2018年オープンウォータースイム参加記録
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2018年10月
  徳山 一
〜今年の夏はスイム三昧〜
〜粟野VS徳山VS川那部・三つ巴の六番勝負?〜


還暦を過ぎて2年目あたりからランのタイムがズルズルと下がり始め自転車も前ほど走れなくなりました。
ランも自転車も面白くなければスイムかなと思い、スイムスクールのコースを月5回から月16回に変更したところ、少しずつタイムが上がり始めました。こうなれば今年の夏はスイムに賭けようと思いオープンウォータースイム(OWS)とトライアスロンの予定を組んでみたところ川那部さんとそれぞれ6回づつレースがかぶってしまい三つ巴の六番勝負となりました。
お二人とは今までに10回近くOWS対戦していますが、全くスイム練習をしていない粟野さんには昨年最終戦(手賀沼トラ・スイム)でやっと1勝したのみで。川那部さんには全敗です。
今年の目標は粟野さんには五分五分、川那部さんにはとにかく1勝することです。

OWSとは海または湖沼において浮きブイによって示されたコースを泳ぐタイムレースで、隊列を組んで泳ぐ遠泳とは異なります。
プールでの競泳に比べまだまだマイナーですがコースロープがないため最短を泳ぐコース取りが難しく、波や潮流の影響を受けます。又、スタート直後や浮きブイをターンするときは廻りを泳ぐ人と接触する「バトル」が付きものの競技です。トライアスロンのスイムパートもOWSと同様です。


第1戦  6月3日(日) 静岡お茶オープンウォータースイム・5キロ (沼津市)
・参加者 徳山一、粟野剛

一体何考えていたのかシーズン初めからいきなり5キロに粟野さんと二人でエントリーしちゃいました。静岡県らららサンビーチが今年の初戦です。私としても初めての大会。海岸から富士山を望む絶好のロケーションで水もきれいです。
6月初めで水温は若干低めの22度ですが波はまあ静か。コースは1.25キロの長方形を4周回します。大会参加者はエリートの選手権トライアル部門が41人。一般の部が45人とこじんまりとした大会です
スタートはエリートグループの3分後。泳ぎ始めたら潮の流れが思いのほか速く、向い潮になると全然進みません。しかも周回ポイントのブイが500メートル近く離れていて、波も若干あるので目標のブイがとても見えにくい。
参加人数がエリート部門を合わせても86人と少ないので2周目以降はほとんど単独行となりました。
2周回した2.5キロのところでそんなに疲れは感じませんが廻りに殆ど誰もいなく、だれてきたのですが3周回からは気合を入れ直して泳ぎ続けました。
ゴール前の誘導路でコースを間違え2分ほどタイムロスして何とかゴールしましたが粟野君はタイムオーバーとなり初戦は私の完勝となりました。

徳山 一 2時間5分35秒  年代別2位
粟野 剛 DNF
・対粟野 1勝


第2戦  6月17日(日)東京都トライアスロン渡良瀬大会 (渡良瀬遊水地)
・参加者 川那部岳志、徳山一、粟野剛。(他に山崎裕太、柴田富久子、大日方忍)

この大会のスイムは1.5キロ。1周750メートルを一回上陸して2周します。
朝から肌寒く水温低下が心配されたが試泳したところ思ったほどではなく一安心。透明度は悪いけど波も潮もないのでその点は泳ぎやすいです。
手賀沼トライアスロン

スイムスタート前

スイムアップ

レース終了後
年令順のウェーブ式で私は川那部さんと同じウェーブ。粟野君は一つ前のウェーブです。
スタートはウェーブ最前列に川那部さんと並びます。ウェーブは2分間隔なので前のウェーブにすぐに追いついてしまい、いつまでも変なバトルが続きます。
1周目の終わりごろ先行していた川那部さんに追いつくも2周目に入ってすぐ離されましたが、今まで全く歯が立たなかったので少し自信になりました。
結局スイム、バイクまでは粟野さんをリードしたもののランではあっという間に置いて行かれてしまいました。


スイムタイム (合計タイム:スイム・1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)
川那部岳志 28分48秒 (2時間38分59秒)
徳山 一  29分37秒 (2時間51分06秒)
粟野 剛  32分24秒 (2時間44分52秒)
・対粟野 2勝、対川那部 1敗

山崎 裕太
25分58秒 (2時間09分17秒)年代別1位・総合4位
柴田富久子
36分14秒 (3時間10分19秒)年代別3位
大日方 忍
44分10秒 (3時間35分30秒)年代別2位

