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(10)今週の出来事 2005年 9月~12月

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[餅つき] '05.12.29
[小鳥と保健所2] '05.12.24
[小鳥と保健所1] '05.12.17
[たぬき2] '05.12.10
[地下足袋3] '05.12.3
[地下足袋2] '05.11.26
[地下足袋1] '05.11.19
[またやって来た ジョウビタキ] '05.11.12
[トレーサビリティ] '05.11.5
[憲法論議] '05.10.22
[たぬき] '05.10.13
[恐怖の診断] '05.10.8
[紳士的な運転] '05.9.28
[蝉の死骸] '05.9.21
[宅配業] '05.9.17
[山陰への旅行] '05.9.10
[蝶と堆肥] '05.9.3

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[餅つき] '05.12.29

我が家では早々と、今月(12月)の25日に、餅をついてしまった。

「餅つき」といっても杵(きね)と臼(うす)でつくのではない。洗濯機のような構造の餅つき機があって、蒸(ふ)かしたもち米を簡単に練ってしまう。

餅をつきながら考え、そして誓った。来年こそは目いっぱい働いて、お金を儲けて、裕福な生活をしようと。ヒルズ族のように。

そこで一句できたのでしたためておくことにする。

 モチベーション
 高めるために
 もちをつく



[小鳥と保健所2] '05.12.24

さて、保健所の回答だが、マスコミなどでよく言われる、お役所的な回答だった。


日本国内において、渡り鳥によって人間が鳥インフルエンザに罹(かか)ったという報告例がないので、「危険である」という判定はできない、ということだった。

この回答については、ぼくの想定の範囲内だったが、どうやら保健所も例にもれず、警察のように、被害者が出てから動き出す機関のようである。

いや、上記の回答を批判するつもりはない。公(おおやけ)の機関やアカデミックなものは、そういうものである。その限界は承知しての問い合わせだったのだ。

裏返せば、「すぐに鳥のフンを採取に伺います!」などと言われたら、かなり切迫していることの証左なので、逆に怖いことになってしまう。


保健所の電話口に出てくれた人は、医師のようで、ちゃんと説明してくれた。

海外で、鳥から人に感染する例というのは、鶏肉を食べようとした者が、生きている鶏を直接さばいて食べたような場合だという。

日本人の食文化とはかなり相違のある生活様式で感染は発生している。つまり、日本では鳥からの直接感染について、あまり神経質になることはないという。


続けて、このように話してくれた。野生動物全般、人間の健康を損ねる未知の病原を持っている可能性があるので、鳥インフルエンザに限らず、接触には慎重をきすべきだと。

確かに、キタキツネのエキノコックスなどはよく知られている。

茨城県では養鶏場で陽性反応が相次いでいるが、これはかなり人為的な臭いがする。無許可のワクチンを使用した可能性とかだ。

しかし一応、渡り鳥から養鶏場の鶏への感染はあり得る。数日前の新聞だが、同県では、渡り鳥など野鳥のウイルス検査をしているという。

また、県内10箇所の湖沼から鳥のフンを採取して検査しているともいう。
ちなみに昨年度は検出されていないということだ。とにかく、行政は厳重監視しているのも事実だ。



[小鳥と保健所1] '05.12.17

ジョウビタキという名の小鳥が一羽、単独で我が家の庭をテリトリーにしている。

縄張り意識が強くて、鏡を見ると、自らの姿を映して攻撃する。そして、興奮してかそこにフンをする。車のサイドミラーが良い標的になってしまった。

しかし、上記のことを大目に見れば、いつも近くにいるので大変愛らしい鳥なのだ。


この小鳥について、ひとつだけ問題と不安があった。

ジョウビタキは渡り鳥である。中国、モンゴル、サハリンなどから来るという。おそらく、大陸にいるときも人間の近くで生活をしているに違いない。それは容易に推測できる。

さて、いま中国では、鳥インフルエンザに罹患(りかん)してしまった人間のことがニュースになっていた。

「ひとつだけ問題と不安があった。」とは、つまり、小さなこの小鳥が鳥インフルエンザのキャリアーになっているのではないか? という不安である。


我が家では現在、車のサイドミラーに覆(おお)いをしてしまっているので、フン掃除は日課ではなくなったが、それでも覆いをするのをうっかり忘れたときなどは、必ずやられてしまった。

