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往診の面白味

ここ1年間ほどいわゆる往診のアルバイトをしています。ちょっと前にテレビドラマであったDr.コトー(公式サイト)みたいな感じで、自転車で患者さんの家に出向いて診察、処方をするわけです。まぁわたくしの場合東京都内が舞台なので、ドラマほどのんびりしていないですがこれが結構おもしろいんですね。

特にやってて良かったなぁという所は、退院した患者さんの実際の生活を目の当たりにできる点ですね。介護保険を使っている患者さんは特にそうですが、薬よりも生活環境が病気の状態を左右することは多々あるわけです。細かいところは訪問看護婦さんが患者さんの家族にいろいろ指導するんですが、その現場を医師が直接見ることできめ細かい指示が出せるわけです。
あと往診医の業務内容を知ることで、往診医宛の紹介状を書くのにも気合いが入ります。というのも往診をしてみて一番ビックリしたのが、本当に検査らしい検査はほとんどできないと言うところです。最近はポータブル超音波装置やCTを積んだミニバスを活用している往診医の先生もいるようですが、多くの場合はせいぜい聴診器や舌圧子を持ってお宅訪問をするのが関の山です。そうすると入院時の特に画像検査関係の結果は、喉から手がでるほど欲しい情報なわけです。
普段大学病院で病棟や救急外来を見ていた頃は全く気が付かなかったんですが、退院後の患者さんの「その後」を管理するのは開業の診療医や往診医なわけです。なので詳細な紹介状を書いて必要な情報を最後まで漏らさず持っていって初めて患者さんを完全に見ていることになるんじゃないかなと思うわけです。

将来の道としてそういう往診医も悪くないかなとふと思ったり。