sumi-Cノート <excerpt> [気配を消すこと] … いざ気配を消すとなると難しい。 … 続き

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(18)今週の出来事 2008年 5月~8月

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[水道の水] '08.8.25
[index の壁紙] '8.8.19
[レニ・リーフェンシュタール2] '08.8.13
[レニ・リーフェンシュタール1] '08.8.11
[割り箸2] '08.8.5
[割り箸1] '08.7.29
[パチンコ] '08.7.22
[タバコのプレゼント] '08.7.20
[サッカー欧州選手権] '08.7.15
[市場視察] '08.7.6
[買い替えない族] '08.6.23
[篤姫] '08.6.18
[バーレル] '08.6.8
[クラスター] '08.6.4
[ナルギス] '08.6.3
[かせる] '08.5.29
[ヒキガエル] '08.5.24
[もろこしヘッド2] '08.5.22
[もろこしヘッド1] '08.5.20
[やけに姿勢のよい人] '08.5.12
[気配を消すこと] '08.5.4

★☆★*=*☆★☆*=*★☆★*=*☆★☆


[水道の水] '08.8.25

お盆が過ぎたら、めっきり涼しくなってきた。それはよいことだが、しかし、雨が長く降りすぎである。仕事が出来ない。

今朝(けさ)も雨だったので、寝坊して起きた。

顔を洗おうと だらだら洗面台へいき 蛇口をひねったのだが、水道の水が肌寒い気温とは裏腹に生ぬるくなっている。顔を洗っても ちっともすっきりしない。

舗装道路の下を通っている水道管と周囲の土は、まだ真夏の熱を保っているのである。



子供の頃、井戸水で顔を洗っていたときは、オールシーズン、最適な水温だったのを思い出す。

井戸に設置してあるポンプは、取っ手を上下して水を出す形式の、手動のものだった。バケツに水を汲み、それから勺を使って洗面器に水を移して顔を洗った。



[index の壁紙] '08.8.19

誤解のないように! 見て欲しいと言っているのではない。「出来事」に記録しておきたいだけである。

最近、このホームページ内の 今週の出来事index の壁紙を張り替えてみた。
これまでは、ホームページ作成ソフトのサンプルを使っていたのだが、若干飽きてきたので、自分で撮った写真に張り替えてみたのである。

自分で撮った写真というのは、3年前に美ら海(ちゅらうみ)水族館に行ったとき撮ったものだ。

はじめは原色のまま壁紙に設定したのだが、それだと、ブルーが眩(まぶ)しすぎてしょうがない。そこでモノクロにしてみたのである。そしたらやっと落ち着いた。

一応オリジナルの写真を掲載しておく。→美ら海水族館のマンタ。 



話は変わるが、モノクロの海中写真を見ていたら、白黒で視ていた昔のテレビドラマなどを思い出してしまった。『原潜シービュー号 海底科学作戦』、『エンデバー号の探検』、『驚異の世界・ノンフィクションアワー(クストーの海底世界)』。 …



[レニ・リーフェンシュタール2] '08.8.13

なぜ、いま、レニ・リーフェンシュタールなのか? 

察しが付いた方も多いと思うが、そう、ちょうど北京オリンピックの開幕式がテレビで始まったところだった。ぼくは自然と彼女が脳裏に浮かんで来たのだ。

もう少し具体的に言うと、今回の北京大会の開幕式の演出を、チャン・イーモーという映画監督がしたという。アナウンサーがそう解説していたのだが、それを聞いたとき、「映画監督」という言葉でレニを思い出したのである。おそらく、ぼくだけではなかっただろう。彼女を思い出したのは、


ようやく本題のレニの話しだが、レニは運が悪かった。彼女が生まれた時代と場所が最悪だった。彼女の才能が認められ出したときが、ちょうどナチスドイツの政権下だったのだ。そして独裁政権の命を受け『オリンピア』を製作した。彼女が34歳のときである。ベルリンオリンピック(1936年)の記録映画のことだ。ヒトラーが開会宣言をした。

