3ファイルをPCから直接書き込んでやっても認識されました。一度NOMADに差してクレイドル上で専用ソフトを介してフォーマットする必要がありますが、デジカメと共用できるしパラレルで転送するよりもかなり速いしと、お得感高目です。

で、総評。32Mの内蔵メモリはCD音質のMP3で30分程度とやや少な目ですが、最近多いマキシシングルを聴くにはちょうど良いサイズなので自分的には十分だったりします。それにデジカメから32Mのスマートメディアを拝借すれば計64Mとアルバムも聴けるんで問題無しです。またエンコーダとヘッドホンさえ選べば音はかなり良く、MD程度の音は楽しめます。難点をあげるとすればラジオが室内だとやや入りにくい事、本体のロックをかけないとしょっちゅうフリーズする事があげられますが、ラジオとボイスメモがついて\9,900なら買いだと思います。興味を持った方は秋葉原Sofmapあたりを狙ってみると良いかもしれません。

■1月16日

モバイル系雑誌で紹介されているビジネス上での具体的モバイル活用例を読むのが、僕は結構好きだったりします。まぁビジネス上での…と言うだけに実際に真似するにはコストが高過ぎる例が多いんですが、沢山の機器を自分のスタイルに合わせて上手に選んで使いこなしているのが非常にカッコよく、自分もいつかはそんなモバイル野郎になりたいと思っているわけです。
そんなわけで今回は自分なりのモバイルについて少し書いてみたいと思います。

まずなぜモバイルに興味を持ったかなんですが、えーと、これはやっぱりカッコイイからです(笑)。SF好きな自分の中ではサイバー=カッコイイという事になっているので、これはもう説明のしようがないですね。
まぁそれはさて置き、実際の動機としては時間の節約が一番の理由だったりします。特にここ数年は実習や試験勉強で帰宅するのが遅く、メールチェックやWWW閲覧、レポート作成ができるのは深夜だけという事が多かったです。しかし実習や勉強を四六時中しているわけではなく、食事もすればコーヒーブレイクもするわけで、その間ぼーっとしているくらいならメールを見たり割烹よしをの更新もしたいというのが最初の動機だったりします。
他にも合宿や帰省や当直などは帰宅できないわりに暇な時間が結構ありますし、移動中の電車やバスの中、待ち合わせ中の喫茶店などでも時間を有効に活用したいと思ったのも動機の一つだったりします。

そんなふうにモバイル(当時はノートPC中心)を始めたわけですが、実際に使ってみると教科書何冊分もの知識やCD何枚分もの音楽を小さな端末で持ち運んで即座に参照したり、一度デジタル化した情報をレポートなどに使い回したり自分で追記して再利用したりと様々なメリットが見つかってきました。
これは一度はまると病み付きになりますね。特にインターネットでそれらのデジタル化された情報を他人と共有できるとなると、既存のメディアは存在意義を失うんじゃないでしょうか。個人的には、すぐに内容が古くなってしまうくせに異常に高価な医学教科書や都心の書店に行かないと立ち読みもできないような専門書なんかは、さっさとデジタル化(ついでにGPL化)してWWWで共有されて欲しいものです。

と少々話はそれましたが、そんなわけでモバイルってのはまだまだ奥が深そうです。今後研修医になる(予定)と一段と忙しくなるので、さらなる時間の節約のため(そしてサイバーになるため)にモバイルを研究して行こうと思っています。ひとまずはモバイルバンキングやWeb通販あたりを狙っていたりします。
今回はちょっと堅い話になってしまいましたが、モバイルのメリットについて興味を持っていただけたら嬉しいです。デジタルデバイドにならないためにも…。

■1月10日

正月は実家に帰っていたんですが、昨日府中の運転免許試験場で違反者講習を受けるため上京してきました。今回はその時のお話を書こうと思います。

そもそも違反者講習って何かと言うと、1年以上の無違反の既往&違反点の累積が6点(一発で6点以上は除く)という条件を満たすと受けられるお情け講習でして、普通の累積6〜8点の免停と違って試験無しで必ず免許が当日復帰(しかも累積点はチャラ)というスンバラシイ制度だったりします。まぁ僕はそれに該当してしまったと言うわけです。

