sumi-Cノート <excerpt> 審判のためにぼくも含めて4人集まった。さて、その4人だが問題が起きた。誰も主審をやりたがらない! … 続き

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(15)今週の出来事 2007年 5月~ 8月

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[東北三大祭4] '07.8.27
[東北三大祭3] '07.8.21
[エアコン] '07.8.17
[東北三大祭2] '07.8.16
[親戚にもてなされる] '07.8.15
[東北三大祭1] '07.8.14
[ネクタイピン2] '07.8.13
[ホテル3] '07.7.31
[ホテル2] '07.7.26
[ホテル1] '07.7.21
[ネクタイピン1] '07.7.12
[礼服] '07.7.10
[石油ファンヒーター] '07.7.1
[Rilakkuma] '07.6.21
[リーダーの定義] '07.6.14
[雲とクモ2] '07.6.6
[雲とクモ] '07.5.31
[分裂リーグ?] '07.5.22
[人生の扉] '07.5.17
[鎌] '07.5.15
[ナイターリーグ] '07.5.6

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[東北三大祭4] '07.8.27

土産(みやげ)の話しだ。

今回の旅行では、我が家とご近所のために、3~4コの土産を買って帰る必要があった。

秋田や青森で特に目に留まるものがなければ、旅行の最終日に、仙台駅の地下街で「笹かまぼこ」と「萩の月」を買えばよいと考えていた。そうすれば、まとめてクール宅急便で送れるし、都合がよい。 実際そうなった。

仙台の土産といえば、「笹かまぼこ」と「萩の月」しか頭に浮かばなかったが、「牛タン」も有名だった。そのことをすっかり忘れていた。

今回は、牛タンを現地で食し、ビールの効果か、うまいと感じたこともあり、購入意欲が沸いてきてしまった。家に帰ってからまた食べたいと思ったし、それに、いつも世話になっている親父の親友にも買って帰りたいと思ったのだ。

せっかくなので、多少割高になってもよいと考え、地下街の中でも老舗っぽい店で、塩味に味付けされた生肉の牛タンを2包み買った。

ツアーの集合時間、つまり新幹線の搭乗時間が近づいたころ、ふと、もうひとつ牛タンを買いたくなった。時間が無いので店は選べない。今度はフロア中央の売り場の、角にあった小さな店で、牛タンのスモークを手に入れた。

すでに宅急便の手続きは済んでしまっているし、時間が無かったので、予冷の出来る袋に入れてもらい、これは自分のバックに入れた。

結局、ノルマの土産のほかに、牛タン3包みを余計に買ってしまったのだ。


さて、旅行から帰って来てからのことだ。帰宅した次の日の午前中には、もう、クール宅急便が届いていた。

ぼくの家には仕事柄、業務用の冷蔵庫があるのだが、如何せんこの酷暑つづきでは、土産を早く届けてしまった方がよい。その日の昼休みから、さっそく配ることにした。

宅急便で届いた土産と、バックに入れて来て、昨夜は冷蔵庫に入れておいた牛タンのスモークをテーブルの上に並べた。そして届け順などを整理した。

なにげに牛タン・スモークを手に取った。商品の裏側に調味料の成分などを記た白いシールが貼ってある。そのシールの下の方に書いてあった文字が目に入った。原産国 中国 !


つづきは次回で。



[東北三大祭3] '07.8.21

十和田湖畔のホテルに泊まり、3日目はそこから仙台へ向けてバスで南進した。

盛岡で昼食を摂ったのだが、曇り時々雨で、気温が22~24℃だった。涼しい。(自宅でこれを書いているが、日中35℃とかある。)

昼食は盛岡駅近くの「ぴょんぴょん舎」という店だった。有名だそうだが、ぼくはまったく知らなかった。韓国料理の店である。

冷麺を食べる。テレビでたまに、韓国の冷麺を紹介しているが、ぼくはまだ食べたことが無かった。半透明のかなり硬めのストレート麺で、つるつるした食感である。スープの味は舌に新しくはなかったが、味付けのバランスは絶妙だった。

