No.237の記事

blue

blue表紙
随分昔の作品になりますが、blueという映画があります。魚喃キリコのマンガを原作に新潟を舞台に撮影された作品で、等身大の高校生の青春を描いています。主演が小西真奈美と市川実日子で今思えば結構豪華キャストですが、映画公開時はまだデビューしたてで若々しいです。

物語は高校3年生の春に桐島(市川実日子)が遠藤(小西真奈美)に出会った所から始まります。映画ならではの非日常な大きな事件は起こりませんが、普通に暮らす高校生にとっては大きな出来事が幾つか起こり、桐島は友達と当ったり自分のしたい事を見付けたりします。また随所に(僕が)見覚えのある新潟交通のバスや海の風景が出てくるので、新潟で過ごした自分の日々を思い出させられます。桐島の遠藤に対する想いは男の自分には完全に理解する事はできないんでしょうけど、等身大な展開と桐島の不器用な感じが相まってとても身近な印象を受けました。

それと音楽をほとんど使わず、また昼夜問わず陰影の強い絵が多いので、演出的にはかなり淡々としてました。陰影の強さはリアリティがあって懐かしかったんですが、淡々ぶりは少々きつく実は通して見続ける事ができず何度も途中で投げ出してました。そんなわけで万人受けする事は決してありませんが、個人的にはとてもインパクトのある作品でした。新潟出身の人にはおすすめと言えます。