名機零戦/3
一撃離脱ならどんな機体も恐れる必要は無いと思う。
やりやすい、やりにくいは有ると思うけどね。
高速(敵を補足しやすく、補足されにくい)
広い視界(発見しやすく、攻撃されにくい)
重武装(一撃で仕留めれる)
足が長い(何度も攻撃できる)
が重要かな。
零戦=格闘戦みたいな感じだけど、日本のエースでも格闘戦に拘った人は
そういないと思う。岩本徹三とかそうじゃん。
回避の手段としての意味合いが強かったんじゃないかな。
実際、運動性が高いと回避、離脱がしやすい。
内地でへろへろ飛んでる人は「何が何でも格闘戦」て思うかもしれないけど。
単機や少数機での空戦訓練しかやらないから分からないんだと思う。
一式戦と二式戦の模擬空線で二式戦が圧勝したことも有ったしね。
その辺はフライトシミュレーターで多数機での乱戦とかしてみると良く分かると思う。
のんきに格闘戦なんか出来ないよ。ぐるぐる回ってるうちに他の機体に撃たれちゃう。
常に警戒しながら、外れの空域から観察→カモを発見→すばやく捕捉→
一気に攻撃(この時が一番危ない)→さっさと離脱、といった感じ。
実際、撃墜された期待の2/3は自機のケツが吹き飛ばされて初めて
攻撃されている事に気づいた、との報告もある。
強いだけでは名機になれないと思う。日本の象徴にまでなった
ゼロ戦は名機の称号にふさわしいと思う。
緒戦で勝った時も、最後に滅んでいく時も、ゼロ戦が日本を
象徴していると思います。
アメリカの評価では1位が疾風、2位が零戦の様です。
戦時中はエンジン・プロペラトラブルと未熟練者には手に余る(操縦が
むつかしい)ため概して不評だった疾風ですが、やはりそそこの防弾装備
と(本来なら)バランスのとれた高性能が決めてだったようです。
零戦は1100馬力のエンジンだから限界があるとは言え、航続距離を
もう少しだけ犠牲にして、せめて防弾ガラス、背中の防弾鋼板を最初から
つけてほしかった。
フライトシミュレーターはやった事はありませんが201氏の
言われるとおりだと思います。
著名な航空評論家の内藤一郎氏はサーカスまがいの「格闘性」が起こった
のは第1次大戦までで、そうでないとしたらパイロットのホラ話だと
言ってます。
軽戦であれ重戦であれ、戦技は太陽を背にした「一撃離脱」のみ
で、戦闘機における運動性能の存在意義は、攻撃をかける場合は捕捉が容
易になりやすいかどうか、攻撃を受けた場合は必死の回避運動がよく効いて
生き残れる率が高いかどうかだけである そうです。
零戦は大戦後半は後者の部分しか生かすすべがなかったそうです。
だから、烈風に海軍が翼面過重の指定をするなんて事がバカげているかと
結論づけています。
坂井さんだって格闘戦に持ち込むのは最後の手段であるっていってるよね。
つうか、ここで、WW2で巴戦が重要だなんて言ってるひとはいないでしょ。
坂井三郎もそういってた。フライトシミュレータで語るのもどうかとは思うけど
私もフライトシミュレータマニアなので、実はその意見には概ね同感 >201
同時に、「上昇して逃げる零戦を追ってはならない」っていう米軍に出された
指示をみると、これ、とんでもないことだなあと思うんですよ。つまり、ダイ
ブやロールで自分の持ってるエネルギーを使って逃げると、そのあとエネルギー
を取り戻すのにえらく時間がかかって結局戦闘に参加する時間が減るから、エ
ネルギーを使わずに逃げる能力があると言うことは、実質的に戦闘に参加する
機体が多いということになるわけで。
で、そういうことを考えると、結局、なんで日本で水平面での運動性が重視さ
れたかと言うと、貧乏が悪かった、ということになると思うんですよね。
貧乏 -> エンジンが弱い -> エネルギー回復が大変 -> 水平に逃げられればいい
貧乏 -> レーダーも空中電話もだめ -> 戦闘域から外れると大変 -> 水平に逃げよう
貧乏 -> 機体が少ない -> 実質戦闘参加時間を稼ぐにはエネルギー回復を短縮
させる必要あり -> 水平に逃げよう
つう感じ?