講習のコースは運転シミュレータ(\14,250)と交通安全活動体験(交差点で旗を振るアレです:\10,250)が選択できたんですが、正月に実家で久しぶりに柔道なんぞをして見事に左足を挫いていたので、あんまり歩かされそうにないシミュレータを選びました。それで午前中は具体的にどんな事例が危険かについての講義を聴かされました。幸い話慣れている講師に当たった様で、結構面白く聴く事ができました。
そして午後のシミュレータ講習なんですが、これがかなり面白かったんですよ。乗り込む機械は結構リアルに運転席を再現しており、マニュアルとオートマのレバーを選べたり視点切替えスイッチがついていたりとゲーセンもまっ青な仕様になっていました。内容は前半テーマ別(交差点の右折〜とか)の実写映像に合わせて運転し、後半はCGで自由に運転をする形になります。CGの方はスーパーファミコン級にキレイだし自由に操作できるので面白いんですが、いわゆる巻き込み確認がボタン式視点切替えなのが難しかったです(僕は歩行者信号を何度か巻き込みました)。

その他に食事をとる場所が地下食堂しかなかったり書類記入の説明が異常にくどかったりと辟易させられる場面も有りましたが、今回は良い経験ができました。今後行かれる方の参考になれば幸です。

■12月31日

初対面の人に自分が医学生である事を告げると、十中八九「どこの科に進もうと考えていますか?」返ってきます。(「今はインタ−ン中ですか?」ってのもあります)。これって結構違和感あるんですよ。
ご存知ない人の為に書きますと、インタ−ンという制度自体は既になく、医学部で6年間過ごした後すぐに国家試験を受けて、合格したら2年間の研修を経て一人前(つまり義務から開放される)という事になります。また志望する科は卒業後に決定し、そこで研修を受ける形になります。当然科によって研修内容は異なるので、その内容が選択する理由になるわけです。

それで就職先としてどの科に行くかってのは、卒業寸前までなかなか決まらないものなのです。これはおそらく、最初から何科の医者になろうと志して入学した人よりも、漠然と医者になりたいとか成績が良かったからとかの理由で医学部に入学してしまった人が多いからだと思います(自分は前者)。こういう傾向は僕の母校(というか私立の医学部)に特有なのかもしれませんが、実際入学してみるまで医局の雰囲気は分からないですし、そもそも理想を全て満たす医局が存在するとも思えないのである意味当然なのかもしれません。とか言いつつも実習をしているうちに自分の理想像が見えてくるので、なんとなく決まってきたりもするんですけどね。
ちなみに自分は高齢者の医療とか介護とかに興味があるので、母校の高齢医学教室が面白そうだなと思っています。しかし家業の都合もあって早く実家に帰った方が良い気もするので、なかなか迷えるところです。

という事で2000年も終わりになっていしまいました。今年もメインコンテンツをあまり更新する事ができず、訪れていただいた方々には申し訳なく思っています。今後さらに時間がとれなくなるとは思いますが、可能な限り頑張って更新しようと思っています。そんな割烹よしをを、新年もよろしくお願いします。

■12月22日

卒業試験が終わったので久しぶりに自炊をしようと近所に買物に行ったのですが、いつの間にかこの辺一帯はスーパー激戦区になっていたみたいです。というのも、うちのすぐ近くの団地に文化堂と言う比較的大きなスーパーが建っていたからなんですね。新しいスーパーができれば行ってみるのが自炊人たるもの、という事で早速買物に行ってみました。
最初の印象は、とにかく挨拶がすごい事です。レジのお姉さんはまだしも誘導員や警備員の人達まで「ようこそいやっしゃいました」「またのお買い上げを…」と言います。こんなのははじめてだけにちょっとびっくりしました。
そんな挨拶攻撃をくぐり抜け、気を取り直して扱っている商品を眺めてみると、やや高級志向という感じがします。いわゆる団地家族向けに安心して買える大手メーカー製品がメインみたいです。実際メーカーものと言っても現地生産されたものにメーカー名をつけて売っていたりする(いわゆるOEMみたいなもの)わけで、あんまり意味は無いと思うんですが、そういう点で謎のマイナーメーカーの製品を安価に売るようなスーパーではないな、という感じでした。また製品の種類も豊富で普通あまり置いていないような食材も扱っているのは良いところでした。ただ惜しむらくは高級志向のわりにパン屋がない事です。この手の大きなスーパーにはたいてい焼きたてパンを売る店が付属しているのですが、文化堂にはありませんでした。近所に美味しいパンを焼く店が全く無い事を考えると、ちょっと痛い所です。

