No.526の記事

ソニーの変なマウス(VGP-BMS80C)レビュー

VAIO Pを買った時にもらった10000円クーポンの賞味期限が近いのでソニースタイルで何か欲しいものないかなぁとうろうろしてたところ、面白いガジェットを見つけました。「VGP-BMS80C(製品情報)」というマウスで、普通にマウスとして使える以外に、リモコンのように手に持って親指でカーソルを動かせるという機能がついたものです。
ちょうど今使ってるlogicool MX1000(ディスコン製品なのでサポート情報)の内蔵バッテリが経年劣化して持ちが悪くなてきており、logicoolのMX Air(製品情報)の値下がりを待って買い換えようと目論んでたところそのまま入手困難になってしまったところだったので、早速ポチッてみました。

VGP-BMS80C到着VGP-BMS80Cブリスターパッケージの中身
家に着いたソニースタイルのダンボールを開けると、目的のVGP-BMS80Cはブリスターパッケージに入ってました。裏側の紙を外すと、ドライバCDや取扱説明書、単三電池2本に加えて持ち運び用の布袋なんかも同梱されてました。パッと見は小型携帯電話といった風情で大きさはPocket Wifiをひと回り小さくして厚みを2倍にしたような感じですが、単三電池が2本入るので持ち上げると案外ずっしりしてます。とりあえず本体右側面にある電源スイッチをonにスライドさせてconnectボタンを押すと、Windows7のBluetooth機器の追加からサクっと認証できました。

VGP-BMS80Cマウスモードの持ち方
まずマウスとしての使い勝手ですが、今まで使っていたMX1000と比べるとかなり小さく、また非エルゴミックデザインのため全くフィット感がありません。ひとまず手全体で覆い隠すように握って操作してみたところ、2ボタンマウス的に使うのであれば問題ありませんが、オプティカルフィンガーセンサー部を使ってホイール動作をするのは不可能になってしまいました。なので掌で覆うよりは指を起こして人差し指で左クリックとホイール操作、中指で右クリック操作と使い分けると勝手が良いようです(その代わり長時間使ってると小指球が痛くなってきます)。ちなみに先端側面についてるSCROLLボタンはエアモードへの切り替え機能しか割り振られていないので、マウスモードで使ってる分には操作を機にする必要はないようです。
VGP-BMS80Cエアモードの持ち方
気をとりなおして今度はエアモードを試してみます。マウスをヒョイと持ち上げて親指でオプティカルフィンガーセンサー(OFS)…十字キーの真ん中辺りを撫でるとに切り替わります(もちろんSCROLLキーでも切り替わります)。前述のようにマウスカーソルの操作はオプティカルフィンガーセンサーを親指で撫でて行い、センサーの中央が左クリックに対応というのが基本動作になります。またオプティカルフィンガーセンサーの外周にあるリング状の十字キー、その下のENTキー、BACKキーがそれぞれキーボードの十字キーとENTER、BackSpaceキーに対応しており、フォルダ内のファイル選択なんかではこっちで操作すると勝手が良いですね。文字入力に関しては手前のKBDキーを押してOS標準のソフトウェアキーボードを起動させるんですが、オプティカルフィンガーセンサーでマウスカーソルを動かしてキーを選ばないといけないので、特に日本語の文章を入力するのは現実的ではないです。以前のモデル(VGP-BMS80)は専用のキーボードソフトが起動して十字キーで文字を選択できたようですが、残念ながらこのモデルでは付属してきません。うーん、もったいない。
実際の使い勝手の方ですが、オプティカルフィンガーセンサーは細かい操作に全く向いていないので、カーソルを大雑把に動かしてクリック操作をする道具と割りきった方が良さそうです。十字キーの上にあるVAIOキーを長押しすると起動するアプリケーション(+コマンドラインオプション)を設定できますが、TABキーやフリップ動作に割り当てることはできないのでこれ以上の使い勝手の向上は難しいようです。もしHTPC的に使うのであれば、アイコンや文字を可能なかぎり大きくするか、思い切って解像度を下げる、もしくはクロスメディアバー(XMB)みたいなランチャーやファイラーを入れるくらいですかね…痒いところに手が届かない仕様なのが痛いっす。

という事でなかなかの曲者でしたが、メインマウスとして使う分にはまぁまぁという感じの製品でした。自由度はかなり限られてるものの工夫の余地はあるので、いつしかHTPCを構築したら活躍してもらおうと思っています。