あー、誤解する人はいないと思うけど、US側がレーダー積んで飛んでたって
言ってるわけじゃないです。単に指揮管制のことが言いたかっただけ。
ついこの間、本屋で立ち良みしてたら、雷電の米軍のテストレポートの翻訳が
載ってて(これ、金がなくて買い損ないました。書名がわかる方いらっしゃい
ましたら教えて下さい。)もう、ベタボメでした。とんでもない上昇力と運動
性にテストパイロットがめろめろになってて、最高の戦闘機みたいなこと報告
してましたよ。
雷電がのり難いっていうのは、ようするに零戦がのりやすすぎたってことなん
ですかね。日本に Bf109 があったらなんて言われてたんでしょ。
しかし米軍機とて日本機の20mmに対しての防弾が
十分かと言えば疑問符が付く訳であり
仮に日本機が12mmに対する防弾を完備して来たら
結局彼等も20mmを装備し防弾効果が無意味と成る可能性も有る訳だろうが
(勿論結局はエンジンの性能差で米軍機の性能が勝ったとは
思う訳だが)
まあ確かに日本機も完全な防弾ではなく
防弾ガラスと座席後方防弾板装備程度の方が
米軍も20mmを装備して来ず日本機の製造コストが
無用に高騰する事も無かった訳だろうが
しかし一撃離脱を行うとしてもレーダー使用時は兎も角米軍機の
着陸時の損耗率を増したとさえ言われる下方視界の悪さは
編隊の数等で補った訳なのだろうか
確かに上昇・加速・ロールは疾風より雷電の方が戦時中も戦後のテスト
でも上でしょう。
雷電は、ベテランの赤松貞明中尉が好んだっていうね。
大型機攻撃時の直上方攻撃に威力を発したらしい。
米軍機は、機体が重いぶん被弾失速時には水平スピン等に
陥りやすかったのかな?
一撃離脱の場合は12mmに対する20mmの
命中率の低さは余り問題では無く
寧ろ防弾装備の硬い機体でも短時間で確実に仕留められる故に
独軍の様な多数の機関砲を装備した機体も有効であると
言う事だろうか
(しかし零戦の7mm等は米軍機相手には無意味なので
軽量化の為外した方が良かった訳か?)
F4U はそれが酷かったみたいですね。
あと P38 も。USのエースが P38 にのってて
低空で追い回されて、失速して落ちましたよね。
>214
零戦の機首の7.7mmは照準用です、20mm撃つ前のスポット・ライフルみたい
なもんです(ただし一部ベテランのみ)
たしか坂井氏は「7.7mmで当たったら20mmを撃つ」みたいな事を著書で書いて
いた記憶がありますが、他に「7.7mmでもパイロットを狙えば墜ちる」との評価
もあったと思います、ただ、いずれもベテランの評です。
巷の本では零戦の特徴として「強力な火力」が良く書かれますが、あれは
間違った評価です。
実際には開戦時点での零戦の火力は欧米機に対してかなり貧弱です。
F4UはSTOL性とかいろいろ工夫してますが、熱心さの余り艦上機と
いうのを忘れて全下方視界がさっぱりなのがアメリカらしくて良いです。。
あのコクピット配置にはよっぽど参ったのか、それ以降のあの会社の
飛行機はコクピット位置がやたらと前に出てますね。
Fe109Fなんか7.7mmx32、20mm モーターカノンx1とか、開発初期のfw190は7.7mmx2、20mmx2でなかったか?
