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(20)今週の出来事 2009年1月~4月

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[歯科2] '09.4.28
[歯科1] '09.4.21
[ワーグナー] '09.4.16
[女性週刊誌] '09.4.11
[ソメイヨシノAns] '09.4.6
[カミソリ2] '09.4.5
[カミソリ1] '09.4.2
[E2C] '09.3.27
[ATM] '09.3.24
[ソメイヨシノ] '09.3.22
[椿姫彩菜] '09.3.21
[きぼう] '09.3.20
[またよろしく!] '09.3.11
[新しいテレビ第三夜] '09.2.24
[新しいテレビ第二夜2] '09.2.23
[新しいテレビ第二夜1] '09.2.22
[ドゥダメル] '09.2.21
[崔天凱] '09.2.17
[4万キロ] '09.2.7
[えびすこ2] '09.1.31
[えびすこ1] '09.1.29
[ケサランパサラン] '09.1.12
[サケ2] '09.1.10
[謹賀新年] '09.1.4
[サケ] '09.1.1

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[歯科2] '09.4.28

今日も歯の治療に行って来た。 

ハミルトン歯科の先生は、もちろん助手の女の子や事務の女性はいるものの、基本、一人でやっていらっしゃる。

ぼくが、ハミルトン歯科で歯を診てもらい始めたのは、ずいぶん前のことである。が、しかし、
そう言えば、ハミルトン歯科の先生がどんな顔をしているのか、いまだに知らない。なぜなら、先生がいつも口にマスクをしているからである。

もしかすると 、… ハミルトン歯科の先生。患者に、ご自分の口を見せられない理由があるのかも知れない。たとえば、前歯が虫歯だったり、思いっきり歯並びが悪かったり、

う~む 。マスクをとった先生とお話しがしたい!



[歯科1] '09.4.21

ぼくは住宅街を歩いている。

行き付けの歯科があって、治療に行くところである。駐車場から少し歩くと、歯科医院の看板が見えてくる。看板には『(*)ハミルトン歯科』と書いてある。

4月中旬でも北風が吹くとまだ寒い。今日のぼくは薄着で外出していた。Tシャツに長袖のシャツだが、シャツの裾をズボンの外へ出し、ボタンも掛けず、ただ引っ掛けただけの格好である。だから余計寒い。

なぜ薄着なのか? こういうことだ。

ぼくは歯医者さんが嫌いである。

治療は、椅子に寝かされ、無影灯の光を顔に当てられることから始まる。それから、歯科医の先生に口をあけるように促される。否応なしに緊張が高まる。
ハンドピースの先が歯に接近し、高周波の音がし出すと、ぼくの身体は思いっきり硬直してしまうのである。そのときは、シンクロナイズド・スイミングのオリンピック選手と同じレベルに、つま先がピッと伸びてしまうのだ。

一週間前から治療を始めたのだが、身体の硬直とともに、ひどく汗を掻いてしまったのである。その反省から、今回の2回目の治療では、薄着にし、汗を掻いても大丈夫なような態勢にしたのだ。

今日もこれから、生死を賭けた闘いが始まろうとしている。ダダン ダダン ダダン。ダダン ダダン ダダン。ターミネーターのテーマ曲が流れる。

(*) = 仮名



[ワーグナー] '09.4.16

少し前、出来事 [椿姫彩菜(つばきあやな)] のところで、ワーグナーのことを書いた。彼女が、国内でやっているオペラ(楽劇)を観たという話しだ。

今度は、茂木健一郎氏がブログ(クオリア日記:4月14日 [ラトルのもじゃもじゃの頭髪])で、ワーグナーを観たと報告している。茂木氏の方は本格的で、ザルツブルク祝祭大劇場で観たというのだ。バイロイトのは、演者がジーパンをはいていたりするが、それがぼくの興味を惹かないのだが、… ザルツブルクのはもう少しよいかもしれない。

サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルハーモニーで『ジークフリート』である。以前説明しただろうか、『ニーベルングの指環』 は、序夜『ラインの黄金』 第1夜『ワルキューレ』第2夜『ジークフリート』 第3夜『神々の黄昏』からなっている。サイモン・ラトルとベルリンフィル、申し分ない。

ああ。うらやましい!

