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BAD EDUCATION

久しぶりに夫婦の映画欲が高まっていたのでテアトル新宿に「BAD EDUCATION(公式サイト)」という映画を見に行ってきました。触れ込みは結構重めの同性愛モノとの事で、話題性にも富んでいるし個人的にはヨーロッパ系の映画を最近見ていないしという事もあり早速行ってきたわけです。
バッドエデュケーションポスター

ストーリーは、スランプに悩む売れっ子映画脚本家エンリケの仕事場に神学校時代の親友(というか初恋の相手…当然男の子ですが)イグナシオが訪ねて来る所から始まります。そして彼が持ってきた一束の映画原稿は、二人の少年時代から始まり架空の「現在」に至る話だったわけです。このストーリーに感銘を受けたエンリケは早速映画化するわけですが、どうもイグナシオの様子がおかしい。真実を知るためにエンリケが自分の過去を辿って行くと、意外な真実が明かされるというお話です。

映画全体の雰囲気はコントラストの高い感じで、暗い教会や寂れた村に対して登場人物の明るい服や健康的な筋肉が目に痛いです。性的に(当然男どうしカラミのみです)生々しい描写も多いので、正直見終ってかなりお腹いっぱいになってしまいました。一緒に行った妻的にはかなりゲンナリ系だったみたいです。それと70年代のアメリカドラマみたいなオープニングは特にそうですが、演出が結構古めかしいが気になります。

また物語は幾つかの秘密と謎を孕んだまま進行し、エンリケが映画を撮りおわった所で彼を同性愛に引き込んだ神父が登場した辺りから一気に秘密が明かされます。その救いのない結末が見終った後の後味の悪さを助長してくれます。ついでにWeb情報では、この作品はこの映画監督の自叙伝的な話らしく、そこでまたゲンナリできます。

とまぁネガティブな事ばかり書きましたが、決して面白くなかったわけではなくむしろかなり楽しめました。最近の邦画やヨーロッパ映画でもここまで重い話はなかったので、久々に重めのストーリーを堪能できる作品です。かなり観る人を選ぶ作品ですが、重いドラマを欲っしている方にはおすすめの作品です。