個別表示

柴崎コウの声がツライ…どろろ(映画)

先日妻と近所のシネコンにレイトショーを見に行ってきました。作品の選択は、妻夫木君ファンの妻の要望で「どろろ」に決定しました。自分的にもMr.Childrenの「FAKE」が主題歌だった事もあり、ちょっと気になっていた作品でした。
どろろ

そもそも「どろろ(公式サイト)」っていうのは手塚治虫の原作で、魔物に体の48箇所を取られた少年(百鬼丸)と奇妙な縁で一緒に旅をするこそ泥(どろろ)が、一緒に旅をするというホラーなお話です。僕は原作を読んだことはないですが、Web情報によるとそれなりに忠実に再現されているらしいので、ストーリーに問題はなさそうです。広告によると20億円の制作費だとか海外から放送要請多数だとかで、あまりハズレのなさそうな印象でした。

それで感想。

まず、何よりも柴崎コウの声がつらかったです。全編を通して柴崎コウは絶叫系なセリフ回しで、映画館で大音響という環境もあってかかなり頭が痛くなりました。ちょっとぶっ飛んだどろろ役の演技自体は、かなりギリギリですが、後半は結構慣れました。演技と言えば、醍醐景光役の中井喜一は時代劇慣れしているせいかツボにはまった感じでしたが、それと比較すると妻夫木聡や瑛太は芝居がかっていてかなり違和感がありました。
アクションシーンは、魔物CG+人ワイヤーアクションという感じで、案外悪くなかったです。でも、カラス天狗みたいな魔物は完全かぶり物だったで、何とかレンジャー5人戦隊物と何が違うのかといわれると、何も違わない気がしました。
演出で気になったのは、前半は甲胄が赤黒に鮮やかに色分けされていたり、シーン全体に色付けがされたりしていて、映像美な印象だったのですが、後半はそういった演出は殆ど見られず、いたって凡庸な感じでした。凡庸であること自体は良いんですが、統一性がなく違和感を感じました。

結局のところ全体的に微妙な作品でした。ストーリーは手塚治虫だけあって悪くないんですが、他の部分のチャチさが気になってしまいました。細かいところをもう少し丁寧に作れば、結構良いセン行くと思うんですけどね。20億円もかけてこれじゃあねぇ…と邦画の行く末が心配になりました。