sumi-Cノート <excerpt> 『献血は必ずしなくてはならない』と考えていたのだが、恥ずかしいことに、これまで一度もしたことが無かった。 … 続き
(12)今週の出来事 2006年 5月~ 8月
[美人の定義1] '06.8.31
[ガーベラ] '06.8.26
[ワタナベ先輩] '06.8.19
[旅] '06.8.12
[蛇口] '06.8.5
[ひざ当て2] '06.8.1
[ひざ当て1] '06.7.31
[人のタイプ2] '06.7.15
[人のタイプ1] '06.7.8
[イコールの親分] '06.7.1
[新聞] '06.6.24
[カタツムリ] '06.6.17
[献血] '06.6.10
[ドリームジャンボ2] '06.6.3
[々Ans] '06.5.28
[ドリームジャンボ] '06.5.25
[々] '06.5.20
[さくらんぼ] '06.5.15
[荒川静香] '06.5.11
[国立病院] '06.5.6
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[美人の定義1] '06.8.31
例えば、出向いたところに女性=女の子がいて、初めて会う女性で、話しかけることが出来たとする。そして、女の子がひどく可愛かったとする。
自宅に帰ってから、その女の子がどんな顔をしていたのか思い出そうと試みるのだが、思い出せない。そういう女性は、ぼくにとっての美人である。
反対に、『ああ、あの娘(こ)ね!』という具合に、すぐに頭に浮んできてしまう女性は、美人ではない。むしろ、その娘は、カワイイタイプの女性である。
美人というのは、整いすぎているので、特徴がある意味無いのだろう。だから思い出せない。反対に、そうでない娘は、例えば、両目の配置が特徴的だったり、忘れようも無い鼻の形をしていたりするので、記憶に残ってしまうのだ。
芸能界で活躍するタレントの女の子などは、どちらかといえば、カワイイタイプが多い。つまり個性的なのである。
[ガーベラ] '06.8.26
玄関先で、元気よく咲いている鉢植えのガーベラだが、
夜中に見たら…、
家の中を覗いていた。
[ワタナベ先輩] '07.8.19
軽トラックを運転していると、ワタナベ先輩の車とすれ違った。ぼくは親しく会釈した。
ワタナベ先輩。ぼくの尊敬する人だ。ふと、彼のエピソードを思い出してしまった。
あるパーティー会場でのことだ。
会場で先輩と一緒になった。先輩はぼくより背が高く、体格も良い。パーティーはスーツ着用で、そのスーツ姿もお似合だった。
宴も酣(たけなわ)になった頃、ぼくは、生理現象に抗しきれずにトイレに行った。ちょうど先輩も来ていた。
ぼくは用を足し終えて、洗面台で手を洗い、外へ出ようとした。
先輩が反対側の壁で、こちらに背を向けて妙な格好で固まっている。ぼくはハンケチで手を拭きながら先輩に声をかけた。
「先輩、どうかしましたか?」
よく見ると、そこには手を送風で乾かす、いわゆる『エアータオル』と呼ばれる装置が据え付けられてあった。先輩はなぜか、その装置に頭を近づけているのだ。体をくの字にしている。
「顔を洗ったんだけど、顔がうまく入らねぇーっ」
「ええっ!」 む、無茶な!
エアータオルは、奥行き20センチ足らず、しかも下に受け皿がついていて、完全に、手だけを乾かすことを目的に設計されているものだ。
先輩は、その装置にむりやりご自分の顔をこじ入れようとしていたのだ。しかも、先輩の顔は、かなりでかい!
「せ、先輩」
ぼくは、感動で胸がいっぱいになってしまった。先輩は、誰も思い付かないような事を、自然体でやってのけるのだ。ぼくには越えることの出来ない、師匠のような人物なのである。
[旅] '06.8.12
昨年は オーバースケジュールぎみに旅行へ行ったが、
今年は まだひとつの計画も無い。さびしい。
無性に旅行をしたくなった。
一人旅とか。
[蛇口] '06.8.5
作業場の蛇口の先端が破損してしまった!蛇口の先端には整流部品が付いていて、やはりそれが無いと 出てくる水があばれてしまって 使いづらい。
そこで、近くのホームセンターまで行って、新しい蛇口を買ってきた。
ところが、取り付けてみると、どうしてもコックの部分が下になってしまうのだ。
これから先 ずっと この態勢で使わなければならないのだろうか? はたして 慣れるだろうか! ぼくは、途方に暮れてしまった。
ふと、以前、知り合いの水道屋さんから防水用のテープをもらったのを思い出した。それをネジ山の部分へ何重にも巻いて、ネジ山の厚みを増してやった。すると、ネジを締め切ったところでちょうどコックが真上に来てくれた。
↓
かくして、蛇口問題に関する 我が家の危機は去ったのだった!
