デジタル

iPadで自炊の成果を活用してみる

地道にScanSnap S1500で書籍のスキャンを続けること約1ヶ月、自宅と職場の本棚をだいぶ整理することができました。大量に作成したPDFファイルはdropboxに入れて各パソコンで閲覧していますが、B5〜A4サイズの雑誌やムック本をノートパソコンの狭い画面で見るのはどうにも辛く、外出時などはどうしても画面の大きな端末が欲しくなります。今のところ容易に手に入るまともなタブレット端末はiPadくらいしかないので、とりあえず買って使ってみる事にしました。今回はその感想を書いてみようと思います。

アップルの公式サイトでラインナップを見ると通信環境と内蔵ストレージのサイズを選べるようになっており、通信はWi-FiのみかWi-Fi+3G回線か、容量は16GB、32GB、64GBのどれか決めないといけません。今のところデスクワーク中の文献参照やベッドやソファでリラックスしながらWebや動画の閲覧に使う事を考えていたので3G通信はほとんど必要なく、さらにURoad-7000(WiMAXモバイルルータ)を既に買ってしまっていたので、Wi-Fiのみで十分と判断しました。
次に容量です。今までダウンロードした論文やスキャン済みの教科書などのPDFファイルの総容量を調べたところおおよそ4GB程度なので、今のところ16GBモデルでも十分足りそうな感じでした。ただ今使っているiPhone3GS(32GBモデル)と同じようにMP3ファイルや映画ファイルを入れようとすると、やっぱり32GBは必要な感じです。うーん、ここは少し悩みましたが、初モデルなので近いうちに買い替えを検討する可能性もありますし、その頃にはAndroidタブレット端末に乗り換える事も考慮するつもりなので、初期投資を抑えてWi-Fi+16GBモデルを選ぶことにしました。

ipad到着
という事で注文してから待つこと約1ヶ月、某大型電気店でiPadを入手して現在使いこなしている最中です。通りいっぺんのレビューは巷に溢れているので、ごく個人的な使い方や感想を書いてみようかと思います。
まず比較対象がiPhone3GSなのでアレですが、画面がとにかく広い!。これで論文や雑誌をスキャンしたPDFファイルを閲覧しはじめると、もはやiPhone3GSで同じことをする気になりません。小さめの文庫や新書サイズのファイルもiPadを横持ちにして見開き2ページで表示できるので、まるで紙媒体の本を読んでいるような閲覧性を確保できます。この快適さのせいで、実際PDFの閲覧はiPadに移行してしまいました。アプリとしてはGood Readerを論文用、i文庫HDを漫画や新書用として使っていますが、両アプリともWi-Fiを使ってDropBox経由でファイルを読み込む事ができるので、iTuneに縛られずに読みたいファイルを本体にインストールすることができます(もちろんiTune経由でまとめてインストールすることも可)。さすがに500ページ超の教科書だと300MBくらいのサイズになってしまい、一気に何ページもめくると表示が追いつかないこともありますが、逆に言うとそれくらい重いファイルでなければかなりサクサク読めてしまいます。かつてLifedriveを使って鈍重で不安定で日本語対応不完全なアプリでPDFファイルを読もうとしていた時代がまるで遠い昔のようです(涙)。
それとカラー表示なのが災いしてkindleよりバッテリーが持たないということになっていますが、自分の場合比較対象がiPhone3GSという事もあり、バッテリーはべらぼうに長持ちする印象です。常時通信していなければ、1日2〜4時間くらいの読書とRSS閲覧をしても2〜3日は無充電でやっていけます。下手なノートパソコンよりずっとスタミナがある感じで、VAIO P+Lバッテリーと一緒に持っていけば最強のモバイル環境を構築できます。

一応不満点を挙げると、多くのレビューで書かれているように結構重い事があります。Wi-Fiモデルは680gとVAIO P+Lバッテリーの約770gと比べて90g位軽いはずなんですが、密度が高いせいか随分重く感じます。実際1時間程度の読書を片手で持ち続けるのはかなりしんどいので、電車の中で立ち読みなんて事はまず考えない方が良さそうです。基本的に座って両手で持つか、膝や机の上に置いて読むのが良いんでしょうね。
それと日本語変換辞書がイマイチでメモやオフィス系アプリがまだ充実していないって点も自分的にはちょっと不満でした。せっかくbluetoothキーボードに対応しているのに、現状ではiPhone3GS+iOS4に到底かないそうにありません。ただこれはOSのアップデートやアプリの充実で改善されていく可能性が高いので、そうなるとVAIO Pの存在意義がかなり侵食されるんだろうな〜と思ってしまいました。

いろいろ文句も書きましたが、昔から可搬性のある電子端末に膨大な情報を入れて持ち歩く事を夢見ていた自分にとって、iPadは一つのブレイクスルーになる端末でした。初めてPalmを手にした時を思い出す感じでしたね。

iPhone3GS+Bluetooth キーボードは最強のメモ端末になれるのか?

