このアルバム、ほんとに、最初は何の気なしに聴いていた。（多分、１９９６年くらいに購入したが、その頃は、とにかく美樹さんのＣＤを集めるのに必死だったので（笑）、ゆっくりと聴いていなかった。）しかし、落ち着いて聴いてみると改めていい曲たちがいっぱいで、すっかりお気に入りのアルバムになっていた。「関西女の子会」では、ついつい、このアルバムの中から、いっぱい選曲してしまう・・・・・（笑）

１「SATELLITE HOUR」　フォーンセクションがカッコイイ。ミドルテンポだが、ノリのいい１曲.。

２「ひとりになってみよう」　　軽快なベースからの導入。曲の軽快さとは裏腹に、切ない別れの曲。切なさの中に、前向きに生きていこうという、決意が感じられる。

３「夢の夜」　一変して、スローなナンバー。許されない恋へのしたたかな情熱が、美樹さん自身による歌詞にうまく表現されている・・・・

４「あこがれのままで」　私は、この曲のイントロおよび、バックミュージックがとても好きだ。昔憧れていた人に再会した喜びと、もう別々の道を歩んでいる・・・そんな切なさがうまく表現されている。

５「プラスα」　一変して、４ビートのRockサウンド。大人の雰囲気が漂う・・・・

６「Tea For Two」　アコースティックギターのみのシンプルなボサノヴァ。こんなカッコイイ曲を美樹さんに耳元で歌われたら、男の人はまいっちゃうだろうな〜。（笑）

７「Lluvia」　アルバムタイトル曲。スローなシンセのサウンドが心地よい。この頃の美樹さんの詞は、切ないものが多いが、そういう時期だったのかな・・・

８「笑顔」　このアルバムで、私が一番好きな曲である。詞が、とにかくいい！　　　「二度と　会えぬなら　笑顔で　別れよう・・・・・」　この一言が、胸の奥に突き刺さる・・・・・

９「黄昏」　ピアノとギターのみの静かな１曲。

１０「DISTANCE」　３拍子のしっとりとした１曲。

この「Lluvia」　改めて聴くと、あまりにも切ない詞が多くて、とてもつらい・・・（苦笑）　当時の美樹さんは、こんなにつらい思いばかりしていたのかと、考えさせられる・・・・　サウンドと詞のギャップが魅力になった１枚だろうか・・・・・冬の夕暮れに似あいそうな１枚のアルバムである・・・・・