東北へ行くと、盛岡駅にはよく立ち寄ると思うが、食してみる価値があると思う。


旅行3日目の目的は、仙台の七夕まつりである。添乗員さんから予備知識を得ていたが、くす玉と吹流しが一体となったオブジェは和紙で出来ていて、それが本物の竹に吊るされているという。

仙台に着くと、仙台駅から一番遠いところでバスから降ろされた。

集合場所の仙台駅まで、吹き流しをかき分けかき分け歩いた。しかし、いかんせん、初めての仙台七夕まつりだったので、自由行動だった8人は歩調が速く、あまり堪能することなく、かなり早く駅に到着してしまった。

駅ビルの中に「牛タン通り」というエリアを見つけ、その中の店に入った。早々休憩となってしまったのだ。生ビールを注文し、つまみに牛タンを焼いてもらった。うまかった。


'07.8.8撮影

ふと、思ったのだが、仙台の一般家庭では、どんな飾り付けをするのだろう?


ちなみに、旅行から帰って出来事を書いていると、七夕を何故「たなばた」と読むのか?という疑問が沸いてきてしまった。

七夕の読み方は「しちせき」である。節句のひとつ。7日の夕方の行事。ここまでは解るが、「たなばた」と読ませるには飛躍がある。

そこで、ネットで調べてみた。あまり詳しくは書かないが、日本の伝説に棚織津女(たなばたつめ)というのがあり、そこから別の漢字と別の読みが合体したらしい。棚織(たなばた)は、当然、機織(はたおり)に関係している。



[エアコン] '07.8.17

この書き込みが読まれるときには、涼しくなっているかも知れないが、…

エアコンが効きすぎて(冷えすぎて)困ってしまった。

外気温が38℃とかあるときは、部屋の設定温度は、鎮守の森にでも入ったときの温度にしたい。正確には、それよりも少し低くてもよいが、ともかく、そうでないと体調を崩してしまう。

そこで、部屋のエアコンの温度を33度ぐらいにしようとしたのだ。ところが、いくら温度を上昇させるボタンを押しても30度止まりなのである。それ以上数字が上がらない。

ぼくの部屋のエアコンはかなり古い。きっと、開発段階では、日本列島が40℃とかになる予測は立てていなかったのだろう。

もっとも、最新のエアコンが35度ぐらいの冷房?になるように設計されているかは知らないが、


まったく。30度に設定した部屋で寒く感じるとは、おそろしい地球環境になってしまったものだ。



[東北三大祭2] '07.8.16

東北三大祭ツアーのメインイベントは、ぼくにとっては、「ねぶた祭り」だった。が、残念なことがあった。夜のねぶたを見られなかったのである。

最終日ということで、昼間のみの運行だった。夜は花火大会と海上運行になってしまった。それはみた。


昼間のねぶただが、夕立に見舞われてしまった。断続的に雨が落ちてきた。見物人はアーケードがあったので良かったが、祭りの演者たちはびしょ濡れだった。しかし、最終日ということもあり、みんな雨も楽しんでいるようだった。ねぶたが雨に濡れて形が崩れたとしても、最後なので問題なかったのだ。

ねぶた祭り。やはり大きな祭りだった。巨大な造形物と大太鼓とお囃子と、そして多くの「跳人(はねと)」でひとつの集団をつくっていた。それが20組前後あり行進する。らっせー らっせー らっせーらー と、


'07.8.7 撮影


跳人はカラフルな浴衣姿で、
鈴をつけている。
その鈴を跳人からもらったり、
跳人が落とした鈴を拾ったりすると、
幸福になるという。




[親戚にもてなされる] '07.8.15

お盆には親戚の家に行く。そして、盆棚に祭られているご先祖様に線香をあげて来る。

夕方少し前だったが、親戚の家に行った。すると、手打ちうどんを作ったので、食べていくようにと勧められた。もちろん頂くことにする。麺には地粉を使ってありうまかった。

家に帰り、時間を見るとまだ7時前だった。近所にまだ伺っていない親戚があるので行くことにした。そしたら、うどんの用意がしてあるので、食べて帰るようにと勧められた。断わろうとしたのだが、そこの奥さんはあっという間に勝手口の方へ消えてしまった。そこで、頂くことにした。… 気分はギャル曽根だった。