第3戦、第4戦  7月7日(土) ラフウォータースイム・イン鎌倉  (材木座海岸)
・参加者 3キロ  川那部岳志、徳山一、粟野剛、(他に森健)
     1.5キロ 川那部岳志、徳山一、粟野剛。(他に岩本俊信、柴田富久子)

RWS鎌倉 スタート前
この大会は千代田走友会水泳部恒例で毎年参加者も多いです。ところで、またまた何を考えたのか今回は川那部さん、粟野さんと共に3キロ、1.5キロのダブルヘッダーでエントリーしてしまいました。
西日本は記録的な豪雨の中、鎌倉では南風7mでかなりの波とうねりがあります。
コースは沖まで200m泳ぎ右にターンして海岸に平行に550mと片道750mの折り返すL
型コース1.5キロを一度上陸して2周回。1.5キロは1周回です。
何しろ波に逆らっての200?がとんでもなく遠く感じます。参加者は3キロが224人。1.5キロが213人です。
3キロのスタート。すぐに向かい波とバトルに巻き込まれ呼吸ができません。岸と平行になってもなかなか波に乗れません。1周回して上陸した時点で粟野さんがすぐ後ろにいるのに気が付き2周目も目一杯泳ぎます。結果は川那部さん先着。私、粟野さんの順でした。
3キロゴール後約1時間半後に1.5キロがスタートです。3キロと同じく外側に並びます。バトルを避けるため少し後ろに下がりたかったのですが粟野さんが最前列にいるため下がれません。
3キロより初心者が多いせいかバトルは少し楽ですが波はますます高くなってきた感じ。疲れは感じないので3キロの1周よりも少しでもタイムを短縮するつもりで泳ぎます。
スタートは粟野さんに先行されましたが200mブイをターンしたところで粟野さんに追いきそのまま左側から抜きます。粟野さんも私も右呼吸なので粟野さんは抜かれたことに気が付きません。
川那部さんは先行しているようで見えません。後半になってもそれなりにバトルは続きます。みんな最短コースに入るのでバトルがあるのはコースから外れていないということでしょうか。
さて、ゴール前は波に乗ってスイスイ泳いでゴールしてみれば結果は3キロと全く同じ順序でした。
3キロ (第3戦) 1.5キロ (第5戦)

川那部岳志    59分56秒 川那部岳志 29分36秒 年代別5位
徳山 一 1時間05分57秒 徳山 一 31分59秒 年代別5位
粟野 剛 1時間08分18秒 粟野 剛 35分17秒
森 建 1時間27分37秒 岩本義信 34分48秒 年代別2位
柴田富久子 37分52秒

・対粟野 3勝、対川那部 2敗      ・対粟野 4勝、対川那部 3敗



7月15日(日) 館山オープンウォータースイムフェステバル・5キロ (北条海岸)
・参加者 川那部岳志、徳山一

スイムゴール 会場風景 スタート前
この大会の5キロは今回で4回目。東京から近く人気のある大会です。コースは1.25キロを4周回します。去年の記録1時間45分をクリアすることが目標です。
 今回参加者はエリートの部50名。一般の部が213名。エリートにはオリンピック元代表男子比田井選手。女子貴田選手他強化選手が参加でとてもレベルが高いです。
さてエリートがスタートして3分後に一般の部がスタートします。第一ブイから第2ブイまでは沖に向かって泳ぐので前週の鎌倉ほどではないが波を感じます。第2ブイから第3ブイは沖合をサクサク泳ぎます。一般の部も5キロはレベルが高く、選手は先に行くので苦手なバトルは殆どありません。
第3ブイから第4ブイには岸に向かって泳ぎますが逆光になってしまい第4ブイがまぶしくて見えにくい。しばらく平泳ぎで視認して泳ぎだしますがこれが4周目にトラブルを招きました。
さて2周目に入るところで早くもエリート集団が追い着いてきます。その勢いはまさに映画で見る魚雷のようです。
この大会も沼津と同じで5キロ間一度も上陸しないし景色もあまり変わらないのでメリハリがありません。だらだらと泳いでいるうちに4周目に入りますが、これが最後だとスパートをかけます。第3ブイを回りラストスパートだ!と思ったところまぶしくて第4ブイが全く見えません。近くに人がいたので一緒に付いて泳いだところ全くの方向違いで、ボードに乗っていたレスキューの人がブイの方向を教えてくれましたが大きなタイムロスになってしまいました。
とは言えようやくゴールです。この大会のゴールはオリンピックと同じく泳ぎながらゴール板にタッチします。ゴール板まで颯爽と泳ごうとしますが、なんとも間が抜けたことに遠浅になっていて直前で手がついて泳げません。最後は中腰でゴール板にタッチする羽目になりました。
番号札をもらい大会本部前まで歩くが何しろ2時間近く水平になっていたのでよろよろです。結果は残念ながら去年のタイムには7分及ばず、川那部さんにも13分差の完敗でした。 川那部岳志 1時間39分36秒
徳山 一  1時間52分01秒
・対川那部 4敗

