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28週後

28週後のポスター
以前「28日後」というバイオハザードものの映画を見て感想なぞを書いたんですが、先日その続編である「28週後」を見てきたのでさらに感想を書いてみようかと思います。今回はややネタバレありなんで、見たくない人は以下は読まないようにしてくださいな。ちなみに公式サイトで気持ちの悪い予告編を見ることができますんで、これから見る方はそちらへどうぞ。

前作で人間を凶暴化させ爆発的に感染を誘発するウィルスがイギリスに蔓延しましたが、不幸中の幸いか感染はイギリスのみに限定され発症数ヶ月で感染者は全員餓死、その後復興のため入植者が集まってきているところからお話が始まります。
さてイギリス本土で生き延びていたドンさんは、スペインに旅行中で助かった子供たちと再会し、再度イギリスの地で生活を開始します。しかしドンさんが見捨てて死んだものと思われていた妻が、子供たちの無謀な行動によって発見されます。この妻がなぜ生き残れたのかというところがポイントで、今までお先真っ暗だったこのウィルスの治療法について光明が射したかに見えたわけです。

しかし、明るい兆しはそこまで。妻にわびるためキスをしたドンさんはあっさり発症し、感染は爆発的に拡散を始めます。米軍は当初隔離を行いますが、結局コントロールしきれないため感染者(と一緒にいた非感染者)の虐殺を始めます。ワクチンの鍵になるドンさんの子供たちは「心ある人たち」によって追っ手から逃れようとしますが、それが結局最悪の方向へ向かわせてしまいます。この皮肉な展開がすごく面白かったですね。ちなみに今回はエンドロールの後に別の結末はなしでした。残念。

監督は変わっていますが感染者の爆走シーンや血だらけ暴力シーンも健在で、前作で慣れた自分は大丈夫でしたが、そうでない方にこの絵と音はかなりきついと思います。展開に関しては感染後のドンさんやその子供たちの行動にかなり不自然さを感じるところもありますが、米軍の空爆なんかは実際にやりそうでむしろリアルでした。
鳥インフルエンザなんかはある意味似たようなものなわけで、この辺のサイトにも隔離とそれに対抗するやさしさに関する議論があって、医師としては考えさせられる映画でしたね。