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新オーダリングシステム

今年の春に我が大学は新オーダリングシステムを導入しました。もともとうちの病院は日立のWindowsNTベースの端末を4年前から導入しており、検査や外来の予約、病名とレセプト管理をパソコンで行なっていました。2年前に注射と指示簿の電子化を行なったのですが、現場の職員及び日立にノウハウが全くなかったせいか現状に全くあわず、僕が外病院に行っている間にまた紙運用に戻ってしまいました。

そんなわけで外病院から帰って来てからはしばらく使い慣れた端末を使っていたんですが、最近は厚生労働省もカルテの電子化に積極的なようで、その潮流に乗ってか我大学はシステムのまるごと入れ替えをやってくれたというわけです。新しく導入されたのは富士通のWindows2000ベースのシステムで、ぱっと見は以前の病院で使っていたIBM社のシステムに似ている印象でした。
新しい端末に移行してみると、予想通りデータの移行は中途半端で印刷された紙の運用に関して混乱が見られました。まさに歴史はまた繰り返すといった所です。

前回外病院で新端末を導入した時と一緒なんですが、オーダリングシステムを提供する会社はシステム自体の使い方はレクチャーしますが印刷された紙の運用や指示の伝達経路などにはタッチしません(ローカルルールが多いため)。これは現場の管理者が現状と照らしあわせて運用を考えるんですが、管理者は実際の運用に疎く、オーダリングシステム自体への理解が悪くパソコンに弱いため、結局末端レベルでの解決を迫られるわけです。仮運用は往々にして不十分のため、運用が始まると指示伝達のルールを末端の職員がその場で構築しはじめるわけです。すると結局部署毎に異なったルールができてしまうため仕事の能率が思うように上がらず、オーダリングシステムを導入したメリットを最終的に打ち消してしまうわけです。これはかなり問題なんじゃないかと思いました。

流石に最初の導入時よりは混乱が少なく、今は使えるようになってきました。特に若い世代はキーボードアレルギーも少ないでしょうから、どんどん普及していくんでしょう。今後看護記録も同じオーダリングシステムに入力する事になるそうなので、本格的な電子カルテ化が進むんだなぁとちょっと感慨深かったりします。ここで散々管理側の悪態をついたので、自分がそっち側にならないように頑張ろうと思った次第です。