(2002年一人暮し日記 3月11日「何だかホッ。」を抜粋。)
この3週間ほど、実家から何駅かの歯医者さんにかよってます。いつも風邪が治った後も咳きだけ残って、のどを乾燥させたくないから、のど飴を常用
してしまう。
結果、咳がなくなった頃に歯医者さん通い!?
今日も今日とて少し低いテンションで電車を一人待っていました。椅子の場所は何となく分かっても、空いてるかどうかわからないから、まあ、いいかっ。
そしたら、わりと若芽の女の子・・20歳前後かな?そんな雰囲気の声の子が「ここあいてますよ」と席を教えてくれた。
席に座ってボーッと待ってると小さい子がお母さんに何か話してる声が聞こえる。ああ、小さい子が親に連れられてるんだなあー、とかぼんやり考えてた。
電車が来たら、先ほどの声の女の子が電車に乗るのに手を貸してくれた。でも、その子の傍らに小さい子供の声。
「あれ?もしかして、お母さんなの?」「そう」「えっ?でも、若いよね?すごい若い感じがするよ?」「うん、若いんですよー」
声や話し方の感じは、20歳か、多く見積もっても22歳ぐらいな感じなの。でも2歳と4歳の男の子女の子がいるんだって。
一人で居る時は、やっぱ、お母さんだとは思われないって。
降りる駅が一緒だったので、少し話しながら座ってた。あたしの行く歯医者さんの方向だったので駅も一緒に降りて、歩いた。
ふみきり横切る時はベビーカーはやっぱり大変みたい。それでも、その子はやっぱりお母さんなんだね。何だかソンな気がした。
そして、ここ何回かいってずっと不思議な音が気になって多からその子に聞いてみた。
「ねえ、ホラ今してるポッってホラまたポッっていうこの音。何?」「あ、ホントだ。今まで気が塚なかったあ。」
その子にもよくわからなかったけど、もう少し南に行った所に何かあるみたいだから、今度みておいてくれるって。
「じゃあ、また会えたら教えてね」「うん、会えたらいいね」「うん、多分また会えそうな気がするよ」とあたし。
またあの子に会えたらいいなー。そう、またナンパしなかったし、名前も聞かなかったけどね。