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攻殻機動隊2.0

攻殻機動隊2.0ポスター
スカイクロラのプロモーションで押井守の随分昔の作品であるGHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊の2.0が公開されています。何を隠そうコミック時代から攻殻機動隊のファンなので、「全カットリニューアル」というキャッチコピーに惹かれ、新宿ミラノ座まで遠征して観てきました。
※ワーナーの中の公式サイトはこちら。もともとhttp://www.www.koukakukidoutai2.0.com/というURLで公式サイトができる予定だったようだけど、いまだに閲覧できない状態です。なぜ?。

映画館に入ると、週末の午後という最も混みそうな時間帯に行きましたが客席はガラガラで、ひょっとして大きなミスを犯しているんじゃないかと不安にかられてきました。で、かなり長い予告を拝んだ後にオープニングが始まると、お、すっかりイノセンス風なCGになっているじゃないですか。「全カットリニューアル」は伊達じゃないなぁ〜とさっきまでの不安も消え去り、期待が高まります。
と、亡命プログラマーを6課が確保しようとするくだりで昔のセル画に戻りました。う〜ん、人物関係は昔のままなのね。でもイノセンスもこんな感じだったし、背景やメカ描写に期待しようと自分に言い聞かせます。

…こうして最後まで観たわけですが、やっぱり全カットリニューアルは言い過ぎかもしれません。結局冒頭の突入シーンとダイビングシーンに大きな変更があったのと、小さな所ではナビゲーション画面や夕焼け、ティルトローターなどが描きかえられていたくらいで、他に大幅な変更はありませんでした。期待していた分、物足りない感じはぬぐえませんでしたね。

またもう一つの変更点である音響では、セリフ自体は昔「EC」と表現していたところが「EU」になっていたり、人形使いを「彼女」と表現していた以外は内容的に差がなかったように感じました。ただ再吹き替えはされているようで、語気やエフェクトの違いを感じた部分もありました。これは昔の作品がやや聞き取りにくい傾向があったのに比べると、かなり向上してるなぁと感じました。
あと最大の差である人形使いの声が女性に変わった所ですが、自分としては前の家弓氏の方がぴったりくる感じを受けました。榊原良子という声優さん自体は非常に良いんですが、緊張しているのか持ち味を生かしきれていない印象でした。何だかもったいない。

という事で劇場で大枚はたいて観る価値がどのくらいあるのかというと、そんなに無いかもという感想です。ただ元の作品自体は好きなので、自分的には普通に満足できました。