ナチスドイツの犯罪を無視して、作品の芸術性だけに注目すれば、オリンピアは革新的であり、また傑作である。


独裁国家と共産主義国家を一緒にする訳にはいかないが、ともかく民主主義国家とはあきらかに違う。

国家的イベントの企画や演出を、レニの場合は記録だが、それらを依頼された場合、依頼された者は、国家予算をたっぷり使えるので、想像を絶する仕事(創造)が出来るかも知れない。だがしかし、芸術家にとっては、想像を絶する制約もありそうである。


さて、北京オリンピックの開幕式だが、ぼくは、残念ながら、睡魔に襲われてしまい、最初の方を見ただけで眠ってしまった。ぼくの部屋のテレビの色調はピンクとダークグリーンなので、本当の色を想像していたら脳が疲れてしまったのである。



[レニ・リーフェンシュタール1] '08.8.11

ドミニク・アングルの作品に『泉』というのがある。裸の若い女性が水がめを担(かつ)いで、正面を向いて、泉の上に立っている絵である。水がめは傾けられて、かめの中からは水が落ちている。

『泉』に登場する女性は西欧人だが、その構図を使って、黒人女性をモデルにして描いてみたいと思ったのである。もちろん、背景はアカシヤの木に変更する。ぼくが20代の頃の話しだ。

習作として、それをフォービズム的に描きたかった。

生身のモデルを雇えるはずもなく、そこで、美術書が置いてあるような大きな書店へ行って、参考になる写真集がないかと探したのだ。そしたらあった。レニ・リーフェンシュタールの『ヌバ』という写真集である。

つまり、ぼくは二十歳を過ぎてから初めて、レニという人物を知ることになった。


『ヌバ』。レニが60歳を超えてから、アフリカのスーダンのヌバ族を取材してつくった、おそらく渾身の写真集である。たしか5000円以上したと思ったが、手に入れるのに迷いはなかった。

そのお宝のような写真集を自宅に持ち帰り、じっくり見てみると、写真集の被写体のあまりの美しさに、ぼくはそれを手に入れた本来の目的を忘れて何日も見入ってしまったのである。

写真集に登場するのは、多くヌバ族の若者たちだが、彼らは腰みのも付けず全裸だった。

ただし、衣服の替わりに身体に油や灰を塗る。女の子は身体が褐色になったり、男は白くなったりする。カラフルなボディーペイントもするし、タトゥーもする。タトゥーは複数の点で模様を描くのだが、施したあとはそこが立体になる。女の子は髪を乳脂で黄金色に固めたり、また、髪や首や腰にビーズを飾ったりする。

その装身具のセンスは、日本の女の子たちが近年、スワロフスキーなどを用いてデコに興じているようだが、まだ追いついていない観がある。


ぼくが描こうとしていた絵画の話だが、実際、西洋人と黒人を置き換えてみると、体形のまったくの違いに驚かされてしまったのである。腰骨の位置やヒップの脂肪の付き方などがまったく違うのだ。人類の多様性の再認識だった。

次回へつづく。



[割り箸2] '08.8.5

ぼくはたいへん几帳面な人間だ。ジーパンにもアイロンをかけて、折り目を付けて穿きたいくらいである。

前回記した[割り箸1]の続きだが、一考の価値があるように思える。

一度使った割り箸を再び紙袋に戻すなど、ぼくの村に、ぼくより几帳面な人間がいたということである。宴会が終わったとき、自らの座卓の前をきれいにして席を立とうとしたのだろう。もしかすると女性かもしれない。

集落センターでの宴会では、それが終わったとき、片付けるのは酔っ払った人間である。使用済みの割り箸を再び紙袋に戻してしまったら、それが未使用か使用済みか判断がつくはずがない。結局、調理室にある食器棚の引き出しに、使用済みの割り箸を戻してしまうことになるのだ。

