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アンフェア the movie

アンフェア the movie
自分的にブームだったテレビドラマ「アンフェア」の続編が映画で公開されたので、さっそく妻と一緒に見に行ってきました。近所のシネコンでレイトショーでしたが、公開したばっかりにもかからわず意外に人が入っていなかったのが予想外でした。ストーリーとしては、「アンフェア the special」で公安に配属された雪平夏見の娘、美央ちゃんがある朝爆弾テロに巻き込まれて負傷。そしてその美央ちゃんが入院している警察病院を占拠するテロが発生、突入したSATは全滅し警察に内通者がいる可能性が!、というような感じです。公式サイトも新しくできたようなので、詳細はそちらを参照してくださいな。
これが結構面白かったんですが、いろいろ言いたい事もありここに掲載してみることにしました。ネタバレありですんで、まだ見ていない方は読まないほうがよろしいかと…。



病院占拠事件が起こった後、警察内の誰が裏切り者なのか?という所が中盤の焦点になってきます。SAT隊と蓮見杏奈は明示的に犯人サイドに協力しているのですぐ分かるんですが、薫ちゃんと山路管理官にもいかにも怪しい伏線が沢山出てきて、視聴者(と雪平)には身内の全員が怪しく見えます。しかも犯人サイドでも裏切りが発生し、そこに雪平の上司である斉木陣が絡んできます。
終わってからいろいろ思い出してみたんですが、どうも純粋な犯人グループ(=テロでヤミ金をせしめようとしている人達)は後藤国明+第1SAT隊で、斉木はこの事件を機に警察病院地下の警察ネットワークから機密文章をクラックしたがっていたようで、蓮見は斉木に依頼されて犯人グループに参入していたようです。しかももともと斉木と後藤はつながっており、斉木が警察病院に侵入した雪平を救うため後藤の部下を射殺するのも、劇中の台詞からすると後藤は了解済みだったようです。しかし、最終的に斉木は後藤を利用していたに過ぎず、後藤は斉木に撃たれます。

あと警察側の内通者はおそらく山路管理官で、蓮見と個人的に内通していたようです。これはタイムリーな電話シーンだけで明示的な台詞がないため、あくまで推論レベルです。それと斉木の台詞では冒頭の自動車爆破テロが警察中枢部のしわざのようなので、薫ちゃんの挙動不審ぶりは警察中枢部とのつながりを暗示しているのかもしれません。そうするとラストシーンで斉木を射殺した狙撃手は、派手なネクタイをチラ見せしている事から薫ちゃんである可能性もあります。ただし蓮見を撃たれた復讐から山路管理官が射撃した可能性も捨て切れません。ポイントは斉木だけが撃たれて雪平が撃たれてない所でしょうか。

と、残された謎はてんこ盛りなので、どう考えても続編が出ますね。ただ、解説本がないとさっぱり分からないだろう展開には疑問が残ります。あからさまな伏線の見せ方や緊迫感の無いアクションシーンなどは、同じ警察もの邦画の「踊る大走査線」シリーズと比較して、明らかに演出面での稚拙さを感じさせます。結構面白い作品なので、次回作はもう少し頑張って欲しいですね。