No.233の記事

生まれて始めて歌舞伎を見てきました。

妻の誘いで歌舞伎というヤツを生まれてはじめてみてきました。当直明けの某週末、夜の部だったので4時過ぎに東銀座の歌舞伎座(公式サイト)まで行ってきました。今回の演題は通し狂言「怪談牡丹燈籠」と「奴道成寺」の2本立てで、日本舞踊に興味のある妻はどちらかというと「奴道成寺」に興味があったようでした。対して自分の中の歌舞伎のイメージというと、エンターテイメントとしては単調で眠たくなってしまう印象があり、面白いと思えるかどうか若干の不安が付きまとっていました。

歌舞伎座に到着
そんな気持ちを持ちつつ歌舞伎座に到着。近くを通ったことはありましたが、改めて見るとものすごい迫力の建物です。講演開始間近と言うことで、前の通りには人がごった返しておりました。前売り券を妻が買っておいてくれたのでそれを引き換えて、イヤホンガイドを借りて2階席に陣取りました。
そして最初の演目牡丹燈籠が始まったんですが、これが意外に面白いんですよ。笑い随所にちりばめられていて、怪談にもかかわらずコミカルで刺激的でした。ストーリーは牡丹燈籠の全てを演じるわけではなく、「三遊亭円朝の牡丹燈籠」という形で、見せ場を演じる以外のナレーションは三遊亭円朝に語らせるという趣でした。これがテンポの良く楽しめる理由なんでしょうね。実は妻に勧められてあらかじめ牡丹燈籠というお話を予習していたんですが、これが意外に複雑な因縁がからまっており、歌舞伎を見てもストーリーが理解できないんじゃないかという心配がありましたが、それは結局杞憂に終わりました。

歌舞伎座内でお弁当
前半はお露の幽霊が萩原新三郎を取り殺すところまでで終了し、あらかじめ予約しておいた夕食を歌舞伎座内の食堂で取りました。値段は結構しましたがとても美味しい食事でした。
そのあと伴蔵おみね夫婦の末路を描いた後半に突入しました。前半部とうって変わり因縁が全てを壊してしまうようなカタルシス的展開で笑いの要素はあまり無く、食い入るように見ていたらあっという間に終わってしまいました。見終わった後の満足感はなかなかのものでした。

その後ちょっとした休憩を挟んで奴道成寺が始まったんですが、こちらは古典的な踊り主体の歌舞伎で結構眠くなってしまいました。それでも後半の奴主体の激しい動きは見ごたえがあり、事前に良いと聞いていた坂東三津五郎の3つの面を使った踊りの部分よりも面白かったです。

しかし今回の歌舞伎鑑賞、本当に行って良かったです。自分の中の歌舞伎に対する思い込みを排除することができました。今回は2階席で花道が見えず悔しい思いをしたので、次回は是非1階席に陣取りたいですね。
ちなみにイヤホンガイドですが、個人的には不要でした。ナレーション自体はなかなか親切で役者名から台詞の言われ等いろいろ教えてくれるんですが、肝心の役者の台詞を聞き取りにくくなるので、途中からずっとはずしっぱなしでした。