LOVE OF MY LIFEの次に購入したのがこのA PLACE
IN THE SUNである。(私の記憶が確かなら・・・・・)
この1作前のアルバム flow into space はダビングして持っていたので、今井美樹を攻略(笑)するには、このあたりから攻めて行くのがよいかな?と考えた末の購入となった。後に、この選択は間違っていなかった事を 確信したのである。
このアルバムも構成が素晴らしい。全曲を一気に聞き終えるとまるで1篇の映画を見終わったような気持ちにさせられるのである・・・
flow into space/A PLACE IN THE SUN/LOVE OF
MY LIFE この3枚は singerとしての今井美樹を確立させた3部作だと私は思っている・・・・
01「夢」 まさに導入にぴったりの曲である。幻想的なイメージ・・・ピアノの小刻みなリズムが気持ち良く心に響く・・・これがあの布袋氏の曲?と思わずにはいれないほど、美しい仕上がりになっている・・・
02「Martiniqueの海風」 これもピアノの音が小気味良く響く、坂本龍一氏ならではのjazzyな仕上がりとなっている。またサビの部分からのオーケストラ風のサウンドが曲全体を引き締めている。
03「輝く街で」 一変してゆったりとしたリズムの曲。遠い日の恋の想い出を凛と歌う彼女の声に切なさが漂っている・・・
04「Miss You」 シングルカット曲。こんなに切ない歌は彼女にしか歌えないのではないだろうか・・・・やはり、布袋のギターが切なさを引き立てているように思える・・・
05「彼はもう来ないでしょう」 イントロのリズムがカッコイイ。jazzyなサウンドに新しい今井美樹を覗いたような気のする曲。不思議な旋律にはまってしまう・・・
06「Silent blue」 ゆったりとしたテンポが心の奥深くにずっしりと響く。例えて言うなら、深夜の浜辺で二人して波の音に耳を傾けているような・・・・?
7「sweet love,sweet pain」 一変してアップテンポの元気な曲。布袋のバッキングギターがRockなサウンドによくマッチしている。新しい恋への不安と希望がうまく表現されている。
8「A PLACE IN THE SUN」 アルバムタイトル曲。ミドルテンポのRockナンバー 。自分自身の明日を戸惑いながらも力強く歩いて行こうとする気持ちがこめられている。
9「海辺にて」 ゆったりとしたナンバー。愛をただ懸命につらぬいていこうとする意思の強さとピアノの優しい音がうまくマッチしているように思える。こういう曲を彼女に歌わせたら天下一品である・・・・ひしひしと思いが伝わってくる。
10「Watermark」 坂本龍一氏のインストゥルメンタル。まさに、この曲でアルバムが閉じようとしている、エンディングにふさわしい曲である。映画が静かに幕を閉じるようだ・・・・・
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