この事件?に関しては、気持ちは分かるが、若干、自己満足的な『几帳面さ』の行使だったと言わざるを得ない。


だからぼくは、ホテルに泊まったときなどは、わざと、『使いましたよ』ということをルームサービスの人に伝えるために、散らかしておくのである。

チェックアウトのとき、完璧にベッドメーキングなどをしてしまったら、(やれば出来るのだが、)ルームサービスの人が『使っていないな』と勘違いして、ぼくの几帳面さのために、次の客に使用済みのシーツを提供してしまうかも知れない。それは避けたいのである。



[割り箸1] '08.7.29

先日、地元の集落センターでちょっとした懇親会があった。

畳の部屋に細長い折り畳み式の座卓が並べられ、座卓の上にはビンビール、コップ、それに酒の肴がすでに用意されている。出席者の多くは胡坐(あぐら)をかいている。

役員の挨拶が終わり、つづいて乾杯になった。乾杯は前役員の音頭でなされた。拍手。そして宴会はすぐに始まった。

宴会初期の慣わしだが、みんなで醤油注(さ)しを回しながら、四角で銀色の簡易醤油皿に醤油を注(つ)いでいく。醤油注しを手に持った者は、隣の人の分まで注(さ)してあげる。ちょっとした慣例的な心配りである。

ぼくは腹が減っていたので、自分の皿だけに醤油を注した。目の前にあるオードブルの刺身を早く食べたかったからだ。

それから、ぼくは割り箸を手に取った。割り箸は「おてもと」と書かれた白い紙袋に入っている。その紙袋から割り箸を取り出そうとしたのだが、いやな予感がした。

案の定、袋からは、すでに使ってある箸が出てきた。… ずいぶん前に使われたものらしく、汚れは干からびていた。



[パチンコ] '08.7.22

自宅の周辺を車で移動していると、パチンコ店が多いのに気付く。

考えてみると、ずいぶんとパチンコをやっていない。勝ったためしがないからだ。

趣味に関してはスポーツとか目いっぱいやっているので、パチンコを趣味にする時間的な余地がない。もしパチンコをやるとしたら、必ず勝つことが条件になる。あるいは負けないことを自らに保障できないとパチンコを始める気になれない。

NHKの趣味悠々あたりで、『パチンコ必勝法』とかのタイトルで取り上げてくれないだろうか。そしたら勉強してトライしてみたいのだが、



[タバコのプレゼント] '08.7.20

1ヶ月ぐらい休煙していた。つまりタバコを吸っていなかった。

ある日、近所の後輩に飲みに誘われたのである。カラオケパブに付き合って欲しいという。目的の店はワンメーターのところにあるのだが、タクシーで一緒に行こうという。もちろん快諾する。

待ち合わせ場所に行くと、後輩は先に来ていて、挨拶するなりぼくに何かを差し出してきたのである。タバコだった。ぼくが吸っていたタバコの銘柄をちゃんと記憶していてくれた。

「いま吸っていないから」

要らないという意味でそういうと、

「そうですか」

後輩は、自分のポケットにそのタバコを引っ込めようとしたのである。

「やっぱしもらっとく」

ぼくは前言をひるがえしてそのプレゼントをもらう事にした。

「なんだよ」

後輩に軽く抗議した。

考えてみるとうれしいことである。後輩の気持ちを無碍にすることは出来ない。この場合、健康のことなどは二の次になる。それ以来、またタバコを吸い出してしまった。



[サッカー欧州選手権] '08.7.15

話題の鮮度は落ちるが、サーカー欧州選手権(UEFA EURO 2008)のことを書く。

実は、サッカーのことをぼくはよく知らない。

6月29日(日)にウイーンで決勝が行われてスペインが優勝した。対戦相手はドイツだった。テレビで中継されたが、如何せん30日未明の放送だったので見ることはできなかった。

