☆ 親切な人、てんこもりっ。 ☆


 今日は親切な人、テンコモリ!、豊作っ。すごく親切とか、わりと話した人は、往復で4人ぐらいで、通りすがりにちょっと した気がついてくれた人。仕事的な人も入れると5人ぐらいはいたかしらん?合計9人ぐらいの人?おおーっ、過去に東京で合計10人ぐらいの親切な人が 豊作だったことあるけど、それにつぐかしらん?でも、やっぱ、インパクトは大阪の勝ちっ。

 まず、家から駅までのバスに乗ろうとしたら、バスが来たことを教えてくれたおばあさん。一緒に乗ったら、空いてる席まで譲ってくれたの。その人の方が 座った方が良いのになあー、とか思いながら、でも、断るとがっかりしそうだから、甘んじて受けました。そのおばあちゃん、駅で降りるときも「気をつけてな」と 声をかけてくれ、結局、同じホームだったので、ご一緒しました。あたしを連れていってくれようとして、あたしの手を取ってくれるのですが、 背の低い可愛いおばあさん。あたしにつかまってる形になってるよん。一人でも行けたけど、時間ぎりぎりだったけど、何だかおばあちゃんと一緒に 歩いてあげたくて、ゆっくり改札口を入りました。電車は違うのに乗るので、あたしが、おばあちゃんを見送った形になったのだけど、また会えそうな気がしたよ。

 電車に乗ると、傍に居たおじさんが、すぐに席が空いてることを教えてくれた。そんな気が利く人あんまりいないんですよね。あ、でも、最近は教えてくれる人、 増えたかな?席は探せないから助かります。
 大阪駅についたら、いつも降りるとこよりも、後ろに乗ったから、おそるおそるホームを歩いて行こうとしたら、女の子が声をかけてくれた。でも、行く方向が 違ったから方向だけ教えてもらってお礼を言ったの。気にしてくれてありがとうっ。 そしておそるおそる歩いてくと駅員さんが気がついてやってきて、降りる階段口まで連れて行ってもらった。 当たり前の業務なんだけど、自分から気がつく人も少ない時があるから、この人も親切な人に数えましょう。

 地下鉄御堂筋線、切符買って入ろうとしたら、改札口に座ってた駅員さんが気がついて、声をかけてくれた。一人でも行けそうだったけど、行ってあげると言ってくれたので、 お願いしてホームまで連れて行ってくれた。それで、いつも一番後ろに乗ってるのだと思ってたのが、実は後ろから2、3両目だと言うことが今日初めてわかったのね。 やっぱ、たまには人の目をかりるべきだねぇ。(梅田の御堂筋線の駅員さんは結構、気がつく人が居て、このあいだは、電車きたの気がつかなくて乗り損ねてブルーに なってたとこを声をかけてくれて、次に来たのを教えてくれたこともあります。ちょっとしたことが、落ち込んだ気持ちには嬉しいものですね。) 駅員さんは電車に乗せてくれて、お礼を言ったら、傍の座ってた女の人が「もし良かったら」と席をゆずってくれた。 以前は席をゆずられるのが、慣れてなくて、「目が悪いでだけで体は丈夫なのに」とか思ってたことあるけど、この頃は、目の変わりに使う神経か、集中力か?あんまり大したことを していないのに、すごく疲れるので、やっぱり感謝して、席に座ることにしてしまった。 ( 昔、小学生の時に勇気を出しておばあさんに席を譲ろうと声をかけたら「いいよ、あんたの方が弱そうだから」とか 言われて、一度立ったのに、中腰状態になって、ばつが悪かったことを今でも覚えてます。だから、よっぽどのことじゃないと、断らずに、親切に感謝したほうが 良い時もあるのかもしれませんね。)