ぼくのパソコンの Internet Explorer の「お気に入り」に登録してある有名人がやけにワーグナーの話題を出してくる。不思議だ。

茂木氏のクオリア日記 4月14日前後のアップロードで、ドイツの写真が掲載されているが、なかなか雰囲気がある。



[女性週刊誌] '09.4.11

以前にも書いたが、ぼくが髪をカットするのは理髪(理容)店ではなく美容室である。美容室?最近は、理髪店、美容室、両者の境界は明確でなくなりつつあるようだが、

店に入って自分の番が来るまで時間があると、店に置いてある雑誌を読むことになる。置いてある雑誌はみんな女性誌である。女性誌を閲覧できるのはこの機会しかないので、興味を持って見るわけである。有名人を撮ったグラビア部分は新鮮だ。しかし、ゴシップ記事などはくだらない。

行きつけのヘアーサロン(美容室)には「女性セブン」という女性週刊誌が置いてある。それを見ていて気がついたのだが、毎回見るたびに、皇室のニュースが載っている。どーやら、女性は皇室に強い関心があるらしい。 プリンス、プリンセス。 女性たちは、自らをプリンセスに見立てて夢を見ているのだろう。



[ソメイヨシノAns] '09.4.6

少し前に「出来事」でソメイヨシノについて問題を出した。その解答である。

b の接木(つぎき)して増やす。が正解だ。台木にはヤマザクラなどを使うらしい。

ただし、問題を作成したものの、完璧な解答になっているかどーか自信がない。たしかに b は正しい。また、ソメイヨシノは不稔性ということで、実では増やせないので、だから a ではない。

それ以外の、c 挿し木(さしき)にして増やす。d 親木の根から芽が出るので、それを増やす。e 外国から苗木を輸入する。に関しては正否がはっきりしない。出題を見切り発車してしまったのだ。悪しからず。

さて、解答もだが、なぜ、「問題を出す気になったのか?」その動機に注目してもらいたい。

よくよく考えてみれば、… 接木でしか増やせないのだとしたら、全国のソメイヨシノが全て同じDNAということになる。しかも、人間の手を借りなければ増えることが出来ない。

将来、ソメイヨシノを枯死させてしまうような超有害なウイルスでも出現したら、しかもそれが空気感染であったりしたら、「種」自体、この世から消滅してしまうのである。
また、ソメイヨシノの木にも寿命があるので、人間がこのサクラを愛(め)でなくなったら、一世紀も経つと、「種」自体、この世から消滅してしまうのである。

ソメイヨシノ。種の保存戦略として、危うい究極の選択をしているのだ。



[カミソリ2] '09.4.5

前回の出来事では、カミソリについて書いたが、書いているうちに、自分が今使っているカミソリのことを調べてみたくなった。

今のカミソリを使い始めたのはずいぶん前のことだ。10年、いや、20年近く経っているかも知れない(替え刃は適当に替えている。ずっと使っているのはホルダー本体 )。シックウルトラ(首振り式2枚刃システムカミソリ)というやつである。

シック(Schick)社のホームページを見てみると、ウルトラは1978年 に新発売されている。なんと31年前である。今は替え刃もホルダー本体も販売終了になっている。しかし、替え刃はウルトラプラスという1986年に発売された製品と互換性があるため、ウルトラでも使うことができる。それは今も販売されている。だからぼくが31年前の製品を今も使うことができるのだ。もっとも、ウルトラプラスでも発売が23年前である。


考えてみれば、20~30年も、変わらずに販売されている商品が身近にあったとは、驚きである。
ということは、同じ商品を超長期にわたって消費者に提供し続けている製造業、企業があったということである。また、そういう企業理念があったということである。

大量生産される他の製品で、20~30年も変わらないものを探すのは難しいだろう。
本当かどーかは知らないが、ある電機メーカーの製品などは、5年とか10年とかで寿命が来るように設計してあると聞いたことがある。えげつないことだ。