大会のダイジェスト版を30日夜のスポーツ番組で見た。前もって書いておいたが、サーカーのことはよく知らない。しかし、知らないといっても、ぼくは他のスポーツではアスリートなので?、そのレベルの高さを感覚的には理解できる。

やはり欧州のサッカーはすごい! 最優秀選手になったシャビをはじめとして、多くの選手たちが欽ちゃん走りをしながらドリブルをしている。



[市場視察] '08.7.6

昨日、新潟の市場を視察してきた。移転したばかりの新しい市場(新潟市江南区)である。広大な敷地が確保されていて、その中に使い勝手よく施設や設備がレイアウトされている。

もちろん市場関係者から話を聞いたわけだが、新しい仕事場になって、彼らが希望に満ち溢れているかといえば、そうでもない。逆に危機感をもっている。

たとえばトラックの燃料の高騰だ。これまで通り、果物や野菜を遠隔地から集荷するとなると、とんでもなく輸送コストが掛かってしまうことになる。それを商品に転嫁したらえらいことになる。想像しがたいが、どこの市場でも、多くの農産物や海産物の取り扱いが、将来、近在物ばかりになってしまうかも知れないのだ。


視察が終わると、信濃川河口(新潟市)にある万代島(ばんだいじま)というところに行った。海産物のみやげを買うためである。

寄った海産物店の外はすぐに岸壁になっていて、初めて肉眼で見たのだが、イカ釣り漁船が何艘も停泊していた。ニュースでやっていた休業中の船かも知れない。農業もだが、漁業も大変だ。


電球はかなり大きい。
アメフトのボールよりでかそうだ。



[買い替えない族] '08.6.23

WBS。テレビ東京の23時からのニュース番組だが、興味深いレポートをやっていた。

『50年代の三種の神器は、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫。60年代になると3C。カラーテレビ、クーラー、車。最近ではデジタル三種の神器。デジカメ、DVDレコーダー、薄型テレビ。
企業は、こうした新しい商品を出し、その普及が進んだあとも新製品を出すことで消費者を買い替えに駆り立てていました。それが今、若い世代を中心に通用しなくなりつつあるようです』小谷真生子キャスターの説明。

物を欲しがらない若者が増えているのだという。彼らを『買い替えない族』と呼ぶらしい。

専門家の分析によれば、『見えないモノ 思い出や人間関係 知識が財産だと気付き始めている。そこにお金を使い始めている』『ソフトストックを自分で豊かにしていく為の道具だてが売れていく』博報堂生活総合研究所嶋本達嗣所長

買い替え時期が以前より延びているという。車だと10年前は9.3年だったものが→現在は11.1年。テレビ10年前9.2年→9.4年。 パソコン5年前4.1年→4.6年。 携帯5年前2.0年→2.7年。

ぼくの場合、逆に『買い替えたい族』だ。だが『買い替えられない族』でもある!


12年以上乗っているレガシイだが、またもや
エンジンの調子が悪くなってしまい、
ディーラーへ持って行ったのだが、
ショールームにインプレッサWRXSTIが
展示してあった。乗ってみたい!



[篤姫] '08.6.18

毎週同じ時間にテレビを見ることはなかなか叶わない。大河ドラマがそうである。内容を断片的にしか理解できないと面白くない。ところが、…

数週間前のことだが、テレビをつけると『篤姫』が始まったところだった。その、オープニングの映像があまりにも綺麗だったので、つい本編も見てしまったのである。オープニングで、温和な表情でやや下を向いた篤姫が、クリムト的な衣装を纏って映っていたところがあって、それがぼくの気に入ってしまったのだ。

いざ見てみると、内容にも引き付けられてしまった。主役の宮崎あおい、可愛いが、長澤まさみや綾瀬はるかなどと比べると派手さはない。しかし、宮崎あおいの台詞(せりふ)や表情に、どんどん魅せられていく。脚本や演出の妙といったところか?