F4Fの12.7mmx4と零戦は同じぐらいの火力では?
独軍の20mm機関砲の火力の前には米軍機の防弾も十分とは言えず
逆に米軍機の12mmの火力には独戦闘機は良く耐えたのか否か
しかし防弾ガラス等米軍機の12mmさえ止める力は無い訳だろうが
(要するに敵戦闘機の機銃では無く対空機関砲の破片を防護する為の物か)
しかもコックピット後方の防弾板は20mmは止められず
防弾ガラスを装備して至近弾からコックピットを
破片から防護する程度しか20mmへの対策は不可能と言う事だろうか
故に一撃離脱に徹するなら防弾はほぼ無意味であり
速度と火力が重視される訳だろうか
(しかし地上攻撃機及びその援護機は対空火力に晒されるから
重機関砲の直撃は防げぬとしても破片に対する程度の防弾は必須だろうか)
>218
火力の目安として銃口馬力(M.H.P)ってのがあります。
銃口から1秒間に発射される弾丸の消費エネルギーの値です。
*銃口馬力=(弾丸重量x射速(発/秒)x(初の二乗))/3542
口径毎の代表的な機銃例では
*ビッカース7.7mm 32
*ブローニング12.7mm 296(ただし日本のホ103なので米軍のM2ならば
もっと高い値です)
*マウザー20mm(MG151/20) 716
*エリコン20mm(1号銃) 201
これで大ざっぱに計算すると。
Me109F4(マ20mmx2@`7.92mmx2) 780以上(7.92mmMG17はビッカース7.7mmより
大威力です)
F4F(12.7mmx4) 1184以上
Fw190A3(マ20mmx2@`7.92mmx2) 1496以上
零戦(エ20mmx2@`7.7mmx2) 466
しかも零戦の20mmの携行弾数は各銃65発(Fw190は各250発、Me109は200発)
でさらに差が付いてしまいます。
零戦の20mmは99式20mm機銃2号で100発弾倉にしてくれ
99式20mm機銃2号より、飛燕・疾風に積んだホー5の方が有用な
様ですが・・・
さらにいうならBF109のF-4型は20mm一門だぞ。
ついでにFW190のA-3はMGFF2門も積んでる。
弾重も初速もエリコン2号の方が上では?
>224
すいませんF-4の20mmx2は誤記です、値は1門です。
それとFw190A3のMGFFは、迷ったんですが実戦部隊では外翼のMGFFを外した
機体が多いし零戦との比較って事で無しにしました。
零戦のエリコンは2号銃のベルト給弾になるとかなり良くなるのですが、
あくまで開戦初期の頃の比較って事で1号銃です。
>223
信頼性と弾丸威力で私もエリコンの2号銃を押します。
弾薬量はエリコンの3分の2ですが、発射速度は(たしか)毎分800発
と大幅に上回っていたので、対戦闘機向きだと思いますが・・・。
初速は同程度、重量はややホ5の方が重かったと思います。
>228
ホ-5は750発/分でしょう?
20mm2号も5型になると発射速度750発/分で同等なのですが登場時期がやや
遅い(1944末から生産)ので(それに信頼性がちょっとね)、4型(480発/分)
の発射速度増大装置付き620発/分がライバルかな。
資料によって違いがあるようですね。
私の持っている丸編集部編(光人社)の「疾風/九七重爆/二式大艇」
だとホー五は、初速750メートル、毎分850発となっています。
海軍と陸軍の20ミリ(に限らないけれど)には弾の交換性がないし、
機銃の口径・種類(コピー)という点で日本は機銃の見本市ですね。
松本氏の戦記マンガでも、「モノの有り余った米軍が統一化(7.62と
12.7のみ)されていて、何もない我が国がバラバラという言葉を思い
出します。
戦闘機も前半は(隼を無くして)零戦で統一、末期は(紫電・改を無くして)
疾風で統一できれば(ま当然無理だったでしょうけど)、もっと生産力
が上がったと思うと残念です。
機銃の混載は命中率が悪いという話だが
52型だと7.7mmと13mmと20mm積んでいて命中させるの
難しいだろうな。
マリアナ海戦だとタウイタウイにひと月いたため空戦時、弾がしけって
打てなかったという話があるし、いずれにしても米などに比べると
同じ口径でも質を見るとかなり劣っているでしょうね。
52型は7.7mmは降ろしてなかった?
