☆ 2003年ちさちゃん日記☆
2月後半 〜 

 3月 1日 ☆ まんべんなく雨 

 今日は一日中、雨。3日間の実家でのお留守番の役目も終わり、勇んで帰りたいのにやみそうにもない雨。 昼過ぎにはやむだろうか?と思って実家で一人うだうだしてても、ホントやみそうにもない。 「雨をよける」ことがのできるはずの(?!)あたしでも、さすがにこの雨には太刀打ちできそうにないらしい。とりあえずは、 帰るしかないか?明日は「ブリキ」の生放送あるしなあー、って、大荷物(何で来た時より大荷物になってるのかは不明だが・・)を 担いで家を出た。
 大ぶりではないにしろ、やっぱり、しとしとと降り続く雨。「そーいえば、東京行った時もこんな雨の日があったなあー」って思い出した。 そうそう、こんな雨の中、重い荷物を両手に持った友達と30分の道のりを歩いたんだった。 線だけ引いてある歩道もない車道を二人で黙々と歩いた。友達は両手に荷物を持ってるのに傘まで持って、 あたしにもさしかけようとしてくれた。さすがに「あたし、持つから」と、傘をさしかける役目を申し出たんだけどね。 本当はバスに乗ったら5分ぐらいの道のりなの。なのに友達は「荷物が大きくて他の人に迷惑がかかるから」と気にして、 始め15分ぐらいかと思いながら歩き出した道のりだった。「付き合わせて申し訳ない」なんて友達は気にしてくれるけど、 あたし、そんなことは気にしてない。友達をおいて自分だけ楽して進むのなんて嫌じゃん?むしろ、 大好きな友達とこうやって、一緒に居られる事の方が好きだもん。たとえ、どんなに長い道でもね。
荷物が相当重いらしく、友達は時々、小休憩してため息をつく。できることなら、あたしが変わりに持ってあげたいけど、 あたしも少しだけ重い荷物を持ってるし、友達の荷物はあたしの力では到底持ちあがらないぐらい重いから、何もしてあげられない。 少しだけ手の痛さがマシになるようにハンカチを貸してあげて、そして、友達が濡れないように傘をさしかけてあげることぐらいしか、 あたしにはできない。それが申し訳なくてもどかしくて、少し悲しかった。でも、友達を濡らさないようにしているつもりの傘が、 返って友達の視界をさえぎるらしい。時々、傘の棒の位置を修正しながら、「自分はいいから、ちさちゃんと荷物が濡れないようにして。」 「でも、濡れてしまうと風邪ひいちゃうよ」「ううん、自分はいいから」そう言ってまた友達は 黙々と歩き始める。本当に寒い日で、おまけに横を車が結構なスピードで走り抜ける。 きっと、もっと要領が良ければ楽に進んでいく方法もあるんだろうに、不器用な友達は、こうやって、 人がスピード出して走り抜ける道を黙々と荷物を担いで歩いているのかもしれないなあー、そんなことを ぼんやりと考えながら歩いてた。きっと巻きこまれたはずのあたしは、別に嫌でもなく、不器用な友達と 歩いてる時間が好きだったから☆
でもね、今までだったら、あたし、きっと、自分の荷物を全部放り投げて、自分を縦にしてでも、 友達を守ろうとしたかもしれない。いつも、そんなふうにしてたかもしれない? だけど、本当はこうやって、自分も担ぐ荷物があって、少しだけ傘をさしかけて歩くことぐらいしか してはいけないのかもしれない。濡らさないようにさしかけてる傘でさえ、本当は、そこまでしては返って 本人の邪魔になってしまうことがあるのかもしれない?そんなことを悟らせるための雨の中の30分だったのかもしれないね。 これからは、こういうスタンスで歩いていきなさいって、もしかして神様が教えてくれてたのかも? きっとムダなことなんて一つもないはず。必ず何か意味はあるのかもしれない・・そんな風に考えてしまうあたしって、 変わってますか?

 2月26日 ☆ 今日からお留守番 ♪

 今日から実家のお留守番♪父親と弟が旅行へ行くから、あたしはおじいちゃん犬とお留守番。 久々の我が家は、一人暮しには広すぎて、神戸の我が家のコンパクトさが懐かしい。 やっぱり、1年も住むと、ちゃんと「あたしん家」になってるんだろうなあー、と実感。 だって、実家に帰るのに着替えやシャンプーや・・なあーんで、こんなに大荷物になるんだか? これからの3日間どうやって、暇をつぶそう?なあーんて言いながらきっと、じっとしてないんだろうけどねっ☆


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