「買い替えない俗」のぼくとしては、「物を永く大事にする」ということは、ひどく気分のよいことである。



[カミソリ1] '09.4.2

部屋に行き、SONY製液晶テレビ BRAVIA 20V型の電源を入れた。さすが最近のテレビである。1~2秒で音声と映像が出てくる。まったくストレスがない。贅沢なものだ。

テレビはCMを流していた。WBCでも活躍した松坂大輔がスーツを着て出ている。カミソリの宣伝だ。5枚刃のカミソリ。よく剃れそうである。

ところで、自分が使っているカミソリのことだが、そろそろ交換しようかと考えていたところだった。ずいぶん前に発売された2枚刃のやつである。替刃がまだ市販されているので、使い続けることができている。

松坂のが欲しくなった!

ところが、すぐに気が変わった!

こう考えたのである。『待てよ! あと1年も我慢すれば、もっとよく切れる10枚刃とかが出てくるに違いない。それまでは、2枚刃を使っていよう』と。



[E2C] '09.3.27

26日の午後2時ごろのことだ。畑でホウレン草を収穫していると、プロペラ機のエンジン音がする。空を見上げると、うす雲のかかった青空に、変わった飛行機が飛んでいた。それは若干高度を高くとって北へ向かっていたが、胴体の背に大きな円盤をつけている。 … 北朝鮮の長距離弾道ミサイル(テポドン2号?)の発射実験に備えて、該当するエリアへ加勢に行くのだろう。



[ATM] '09.3.24

隣町で飲むことになった。ぼくとぼくの同級生のエイキチは隣町の駅のロータリーにいる。二人でタクシーを拾いここまで来たのだ。他の連中とは目的の店で会うことになっている。

エイキチ。 痩せ型で長身だ。オヤジのくせに髪を茶髪にしている。今日はその髪をリーゼントにしていた。しかも、眉毛を薄く細く整えているので、若干異様な雰囲気を醸(かも)し出している。 優しい目をしている。しかし、いつ切れるか分からない目でもある。

そのエイキチだが、いつもと違うところがあった。3D型のマスクをしている。花粉症だという。


エイキチがぼくに言った。「ちょっとここで待ってて、カネおろしてくる」
そう言うと、サングラスを掛けながら人ごみの中に消えていった。近くの銀行のATMへお金をおろしに行ったのである。

しばらくすると、エイキチが帰ってきた。サングラスもマスクもしていない。何やら憮然とした表情をしている。
ぼくが『どうかした?』と聞く前に、彼がその表情の理由(わけ)を説明してくれた。
「まったくさぁ。警備員にATMコーナーに入るのを拒否されてしまったよ」
彼は続けた。
「マスクにサングラスは困るんだとさ」

言われてみればそうだ。銀行とかATMにマスクとサングラスは馴染まないだろう。
しかし、ATMコーナーに警備員の姿など普段あまり見たことはない。監視はしているのかも知れない。

とにかくお金をおろせてよかった。エイキチは、マスクとサングラスをとったとしても、ATMコーナーに入るのを拒絶される雰囲気を持っていたからである。



[ソメイヨシノ] '09.3.22

よいタイミングなので、問題を出します。

サクラ。 サクラの種類にも色々ありますが、特に「ソメイヨシノ」についての出題です。

さて、ソメイヨシノの苗は、どのようにして増やすのでしょうか? 

a  実を採って発芽させ、それを育てて増やす。

b 枝を採って、台木に接木(つぎき)して増やす。

c 枝を採って土に刺し、挿し木(さしき)にして増やす。

d 親木の根から芽が出るので、それを掘り出して増やす。

e 外国から苗木を輸入する。



[椿姫彩菜] '09.3.21

タレントの椿姫彩菜がカワイイと思ったので、彼女のブログを見たことがあった。久しぶりにまた見てみたのだが、すると、『ラインの黄金』を観たと報告していた。ラインの黄金は『ニーベルングの指環』の序夜である。

