こうして三人の兄弟が開いた土地にはそれ以降たくさんの人々が住み着き、村はどんどん
大きくなっていきました。ある晩、ラジャは弟を呼んで、土地のことで相談しました。
「この土地を三人で分割して治めてはどうだろうか」とラジャが言いました。
「いいお考えです。ここはとても広い土地ですから」とペングルブキットが言いました。
「ペテリの意見はどうかね」またラジャがたずねました。
「わたしに異存はありません」とペテリが答えました。
「それでは、わたしはコタケボバサーを支配する。ペテリには川の注ぎ込む側の丘を与えよ
う。これからはその丘をペテリの丘と呼ぶことにする。ペングルブキットには丘の西半分を
与えよう。今からその丘をブキット・ヨングと名づけよう」とラジャが言いました。
ラジャの考えは二人に承認されました。
メモ:いまでも、コタケボバサーは聖地として語り継がれています。
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訳 : Aya
採録:シェリファ・プテラ
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