やられたフンは、ティッシュや雑巾できれいに拭き取るわけだが、当然水に溶けたフンに、手が触れることになる。

そこで、正しい知識を持つべきだと考え、保健所に問い合わせてみたのだ。

文が長くなってしまった。つづきは次回とする。



[たぬき2] '05.12.10

少し前に、たぬきを話題にしたことがあったが、どうしたことか、それ以来、たぬきを何回も目撃しているのである。

たぬき目撃の一回目は、[たぬき]で報告した通りだ。ほとんど自宅で目撃した。

二回目は、深夜、ゴルフの練習に行ったときだ。その練習場の敷地内でである。ただしそこは広大な雑木林に囲まれている。

三回目は昼間。インボイスドームに行ったときのことだ。ドームの前の道を多摩湖の方へ散歩したのだが、その歩道の脇の土手に、実は死骸だったのだが、見つけてしまった。まだ死んだばかりの個体だったようだ(可哀想に)。

それにその頃、テレビのニュースでは秋葉原でたぬきが捕獲されたと報道していた。

まさか来年がたぬき年という訳ではあるまい。来年は戌(いぬ)年だ。たぬき年はまだ先である。



[地下足袋3] '05.12.3

またもや地下足袋(じかたび)の話だ。

インターネットでちょっと地下足袋のことを検索してみると、その途中で、なぜかブリヂストン株式会社が出てきた。

ブリヂストンの創業者石橋正二郎氏兄弟は、足袋の製造業から始めたらしい。のちには足袋の底に滑り止めのゴムを貼った、いわゆる地下足袋を製造し販売したという。

昭和になってタイヤの製造をはじめ、ブリヂストンタイヤ(株)として独立した。足袋もタイヤも足には違いない。

面白い発見だった。ちなみに君は、ブリヂストンって、創業者の名前を取ったことは知っていたかな? ブリッヂ(橋)、ストーン(石)。



[地下足袋2] '05.11.26

そういえば、ぼくは小さいときから足袋(たび)を履いていた。

小学生の頃、運動会で「運動足袋」あるいは「はだし足袋」なるものを履いて競技をしていたのである。

白い、使い捨てのような足袋だった。もっとも、ぼくはあまり俊足ではなかったので、白い足袋が似合っていたとは思えないが、足の速いやつが履くと格好良かったのだ。

ともかく、ぼくはずっと地下足袋を履いていることになる。案外ぼくが健康でいられるのはそのせいかも知れない。足の指で地面をつかめるのだ。

スニーカーは、特にジョギングシューズはよくない。例えば直立するのに、身体を母指球のみで受け止めさせるため、足の指が極端に遊んでしまっているのだ。


話は変るが、機会があって、きれいな水の流れる川辺にでも行ったなら、その球砂利の上を裸足で歩いてみることを薦める。

たぶん普通の人は足が痛くて歩けないはずだ。そして、いかに足が野生から遠ざかってしまっているのかがわかるはずである。



[地下足袋1] '05.11.19

圃場(ほじょう)、つまり畑に出るときには、地下足袋(じかたび)を履く。

地下足袋は綿で出来ているので、洗うとだいぶ縮んでしまう。履き方はリアエントリーになっているのだが、留め金を止める(ひっかける)紐(タコ糸)がすぐにだめになってしまうのだ。

ぼくはこれまで、力王ファイターという地下足袋を履いていた。

最近、ワークマンという作業着店に行ってみると、新製品が出ていた。ファイター〆太というやつだ。
店の人に「〆太(しめぶと)って何ですか?」と聞いてみると、足首の太い人用ということだった。
ぼくが求めていたものはこれだ!というわけで、すぐに購入したのだった。

履いてみるとGoodだった。この製品は長持ちしそうである。

いや、べつにぼくの足首が太いという訳ではない。これまで履いていた地下足袋が極端に細かったのだ。… おそらく、基準になったのは、マサイ族の青年の足首だと思う。

とにかく、新製品が出ていたことについて、… 地下足袋などというものは、一部の限られた職業しか使わないマイナー商品である。 MEN'S NON-NO などには宣伝とかで、決して載っていない代物だろう。

それにもかかわらず、微小な消費者ニーズにこたえるべく、改良を続けていたとは、若干の感動を覚えたのだ。

同時に、もう一つ若干の感慨を覚えたことがある。地下足袋はおそらく日本人独特の履物に違いない。ところがその伝統的民族的アイテムが made in China だったのだ。