[東北三大祭1] '07.8.14

8月6日(月)から8日(水)まで、旅行をしてきた。

8名で旅行会社のツアーに加わったのである。行先は、秋田、青森、仙台。東北三大祭というのを見てきた。どの祭りも観るのは初めてだ。

秋田まで新幹線で行き、最初に秋田竿灯まつりを見る。


竿灯(かんとう)まつりだが、ぼくらが参加したツアーでは桟敷席(さじきせき)が用意されていて、夕方から陣取ったのである。

(やけに会場が暗いな)と思った。

ところが、太鼓や笛のお囃子(はやし)と同時に、寝かせた状態で、提灯(ちょうちん)をいくつも連ねた竿灯の群れが登場すると、とたんにその暗さはかき消されていった。

竿灯まつりの画像は、旅行のパンフレット等で、過去に何度も見たことがあるが、地味に感じていた。ぼくのなかでは、三大祭のうちで一番関心が低かったのである。しかし、祭りに臨んでみると、想像以上にダイナミックだった。

竿灯が立つ。

竿灯どうしは意外と接近し、あるいは接触しながら技を競っていた。競い合いに敗れたりすると、竿が弓なりになり、実際にへし折れたりした。バランスを失い木に引っかかったり、桟敷席にも倒れ掛かってきた。

破損した竿灯は、あっという間に修復されて、再び演技に戻った。

単位は町内会だろうか? 太鼓や笛で景気よくお囃子を奏でる。景気よく奏でるはずである。気合を入れないと、集まってきている他のチームに邪魔をされ、影響され、あげくリズムを吸収されてしまう恐れがあった。そういう訳にはいかないのである。

デコレーションされたトラックに屋台が乗せられ、そのなかで太鼓が叩かれていたが、若い娘さんが撥(ばち)をさばいていた。笛を吹くのは子供もが多かった。若い子たちが多く参加しているのは観ていて楽しい。少子高齢化など、どこ吹く風の感があった。


祭りの撮影は難しい。
被写体が静止していないし、夜だと、
シャッタースピードのせいか手振れなどが
もろに影響してくる。'07.8.6撮影




[ネクタイピン2] '07.8.13

少し前の出来事であるが、ためておいた複数のワイシャツをクリーニングに出そうとしたときのことだ。そしたら … 、

あった。

タイピン(tiepin)。

ワイシャツのポケットに入っていた!

てっきり道端に落としてしまったとばかり思っていたのだが、酔っ払ったために、どーやら、ワイシャツのポケットに入れたのをすっかり忘れてしまっていたようだ。

当日、酔った状態でも、ちゃんとタイピンをポケットに入れたのである。やはり、ぼくは几帳面な人間だったのだ!

酔っ払った過去の自分よ、ありがとう!? とにかくうれしい。



[ホテル3] '07.7.31

帝国ホテルの総料理長、田中健一郎氏を特集しているプロフェッショナルだが、ぼくは当然ビール(正確には第三のビールだが)を飲みながら視聴している。

酔いが、つい昔の記憶を蘇らせたようである。酔いが少し醒めたとき、今度は最近のことを思い出した。


そういえば 先月のことである。東京で一泊したことがあったのだ。

赤坂のクラブにもう一度行こうと、クリヤマとケイスケに誘われたのである。こちらも時間が出来たので付き合うことにした。その店での話である。店に長居をしすぎて、電車が無くなってしまったのだ。

ライブハウス・クラブ。

クラブと契約しているバンドが演奏している。客も楽器を持参して、参加してよいみたいだった。クリヤマの顔見知りの客がエレキギターを持って来ていて、ディープパープルとかドナ・サマーとか景気のよい楽曲をやってくれたので、結構楽しめたのだった。それは良かったのだが、気が付いたら帰りの電車が無くなっていたのである。


プロフェッショナルに出ている帝国ホテルは日比谷だが、赤坂からもそう遠くない。近くには有名なシティーホテルが揃っている。ニューオータニ、プリンスホテル、ホテルオークラなど。ちなみにシティーホテルとは? 簡単に言えば、ちゃんとドアマンがいるホテルである。