おどろいた。

最近「出来事」でリング(ニーベルングの指環)のことを書いたばかりだったのだ。椿姫彩菜さん自身の趣味なのだろうか?楽劇、オペラ鑑賞が。タレントさんも芸術的センスを磨かねばならないだろうし、よい趣味である。

そのリングの公演は、現代劇風にアレンジされたものらしい。… 情報がないが、キース・ウォーナー演出? … ぼくは、西洋の時代劇風の衣装を纏ったやつを観てみたいのである。椿姫さんが観たラインの黄金は、ぼくには、ビジュアル的には関心がない。

新国立劇場でやっているという。関心が無いとはいえ、やっていること自体ちっとも知らなかった。むかし毎日都心の地下鉄に乗っていた頃は、駅の壁にそれらの宣伝告知がデカデカとされていたので、情報がすぐに入ったものだったが、

オペラの話しではなく、絵画の話しだが、地下鉄の駅の宣伝告知を見ると、否応なしに足が向いてしまったものだった。
たとえば、上野の美術館などで開催される超有名な画家の作品の展示などである。当時はバブル期だったためか、それらが目白押しでやって来ていた。よい時代だった。



[きぼう] '09.3.20

先月のことだが、筑波の宇宙センターを見学する機会があった。なかでも関心を引いたのが、ISS(International Space Station = 国際宇宙ステーション)を説明しているエリアだった。日本実験棟「きぼう」の実物大モデルもあって、それを見たり触ったりしてきた。

その「きぼう」だが、外壁は想像以上に薄い鉄板?で出来ていて、鉄板の厚さは1cmも無かったような気がする。ともかく、想像以上に華奢(きゃしゃ)なつくりだし、それを真空に近い宇宙空間に浮かべるのだから、たいした技術だともいえる。

筑波宇宙センターで見たISSの記憶がまだ新しいときに、こんなニュースが飛び込んできた。
3月13日未明、『国際宇宙ステーションが宇宙ごみと衝突する恐れがあり、ステーションの乗務員が一時ソユーズに避難した』
宇宙ごみにも色々あるだろうが、どんなものでも宇宙ステーションに衝突したら、甚大な被害になるに違いない。実際に見学してきたおかげで、余計に不安を掻き立てられる羽目になってしまった。


'09.2.11

そして、3月16日には、日本人宇宙飛行士を乗せたスペースシャトルが打ち上げられた。国際宇宙ステーションにドッキングし、日本人としては初めてとなる長期滞在を行うという。

報道では、乗務員の、たのしそうな宇宙空間での生活を伝えているが、真実は想像以上に過酷で危険な労働なのかも知れない。日本人宇宙飛行士とは若田光一氏だが、無事に任務を遂行して、帰還することを祈りたい。



[またよろしく!] '09.3.11

先日のこと、集落センターで宴会があった。40人ほどの村人が集ったが、ぼくがその宴会の会計だった。 そして宴会は無事終わった。

宴席に供した酒類や酒の肴の請求書が来ていたので、翌日、さっそく仕出店や酒店に支払いに行った。

支払いに行った近所の酒屋さんでのことだ。

その酒屋さんは、酒類の配達だけでいいのに、宴席に対して御祝(祝金)を出してくれていた。ぼくはまずその礼を言った。

支払いが終わると、『またよろしく!』と言って店を出た。店を出て二三ぽ歩いたとき、背筋がぞっとした。
『またよろしく!』と言ったのは、もちろん、また注文させてもらうのでよろしくという意味である。ところが、金一封を『またよろしく!』とも取れるではないか。  は、はずかしい。



[新しいテレビ第三夜] '09.2.24

新しいテレビ第三夜は、放送局からの映像でなく、ぼくのコレクションのDVDの映画を視た。コレクションと言ってもDVDは数本しか持っていないのだが、そのなかの一本「ロード オブ・ザ リング」である。ロード オブ・ザ リングは、シリーズ全部持っている。今回視たのは最終作の「王の帰還」である。全部視る時間はなかったので、後半から視た。ちなみにDVDプレーヤーは、再生のみできるやつを以前手に入れて持っている。