遅れ馳せながらiPhone3GSにiOS4を導入したので、新機能のbluetoothキーボード接続を試すべくLifedriveとCentro用に買ってお蔵入りしていたThinkOutside STWAWAY SIERRA
Universal Bluetooth Keyboard(公式サイトはないのでSHOP Uの商品紹介ページへリンク)をつないでみることにしました。

ThinkOutside STWAWAY SIERRA<br>Universal Bluetooth Keyboard接続ボタンの図
キーボードを展開してBluetoothキーボードの右上の白いボタンを長押しし、緑のLEDの点滅を確認後iPhoneのBluetoothをオンにします。しばらくすると未認証のキーボードがあるよ!という表示が出てくるのでそれをタップすると、Bluetoothヘッドホンなどと同様にパスコードの入力を求められるのでキーボードからその数字を入力すれば認証OKとなります。うーん、実にアッサリです。

ThinkOutside STWAWAY SIERRA<br>Universal Bluetooth KeyboardでiPhone3GS
その後キーボード裏に付いているPDA台を外してその上にiPhone3GSを載せ、momoというメモアプリでこの文章を打ってみました(写真参照)。んで感想はというと、これが実に快適でした!。一番気になっていたIMEの切り替えはCmd+スペースキーで交互に切り替わるようになっており、MacOS方式に慣れない自分は結構戸惑いましたが、慣れるとほとんど問題になりませんでした。また日本語入力モードでも未変換のアルファベットの変化候補が出てくるので、よっぽど英語ばかり入力する状況でない限りは日本語入力モードだけでも入力は可能でした。またCmdキーとの組み合わせでコピーやペースト、アンドゥも入力できますし、Shiftキー+カーソルキーで選択もできます。変換候補をスペースキーだけでなくカーソルキーで選択できる(左右のみですが…)あたりも元がMacOSなんで当たり前なんでしょうけど、今までタップ+フリック入力で苦労していたことを考えると、使い勝手があまりにも良いのでちょっと感動してしまいました。
その後いろいろ入力して分かったのは、iOS4になってから予測変換が非常に効率的になった事です。標準で医学用語は厳しいですが、IMEに単語登録できるようになったので自分で辞書を鍛えることが可能になりました。あと使い始めた当初は日本語変換の遅延が見られましたが、マルチタスクで動いているアプリを整理する事で改善しました。入力速度的にはLifedrive+赤外線キーボードをはるかに凌ぎ、TungstenC+直付けキーボード並みの環境を実現できてますね。

あとThinkOutsideキーボードの特徴として、右端にあるインターネットキーがiPhone本体のホームキーに対応しており、1回押しでホーム画面に戻り、2回押しでタスク画面を開いてくれます。ただそこから先の操作は画面タッチをしなければいけないので、機能としてはやや中途半端な感じでした。他Fnキーと同時押しので使う機能は無効のようでした。ハードウェア的には、展開すると中央部分がたわんで盛り上がるのでキーを押下するたびにガタガタするのがアレですが、今入手可能なbluetoothのポータブルキーボードでキータッチが気に入っているのはないので、手放さないでお蔵入りさせといて良かった〜と思っています。
iPhone側の問題点としては、Bluetoothキーボード使用時はソフトウェアキーボードがあるべき所が空白になるので、入力中の文章を閲覧できる範囲が狭いままというのがあります。これはiOS4側で将来対応してくれると嬉しいなぁなんて思っています。

いやしかし本当にポメラ買わなくて良かったよ…。

イーモバイルを卒業してWiMAXに乗り換えてみた

DELLのInspiron mini9を買った時に一緒に契約したイーモバイル(公式サイト)の回線が2年目を迎えたので、新しい回線と端末について考察してみました。条件としては、VAIO Pと共に外出先で使うのが目的なので最低でも外勤先、大学、学会会場(をやるような主要都市)で電波が入る事、それとdropbox有償版で20GB近いファイルを同期させているのである程度帯域が太い事です。あとiPadなどのWifi機器も導入したいので、使い勝手の良いモバイルルーターがあるのも大事です。と考えるとWillcom CORE 3Gau モバイル通信b-mobileが脱落するので、残りはイーモバイルとWiMAX、、FOMAデータ通信あたりになります(softbankのモバイルデータ通信はメリットがないので除外)。