[ひざ当て2] '06.8.1
バレーボールの練習の翌日のことだ。
洗った!
[ひざ当て1] '06.7.31
今月30日になって、ようやく、つゆが明けてくれた。よかった。
ぼくは週一で、ママさんバレーのチームと一緒に バレーボールの練習をやっている。夜に中学校の体育館を使ってだ。26日の夜も練習に出かけることにした。
自分の部屋でハーフパンツとTシャツに着替えた。そして、傍(かたわ)らにある「ひざ当て」を手に持ったときのことである。
ひざ当てが湿っているではないか? いや、かなり濡れている。
先週は用事があり練習には行けなかった。つまり、先々週に練習をしたときの汗が乾いていなかったのだ! 何か、気持ち悪さを越えて、危険さを感じた。
『しかたない。今夜はそのまま使うことにしよう』
ぼくは決断した。体育館に着くまでに乾くようにと祈りながら、くるぶしのところにつけて行くことにした。
[人のタイプ2] '06.7.15
「女性的である」とか「女性化した」とか書くと、どうしても、女性を見下したニュアンスを含んでしまう。
なぜなら、女性のイメージは、女性の社会的地位の低かった長い歴史のなかで形成されたものだからだ。しかし、ここでは解りやすいように、あえて配慮しないでそれを例とすることにする。
ここに一人の男がいる。男は筋肉隆々のマッチョだ。しかも格闘技に通じていて、かなり強い。まあ、ぼくとは正反対の、セックスアピールの塊みたいなやつだ。
その男が人を殴ってしまった。腕力に訴えた理由は、『相手が気に喰わなかったから』あるいは、『相手が不快なやつだったから』だった。
さて、この男は、『男らしい』行動をとったといえるのだろうか?
前回描いておいた図を見て欲しい。男の領分は思考だ。それに対し、女の領分は感情だ。(一般的に男は思考によって行動する傾向にあり、女は感情によって行動する傾向があると云われている。)
その男は、快、不快。つまり感情によって行動を起こした。同性でも羨むマッチョな肉体を使って、結局女性的な行為をしたということになるのである。
一見、腕力があるとそれだけで男らしいように感じるが、実は、力の用い方でその価値が変ってくる。本当の男らしさは、『よく考えてから行動すること』にあるのだ。
[人のタイプ1] '06.7.8
感覚は我々に、何かが存在することを告げ、思考は、それが何であるかを告げ、感情は、それが快感を与えるかどうかについて告げ、そして、直感は、それがどこから来てどこへ行くのかを告げる。
人は4つのタイプに分けられるそうだ。 感覚派 思考派 直感派 感情派 の4つだ。図のように、感情の対極が思考だ。さて君は何派ですか?
ぼく自身は、考えてみると感覚派かも知れない。順番を付ければ、そのあとに感情、思考、直感とつづく。 しかし4つのタイプとは関係なく、若干思考力が弱いので、日頃、『よく考えねば』と思ってしまうのだが … 。
上記はC・G ユングの著書に書かれていたものだ。
[イコールの親分] '06.7.1
君に問題です。 『々』の続きみたいですが、ある日、イコールの親分に出くわしました。〓です。さて、『〓』を一般的になんと呼ぶでしょうか?
今回はみんな知っていそうなので、続けて解答をしてしまいますが、答えは 下駄(げた)です。
下駄と言えば、玄関にある靴箱を、わが家では『下駄箱』と呼んでいるのですが、下駄が一足も入っていないことに気が付いたのです。
[新聞] '06.6.24
新聞の質が下がってしまったようだ。
何年も前から朝日が、そして、ここへ来て読売までも悪くなってしまった。大丈夫だろうか日本の新聞は!?
新聞の紙質のことである。
収穫した野菜を高温乾燥から守るために、濡れた新聞紙を野菜に掛けたりするのだが、最近、バケツの水に新聞紙を浸すと、すぐに融けてしまい、手に持ったところから千切れてしまう。バケツから紙がちゃんと上がってこないのだ。
仕事や日常生活に新聞紙が役に立たないのは、ひどくかなしい。
この品質低下には、もしかすると、国家の深謀遠慮があるのかも知れない。
ぼくは考えた。わざと水に溶けやすい新聞紙を作っているのではないだろうかと。それは極秘の国家計画である。
なんと、新聞紙をトイレットペーパーとして使えるように改良を進めているのだ。
それは必ず来るだろう東海地震への対処である。
静岡県に富士地区というのがある。富士山からの豊富な水を使い、製紙・化学工業が発達し、紙・パルプの出荷額は全国一の産地となっている。そこが大地震によって打撃を受けると、途端にトイレットペーパーが不足してしまうのだ。
東京都の、少なくともビルのほとんどが水洗トイレだろう。 水に溶けない紙を使うとトイレが詰まってしまい、ウンコが流れなくなってしまう。
例えば新宿副都心の高層ビル。全てのビルのトイレが詰まってしまったら、えらいことになる。世界中から『ウンコの塔』などと呼ばれ兼ねない。だから、水に溶けない紙を絶対に使うわけにはいかないのだ!