さて。電車に乗り損なった若干3名だが、どこかに泊まらなくてはならなかった。

ぼくとしては、一流ホテルに宿を取れれば理想なのだが、如何せん深夜の1時になっている。シティーホテルには予約をしてないし、チェックインできるかどうか分からない。チェックインできても飛び込みの追加料金とか取られそうだ。

クリヤマとケイスケは、ぼくにとっては想定外のアイディアを提示してきた。カプセルホテルに泊まろうというのである。結局そのようになってしまった。数時間仮眠をとるだけなので、まあ、仕方の無い選択だった。しかもクラブの近くにあるし、

カプセルホテルのフロントへ行き、手続きをした。料金は3,500円だった。一人一人ロッカーが与えられ、そこで洋風寝巻きに着替えた。それからエレベータを使い自分のカプセルへ向かった。

ホテルの上階の方には、浴場もある。ぼくは使わなかったが、


カプセルは2段になっている。ぼくのは1段目だ。150センチ×150センチあっただろうか、もっと狭いかもしれない。その高さと幅の部屋へ潜り込む。奥行きは200センチ足らずだ。カプセルの材質は何だろう? ユニットバスとか仮設トイレの材質に近そうである。グラスファイバーかなにかにダークグレーの塗料がしてあった。指で軽く叩くとボンボンと響く音がした。

テレビが天井から一体形成のようになって据え付けてあった。あと500円出せばビデオが見れた。しかし、ちょうどうまいこと全米オープンゴルフをやっていたので、部屋の娯楽は十分だった。

カプセルホテルだが、かなりリスキーなところもある。ドアーが無い。だから部屋に鍵が掛からないのだ。入り口の上部からブラインドを下ろし、下に引っ掛けて止めるだけなのである。電車のブラインドのようにだ。あまりにも無防備なところがる。


他のカプセルから漏れる音がけっこうするが、睡魔に襲われていたこともあり、あまり気にならなかった。セキュリティーの問題を除けば、案外快適である。… 快適と感じてしまった自分がなんだか悲しい。



[ホテル2] '07.7.26

プロフェッショナルでは、「プロフェッショナルの仕事の道具」ということで、田中氏の包丁を披露していた。そのシーンを見ていたら、昔の記憶が蘇って来た。

ぼくは二十歳の頃、麹町の小さな喫茶店でバイトをしていたことがあった。厨房での仕事である。

キャベツの千切りがうまく切れなかった。

このバイトで初めて牛刀を握ったのだ。包丁の引き方が和包丁とは違う。牛刀は刃を外から内へ引く。

ぼくの包丁裁きもさることながら、包丁もよく切れなかったのだ。

刃物研ぎ器(ダイヤモンド・シャープナー)を使うのだが、切れ味は戻ってこなかった。ぼくは仕事が終わってから砥石(といし)に向かった。汗だくで包丁を研いだのである。これは、無償の奉仕だった。

ある日、店に、マスターの知り合いが訪ねてきた。マスターとは歳がかなり離れていてる。青年だ。帝国ホテルかホテルオークラか忘れたが、コックをやっているという。ぼくは、カウンターに腰掛けている彼にひどく関心を持った。

早速、ぼくの一番の関心事。包丁についての話題を彼に振った。包丁の切れない話だ。

「じゃあぼくが研いであげます」

と言って、厨房の裏へ行って研いでくれたのだった。客がいたので見学は出来なかったのだが、研ぎ終わった包丁を持って彼がまたカウンターに戻ってきた。

「はい」

彼が牛刀を差し出した。

ぼくはその包丁を見てびっくりしてしまった。まさに一流ホテルのコックの、プロの仕事だったのである。黒ずんだ包丁が、輝くシルバーになっていた!