 天王寺駅に着き、改札へ向かうと声をかけてくれたおばさん。改札口を出て「どっち行くの?」と聞かれ、「近鉄電車に乗り換え」と答えたら、少し距離の 離れたとこにいた、全然別に居たおばさんが、「ああ、近鉄一緒にいったろ」とあたしの所まで戻ってきてくれた。 あたし、そのおばさんに聞こえるほどの大きな声を出したはずはないのに、よく聞こえたなあー、と思った。 「近鉄、南大阪線やろ?私もそうだから。」と言われ、「どちらまでですか?」と聞くと偶然、一緒の駅だった。「習い事してるんやろ?」 「はい・・・あれ、以前お会いしたことあります?」「ううん、ないよ」と、おばさん。あれ?何で知ってるんやろ?と思ったら全てが偶然なんだ・・なんか不思議☆そ して、そのおばさんの手がとてもあったかで心地よかった。
 近鉄電車は阿部野橋も矢田も、いつも駅員さんがわりと気がついてくれて、助かるんです。 今日もそのおばさんが居るのに声をかけてくれた。でもおばさんが、「一緒だから、良いよ」と、言ってくれました。 で、電車の中で気がつけばおばさんの身の上話を聞いてました。始め、「お墓参りはちゃんとしなきゃいけないよ」と言われ、宗教やさんかと身構えかけたら、 おばさんはこないだ知り合いをなくされててしみじみ思った話とか、あと、3歳のお孫さんの話とか。結構お話好きなおばさんでした。 「あんた、べっぴんさんやから、良い人すぐ見つかって、目になってもらえるよ」とおばちゃんは言ってくれた。(こないだどっかで会ったおばあさんは、「あんた美人やのになあー、 目が開いてたら、良い人に会えて幸せになれたのになあー」と言った人がいたけどね。何だか正反対ですね。)
 そして、そのおばさんは、矢田駅で降りて、方向が逆なのに、わざわざあたしを連れて、先生のお家まで 送ってくれました。だいぶ慣れてきた道だけど、「ここは、薬局で、その隣が靴屋さんがあって・・・」と 教えてもらうと、薬とか匂いがするお店は何となくわかってたけど、靴屋は気づかなかったし・・・ やっぱ、親切な人の目を時々、借りるほうが回りのこと、もっと判るんだなあー、とつくづく思いました。 先週は、出会った高校生の二人の女の子のおかげで、音がしないから気がつかなかったたばこやさんとか美容院とかも、覚えたし。 矢田に通い出して5度目ぐらい、はじめは声をかけてもなかなか人がわからなくて、しぼんでたものですが、案外、ここらの人は親切な人おおいじゃん?と先週から、身にしみてます。

 帰りは、近鉄電車に乗ったら、「ここ空いてるよ」と教えてくれたおばさんが居て、お隣に座っていろいろ話し出したら、昔、神戸に住んでたおばさんだった。 (最近、出会う人には偶然、神戸に関係した人が多くなってきた気がします。何でかな?)  地震があったから、きっと変わってしまっているだろうから、神戸に行きたくない、と言ってました。判るような気もするけど、来てくれたら街も少しは喜ぶかも?  近鉄の駅員さんは気が効いてて、多分、毎週いくようになったから、覚えられてるのか、阿部野橋に着くと、改札口まで連れて言って暮れようと迎え の駅員さんが待ってたけど、一緒に話してたおばさんが「いいですよ、一緒の方向だから」と言ってくれた。 おばさんは途中まで一緒の方向で切符買うの手伝ってくれて、改札で一人で入ろうとしたあたしに 「危ないから」と駅員さんに頼んでくれた。駅員さんは電車に乗るときに「梅田に連絡しときましょうか?」と言ってくれたけど、 「大丈夫ですよ」と答えたら、いったん去りかけた駅員さん、またやってきて、「運転手が気をつけておいてくれるらしいから」と教えてくれた。梅田について、ホームに下りたら、ほんと 運転手さんが「大丈夫ですか?」と気にしてくれた。自分の仕事以上に気にしてくれてありがとうっ。 人によっては「仕事」だけの人もいるのに、仕事プラスアルファーの気持ちを感じるといつも本当に「ありがとうっ」って気持ちにさせられますね。  駅のホームを歩いてると他の駅員さんが「大丈夫ですか?」と階段まで連れて行ってくれ、「すみません、ホーム係りなので、改札まで行けないけど」と気にしてくれた。 やっぱり、御堂筋線の駅員さんは、全体的に親切なのかも?

 それから最後に出会った人は、何週間前かに豚マン6個くれたおばちゃんに遭遇した同じ場所で 声をかけてくれました。聞くと同じ方向で神戸までだったから、一緒に電車に乗りました。 その人が「聞いて良いですか?」と少し伺うように聞くから、「ん?」と思ったら、白杖の人には声をかけていいのかどうか?って。 それなら得意。で、あたしのいろんな話してあげたの。今までこんな人もいたよ、とか、失礼な人は こんなの、とか。結構、沢山、喋ったかな?んで、彼女がタクシー乗るので、今度あたしが場所おしえてあげて。 HPを見るから、ちゃんと更新さぼらないでねっ、と言われたから、頑張りますっ。また会えるといいねっ。

 そんなこんなで今日は特別にたあーくさんな良い人のおかげで、昨日からの少し「なんだかなあー」という気持ちが救われたかも? プリンセスプリンセスの歌に♪泣きたい時ほど笑ってた、とかいう歌詞があったけど、その「笑ってた」っての、がはは笑いだと思ってたけど、そうじゃなくて、 微笑みのことだったのかしらん?そんなふうなことを考えながら家まで歩いて帰った一日でした。 今日、出会った人達、お世話になった人達、本当にアリガトウッ☆

(2002年 9月19日 著)

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