docomoとイーモバイルは一度契約してしまうと解約するのが大変だし通信感度の見当もだいたい付くので、まず2週間の試用ができるWiMAXを使ってみることにしました。それを見越してVAIO PはWWAN+WiMAX内蔵モデルにしておいたので、VAIO Pから操作するだけで試用申し込みができました。こりゃ簡単だわ。
んでイーモバイルと比べてみたところ、速度は申し分なしで自宅のADSLに匹敵する…というか若干それを上回る速さでダウンロードが出来ました。それと比べると感度はまぁまぁで、仕事で行くような範囲ではたいてい受信できるものの、移動中の電車や建物の中だと入りが悪い事がありました。移動中に使うつもりはないんですが、某職場で使うとき窓際に置く必要がありそうなので、VAIO P本体よりもモバイルルーターを契約した方が良さそうな感じでした。

そんな折、Webをさ迷っていたところビックカメラのキャンペーンでモバイルルーターが激安販売しているという記事を見つけました。うーん、これを見逃す手はないし、要らなくなったらすぐ解約すれば良いやなんて思って早速BIC WiMAXを契約してみました。ちなみに機種はeggURoad-7000から選べますが、見た目のカッコよさでURoad-7000を選んでみました。

URoad-7000とiPhone3GSの比較
それで現在職場やプライベートにURoad-7000を持ち出して使ってますが、iPhone3GSより若干小さいくらいのサイズなので、携行性は最強な感じです。使い捨てカイロ級に発熱するのが玉にキズですが、今のところ熱暴走は見られていません。某職場では思いっきり窓際に置いて真夏の直射日光を浴びているのでいつまで持つのかわかりませんが、使い倒してみようと思います。

また違った形での自炊〜書籍の電子化

論文を本格的に書くようになって困ったのが、文献のハードコピーの扱いです。電子ジャーナルはPDFファイルで入手してdropboxというオンラインストレージサービスを介して各パソコン間でフォルダを同期しているので持ち運ぶ必要はないんですが、電子ジャーナルが利用できない文献が欲しい場合は図書館に依頼して紙のコピーを取り寄せなければなりません。特に幾つかの分野にまたがる事を並行してやっている時は、特集してる雑誌を複数持ち歩くハメになったりするので、荷物の重さがとんでもない事になってしまいます。長距離移動が多い自分にとって、荷物が多いのは結構な負担になるんですよね。
そんな中、「自炊」なるものが密かなブームになっているのを知りました。自炊と言っても料理を作る方ではなく、紙媒体をデジタル化する「自炊」の方です。自分はすでにdropboxを使っているので、高速読み取りができるスキャナと教科書や雑誌をぶった切ってくれる裁断機があればすぐにでも始められそうな感じです。

scansnap1500MとPLUS PK-513L
という事でまずtwitterやブログの記載を参考に、スキャナはPFUのscansnap1500M(公式サイト)、裁断機はPLUS PK-513L(公式サイトの製品情報)をamazonで取り寄せてみました。実はこのscansnapには因縁があり、5年ほど前に当時のモデルを買った事があったんですが、この頃は解像度もOCR機能も貧弱で、またPDFを読む側のPDAやパソコンのスペックもイマイチだったので、全く実用にならず売り払ってしまった事がありました。今度はきちんと下調べしてるし大丈夫なはず!と念じつつ、自炊をやっている先駆者のブログの記事こちらこちらを参考に、モードは自動、ファインかスーパーファイン、傾き補正や向き補正はせず、OCR機能もオフにしてコピーされた論文を取り込んでみたところ…おお取り込みが速い!。昔と比べると雲泥の差じゃぁないですか…何か時代の流れを感じます(遠い目)。

scansnap1500Mでいろいろ取り込んでみるscansnap1500Mで読み込んでるの図
何だか取り込むのが楽しくなってきたので、調子にのって医学雑誌のみならずWebサイトデザイン関連のムック本なんかも裁断して取り込んでみることにしました。医学雑誌は紙質が均一なので時折入っている学会費の振込用紙で引っかかる以外ほとんどエラーは出ませんでしたが、Webデザイン関係のムックは表紙が厚かったり裁断しても2枚がくっついていたりして、結構エラーが出てしまいました。なので事前にきちんと切れてるかパラパラめくってみたり、厚さの違う表紙だけ別に読み込ませるなどの工夫が必要でした。ただ実際に読み取ったものを確認すると、エラー感度はやたら高いものの、偽陰性(読めてないのにエラーが出ない)はないので結構安心して読ませられました。あとエラー時に出るダイアログのメッセージ(最後に読み込んだ原稿を削除するか否か等)が分かりにくくて対応に困ることもありましたが、エラーが出る原因数種類くらいしかないので、幾つか経験すればエラー後の対処に困る事はなくなってきます。なので今のところ読み込み時の大きな失敗は、二重になった原稿を読み取る時に原稿を横から固定するガイドが動いてしまい、原稿が激しく斜めになって千切れてしまった事くらいでした。うーん順調順調。