[バーレル(バレル)] '08.6.8

ニューヨーク原油先物相場が1バレル139ドルと、またもや最高値を更新した。まだ上昇しそうである。

さて、そこで問題です。

1バレル(barrel)は何リットルでしょうか?


実は、問題を出したぼくが、忘れていたのである。



[クラスター] '08.6.4

昨日は、台風5号の影響で雨が降っていた。仕事が出来なかったので、休むことにした。目的もなくパソコンを開いた。


『クラスター』? どんな意味だろう。調べてみた。

クラスター爆弾を全面禁止する提案が、昨年2月にノルウェー政府によってなされた。その会議がオスロで開かれたので、オスロ・プロセスと呼ばれている。

その会議が今度は、ベルギーのダブリンで開かれたのである。5月30日、その条約が日本も同意して、全会一致で採択されることになった。

クラスター爆弾のクラスターの意味だが、爆弾に関しては『収束』と訳されているが、それよりも、cluster は《ぶどう・さくらんぼ・ぶじの花などの》ふさの意味がある。だから、できるだけ美しいもののたとえに使いたい。

劣化ウラン弾といい、クラスター爆弾といい、いやな兵器である。



[ナルギス] '08.6.3

6月3日、台風5号の影響で、朝から雨が降っている。仕事が出来ないので、休むことにした。目的もなくパソコンを開いた。


『ナルギス』? どんな意味だろう? 調べてみる。

5月2日の深夜からミヤンマーを襲ったサイクロンだが、1ヶ月経つと、死者数が10万人を超えたという報告になって来た。被災者への政府の対応は、(軍事政権だが)、不十分極まりないという。

今度はビルマと呼んでみるが、ビルマに甚大な被害を与えたサイクロンだが、そのサイクロンに「ナルギス」という名前が付いている。その意味だが、パキスタンの国語であるウルドゥー語で「スイセン」だそうだ。



[かせる] '08.5.29

[もろこしヘッド1] のところで、『かせる』という言葉を使った。「毛虫にかせてしまった」、「東京にかせてしまった」などと言う具合にである。

[もろこしヘッド1] を書いていて、キーボードの打ち込みが「かせる」のところに来たときである。「かせる」の漢字を知らなかったぼくは、どんな漢字だろうと、わくわくしながらスペースキーを叩いたのだった。

??? 漢字選択の中に目的の漢字がない。おかしい! しかたなく、傍らにある国語辞典を調べてみたのである。やはり無い。ひらがなすら載っていない。古語かと思い、今度は古語辞典を調べてみた。やはり無かった。

しかたなくネットで検索してみたのである。すると、どーやら関東地方広域の方言であることが分かって来た。やはり、かせるの漢字は見つからなかった。

方言の解説では、かせる=かぶれる とある。それにはどーも違和感がある。オムツとか漆(うるし)には「かぶれる」だが、やはり毛虫には「かせる」である。



[ヒキガエル] '08.5.24

しばらく人と話していなかったせいか、両生類の言葉が解るようになってしまった。?

深夜、夜気に当たろうと庭に出たのだが、照明から外れたところへ行くと、

「いるよ、踏んづけないで!」

素足にサンダルを履いたぼくの足元から、声ではない声が聞こえてきたのである。

ヒキガエルだった。

「おっと。失礼した」

ぼくも、声ではない声で答えたのだ。

まだこの日数では不謹慎な話題になりそうなので、触れるのを少しだけにするが、
12日に発生した四川大地震の数日前に、同省で、数十万匹のヒキガエルが一斉に移動するような事件があったそうだ。