232さんが言ってるのは52型乙
233さんがいってるのは52型丙
FW190はプロペラ圏内に4門、Me109は3門、零戦は2門。
プロペラ圏内へのこだわりは、実際にどれくらい命中率に効果があった
のでしょうか。
日本はなかなか落ちないアメリカ機に対抗する為に20mmが必要で
日本機相手なら12.7mmで十分だったアメリカ。
防弾とは自分を守るだけでなくて、相手により大きな機関砲を積ませる
効果もあった、戦車や軍艦を考えれば当り前の事だけど。
F2ってスズメみたいで可愛い&かっくいいね。
あの戦闘機のライバルは?
F2→XF2ね
捻り込みとは?
その他燕返しとか色々格闘戦の技があるそうですが
誰かご教授ください。m(__)m
つばめ返しは麻雀の技です。
天和の積み込みです。
鶴の羽交い締めとか崖崩れは?(ちがう)
Su-27の徹底的な機動力追求って、零戦と相通じるものがあるのでは。
Su-31とかアクロ機も一生懸命作るしね。きっと日本人と気が合うのでは
ないだろうか。
Su−31のアクロって凄いよね。
失速反転?
あれはスロットルを急激に絞るの?
と同時にスティックを絞るの?
スティックを引くでした。
>242
よく知らないけど大抵はプロペラの反トルクを使ってるんだろーね。
しかしアメリカや欧州はホームビルト機みたいなのでちまちま
やってるというのに、旧ソ連はスホーイとヤコブレフが開発生産してるというのが
なんつーか、すごい。
AGE
89に一票。
どうして日本人は戦術論が好きなんだろう?単純に気になる。
エンジンの回転方向は関係ないそうです。
単に右手の力が強いからだそうです。(坂井三郎談)
>左ひねりこみ
武装は
12.7*6や
7.7*8など
いろいろ試したほうがよかったのでは?
http://union-jp.net/home/ysngmilk.html
あの当時のパイロットは今の俺でも太刀打ちできないと思う。
同じイーグルに乗せたら。
零戦>与圧無し、空調ほとんど無し、Gスーツ無し、無線電話は聞こえず、クルシー方位装置は切ってあるし、
照準器にジャイロは無いし、20mmはしょんべん弾だし、300マイルを越えるとロールが出来ないし、
燃料タンクにはゴムも張ってないし、大変ね、、、、
五式戦やMe262は
「エンジン選定さえあやまらねければ二年は早く実用化できた」
といわれるがP-51Bもそうでは?!http://union-jp.net/home/ysngmilk.html
零戦なんて七面鳥以下さ
だって、撃ち落としても食えねぇだろ?
ガハッハハハハッ
って笑われてたらしいね。
サッチ戦法編み出された時点で終わり。
トホホな戦闘機あてがわれて、
良く戦ったね日本軍。
ワイルドキャットの方が
兵器としては優秀だったよ。
やはり 強風を艦上型にしたほうが良かったのではないか。
強風を艦上機にって、紫電?(艦上型だけど)
空母着艦をあの華奢な脚で、ではエンジンがぼんくらな紫電改
とどっこいだろうな・・・扱いの厄介さでは。
稼働率の悪さも天下一品
>ALL
気持ちは分かるが美化するなよ
五式戦を二年早く実用化して
艦載化すれば最高!、、、、?http://union-jp.net/home/ysngmilk.html