ロシア・カムチャッカ半島・アバチャ山に登る
一覧へ戻る
2009/7/25-29
  池田 義久
2009.9.3
 この7月25日から29日までの5日間、ロシアを旅してきました。
夏だけ、日本の山関係の旅行社の共同チャーター便で成田から直行、フライト3時間40分、時差は2時間プラスサマータイム2時間の計4時間、成田11時フライト現地着18時40分。
朝は6時半ごろ明るくなり、暮れるのは23時頃 
本州と同じくらいのカムチャッカ半島に人口は40万人、その内の5割約20万人がペドロバブロフスクに住む。
ゴリヤーク山3,456m↑ 登ったアバチャ山2,741m↑

 7月25日
成田出発、北海道から北東へ1000km、昨年まではロシア製のツボレフ154オンボロ機で飛んでいたので期待?していたら、ウラジオストック航空のオンボロではあったがエアバスA320で肩透かし、ダブルブッキングの関係でツアーメンバー7名の内、私ともう一人がビジネスクラスとなり、幸先よし?キャビアは出なかったけれど・・ 
 ペドロバブロフスク空港着、荷物待ち1時間以上、飛行機からトラック荷台へ手済みしているのが見える、もちろんベルトコンベアなし、待合室外でトラックから直渡し、ローカルはいいなア―?
 現地ガイドが両替担当、50ドル=1500ルーブル交換(1ルーブル≒3円)、これで5日間十分だった、
スーパーに寄りおやつ等買い物、カムチャッカビール600cc=33ルーブルとウォッカ・リッターボトル上物360ルーブルか各1本購入、物価は安い、
 パラトウンカ温泉のペンション風の宿へ荷を置いて、レストランで夕食、レストランでのビールが70ルーブル、ウオッカを寝酒に初日終了。
 7月26日、朝市場見学、食料品はもとより衣類、雑貨、合鍵屋まで、生活に関するものはすべてあり、スモークサーモンは山済み、山小屋用のつまみとして購入。
 軍用トラック改造車の乗り、河原の中を2時間、標高800mのベースキャンプへ向かう
舗装道路はすぐなくなり、砂埃を立てながら・・やがて道は無くなり、河原の中へ、しっかりつかまっていなければ投げ出されてしまう、酔う暇無し、途中休憩含め2時間半後ベースキャンプ着
昼食後、足慣らしの予備山行兼フラワーハイク、通称、らくだ山へ
 小屋での食事、右は赤カブのスープ、左は鮭のミンチハンバーグ風

 7月27日、登頂日、5時半起床、6時朝食、
朝食は、フレンチトーストとチーズケーキ(酸味の利いたカッテージチーズをたっぷり練りこんで焼いた甘味の丸パン、美味しかった)紅茶をたっぷり、
7時出発、メンバーは、ツアー参加者7名ツアコン1名、現地ガイド、サポート男性各1名、日本留学経験ある二十歳代の美人通訳、計11名
ベースキャンプからの標高差≒1,900m、結果登り7時間、下り3時間半、休憩含めて11時間超えの行程、中腹まではしっかりした道で多くの花に出迎えられ、雪田を越え最後の直登はザラザラの火山暦で、急勾配を2歩上がって1っ歩下がる歩きにくい道、富士の須走りの如し
右:途中の氷河状の大雪田  中:モニュメント脇をと通ってきた   左:最後の登り、ガイドと
山頂は、いたるところ蒸気が上がり、足元は硫黄で黄色く、地熱が靴を通して伝わってくる
この日、日本の3パーティが登った、長い一日だった
ささやかにビールで祝杯、左側写真、ツアコンの用意したいくらでご飯を頂く、写真手前はわらびの煮物ロシア風、右上は、細切り昆布の煮物ロシア風、右側写真、キノコの煮物とジャガイモシチュウ、食べやすく美味しかった
 7月28日 7時まで朝寝坊、朝食はクレープ、ジャムやチーズで食べるのは一般的、ここでは、いくらを巻いて食べた、意外と合う
地リスたちと遊ぶ 草原いたるところにいる、地リス
9時、迎えの護送車で
ベースキャンプを後にする


ヤナギランとゴリヤーク山

花の多い高地へ、
弁当もってハイキング
 
 花も景色も素敵だが、ブヨや蚊の大群との戦い、防虫ネットは被りぱなし、それでも方々刺されかゆいかゆい。
 アフリカでも、ヨーロッパでも蝶類はほとんど確認できなかったが、ここでは数種類見られた、大雪山系に生息する天然危難物「ウスバキチョウ」?、日本アルプスでも2.000m以上に生息する「クモマベニヒカゲ」?と見られる蝶を確認、ドキドキした。
夕方町に戻る
緑の多い街中、車は右側通行、ほとんどの車は日本製、各社あるがトヨタが圧倒的、ガイドがロシア製を見せましょうとわざわざ案内するほど、小型トラックや作業車は日本語商標のまま、東南アジアやアフリカでも良く見かけるが

市場等再び散策

宿の温泉で疲れを流し夕食へ、最後の晩餐は質素、ロシアでは昼食が一番豪華で夕食は軽く済ませるとのことで、大きなソーセージとマッシュポテト、サラダ、大きなクロワッサン、果物。
ビール、ワイン、ウオッカは飲み放題

 7月29日
5時起床、真っ暗、朝食後、暗い中空港へ、日本人ばかり約100人ロシア時間でゆっくり通関、質素な国際線用?ターミナル、ミグ機がミサイル着装で見送ってくれた、9時定刻離陸、成田着8時40分。飛行時間3時間40分、久しぶりの海外登山を楽しんだ。

count: カウンター