そんなわけで自転車で5分以内に行けるスーパーというと、古株のセイフー(ダイエー系列)、比較的新しいBig-A、今回できた文化堂という三つ巴の状態になっているわけです。扱っている製品の種類や質という点から見れば文化堂>セイフー>Big-Aという感じなんですが、値段的にはBig-A>セイフー>文化堂という評価をしています。
まぁ自分的には安く自炊をするための食材を入手するという観点から、やはりBig-Aがベストに思えますね。Big-Aは野菜や肉をわりと大量に一括購入できるし、展示が簡易で買物袋がデフォルトでもらえない(必要なら\10で買う形になる)と無駄なコストを省いているところが他のスーパーとは違って自炊に向いていると思います。謎のマイナーメーカーの製品も安く売っていますし。
使い分けをするならば、お惣菜が安いのはセイフー(Big-Aはお惣菜が無い)、ちょっと質の良いものを求めるには文化堂という感じになります。まぁ3食本格的な自炊をするならもう少し遠出してジャンボ築地というミニ市場まで行くのが最適な気もしますが、自炊頻度がやや落ちてきた僕にとっては近所のスーパーをうまく使い分けると良いかもしれません。

というわけで近所のスーパー戦争、今後も見守って行こうと思います。

■12月2日

和田秀樹という人をご存知でしょうか。老年精神医学を専門にしている精神科医で、僕が好きな現代新書などで心理学関係の本を書いている人です。
何でこんな事を書くかと言うと、この間この人についてちょっと驚いた事があったからなんですね。それはいつものとおり部室で勉強をしていた時の事です。後輩が持ちこんでいる荷物の中に和田秀樹著の「痛快!心理学(集英社)」を見つけました。「こやつも心理学に興味があるのかな〜」などと思ってその本をパラパラとめくっていたところ、和田氏は受検勉強法に関する本も幾つか書いてますよ、と書いてあったわけです。

そこでふと思い出したのが同姓同名の和田秀樹氏が書いていた「数学は暗記だ(ごま書房)」という本です。実は僕、高校の2年半くらいを部活のみに費やしていたため、特に数学に関しては致命的なデキの悪さを誇っていました。なので受検期になって「最短時間で必要な知識のみを詰め込む」というコンセプトの「数学は暗記だ」に心酔していた時期があったんですね。特に数学に関してはこの本にのみ従ってやっただけだったりします。そんな事もあって大学に入ってから現代新書で和田秀樹という名前を目にした時は、一瞬「数学は暗記だ」の作者と同一人物かと思ったんですが、まさかそんな事は無いだろうと今の今まで別人だと思っていました。

しかし今回あからさまに怪しい記述を見つけてしまったので、気になってWWWで検索をかけてみました。すると御本人の公式Webサイト(があります)を見つけてしまい、はたして同一人物だった事が分かりビックリしてしまいました。なんせ著者が同じと知らずに分野をまたいで影響を受けていたわけですから、正直ちょっと引いてしまいました。
その後気を取り直して後輩が持ってきた本を良く読んでみたんですが、いつぞや更新情報のところで僕がオススメした認知科学に関する記述があったり、そもそも専攻科目が僕の好きな精神科と老年医学だったりと、やっぱり影響を受けているんだなと再確認してしまいました。ここまでくるとちょっと怖いですね。

■11月24日

DataSlimとm100の最大の違いであるWWW接続について書いてみます。

携帯電話を介してWWWに接続できる事になっているm100ですが、残念ながらデフォルトではインターフェイスが赤外線しかないため、NM502i以外の携帯電話では接続キットが必要になります(CLIEには同梱されているそうです)。僕は幸いにしてNM502iを持っていたので追加購入しないで済みましたが、メール端末として使おうと考えている方はIrGEAR(現時点では未発売)等の出費も考慮に入れてm100の評価しなければならないと思います。またブラウザやメールソフトなどもデフォルトでは入っていないため、WebからPalmscape/Palmscapemail(いずれもフリーウェア)を入手する必要があります。