すばらしい。

新しいテレビ。ディスプレイ画面の横方向が目一杯使われ、縦方向の上下が制限された形になった。つまり、劇場サイズになったのである。

20型を買ってよかったかもしれない。19型だと、それで縦方向が狭まると、少し画面が小さく感じたかも知れない。


昔のことだが、ぼくはワーグナーの「リング」を観てみたいと思った。(今も思っている。)できればザルツブルク祝祭大劇場とか、 こちらは衣装が好みではないのだが、バイロイト音楽祭でやる4日間の全てを、とかである。そう思っていた矢先、「指輪物語」というアニメーション映画が製作され、日本でも上映された。当然映画館で観てしまったのだが、ワーグナーのと根っこは同じなのかも知れない。「指輪物語」。長編だし、かなり難解だった。しかも、たしか、完結はしていなかった。ただそのつくりに興味は引かれた。

その「指輪物語」が最近になって実写化された。ロード オブ・ザ リングである。今度のは解りやすいし、その中で使われるコンピューター・グラフィックスは、ぼくには完璧に思えた。

ワーグナーの「リング」への憧れから、「リング」と名前が付くと、つい、関心がいってしまうのであるが、ロード オブ・ザ リングをコレクションしている理由でもある。そういえば、貞子が出てくる「リング」も怖くてよかった。持っていないが、



[新しいテレビ第二夜2] '09.2.23

新しく買ったテレビのことだが、6万円を切った価格だったので購入を決断した。もちろん最新型ではない。 本当は19型が欲しかったのだが、つまり、これまで視ていたのが14型のテレビだったので、移行が自然に出来そうだったからである。しかし、19型は売れ筋ではないようで、気に入った商品がなかった。しかたなく20型にしたのだ。

また、買ったのはSONY製のものだが、できればAQUOSが欲しかった。しかし高かったのだ。最新のだと20型でも8万円以上した。


これまで視ていた14型のブラウン管テレビだが、限界だった。修理する以前に戻ってしまった。1時間経ってもディスプレイに画像を結ばなかった。

画像が出て来てからの話しだが、深夜、部屋の明かりを机の上のスタンドだけにして、視る目的もなくテレビをつけておくと、画面全体がピンク色だったために、部屋がピンクやパープルになって奇麗だった。しかし、処分してしまったので部屋にその効果はもう得られなくなってしまった。それはしかたない。



[新しいテレビ第二夜1] '09.2.22

昨夜もそうだったが、新しいテレビを買ったぼくのために、まるで、テレビ局が記念番組を用意してくれたみたいである。 新しいテレビ第二夜は、「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」だった。2時間50分ものである。

すばらしい! 映画もテレビも、

ニュース番組などは、人の顔や空の色がピンクだったとしても、別に報道される主旨に障りはないが、映画などは、特にスター・ウォーズなどは、やはり製作者の意図を理解するためにも、色彩もオリジナルに近いもので見たいものである。 うれしい。 それが何年かぶりで実現した。

これまで見ていた14型のブラウン管テレビより、当然だがずいぶんと大きい。ぼくの部屋があたかもシアターになったみたいだ。


おととい、新しいテレビを買うために電気店へ行ったのだが、テレビのコーナーには、プラズマテレビだとか、巨大画面のものが多く並んでいた。しかし、あんなものが必要なのだろうか? 20型ぐらいでも、家族全員で50センチ程度に近づき、肩を寄せ、頬をくっつけ合うようにして見れば、相対的に巨大画面になるではないか!



