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VAIO P+MS-PowerPoint2010で大判ポスターを作るのはホネだったでござるの巻

日本認知症学会2010日本認知症学会2010その2
現在日本認知症学会(公式サイト)に演題を出しに名古屋に来ております。会場は名古屋駅前のウィンクあいちという場所で、最近注目されているせいかなかなか盛況でした。
この学会、かなり会員がかなり増えたとはいえまだメジャーな学会ほどの規模ではないせいか、一般演題はポスターのみという潔い構成になっております。発表する方としてはポスターの方が口演より気が楽で良いんですが、最後にポスターを作ったのがもう7年くらい前なので作り方にイマイチ自信がありません。AdobeのAcrobatやIllustratorを使うとカッコ良く作れるんだろうなぁとは思うものの、各パソコン別にライセンスを購入するのもバカバカしいし今更使い方を覚えるのも面倒なのでそこまでする気は起きません。という事で以前某研究会でプレ発表した時のMS-PowerPointファイルをポスターサイズに再構成するという方法でお茶をにごすことにしました…が、これがなかなか苦難の道のりだったので、その道筋を忘備録的に書き留めてみようと思います。

まず最初につまずいたのが用紙サイズです。MS-PowerPointはもともとプレゼンテーション目的のアプリケーションなせいか用紙1辺あたり142cmのサイズ制限があり、大判ポスターを1枚のスライドにしようとすると縦幅が足らなくなってしまいます。仕方が無いので縦幅が半分の用紙設定にして、2枚のスライドに分けて作る事にしました。
あとは以前作ったスライドファイルと新規ファイルのウィンドウを横に並べてテキストや画像オブジェクトをコピー&ペーストしまくるだけなんで楽勝!VAIO Pの変態横長解像度超便利!…となるはずだったはずなんですが、ここでまたつまずいてしまいました。とにかく動作がもっさりで使い物になりません。例えばテキストボックスをドロップ&ドロップしようとしてもドロップ先の位置が何十秒も表示されなかったりするので、かなりストレスが溜まります。以前MS-PowerPoint2000で作成した通常用紙サイズのスライドファイルは問題なく動作するので、多分ポスターサイズのファイルが重すぎるんだろうなと当たりをつけて、2枚のスライドに分割されたポスターファイルをさらに別々のファイルに分割し、それぞれ別個に開いて編集するようにしました。これでようやく使えるレベルの動作速度になりました。
その後色々な環境で編集してみたところ、どうもVAIO PのWindows7+OS-PoerPoint2010環境では動作がもっさりになるけど、自宅や職場の自作デスクトップのWindowsXP+MS-PowerPoint2000/2003環境では、やや引っかかるくらいでさくさく動作する事がわかりました。そんなにVAIO Pは非力なのか!と思ってタスクマネージャでCPU負荷や使用メモリ量を見ても大した数字にもなっておらず、 Atom Z560 2.13GHz+SATA-SSDを使っているVAIO PがSocketA時代のAthlon2500+にSATA-HDD環境の自作デスクトップに劣る理由が見当たりません。グラフィックボードの性能がボトルネックとか、もしくは単純にWindows7かPowerPoint2010がタコなのかもしれませんが、VAIO Pのハードウェアを改善するのは不可能なので負荷の高いレイアウトの編集は主に自作デスクトップを使って行うことにしました。

そんな事もあり苦労しながらスライドのレイアウトを完成させたわけですが、いざ印刷の段になったところまたまた問題が発生します。大学の図書館にポスター印刷をお願いに行ったところ、どうもプレビューで表示される内容が我が家で見るものと違います。図書館の印刷用端末はWindowsXP+MS-PowerPoint2010という環境になっており、MS-PowerPoint2000/2003のプレビューなんかと比較してみると、用紙サイズが微妙に変わる、PowerPointの機能でトリミングした画像オブジェクトが印刷時に正常に反映されない、グラフ等のオブジェクトが一部消える等々の問題が発生しているようです…学会直前になんてこった!。一応PowerPointのバージョン差の影響を受けないように保存は常にMS-PowerPoint2003形式を明示的に選んでいましたが、どう考えてもPowerPointのバージョン差によるトラブルなのでVAIO PのMS-PowerPoint2010でトリミングと用紙設定、オブジェクトの再編集を行ない、ようやく印刷できるようになりました。

というように学会直前までバタバタしつつポスター発表は無事に終えることができました。まぁ済んでしまえばなんてこと無いんでしょうけど、iPhoneで大抵のことがやれるようになってきてノートバソコンの存在意義はPowerPointファイルの編集くらいにしかないと思っていただけに、今回みたいなトラブルがあるのはちょっと残念でしたね。MS-PowerPointを使わないで済む日が早く来ればいいのに!と本気で思った学会でした。