ここまで書くとWWW接続するのが面倒くさそうですが、一度それらをインストールしまえば、ノートPCとほとんど変わらないWeb環境を得る事ができます。もちろんノートPC並にWebサイトを美しく表示したりはできませんが、iモードと比較しても十分実用に耐えるレベルにはなると思います。

そこで思ったんですが、そもそも僕がノートPCでやっていた事は、Organizer2000を使った情報管理/InternetExplorerの購読機能を使ったWeb閲覧/メールの送受信/割烹よしをの更新/MP3鑑賞といったところなので、購読機能を使ったWeb閲覧をPiloWeb+DOCリーダ(いずれもフリーウェア)を使って実現し、メールの送受信はPalmscape経由でWebメール(Palmscapemail導入はメモリ不足から断念)を利用すれば、MP3の観賞以外のノートPCに期待していた機能はm100で全て満たせる事になります。
またDatSlimを差すPCカードスロットがノートPCにしかなかった頃はシンクロソフトやデータをノートPCに入れていましたが、m100を使うようになってからデスクトップ経由でシンクロするようになったため、m100とデスクトップで日常的な事はほぼ完結してしまうんですね。

という事でほとんどの機能をPalmに持っていかれてしまったノートPCは、かなり要済みな存在になってしまいました。sofmapでまだ\50,000前後で引き取ってくれるそうなので、またもや売ってしまおうかと思案中です(欲しい人はメールでもください)。

■11月17日

Grafitti(手書き文字認識)によるm100の日本語入力なんですが、書き込むアルファベットが特殊(Muchy's Palmware Review!参照)な事もあり、やはり長文を書こうとなるとツライです。そもそもm100にはビューアとしての役割を期待していたので、長文入力をするつもりは無かったんですが、入力のためだけに家に帰るのはモバイルの意味がない気がしたので、結局キーボードを購入する事にしました。

Palm用のキーボードというと純正の折りたたみタイプが有名で、つい最近m100用コネクタとPalm用のATOKがバンドルされた物の発売が発表(ニュースリリース)されました。はじめはそれが欲しかったんですが、ATOKの辞書ファイルがやたらにメモリを食う(標準で2M=m100の総メモリ)ので事実上導入不可能な事と、比較的高価(標準小売価格\12,800)という事で、ちょっとマイナーな製品ですが秋葉原のイケショップで展示品限りだったPDA Keyboard Proという製品を購入しました

このPDA Keyboard Proは、純正のキーボードと異なり折り畳みができないのでB5の半分くらいのサイズがありますが、付属のシンクロケーブル経由で接続するので機種が変わっても使えるところや、安価なところ(実売\8,000程度)に惹かれて購入したわけです。で実際打鍵してみたんですが、キーの反発がしっかりして感触は良く、また純正と異なり構造もしっかりしているので多少乱暴にガチャガチャと打ちこんでも平気そうなのは良いところです。またm100はクレイドルが付属していないので、何らかの手段でm100を立ててやらないと打ちこみにくいですが、既にクレイドルを追加購入していた僕はこんなふうに(m100+PDA Keyboard Proの図)使っています。