[ドゥダメル] '09.2.21

君は、グスターボ・ドゥダメルという指揮者を知っていただろか。

ぼくは昨夕に知ったばかりである。NHK教育 芸術劇場 '09. 2月 20日( 放送時間 22:30~0:45 )で指揮を執っていた。曲目は「ダフニスとクロエ」組曲第2番(ラヴェル)。交響曲 第5番 ホ短調 作品64(チャイコフスキー)である。
久しぶりにぼく好みの指揮者が出現したかも知れない。
ちなみにオーケストラも変わっていた。シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラである。聞いたことがない。

ロリン・マゼールやシャルル・デュトワのように華やかではない。サイモン・ラトルやズビン・メータのようでもない。ドゥダメルの指揮は、タイトな表現のなかに多様な魅力がひそんでいる。そんな感じだった。若々しい。オーケストラの楽員もみんな若い。評論家ではないのでうまく言えないが、ともかく新鮮なのである。

アンコールにラテン系の曲をやったが、最後には、楽員が演奏しながら立ち上がり、踊り出してしまった。さながら「のだめカンタービレ」のようだった。
ドゥダメル。クラシックに興味がない人でも、近い将来耳にする名前だと思う。


久しぶりにクラシックを聴いた、いや、視聴した。なぜかといえば、

買ってしまったのだ。テレビを! ぼくの部屋用に、 もちろんカラーテレビでブラウン管ではない! 液晶20V型というやつである。ボディーは黒塗りだ。このテレビ、どーやらステレオらしい。

設定が終わって初めて視るのには、つまり、このテレビのこけら落としには、クラシックのオーケストラが最も相応(ふさわ)しいように思えたのである。


映像は地上アナログ放送のために
テレビのディスプレイ画面いっぱいにはならないが、
それでも、じゅうぶんに迫力がある。




[崔天凱] '09.2.17

ずいぶん前の話しだが … 

中国の駐日大使である 崔天凱(さいてんがい)氏がテレビに出ていた。

日曜の午前中にやっている サンデー・プロジェクトという番組である。田原総一郎氏が司会をしている。

田原氏の質問に崔氏が答えていくのだが、そのコメントを聞いて、ぼくは感心してしまった。彼の言葉に敬意を持たざるを得なかったのだ。

内容には触れないが、これぞ『外交官』といった発言だった。言葉少なく、ともかく、自国の不利益になることは一切言わない。
前駐日大使の 王毅(おうき ワン・イー)氏は、日本語が堪能だったので、雄弁で言葉数も多かったのだが、それだけに、崔氏の印象が新鮮だったのである。


それにつけても、わが国では …

国のリーダーの発言について、内容が『ぶれ』ていると、頻(しき)りにマスコミが指摘しているが、… 最近のマスコミや評論家は、彼らの感心とするところが、人の揚げ足を取ったり、重箱の隅をつついたりと、ひどく狭小になって来ているような気がしないでもないが、… それを割り引いたとしても、日本の為政者は、中国外交官を見習ってもらいたいものである。



[4万キロ] '09.2.7

ぼくのレガシィだが、新車で購入して、すでに14年が経とうとしている。ところが、走行距離は伸びていない。ここへ来てようやく4万キロである。

レガシィを北海道へ持っていって走らせてやる、という夢があったのだが、まだ実現していない。走行距離的にはまだ新車なのだが、夢が実現するまで この車 持つだろうか? サスがへたって、 … 正確には、へたっているのはショックアブソーバーとかブッシュとかだが、ともかく、最近、幾分シャコタンになってきている気がする。

話しは変わるが、T型フォードが発売されたのが1908年だそうである。つまり、昨年でちょうど100年経ったことになる。さて、これから自動車と自動車産業はどーなって行くのだろうか。少なくとも、購買意欲を掻き立てられるような魅力の提示は、今のところ出来ていないように思えるのだが、



[えびすこ2] '09.1.31

『えびすこ1』のつづきだが、昔の人は、えびすこ だとか めーだんご だとか、 … 『めーだんご』と言うのは、繭(玉)団子のことで、小正月、つまり1月15日に行う。

昔の人は、えびすこ だとか めーだんご だとか、暦上の祭りを敬虔に、怠りなく行う。彼らはそれを『めんどくさい』とは思っていない。彼らにとっては現実世界と同じように、リアルなのである。