国のシンクタンクは悩んだ末、三大新聞社に協力を依頼して、『新聞紙のトイレットペーパー化計画』を密かに実行しているのだ。 … きっと。
[カタツムリ] '06.6.17
ホウレン草の葉にカタツムリ。 晩酌はワインにして、肴は、ホウレン草も加えたブルゴーニュ風でいこうか …?
それにしても このカタツムリ、宝石みたいにきれいだ。
[献血] '06.6.10
『献血は必ずしなくてはならない』と考えていたのだが、恥ずかしいことに、これまで一度もしたことが無かった。
先日のこと、スポーツの試合の日程や、自らの体調など、全てのコンディションが良かったので、近くの献血ルームへ行って献血をしてきた。
死んだ親父が癌の手術をしたときなど、かなりの輸血をしたはずである。それを返さなければならないと考えていたし、また近い将来、自分や自分の家族が他者から血をもらうことが必ずあるだろからだ。
ぼくが献血をしようと考えるのは、善意からではなく、貸し借りのバランスを取りたいがためである。
献血ルームはビルの中にある。ビルへ入って行く人影は無かったが、いざ部屋へ入ってみると中にはけっこう人がいた。女の人も、茶髪の若いお兄ちゃん達もいた。… みんな偉い!
問題は、ぼくの血液が献血の対象になるかどうかだった。ぼくの精神と身体は生まれつき繊細に出来ているので、もしかしたら、それに比例して、血が薄いとか言われるかも知れない。
まず、外国への渡航暦があるかとか、輸血を受けたことがあるかとか、ピアスの穴を開けたことがあるかとか、聞かれた。
それから、採血室に入って適合検査のための採血をした。
「十分濃いですね。400ml大丈夫です!」
ピンク色のナース服を着た看護師さんにそう言われてしまった。ぼくは覚悟を決めるしかなかった。
左腕ひじの内側から検査のための採血をし、右腕ひじの内側から献血のための採血をした。結局 針を2本も刺されてしまった!
イメージ的に400mlだと、かなりの血液を体外に出してしまう感じだ。歯医者で使うようなシートに横たわって行うのでまだよいが、立ってなどやろうものなら、まず貧血を起こして倒れてしまうだろう。
管(くだ)の中を通る自分の血液の色を見た。鮮やかな色だと思っていたが、予想に反して どす黒い。まさか僕のだけがこんな色? まあ、青や緑でなくて良かったが。
右腕に、若干太めの針を刺されたわけだが、初めての人は、緊張で血管が収縮して時間が掛かるという。ぼくの場合は、やけに早かった。時計を見ていなかったが、5分掛からなかったかも知れない。早かったのは何よりだ。20~30分かかると思っていたからだ。
血止めのばんそう膏を貼られて、30分程度休憩室で休んで行くように促された。
てっきり、牛乳とパンをもらえるのかと思っていたが、その情報は古かったようだ。自動販売機があって、お金を入れないで、コーヒーでも緑茶でもコーラでも何でも飲めた。食べ物は、せんべいとかチョコレートとか置いてあった。
休んでいる間、3回程度、タバコを吸ったときのようにくらくらときた。軽いが、若干のショック状態はあるようだ。
ところで献血事業は、別に赤十字でなくても良いはずだ。赤十字にしたのは、きっとあのマークが好都合だったに違いない。ドラキュラ除けになるからだ。
[ドリームジャンボ2] '06.6.3
今回は宝くじを買ってしまったが、ぼくは、どうも、宝くじを買うときに不安を感じてしまうのである。
(当たらなければ良いのだが、当たってしまったらどーしよう)と、つい考えてしまうのだ。
つまりこう言うことである。
その当選金で事業を始めたとする。ぼくのやることだから成功するに違いない!
