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ドクターコールの寝過しと中年病

今はだいたい週2回くらいの当直勤務をしていますが、大学当直は後輩(時に初期研修医)とペアですし外勤先は慢性期病棟勤務なので昔に比べると寝る時間を確保できる事が多くなりました。とは言っても時々眠れない当直があり、そんな日の翌日の夕方にはほぼ思考停止状態になってしまいます。これはこれで仕方がないと思うんですが、最近はさらにその翌日に疲れを持ち越してしまうことがあり、ちょっといただけません。隔日当直の2日目の深夜に他部門からかかってきた相談の電話に気がつかず、ペアの後輩の先生に電話が回って迷惑をかけてしまう事があったりして、さすがにヤキが回ってきたなぁなんて思ってしまいました。研究で関わってる他科の先輩医師も似たようなこと言っているのでまぁ仕方が無い事なんでしょうけど、歳はとりたくないもんです。

そんなわけで体力のピークを過ぎつつある事を自覚するにつれ、現場を走りまわるより上司として振舞うべき年代になってしまったんだなぁと思い始めてきました。改めて考えてみると若い頃は見えなかった業務の非効率が気になるので、そういうところを何とかしたいなぁという気持ちが出てきました。それに独りで出来ることの限界を感じる言が多いので、科としての臨床力を上げるため後輩を優秀な臨床医に仕立てる方法論にも興味が出てきました。当然臨床で実践できる知恵を作るための臨床研究にも興味がありますし、臨床医としての自分の資質を磨きたい(特にEBM的なアプローチの補強をしたい)気持ちも相変わらずあったりします。
ただもう好きな事ばかりやってていい年頃でもないんで力を注ぎ込む先を絞らなければならないんでしょうけど、いろいろある中で優先順位をつけようとすると、それぞれの欲を諦めきれずついつい思考が堂々巡りになってしまいます。中年になるってのはこう言うことなんですかねぇ…。

やりたい事とやらなければいけない事の齟齬ってのは陳腐過ぎて面白くもない話ですが、それだけに永遠について回る課題なんでしょうね。うーん、困った困った。