という感じでこの文章もPDA Keyboard Proを使って書いています。今後の【割烹よしを】の更新のためにも、どんどん使い込んでいこうと思っております。

■11月11日

前回に引き続き、m100を常用してみた感想を書いてみたいと思います。

まずパソコンのデータとのシンクロナイズですが、付属のシリアルケーブル(クレードル無し)でデスクトップPCと接続して行っています。モバイルするならノートPCとシンクロした方が良いのでは?と思った方もいるとおり、当初はノートPCとシンクロするつもりだったんですが、諸々の理由によりデスクトップPCとなってしまいました。
というのも我が家のノートPCであるMebius PC-PJ1にはシリアル端子がなく(USBはある)、はじめはIrDA(赤外線)経由でシンクロしてたんですね。ところがIrDA経由だとシンクロ時間があまりにも長く(シリアル経由の倍くらい)、またシンクロが長引くと赤外線通信の時間も長引くためm100本体の電池消費がすごい事になっていたため止めてしまいました。この時点でMacintosh用のUSB接続キットを買おうかとも思ったんですが、出費がかさんでVisor(デフォルトでUSB接続のPalm)の方がお得になってしまうので、結局デスクトップとシリアル接続になったと言うわけです。
ただこの件でノートPCを持ち歩くのをやめようと思い立ったので、m100だけでなんでもやってしまおうという野望を抱く契機にもなってしまいました。

ちなみにシンクロするデータの方はLotusのOrganizer2000形式(予定表/アドレス/メモ/ToDo)のものを、PumaTechnologyのInterySyncを使ってm100に転送しています。DatSlimから脱した事で、ようやくOrganizerも97から2000にバージョンアップすることができたのは良かったです(機能にあまり差は無いんですけどね)。
またNM502iにm100の住所データ等を転送できるフリーのPalmWare(Palmで使えるソフトをこのように言うそうです)があるので、それを使うとOrganizer→Palm→NM502iとアドレスデータを完全にシンクロできるのはかなり嬉しかったです。DatSlimとOrganizer97を使っていた頃は、アドレスデータに携帯電話のメモリとの親和性がなかった事を考えると、ようやくスムーズなシンクロ環境を手に入れたかなという感じです。

それと手書き日本語入力(以下Palm界の呼び名に従ってGrafittiと書きます)ですが、慣れてくると結構識字率が高く、メモ書き程度はすぐこなせるようになりました。またm100に付属の「手書きメモ」というアプリケーションを使えば、液晶表示部分に直接絵を書く事もできるので、地図なんかを書き留める事もできます。

という感じで、PIM機能に限ってもPalmはDatSlimよりはるかに便利だなぁと感じました。次回はDatSlimではできなかったWebまわりの機能や、実際にどういうふうにモバイルしているかなどを書いてみたいと思います。

■11月5日

DataSlimというPDAを使っていたというお話を以前の主人のお造りに書いたと思います。あのPDAなんですが、持ち歩いているうちに電源が入らなくなってしまったので買い替える事にしました。近所の電気店に行ってみたところ、すでにDataSlimの"2"が並んでいたので触ってみたんですが、どうも初代機に比べて動作がのろく、相変わらず貧弱な日本語入力環境しかないのでイマイチ購入意欲が沸いてきません。
そこで同じモバイルコーナーに置いてあったPalmを触ってみたんですが、実はこれDataSlim2より動作が早く、慣れさえすれば入力も簡単そうな感じだったので、すっかり気に入ってしまいました。しかも最近発売されたm100という廉価版であれば、DataSlim2より安い(\19,800)んですね。コストパフォーマンスでは同じPalm機のVisorも悪くないんですが、そもそもDataSlimのようにビューワとして使えれば良いと割り切っていたので、m100を購入してしまいました。

で早速写真(手に持ってみた/携帯電話との比較)です。さすがにDataSlimのような小ささは期待できませんが、胸ポケットに入れようと思えば何とかなるサイズです。ただ大味なデザインのわりに重さは結構ある(5年前の携帯電話級)ので、それほど手軽ではないようにも思われます。また太いフレームと液晶カバーが付属しているので、そう簡単には壊れそうにないです。
肝心の機能の方はと言うと、これがかなり良いんですよ。DataSlimよりもできる事が格段に増えています。DataSlimではいわゆるPIM(電子手帳レベルの情報管理)が限度だったんだですが、m100ではアプリケーションを追加する事でWebの閲覧からメールの送受信、携帯電話のメモリ編集、はてまたゲームまでできます。
また当初2MのメモリがPalmにしては少ない(他の機種は8M)のが心配だったんですが、アドオンのアプリケーションは思いのほかサイズが小さく(せいぜい100KB単位)、またデータ領域としては初代DataSlim(512KB)の4倍もある事になるので、少し気を使ってアプリケーションを選んでやればほとんど問題ありませんでした。
今後もう少し使い倒せたら詳しくレビューしようかと思っています。