[ホテル1] '07.7.21

ちょっとした会議があって、夜の10時に帰宅した。テレビをつけると、「プロフェッショナル」(7.17)をやっていた。

帝国ホテルの総料理長の話だった。田中健一郎氏(56歳)。フランス料理のコックである。総料理長になってからは、直接料理を作る立場にないらしいが、彼の下に、メニューを考え、現場を仕切るシェフが22人、調理スタッフは400人いるという。さすがに400人もの従業員を束る人物だけのことはある。特に彼は、立場に反して、初心やピュアな心をちゃんと保持している人物のようだった。


テレビを見ながら思った。意外と、ぼくはホテルが好きかも知れないと。ぼくが資産家でもあれば、すでにお亡くなりだが、映画解説の淀川長治氏みたいに、ホテル住まいを考えに入れたかも知れない。


ホテルでの朝食だが、ぼくが注文するメニューは決まっている。

ドリンクはオレンジジュースとブレンドコーヒー。

食べ物は、必ずスクランブルエッグを注文する。バイキング形式だったら、必ずスクランブルエッグを皿にとる。それにハムのスライス2枚を同じ皿に。
野菜サラダもとるが、ドレッシングには好みがある。マヨネーズとトマトケチャップベースのサウザンアイランドだ。無ければイタリアンやフレンチドレッシングになる。今流行(はやり)の和風や中華ドレッシングはあまり好まない。

あと、トーストなりクロワッサンなり、パン2枚が必要だ。それでお終い。注文するのはそれだけであり、それで朝食は十分である。

トースト2枚と書いたが、それに塗るマーガリンが、案外好きである。銀紙に包まれた直方体のやつだ。何んで好きなんだろう? ぼくの子供のころの給食のイメージ。郷愁を誘われるからかも知れない。

朝食のために設けられているホテルのフロアやレストラン。その匂いがまた好きである。パンを焼くオーブンの匂いと、バターと、温められたミルクとコーヒーの香り。この匂いを嗅いだときばかりは、若干の幸福を感じるのだ。



[ネクタイピン] '07.7.12

8日の法事の続きである。

ぼくは、ネクタイにネクタイピンを使わない。礼服を着るときもそうである。しかし、今日(8日)の法事には何故か、ネクタイピンをつけて行く気になった。そのネクタイピンは黒にシルバーのアクセントが付いているやつである。

法要のあとは、会食が用意されており、ご馳走になった。引き出物も頂いた。そして法事は終わった。

帰り道のことである。法事は午前中から行われたので、帰り道といっても、まだ午後の3時である。法事には面識の無い人が大勢いたりして、そのような雰囲気から解放されると、急に暑さを感じるようになってしまった。汗が噴き出してきた。


自宅に帰り自分の部屋に入ると、すぐに普段着に着替えた。だいぶ酔っている自分に気が付いたが、もうひとつ気が付いたことがあった。ネクタイピンが無いのだ!

帰宅途中、暑かったので上着を脱ぎ、そして無造作にネクタイも解(と)いたのだった。そのとき、すっかりネクタイピンをつけているのを忘れていた。ネクタイを強く解(ほど)いたので、どうやらネクタイピンが飛んでしまったらしい。

すぐにネクタイを解いた場所に行ってみたが、無かった。そのネクタイピンはカフスボタンとセットになっているやつである。もったいないことをした。どうやら、ぼくには装飾品は馴染まないらしい。



[礼服] '07.7.10

8日のこと、親戚に法事があった。その親戚は歩いていける距離にある。天気は曇りだったが、暑かった。

着て行った礼服(喪服)だが、ぼくは冬服?しか持っていない。ウールマークが付いていて、よい品である。しかし夏に着るとひどく暑い。ワイシャツも長袖しか持っていないときている。


以前、ひとりのモデルの少女がテレビに取り上げられて、特集されたことがあった。

秋冬物のスチルカメラでの撮影シーンが映し出されていたのである。撮影しているのはなんと夏である。炎天下だというのに、彼女はまったく汗をかいていなかった。少女なのだが、その精神はプロのものだとナレーションが言っていた。


夏用の涼しい礼服を購入しようと思っていたのだが、その汗をかかない美しい少女を見たとき、ぼくは思った。ぼくもこれで行こうと。汗などは精神でコントロールできるのだ。

案外うまくいった。墓参りのため長時間 外にもいたが、ほとんど汗をかかないで済んだ。やはり精神力だ。 Force だ。 その力は、余計な出費を抑えられる。



[石油ファンヒーター] '07.7.1

暑いときには熱いものを食べればよいというが、今回は、暑いときに、ストーブの話しだ。

床の間にデスクトップのパソコンが置いてある。そこで使っているストーブのことだが、購入したのが平成12年だ。

昨年秋のこと、ストーブから灯油が染み出しているのを見つけた。台座に積もっている綿埃(わたぼこり)が湿っていたので分かったのだ。問題はなさそうだったが、気になってしかたがない。使用中はおちおち部屋を離れることもできなかった。