[またやって来た ジョウビタキ] '05.11.12

木枯らし1号と一緒にジョウビタキがまたやって来た。




今週の出来事'04.9月~12月
[再び小鳥の話] 参。



[トレーサビリティ] '05.11.5

「トレーサビリティー」一般の農家が日常普通に使っている横文字である。

Traceability 跡をたどることができること。由来のわかること。~にさかのぼること。

牛肉におけるBSE。農作物における残留農薬。両方の問題が近年持ち上がり、その防止策として、農産物を出荷するときには、その農産物の履歴を書いて市場に提出するようになった。

使用した肥料や農薬の品名、使用量などを履歴書に記入するのだ。やっかいなことだが、しかし、ぼくはこのことを歓迎している。



[憲法論議] '05.10.22

政界ではすでに憲法論議が盛んだ。ぼくは、なぜか一冊の本のことを思い出してしまったのである。

ぼくが高校生のときだ。

自宅の家族共用の本棚を整理していると、一冊の本が出てきた。かなり古く赤茶けている。初版がたしか昭和23~4年あたりだった。終戦間もなくの出版である。題名は「生きゆく道」、著者は天野貞祐(あまのていゆう)とか言った。

薄い本だったので読んでみることにした。内容は、人生は悩み多きものである。敗戦によって国の中は退廃しているが、精神だけは高く保って生きよう。こんなテーマだったと思った。

その本の中で、目に止まりショックを受けた言葉があった。

「無防備文化国家」!

無防備文化国家の建設、人類最初の実験。

高校生のぼくにはひどく新鮮で、また魅惑的な国家論だったのだ。

終戦間もなく、荒廃した東京の焼け野原で、日本の知識人たちには、おそらくリアリティーをもって見えたのである、無防備文化国家が。

無防備でも我が民族と我が国土を他国から絶対守って行けると。戦争に負けた結果、武力解除させられたのだが、そのまま永遠に行こうという概念だ。

しかし、自衛隊の前進である警察予備隊がすぐに出来てしまった。

新憲法草案にあたって、ぼくはどちらかというと保守系なので、「無防備論」は書く必要はないと思うが、敗戦を味わって、その直後に見えた日本民族独自の貴重なビジョンなのだから、その精神は忘れないでほしいと思ったのだ。



[たぬき] '05.10.13

飲んで、タクシーで帰って来たのは、深夜の2時ごろになっていた。

タクシーがぼくの家の近くに来たときである。ヘッドライトが舗装道路を横切るものを照らし出したのだった。

あきらかに「たぬき」だった。ぼくは生まれて始めて野生のたぬきを目撃した。
すぐに野生動物であることはわかった。毛の色とか、動きとか、犬や猫でないことは、直感でわかるのである。

俊敏な動きで道路を渡ると、ぼの家の庭に入っていった。… ぼくの家の庭は獣道か!

ぼくの住んでいるところは都市近郊だ。都会といってもよい。それで何が言えるのかといえば、つまり、野生動物の生活エリアと人間の生活エリアが、その棲み分けが無くなって来てしまっているということである。


ちなみに、「たぬき汁」というのがあるが、たぬきの肉は臭いらしい。精進料理にも同名のものがあるようだが、それは、凍りコンニャクをたぬきの肉に見立てたものらしい。



[恐怖の診断] '05.10.8

先日のことである。朝、布団の中で目を覚ますと、ひどく咽(のど)が痛い。起き上がって顔を洗うなど、朝の決まり事をしたのだが、咽の痛みは取れない。頭がもやもやする。それに咳きも出る。

来週は自治会のスポーツの行事だとか、諸々の付き合いがある。そこで、自分はともかく、周囲に迷惑を掛けてもいけないので、久しぶりに内科のクリニックに行くことにした。

初めて行くクリニックだった。受付を終わると待合室で熱を測らされた。36度、? 平熱だった。

ぼくは農業をやっているので、時間は自由に調整できる。病院がすいていそうな午後2時ごろを選んで行ったのである。

病院は混んではいなかったかも知れないが、その代わり、待合室は見事に老人ばっかりだった。看護師がギャルなので唯一救いだった。

しばらく待つと、

「すみしさ~ん」

診察室から呼ばれた。

ぼくより若いが、体脂肪率30%以上あるだろう男の医師が白衣を着て座っていた。医師にここへ来た理由を説明した。

「口を開けてくださ~い」

医師に促された。さて、ここで恐怖の診断が告知されたのだ。

「 … ああ、鼾(いびき)のかきすぎですね!」 

ゲッ!