んでいくつかの文献を取り込んだ後、今度は付属のscansnap organizerを使ってOCRをします。このアプリケーションは複数のファイルをバックグラウンドでまとめて処理したりできるので、非常に使い勝手が良いです。まぁ今のところそんなに一度にOCRする事はないので、寝る前に専従処理させておけば朝までに必ず完成できており、自分的にはバックグラウンド処理はあんまり要らないようですけどね。ただ専従処理の場合は読み取り言語を1つ選択しないといけないので、日本語と英語の文献を一度にスキャンした場合は、それぞれ専従処理させる必要があるみたいです(説明書を読み込んでいないのでもしかしたらそうではないのかもしれませんが…)。
読み取ったPDFをdropboxに放り込んでiPhone3GSやパソコンで見てみた所、表示速度も良好ですし検索にもちゃんと反応するので非常に満足です。最近は本棚の雑誌が次々となくなっていき、非常にスッキリした気分になれます。ただノートパソコンやiPhone3GSの小さなモニターで見るには字が小さい文献が多いので、やがてはそれらを読むための専用端末が欲しいなぁと妄想しています。とりあえずiPadあたりで手を打とうかな?。

VAIO Pチューンナップ計画

届いたVAIO Pを使えるようにするためavast(アンチウィルスアプリ)をインストールした後Windwows UpdateやVAIO UPDATEを一通りかけてみたんですが、どうも動作がノロイです。ATOM+Windows7はデフォルトでモッサリだよ!という話は予め聞いていたので、Webのレビューを参考にAeroの視覚効果を削減したりファイル検索のインデックス作成を止めてみたりとチューンアップしてみたんですが、若干動作は軽快になったもののやっぱりどうも遅いのです。簡単な操作では明らかな遅延を感じることはないですが、PDFや動画を閲覧のような比較的CPU負荷の高い操作をすると、プチフリなんじゃないかというくらい動作が遅くなってしまいます。

WmiPrvSE.exeのCPU負荷が高すぎる!
いくらなんでもこれは異常事態でしょ!という事で、原因を調べるためにタスクマネージャーを見てみると、何故かCPUの稼働率が常時50%以上になっています。どのプロセスがCPUを食っているのが見てみるとWmiPrvSE.exeという奴がSystem Idol Proccessと並んで10%〜40%のCPU使用率をたたき出しています。Webで調べてみたところ存在しているディレクトリによってはウィルスの可能性もあるとの事で一瞬ビビリましたが、僕のは正しいディレクトリにありウィルスではありませんでした。もう少し調べてみるとプロセスはWindows7に初めから備わっているもので、他のアプリケーションから指令をもらって活動しているようです。ただ指令を出しているアプリケーションを特定するのは難しいようで、それを調べるためには片っ端からプロセスを止めてCPU負荷を見てみるような事が必要になるようです。
…うーん、それは面倒くさい。なので同じ現象が報告されていないかWebを探してみることにしました。とりあえずVAIO P(Atom Z560+US15X+SSDモデル)のベンチマークテストをやっているWeb記事を片っ端から見てみましたが、同様の問題は指摘されていませんでした。念のため某ヨドバシカメラで動いているVAIO Pのタスクマネージャを見てみましたが、やはり同じ現象は起こっておらず、どうも購入時にはそういう現象は起こっていないようです。
そんな感じで仕事の合間にWebを検索しまくる事数日…こちらのサイトなんかはよく考察されてて解決できそうかな?なんて思ったのですが、どうも自分の環境では違うみたいで、結局たどり着いたのがここです。

劇的に改善した瞬間
この記事によると、どうもVAIO Pに付属してくるVAIO CAREという奴が犯人のようで、こいつがWindowsのタスクスケジューラでログオン時から常に実行されるようになっているのが問題のようです。さっそく停止してやると…おお、CPU使用率が劇的に減少しました!。VAIO CARE自体をアンインストールするとそれはそれでいろいろアレなので、タスクマネージャで自動実行させず月1回くらい定期的に手動で実行する設定に変更して一件落着です。やっと快適に使えるようになりました。
しかし何で購入時は問題なかったんだろう?と思ってたら、どうもVAIO CAREを最新版にアップデートすると起こる問題のようです。何をわけワケらんことしてるんだしてるんだ>SONY…全く困ったもんです。

まぁしかしこれでVAIO Pも快適動作できるようになりました。いつかまたアップデートで改善されると良いんですけどね…。