最近になって、ようやく、買った電気店へ修理に出すことができた。すぐに修理は終わって、異常とは関係なさそうな部品が交換してあった。やはり軽度の問題だったようだ。

さて、その修理代だが、こちらは軽度ではなかった。9,765円。安全の為とはいえ、手痛い出費となってしまった。だがしかし、高い修理代だけのことはある。6ヶ月間の保障が付いてきた。

??? 今は7月だ。11月ごろからストーブを使うとして、5ケ月間ぐらいは使わない。6ヶ月間の保障といっても5ケ月間は使わないのである。… 保障期間を有効に使うために、すぐにでも使いたいのだが、… 今は夏だ。



[Rilakkuma] '06.7.21

先日のことだ。ぼくの留守の間に、くまさん夫妻(熊谷さん夫妻)が訪ねて来てくれた。

くまさんの奥さんは青果市場に勤めているので、土産に、アールスメロンとか、くだものを引き荷して来てくれた。

それだけでなく、ぼくにサイズが合いそうだからと、アウトレットのジャージの上着も持って来てくれたのだ。
たしかにサイズはちょうどよいのだが、このジャージを着こなすのは難しそうである!




[リーダーの定義] '07.6.14

先日、ナイターリーグ(ソフトボール)の審判をやってきた。審判はチームで当番制になっている。

試合をするのは、以前登場した和尚さんのチームだ。和尚さんのチームの対戦相手はというと、ちょっと川上憲伸に似ている、ウインドミル投法の本格的な投手を要しているチームである。

ぼくのチームからは、審判のためにぼくも含めて4人集まった。さて、その4人だが問題が起きた。誰も主審をやりたがらない!

両方のピッチャーが速球を投げるし、スライダーやライズボールなどの変化球も投げてくる。ボール、ストライクのジャッジが非常に難しいのである。ミスジャッジをしようものなら、両方のチームからブーブー言われてしまいそうだ。

案の定、 結局、 ぼくが主審をやることになってしまった! つらい1時間が始まる。

ふと、何故かリーダーの定義について考えてしまったのだ。


リーダーというのは、仲間うちに手本を示せるやつのことである。当然なことだ。しかしぼくは思った。リーダーにはもうひとつのタイプがあるのではなかと、

… それは、先頭を切って恥をかくことが出来るやつのことである。仲間はそれをみて自信がつく。ぼくは主審を買って出ることで、後者を実践したのかもしれない。


ちなみに、試合の結果は和尚さんのチームの大勝だった。前回、ぼくのチームが和尚さんのチームに勝ってしまったのが不思議でならない。



[雲とクモ2] '07.6.6

前回UPした写真のことだが、手前の樹木が真っ暗に写っている。空の明るさと、そのコントラストが面白いと思って撮影したものだ。

なぜ手前の樹木が真っ暗になっているかといえば、実は、上空に雷雲が来ていたのである。あたりが実際真っ暗だったのだ。

間髪をいれず、雷鳴と大粒の雨が落ちてきた。カラカラと音がすると思ったら、雹も混じってきたのである。


話は変わるが、写真に夢中になっていたら、その間、我が家ではえらい事になっていた。家の二階へ上がってみると、部屋の窓が開けっ放しになっていたのだ。閉めるのをすっかり忘れていたのである。あわてて閉めたのだが、すでに遅かった。机の上に氷の粒がある。