[もろこしヘッド2] '08.5.22

メーカーの返答である。『その辺の疑問に対しては、曖昧な返答しか出来ません』と正直に答えてくれた。

この商品は、平成16年から発売されているという。それ以来、ぼくが質問した内容に関して、問題が発生したという報告は無いそうだ。

薬液に含まれるアルコールが想像できるかなりのものを殺菌できるという。
細菌はともかく、ウイルスもアルコールで死滅したっけ? そこまでは聞かなかった。


あとで商品のホームページにアクセスしてみたが、ブラシなので、汚れが付きにくく衛生的だと説明してあった。しかし、20~30年も経って医学がより発達すれば、『前時代的な使い方をする容器』と評されることだろう。ブラシ部分を使い捨てにすれば完璧なのだが、



[もろこしヘッド1] '08.5.20

テレビでは、夏の到来を前にして、たのしいCMが始まった。興和株式会社の「新ウナコーワクール[もろこしヘッド]」である。

農業をやっていると、野菜はもとより、けっこう緑に囲まれた環境なので、そのため、毛虫にかせてしまう危険に絶えずさらされてしまう。
この時期になると、お茶の木や椿、山茶花(さざんか)の木にチャムシ(チャドクガの幼虫)がうごめき始めるのだ。

TVCMに触発されて、「もろこしヘッド」を購入したくなったのだが、しかし、
医薬品(部外品?)の購入となると、疑問が沸いたら解決しない訳にはいかない。もろこしヘッドに若干の疑問が沸いて来てしまったのだ。

こういうことだ。 もろこしヘッドと言うのだから、おそらく容器にブラシが付いていて、そのブラシを患部に接触させて使うのだろう。患部に接触させるということは、ブラシの方に、どうしても、皮膚の汚れや垢、つまり角質などのたんぱく質が付着してしまう。虫刺されで、かゆくて患部を何度も掻いたりしたら、出血もするだろう。その血液もブラシの方に付いてしまうことになる。

個人で使うならよいのだが、これを家族や他人が使う、使い回すこともあるだろう。つまり、この商品は二次感染の面で大丈夫なのだろうか?という疑問である。

そこで、メーカーに電話を掛け、問い合わせてみた。

次回へつづく。



[やけに姿勢のよい人] '08.5.12

前回の[気配を消すこと]と同じテーマだが、

たまに、やけに姿勢のよい人を見かける。君の脊柱は、S字でなく、Iの字か?と問いたくなるほど、ピンと姿勢のよい人である。生まれつきの人は仕方ないが、ぼくには理解できない習慣である。

姿勢を良くするということは、動物次元でいけば、身体を大きく見せるということであり、威嚇のポーズである。
人と接するときなどは、若干猫背にして、肩の力を抜く。これで初めて相手から警戒心を削ぐことが出来る。それで商談などもうまくいくというものだ。

お辞儀するときは、手のひらで、膝頭を覆うようにする。すると、自然に頭を低くしたお辞儀が出来るようになる。


ただし、君が、要人を警護するSPだったら話は別だ。姿勢はよくしよう! 東国原知事のような物腰では格好がつかないから、



[気配を消すこと] '08.5.4

都会の雑踏。大きな集会やイベント。それら人ごみの中にいるときは、ぼくはいつも『気配を消したい』と思っている。それがぼくの社会との接し方の理想形なのである。

いざ気配を消すとなると難しい。

例えば、会議中でも、誰と話すこともなく下を向いているばかりでは、やはり目立ってしまう。

都会の雑踏を歩くときなども、ある程度衣服などに流行を追っていないと、かえって目立ってしまう。


ぼくの友達に尊敬できるやつがいる。

その彼は、バスで団体旅行をしたそうである。バスは高速道路へ入り、そして途中、サービスエリアで休憩を取ることにった。ほとんどの乗客がバスを降りてトイレに行った。彼もまたトイレに行った。

ここからがすばらしいのだ。なんとバスは彼をサービスエリアに置いて出発してしまったというのである。

気配を消す究極の事例かもしれない。バスには顔見知りもいただろうし、添乗員もいただろう。にもかかわらずである。ぼくもそんな技を習得したいのだ。



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(最下)