8月12日(日) NOWS三浦スイカOWS・5キロ (白山神社前海岸)
・参加者 川那部岳志、徳山一、粟野剛

スタート前
さて、とうとう来ました三浦スイカ!今までの大会は全てウエットスーツ着用可でしたがこの大会は原則不可です。ウエットスーツ着用ルールはややこしいので省きますがOWSは原則不可です。又、8月中旬ということもあり必ず「クラゲ」が出没するはず。いよいよハードルが高くなってきます。
コースは一辺800、700、600、400mの変形四角形一周2500mのコースを時計回りに上陸なしで2周回です。参加人数は約230人。距離が長いのでバトルはそれほどないでしょう。
さて入りはやや後方からゆっくりスタートします。ところが第1ブイまで距離がありすぎてブイが全く見えません。周りの人を頼りに泳ぎますがようやく半分ぐらい泳いだところでかすかに見え始める様です。これはコース取りが難しい。
第1ブイを廻って第2ブイまで700mですが途中にガイドブイがあります。この辺りは浅瀬になっており岩があるのでガイドブイの左側を泳げとのこと。この辺りは適当にばらけるので気持ちよく泳げます。第3ブイから第4ブイまでがまたブイが見え難い。何とか探して泳いでいるとレスキューの人がもっと右を泳ぐ様に指示しています。
自分よりレスキューの方がそれは信じられるので方向転換するとあらら!泳いでいる手が届くぐらい岩が浅くなっています。これは注意だ。水面下から目が離せないので呼吸ができません。
後で聞いたら僕が泳いでいた方向にはもっと岩が浅くなっていたそうです。
さて、1周回目最後のところで係りの人が給水をしていましたがペースを乱したくないので給水をパスして2周回目に入ります。
ところでクラゲがいない。直前の台風で流されていったとのこと。その代わり水の透明度は低く、沖でもかなり海藻が浮いていました
6月の沼津では中間でだれてしまったけど今回はピッチが上がってきました。周りの人とも競り合うことができました。
ゴール前では何人かには抜かれましたが無事ゴール!と行きたいところでしたが波打ち際には小さな岩がごろごろしていて足裏が痛くて上がれません。チャプチャプしている間に3人ぐらいに抜かれてしまいました。何ともったいない。
やっとこさゴールしましたが2時間近く塩辛い海の中だったので名物のスイカは最高でした。川那部さんとは7分差と館山より差はなくなりました。次戦では必ず打倒川那部?
粟野さんには11分差で勝利です。

川那部岳志 1時間41分36秒
徳山 一  1時間48分02秒
粟野 剛  1時間59分05秒
・対粟野 5勝、対川那部 5敗

スイムアップ
8月18日(日) 手賀沼トライアスロン:スイムパート1.5キロ (千葉・手賀沼)
・参加者 川那部岳志、徳山一、粟野剛 (他にリレー小宮山明子、ピン参加大日方忍)

いよいよ六番勝負の最終戦です。
この大会のスイム対決は川那部さんがピン参加、私と粟野さんがリレーのスイムパートです。コースはL字型に折り返し1500m。川那部さんが第1ウェーブ、私と粟野さんが第2ウェーブです。ここは強気に最前列から2列目のインに強気に並びます。
スタートから第1ブイのターンまで150mのバトルがきつい。全力で泳ぎます。
第1ブイを回ると少しばらけてきますが人が足に絡みついてくるときはキックで跳ね飛ばします。
湖沼でのスイムは水質がイマイチですが波がないので泳ぎやすい。又、ガイドブイが多いのでコース取りがしやすいので気持ちよく泳げます。
第2ブイを折り返すと後半に入ると逆光になりますがバトルはかなり少なくなりました。
さて、スイム終点の梯子を登りゴールゲートをくぐってバイクの岡田悦男さんにバトンタッチ。タイムを見れば27分25秒と去年より約2分短縮して川那部さんのタイムを上回りました。
川那部さんピン参加でバイク、ランを走り、僕はスイムだけなので単純に比較はできないのですがおまけして打倒・川那部達成となりました。

