しまなみ海道旅行記
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2014年9月20日
  町谷 芳郎

 天気予報とにらめっこ、好天が続きそう!ということで、しまなみ海道自転車の旅に行ってきました。かってウルトラで100km一日で走ったのだから、自転車なら快適であろう・・・と、気楽な気持ちで5日後の帰りの航空券のみ確保して”いざ”・・・出発。結果?
 ともかく予想以上の旅でした。因島には自転車神社という社があります。我々の前後にもたくさんの人が立ち寄っていたようです。FaceBookで大山神社で検索できます。
 一番長い橋来島大橋は、全長4kmを超えます。平坦なようですがこの橋、中央に向かって長ーい登坂です。
 ここをわたると四国の今治・・・あとは気楽な観光旅行!
かなりの運動をしたはずですが、4泊5日の間、連日:刺身の盛り合わせ、鯛の兜煮、鯛めしを食べること4回・・・確実に体重増の結果で終わりました。

 しまなみ海道の島々の観光に関心がある方、一方サイクリング・・(大会も計画されているようです)自転車で走ることそのものを主に考えている方、あるいは漠然と両方を・・とえておられるこの3者がおられるようです(私に声をかけてくださった人から考えて)
 わたくしの場合、この3番目の漠然としたイメージでの計画でした。
旅した結果、それはそれで楽しかったのですが、もしこれから計画を立てようとしている方がいらっしゃたら、ウエイトをどちらかに決めて計画を立てられることをお勧めします。

 自転車で走ることをメインに計画されるかた!へ
1、ロードレーサなり、スポーツタイプなどmy自転車を利用される方は全く問題はないと思います・・・が。
2、現地でレンタサイクルを利用しようと思っている方は、次のことを十分考えて情報を集め、対策を立てての計画をお勧めします。
<考えておくこと>
(1)シーズン、曜日などによっては、確実に借りられるという保証は無いということ。
(2)同様に、借りる時間帯によっても非常に少ないことがある。・・・これはシステムが乗り捨て可であるため(乗り捨ての場合補償金の1000円がその料金として徴収されるが)借りようと思う場所に戻っていないため。
 私たちが借りようとしたとき、数台しかなかったがその直後トラックで回収されたのが届いた、10分前であれば借りるタイプも選択の余地0であった。
(3)自分に合いそうなものを選んだとしても、性能的には?が付くのではと思います。すべてではありませんが、少なくても私達2人が選んだ自転車は、乗って数時間後から、伴奏つき自転車へと変身しました。
 ペダルを1回転するごとに、カシャ、カシャと合いの手が入るのです。
思い過ごしかもしれませんが、普段乗っているMy自転車より労力が必要であったような気がします。(平地はともかく、写真のような橋へののぼりではちょっと・・・)
ともあれ、これらの条件を加味して計画を立てたら、あとは自然を充分に楽しめる島めぐりへGOです。
 コースは、尾道側から行くか今治側からスタートするかは、前後の交通手段と日程から決めてください。
 尾道からは、しまなみ100kmを走った方はご承知の、福山城から尾道大橋までの夜明け前RUNがない、JR尾道駅前の向島行波止場からです。大人¥100+自転車¥10=¥110を払って向島の下船場所から旅の始まりです。

 最初の島”向島”、情報があまり得られなかったので、サイクリングロード(サイクリング用に道路の端にブルーのラインがひかれている)を直進。(古い小さな神社やお店にちょい寄り道はしたが)昼過ぎのスタートなので宿を予約した次の島へ。
最初の橋:因島大橋(長さ1270m)まずここで最初のきつい登りの洗礼を受け因島へと入る。
 この島の見どころ、フラワーセンター、村上水軍城・・とある、尾道で入手した観光地図を参考に、コース沿いにある最初の目的地フラーワーセンターへ・・・
でもこれがなかなか見つからず、やっと探し当てたところ”本日休業日”でした。
 居合わせた、係の人に聞いたところここでの主たるものは除虫菊、今咲いているのは?というと、どうも東京の公園でよく見かける花々のようです。
 お花を主体の方は、ほかにあるローズガーデンとか別の施設などの様子も確認して行かれた方がよさそうです。
 夕暮れも近くなったので、宿へまっしぐらと言いたいのですが、しまなみ海道からそれて海岸沿いに走ること30分ほど、宿は因島公園の中央部小高い山の上にありました。(海抜200メートル超えとか)橋への登りもきつかったが、しかしここは・・・
 8合目くらいで、完全にペダルは停止、自転車は車輪が回らないと自立できないことを再認識しつつ、自転車を押してホテルへと到着。
 部屋からの眺めです、確かに眺望は素晴らしいです!!

 前にも書いた因島の大山神社:祭神の和多志大神様は縁結びの神様、さらに恵比寿・大黒の2福神に加え、耳明神社という耳の神様、そしてサイクリストの守り神自転車神社と盛り沢山の霊験あらたかなる神様が集合されているところです。
 生口島(瀬戸田)時間があれば、1日かけても見るところがありそう・・でも限られた時間の中では→写真のお寺;日光東照宮を思わせる派手な彩色の耕三寺。(歴史は浅いお寺です)庭には人の頭より大きい大輪の蓮の花が!

 地獄図(立体化されたもの)が点在する長い地下道、そして地上に出て大理石の造形物を眺め登りつめた先は、未来をイメージしたものでしょうか?大理石の尖塔のようなオブジェとか、1時間、2時間はあっという間楽しめるお寺です。
 このお寺のお隣(道路から見るとこちらが表)が平山郁夫美術館:ここもゆっくり見ているとあっという間に時間が過ぎて、あとの行程がきつくなります。
 というわけで、時間を使いすぎた我々は、世界の柑橘類500種の展示がある公園とか,島ごと美術館などを横目で見てまっしぐら多々羅大橋へ、ウオーキングの人たちを追い越して、次なる島大三島へ! 大三島:しまなみ海道はこの島の東海岸に沿うように走っています、多田羅大橋を渡ったところからそのルートを少し逆回りをして、島を横断する形で7〜8km走ったところにあるのが大山祇神社です。祭神は天照大神のお兄さん大山積大神様で古代より日本総鎮守の社と言われ、境内には天然記念物に指定された樹齢2600年ともいわれる楠の大木が何本も見られます。参拝をすませ急ぎ大三島橋を渡り次の島へ伯方島へ・・
 昨日の”山の上”ホテルに懲りて今日はネットで探した、海岸沿いの民宿へ!しかし今日も・・・宿は海岸沿いではあるものの途中かなりの坂越えがあり、目から汗をかいてのゴールインでした。

塩で知られた伯方島には観潮台(船折瀬戸)からもう一つの”潮”の干満で川の流れのようになる潮流を見ることができます、宿のおかみさんからは時間が遅いが間に合うかも・・と言われて大急ぎ見にいった時の写真です。

 最後の島”大島”では村上水軍博物館で歴史のお勉強をした後、道の駅”よしうみいきいき館”で海鮮BBQと鯛めしのお昼を!ここで一杯飲めれば最高ですが自転車といえど飲酒運転はご法度、ノンアルコールビールで打ち上。来島海峡を渡ってウルトラのゴールでおなじみの今治へ!

 その後のおまけ;今治城・・松山城とお城のはしごの後、道後温泉へ。
108寺遍路旅から4年ぶりでの石手寺にお参りし、道後公園・正岡子規記念館と盛りだくさんの5日間の旅でした。最後の1枚この旅で描いた唯一の私のスケッチです。

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