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藤原竜也は松田優作になれたか〜カメレオン

映画カメレオン
今年の夏は面白い作品の映画化が沢山あるようで、映画情報をWebで検索すると色々目移りしてしまいます。さらに事前に興味を持っていた作品以外にも面白そうな映画があり、今回はそのうちの一つ「カメレオン」(公式サイト)を見に行ってきました。この作品はメディアのプロモーションがあんまり派手でないのでWebで検索するまでその存在に全く気がつきませんでしたが、藤原竜也がハードコアなアクションに挑戦!という点に興味を惹かれ、見に行く事にしました。

まず、冒頭の水川あさみと藤原竜也の出会いのシーンが性的でギョッとします。これは多分二人の劇中のキャラクターを暗示するエピソードとして入れたかったんでしょうけど、二人は初対面のはずなのに違和感ありまくりな印象でした。あとはもともと松田優作のために書かれた脚本を映画化したあって、ハードコアアクションな展開になって行きます。
お話としては、藤原竜也を含む老人と青年の詐欺師団が、偶然政界を揺るがす事件の重要参考人が拉致された現場を見てしまうことから、とんでもないことに巻き込まれていきます。ネタバレになってしまいますが、最終的に藤原竜也は仲間の仇討ちをするため拉致組織を相手に戦う事になります。

あと気になったのが、お話の構成です。前半の仲間達との詐欺や生活の描写がえらく細かく、なかなか事件の核心に入れず若干だれます。それ自体は後半のカタストロフへの感情移入が増すので良いんですが、後半になると急に説明不足になりアンバランスな感じがして気になりました。ただアクションシーンはさすがに迫力がありテンポ良く展開していきます。藤原竜也のアクション(特に格闘シーンなど)は、近年希に見る良い動きをしており、単純にスゲーと思いました。その分無理目な展開に萎えてしまい、勿体ない感じさえしました。

で、藤原竜也は松田優作になれそうかというと、テイストは異なるけどアクション俳優にはなれそうかなという結論でした。確かに顔が若すぎるし甘いの部分はありますが、演技自体はかなり頑張っている印象があり今後の活躍次第で行けるかもしれないという予感がしました。