「咳が出るんですけど」

診察結果に抗議したのだが、医師は診断を曲げなかった。医師に付き添っている看護師ギャルなどは、ぼくの病名を聞いて(うける~ぅ)といった感じで嬉しそうにしているではないか、

ぼくは鼾はかかないので、誤診に違いない。それに、ぼくを診てくれた医師の方が、なんとなく健康状態が心配だ。若いのに脂ぎっている。

咳止めの粉剤、セフゾン、エンピナース、ブルフェン。鼾のために4種類もの薬剤を調合してくれた。



[紳士的な運転] '05.9.28

最近、レガシーの運転の仕方がかなり紳士的になっている。タイヤを鳴らすようなことは決して無い。

ぼくが大人になったからではない。予算が回らず普通のタイヤが購入できないのだ。そのため、夏場でもスタッドレスタイヤを装着したままになっている。

だから、できるだけ磨耗を少なくするように走っているのだ。アイルトン・セナはタイヤの磨耗が少ない走りをしていたというが、見習っている。

走りが紳士的になってしまった理由がもう一つある。

先日、燃料が底を突いたのでガソリンスタンドに行った。看板を見ると138円と表示されていた。レガシーはプレミアムガソリンだ。ガソリンの高騰である。これまでは市街地走行で4.2Kの燃費だったが、今回は4.7Kまで良くした。

ぼくの乗用車は通勤とかでは使わないので、燃料はたまにしか入れないが、仕事で車を使う人たちはかなり大変に違いない。



[蝉の死骸] '05.9.21

お彼岸には親戚を訪問しなくてはならない。そこでレガシーを洗車した。そしたらエアインテークの中に蝉の死骸があるのを発見した。秋だ。





[宅配業] '05.9.17

今月11日には衆院選挙があった。与党はしたたかに郵政民営化を争点にしていた。

そこで思い出したのだが、ぼくは子供の頃、郵便配達や小包配達を仕事にしたいと思っていた。つまり宅配業だ。

しかし、ただの宅配業ではない。

惑星間の宅配業だ。たとえば、木星の養殖毛蟹(けがに)を、火星のコロニーまでクール宅急便で届けるとか、金星で栽培されたなめこを冥王星のステーションに届けるとか。

しかしこれを実現するためには、スペーストラックのエンジンもパルスドライブでは当然無理なので、ハイパードライブ跳躍飛行用のエンジンに乗せ換えなくてはならない。

すでに銀河間輸送にはSJDS(スーパー・ジャンプ・ドライブ・システム)が開発され実用化しているのだが、高価だし小型化も難しいだろう。

だから、いまのところ、小型スペーストラックにはハイパードライブしか選択肢はないのである。




[山陰への旅行] '05.9.10

9月に島根鳥取と山陰方面への旅行をしてきた。デジカメで写真をとったので掲載するが、… せっかくなので、写真を使ってのクイズを出すことにする。

解答はしないので、わからなくて、しかも興味があったら、自分で調べてもらいたい。


↑妖怪です。何という妖怪?


↑出雲大社の境内にあったもの。これな~んだ?


↑雨で濁った宍道湖です。
さて、宍道湖って、読めますか?



↑9月6日朝のテレビ。
鳥取県の三朝(みささ)温泉にいる。
朝風呂から上がると、
テレビで台風のニュースをやっていた。
テロップには『台風14号北上
九州ほぼ全域暴風域に』とある。
山陰あたりでのんびりしている場合
ではないかもしれない。



[蝶と堆肥] '05.9.3

植物を育てるには、ミネラルウォーターを与るだけでよいとか、ガムシロップを与るだけでよいとか、… それだったら農業も楽なのだが、

どういう訳か、植物の生育には動物のふんや植物を腐らせたもの(発酵したもの)、つまり堆肥が必要なのである。

農家にとって堆肥の匂いは決して不快なものではないのだが、やはり臭いといえば臭い。

先日、秋の作付けのために、畑に堆肥を散らす作業をしていると、なんともミスマッチなことが起きたのだ。

蝶(ちょう)が集まってきたのである。アゲハとかモンシロチョウだとか。そして堆肥に止まってはまた舞いはじめる。

いったい何をしているのだろうか。堆肥がよく発酵しているので、もしかしたらアルコールが出来ているのかもしれない。それを吸いに来た?



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