… そして何十年もたった。
ぼくはスミシー・エンタープライズ社。資本金3,900億円、従業員数64,000人の会社の会長になっていた。
ぼくの個人資産は、すでに、どんなに長生きしても自分ひとりではとうてい使い切ることは出来ないほどになっている。先日も、取材に来たマスコミに口を滑らせてしまった。
「リッチでなければよかった。何もよいことはない。目立ってしまうだけだ」と。
ある日ぼくは、起業した当時のことを振り返えった。すると、起業のきっかけが「宝くじに当たったこと」であることを思い出す。すると突然、空虚な感覚に襲われてしまったのだ。
一般的な起業家は、事業を始める前に銀行から借金をして、返済の恐怖を味わったり、能力もよく分らない従業員を雇い入れて、仕事の効率がひどく悪くなってしまったりと、多くのリスクを背負って船出をする訳である。それらを克服したうえで結果が出て、はじめて満足ができるというものなのである。
ところがぼくの場合どうだ。
宝くじの当選金でなんの苦労もなく会社を興して、そして成功してしまった。ために満足感が十分に得られなかったのだ。
[ 々 Ans] '06.5.28
「 々 」の読み方だが、「無い」が正解です。
漢和辞典を調べてもらいたい。 々 という漢字は載っていないはずだ。
以前、ぼくも調べてみたことがあるが、どうしても見つからず、いらいらしたことを思い出すのだ。
どういうことか? 漢和辞典に載っていない。つまり、 々 は漢字ではないから載っていないのである!?
実は、 々 は「記号」だった。だから読み方が無い。
これはテレビでやっていたのだが、しいて言えば、「ノ」と「マ」で構成されているので、「ノマ」と呼ばれることがあるという。だから 々 々 Yes と書くと、ノマノマイエイ になる。 ?
[ドリームジャンボ] '06.5.25
しまった! 宝くじを買ってしまった。
連番で10枚三千円分。
ぼくは、確率論的に言って、特にジャンボ宝くじは買わないことにしているのだが、つい、おき物のネコに手招きされてしまったのだ。
[々] '06.5.20
君に国語の問題を出します。
多々とか色々とか数々とか、そのように用いられる『々』ですが、さて、 々 自体で何と読むのでしょうか?
実は以前、テレビのクイズ番組に出題されたことがあった。
当時ぼくは、々 を何と読むのか解らずに調べようとしていたのである。調べようとしているのは、世界広しといえどもぼくぐらいだろうと思っていたのだが、ところが、同時期にテレビで出題されて、解答もされてしまった。
テレビ業界では、視聴者の獲得をかけて、面白い話題やレアな話題の収集に、すさまじいエネルギーを注いでいるに違いない。
つまり、その解答をテレビ局に先を越されて、若干の悔しさが残ったのだった。
解答は日を改め、いずれ。
[さくらんぼ] '06.5.15
今年もご近所からさくらんぼをいただいた。
ご自宅の庭の木になったものだ。鳥に食べられないようにするのが一苦労で、木全体をネットで覆ってある。
市販のものに比べてやけにちっこいが、味は甘くてすっぱくて、そして濃い。野性味たっぷりの さくらんぼ なのだ!
[荒川静香] '06.5.11
先日の昼のワイドショーで、荒川静香さんのことをやっていた。彼女を見ると、いかにも意志が強く、また、負けん気も強そうである。目つきや口元などからそれとわかる。
ぼくら俗世間の人間が、意志が強かったり、負けん気が強かったりしたならば、ろくなことはない。悲しいかな、そのエネルギーを、自分が満足するためや、自分の利益のために使ってしまうので、たいていの場合、ひとから疎(うと)まれたり嫌われたりする。
荒川静香さんは違った。そのエネルギーを、フィギャースケートの演技で人を感動させるために使った。
スケートリンクなどの業界が衰退しているという。
リンクがずいぶん潰れているのだ。荒川静香さんは、今度はスケート業界復興のためにそのエネルギーを使おうとしている。
オリンピックで金メダルを取ったのも良かったが、その後の彼女の言動や行動に、またもや感動させられたのである。
[国立病院] '06.5.6
先日、めったに通ることのない道を車で通った。昔ここには国立病院があった。古い木造建築だった。
その国立病院に入院したことがある。
そのときのことを、つい思い出してしまった。ぼくが中学3年生のときだ。
内臓の機能が悪いということで、検査入院をしたのだ。結局病名も言い渡されることなく退院することになった。
退院をするとき、ナース室へ行って、お世話になった看護婦さん(当時は、看護師さんではなく看護婦さんと呼んでいた。)にお礼の挨拶をした。すると、ひとりのちょっと色っぽい看護婦さんに、
「またいらしてね」 と言われてしまった。
ぼくはこっくりとうなずいた。しかし、残念なことに戻ることは叶(かな)わなかったのだ。