悲惨な部屋の状況を見て一句できたので、したためておくことにする。

うっひょー!
濡れてしまった
部屋の中



[雲とクモ] '07.5.31


遠くに入道雲、近くにはオニグモ。
早くも夏のエレメンツが写真に撮れた。


[分裂リーグ?] '07.5.22

高原直泰が、ドイツでサッカーをやっているのは知っていた。少し前はハンブルガーSV、現在はフランクフルトに所属している。それも知っていた。

しかし、なぜドイツのリーグが分裂しているのかは知らなかった。

高原がテレビのスポーツニュースに出てくるたびに気になっていたのだ。そこで、初めて調べてみた。…

「分裂」ではなく、「ブンデス」だった。

また、「リーグ」ではなく、「リーガ」だった。ドイツの1部リーグの呼び名である。「連邦リーグ」の意味だそうだ。『ブンデスリーガ』。君も覚えておくとよいかもしれない。2部リーグもある。「ツヴァイテリーガ」と言うらしい。



[人生の扉] '07.5.17

先日のことである。たまたまNHKを見てみると、SONGSという音楽番組をやっていて、竹内まりやが出ていた。そして「人生の扉」という新曲を披露していた。

その曲の詩のことだが、これまでの自分には、決してヒットするようなものではなかった。しかし、今回はなぜか、その一部に感応してしまったのだ。


 満開の桜や 色づく山の紅葉(もみじ)を

 この先いったい何度 見ることになるだろう


結局、齢(とし)を取ったということだ。



[鎌] '07.5.15

ほうれん草の収穫に使う鎌(かま)だが、ついに寿命が来てしまった。

土の抵抗をなくすために、刃の裏側も研いでいたら、鋼(はがね)の部分を削りとってしまったようだ。刃全体が軟(やわ)らかくなって、簡単に曲がるようになってしまった。

鎌の刃は、裏側に鋼を、表に軟鉄を、2種類の鉄を張り合わせて作ってある。

そこで新しい鎌を買い求めた。


新しい鎌は刀身が重くて使いづらい!


古い方は、
ヴェロキラプトルの足の爪みたいに
鋭く、使いやすかったのだが、


[ナイターリーグ] '07.5.6

午前中、お寺に電話を入れた。そして、和尚(おしょう)さんを呼んでもらった。和尚さんはいらして、電話に出てくれた。

― 以降、和尚と、さん付けを割愛して呼ばせてもらう。―

電話した前々日の夜、ソフトボールの試合があったのである。中学校のグランドにナイター設備があるのだ。

対戦チームのピッチャーが和尚だった。その夜、ぼくは7番バッターで打席に立った。

和尚のチームは常勝チームで、上が紺、下がグレーのユニホーム。ぼくのチームは白地に縦じまのユニホームである。


和尚はコントロールを乱して満塁になっていた。

和尚はぼくより年上だし、小柄なひとだ。しかし、彼の投げる球はなかなか打てるものではない。

ピッチャーズサークルでセットポジションをとったとき、きっと、声には出さないが、強力なお経を唱えているに違いない。彼の周りの空気が歪んで見える!

失点を抑えるべく、和尚はぼくに投球をはじめた。

数球目のボールが彼の意思に反してど真ん中に来た。『念力返し。えいッ!』芯で捕らえた確かな感触。打球はなんと和尚めがけて飛んでいった。彼の膝より下方へ、その打球を和尚は捕球しそこない、はじいたのがわかった。ぼくは一塁ベースめざして走った。セーフだった。

1点は確実に取れただろう。そう思いながら、走り抜けた一塁ベースへ戻るためにきびすを返したのである。そのとき目に入ったのが、ピッチャーズサークルに出来ている野手の人垣だった。和尚がしゃがみこんでいる。そういえばやけに鈍い音がした。どうやら和尚のすねにダイレクトにボールがあったらしい。やばい!

和尚は間もなくピッチング練習を始めた。 安心した。

ゲームはこちらのチームの勝ちだった。


ぼくのチームは、いつもラーメン屋で反省会をやる。チームメイトがぼくに教えてくれた。グランドから帰るとき、和尚にボールの当たったところを見せてもらったのだが、かなり腫れていたと。

ぼくは、見舞いの挨拶をせずに帰って来てしまった。

もしかしたら、仕事に、つまり、正座するときなどに障(さわ)っているかも知れない。申し訳ないことをしたと思い、若干時間は経ったが、電話をしてみたのである。

和尚からは大丈夫だという返事をもらった。よかった。… それでなくても日ごろ、お布施が少ないと指摘されそうなのだ。和尚の機嫌を損ねるわけにはいかないのである。?



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