■10月31日

講義をさぼって部室で勉強する事が多くなってきました。というのも、大学側が今年から国家試験対策的な講義を始める事をさかんにアピールしていたにもかかわらず、いざ蓋をあけてみると講師によって内容がマチマチで、一部はとても国家試験対策にならないものがあったりしたからです。出席するまで内容の良し悪しが分からない講義を重視して試験勉強をする気には到底なれず、結局自分の立てた計画上の勉強を重視する事にしたわけです。

そんなわけで最近は朝っぱらから部室に行く事が多いんですが、自転車置場が部室に近いせいか自転車通学が多くなってきました。ところが急に乗るようになったせいか、どうもタイヤの空気が抜けてくるんですね。とりあえず自分で空気を入れてみたんですが、一度は持ち直すものの1週間くらいでタイヤがフニャフニャになってしまいます。この感じからするとどうもパンクみたいなので、結局近所の自転車屋に持って行く事にしました。

しかし自転車屋のおっちゃんに聞いてみたところ、どうもパンクじゃないらしいんですよ。おっちゃんが言うには、1週間かかってゆっくり空気が抜ける場合、まずパンク(チューブに穴が開いている状態)である可能性は低く、それ以外の部分から空気が漏れている事が多いそうです。
そこで自転車屋のおっちゃんはおもむろに虫ゴム(空気を入れる部分の極細チューブの事)を交換してくれたんですが、これがあっけなく直ってしまいました。どうもその虫ゴムのゴム部分が劣化していたのが原因みたいでした。

いやー、やっぱりプロは違いましたね。正直ちょっとカッコイかったです。修理自体は素人の自分でもできるとたかをくくっていたんですが、診断はやっぱり熟練したプロが正確ですね。自分もそんなプロになれたら良いなぁ、なんて思ってしまいました。まぁそのためにはもっとしっかり勉強しなきゃいけないんですけどね。ふぅ。

■10月26日

塩分を1日どのくらい摂っているか気になった事はありませんか?。健康にわりと関心のある人でも、塩分を気にしている人って意外に少ないような気がします。そういう僕も、減量していた関係上脂肪や蛋白質の量は気にする事はあるんですが、塩分について考えた事はかつてありませんでした。

ところがです、先日塩分が気になった出来事がありました。それは吉祥寺の一風堂(ラーメン店)に行った時の事でした。
そもそも一風堂というラーメン店はわりと美味しい事で有名でして、僕も以前行って美味しかったのでその日は人を連れて行きました。ところがです、出てきたラーメンのスープが異常にしょっぱいんですよ(当人比)。いつもなら出されたものは必ず全て平らげる所なんですが、この日はさすがに無理でした。連れもしょっぱいと感じていたようで、僕らはさっさと店を後にしたのでした。
後日大学の友人に聞いてみた所、同じような印象を受けた人が結構いたようです。しかし何よりも驚いたのは、それでも美味しいと評価する人がわりといた事です。コンビニのお弁当類でもしょっぱいかなと感じる僕はどちらかというと薄味派なんだろうなとは思っていましたが、あの限度を超えたしょっぱさを容認できる人がいるのにはびっくりしました。

そんな経緯で塩分について興味が沸いたので、コンビニで売っているお惣菜やお菓子に入っている塩分を調べてみる事にしました。たいていの食品はナトリウム量で表記されているので、いわゆる食塩(NaCl)として塩分を換算(ナトリウム量の2倍強)してみたんですが、どうも汁を含む食品(ラーメンや蕎麦)が塩分を多く含んでいる事が分かりました。その手の食品では少なくとも1食で4gは塩分を含んでおり、一部のカップ麺に至っては8gも入っていてかなりビックリしました。厚生省では1日の塩分摂取を10g以内に収めたいそうなので、1食で8gってのはかなりヤバイ事はわかっていただけると思います。
ちなみにコンビニ食品の成分表示から推測すると、一風堂で食べたラーメンは一杯で10gは塩分が入っていそうな感じなので、考えると寒気がします。塩分の摂りすぎは腎臓障害だけでなく消化器癌の誘因にもなるそうなので、時には出されたものを残す事も必要なんだなと思った次第でした。