スタート前 レース終了後
スイムタイム ( )内はスイム・1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ合計タイム
徳山 一  27分25秒 
川那部岳志 27分36秒 (2時間34分08秒)
粟野 剛  29分36秒 
 ・対粟野 6勝、対川那部 1勝5敗 小宮山明子 43分32秒 
山崎 裕太 25分00秒 (2時間17分52秒)
大日方 忍 36分22秒 (3時間29分55秒)



六番勝負番外編(徳山単独参加)
9月2日(日) 佐渡国際トライアスロンBタイプ (佐和田海岸)
     スイム2キロ、バイク108キロ、ラン21キロ

スイムゴール スイム前 ゴール後
佐渡トラBは今年も一人で参加。スイムコースは900、200、900mの三角形を時計回りに一周回です。
OWSスイマーの中ではヘタレでもトライアスリートの中では速い方のはずなのでスイム目標は2割以内に入る事とし、バイク、ランは考えずスイムを全力で泳ぐことにしました。
スタートは強気に先頭から2列目くらいのアウトに並びました。Bタイプはリレーの選手と合わせて約800人同時にスタートなのでやはりバトルがひどい。又、900M先のブイの間隔が狭いのでどっちが本物か錯覚がおきます。
アウトからスタートしたので子ブイが見えないため、とにかく周りの人に合わせて泳ぎます。
水温は26℃と適当で波もほとんどないため泳ぎやすいのですが第1ブイを回ってもバトルは続きます。第2ブイを回るとインコースに入り子ブイに沿って泳ぎます。ここまでくると周りのスペースも空いてきて、大きい泳ぎを気を付けます。
遠浅だけど手の付くところまで泳いで立ち上がりスイムゴールゲートをくぐってゴール。
結果は162/752人・ 22%と目標達成はなりませんでした。
バイク、ランも軽い脱水症状となりボロボロで漸く完走はしたものの不完全燃焼の大会でした。 スイム41分22秒、バイク4時間52分10秒、ラン2時間51分18秒
計8時間24分50秒



9月23日(日)千葉南房総オープンウォータースイムレース・3キロ  (岩井海岸)

スイムゴール後朝スイム仲間と
さて、いよいよ最終戦です。先の佐渡トラBタイプがボロボロだったので何とかここはスカッと終わりたい。気合が入ります。
コースは500、400、600の1500mの三角形コースを2周回。波は静かで水もきれい。水温は25度と最適でOWSには最高のコンデションです。
いつもの間の抜けた「ファーン」と共にオレンジ色キャップの1500と黄色キャップ3000mのスイマーが同時スタートです。遠浅なのでドルフィンスルーをしてみますが歩いている人とさほど変わりません。
南房総OWS
さてスタートはしたもののいつもと同じく第一ブイは全く見えないので他のスイマーの後をついて泳ぎます。100mほど泳ぎそろそろ見えるかと思ったら何と黄色キャップと黄色いブイが重なってどれがブイだか頭だか判りません。これは何とかして欲しい!
一周目をクリアすると3000のスイマーだけになるので大分人も少なくなります。
ふと気が付くとすぐ前を泳いでいるスイマーがいます。丁度いいペースでコースもあっているのでドラフティングをして曳いてもらうことにしました。

よく見たら女性だったので下手すればストーカーですが還暦過ぎれば何でもアリです。
2周目第2ブイを廻って最後の600mは今シーズン最後と思い気合を入れて泳ぎ2,3人抜いてゴールしました
結果は年代別3位となりメダルをGET。(年代別参加人数は内緒)

タイム 1時間5分1秒(年代別3位)



ひと夏の経験

嘱託の分際で老後の資金を食いつぶし5月のロードバイク佐渡ロングライド210キロを含めれば5か月に9大会に参加しました。
スイム六番勝負の結果としては粟野さんには6戦全勝 川那部さんには1勝5敗となり何とか今年の目標達成でした。
高校水泳部・現在週1、2回スイム練習54歳の川那部さん。中学校水泳部・現在週4回スイム練習63歳の私。小学校スイミングクラブ・現在全く練習なし47歳の粟野さんと並べればそれなりの結果でしょうか。来シーズンは対川那部さんと五分にすることが目標です。
これから秋、冬の間にも泳ぎ込んで来年はもっと良い成績と目標達成のため頑張りたいと思います。
長文、駄文にお付き合い戴きましてありがとうございました。

記:徳山 一
count: カウンター