つまり、昔の人はちゃんと精神世界を持っていたということだ。

実は、ぼくは、暦上の行事をよく理解していない。ぼくらの世代は、古来からの精神世界と、共存が難しいらしい。

ぼくらにとってはあまりヒットしない古来からの精神世界だが、考えたいのは、それらを信じていた昔の人たちの方が、辛抱強く働き、堅実に家庭を築き、幸福だったということである。庶民レベルだけでなく、政界、財界のレベルの人たちもそうであろう。


ぼくは、元FRB議長のアラン・グリーンスパン氏に興味があった。なにやら凄い人らしいからである。時間があったら彼のやったことを調べてみようと思っていた。

そのグリーンスパン氏だが、最近になって、米下院の委員会で『 金融機関が自己利益を追求すれば、株主を最大限に守ることになる、と考えていた。私は過ちを犯した 』などと、謝り出してしまったのだ。

えびすこの、ちゃぶ台の祭壇を前にしてぼくは思ったのである。グリーンスパン氏も、もしかしたら、彼の天才的な頭脳の中から、古来からの精神世界を取り除いてしまったのではないかと。



[えびすこ1] '09.1.29

1月20日は『えびすこ』の日だった。商売繁盛と豊作を願うお祭りである。我が家ではひっそりと執り行った。ちゃぶ台に仮設の祭壇をつくり、尾頭付きの魚を供える。それから、祭壇に一升マスを置く。一升マスの中には財布を入れておくのだ。

えびすこ と呼び、固有名詞化しているが、正確には えびす講 のことらしい。

えびすこは、商売繁盛と豊作を願うお祭りだが、元は、豊漁を願う祭りだったという。現在の恵比寿様が持っているのは小槌に袋であるが、以前の恵比寿様は竿と鯛を持っていた。


1月20日といえば、時差はあったものの、米国の大統領就任式だった。えびすこ の日に就任式を当てるとは、米国議会も抜け目がない。自国の金融経済を立て直すために、商売繁盛を考え、この日を選んだのだろう。オバマ氏にはがんばってもらいたい!



[ケサランパサラン] '09.1.12

伝統行事を重んじる農家としては、正月の三が日ぐらいはそれに従ってのんびり過ごしたいものだが、実際はそうもいかない。我が家ではすでに1月3日から仕事を始めていた。野菜の売れ芯が正月になってしまえば、正月でも仕事を入れざるを得ないのだ。市場は4日から開く。


3日の仕事は、ホウレン草の収穫だった。

弱い北風がときどきあったものの、午後の畑は穏やかだった。

昨年12月の出来事で[スチールパイプ]と題してホウレン草のトンネル栽培のことを書いておいたが、そのトンネルのフィルムをめくって、トンネルの中に頭を突っ込むようにしてホウレン草を収穫する。

南側をめくると、風は避(よ)けられるし寒いどころかあったかい。この畑に使っているトンネルのフィルムは、すでに5~6回使用したやつで、かなり汚れている。しかもフィルムの内側は水蒸気が付着しているので、よけい不透明になっている。だから、トンネルの中に頭を突っ込むと、中は太陽の光を受けて、明るい乳白色の世界になっているのだ。そこに獲りごろを迎えたホウレン草が溢れている。それは目に鮮やかである。


収穫作業を開始してから間もなくのこと、ホウレン草の葉の先端に、白く、あるいは銀色に輝く丸いものがちょこんと乗っていた。よく見ると、それは、中央から多数の白い線が放射状に伸び、球体を形成している。直径3~4センチ程度の、まるで質量を感じさせない物体だった。

ケサランパサラン。

おそらく植物由来のケサランパサランである。本当のケサランパサランは、どーやらウサギなどの毛玉で出来ているらしい。

ともかく、美しかったので、携帯のカメラに収めようと考えた。そこで、手のひらに載せ、シャッターを切きる準備をしたのだ。そのときである。急に風が吹いてきて、あっという間にその自然の造形物は吹き飛ばされてしまった。適切な光を当てて撮影しようと、いつしかトンネルの高さより高いところへ手を持ち上げてしまっていたのである。


ケサランパサランに限らず、例えば妖精などを目撃したとしても、その遭遇は刹那の時間なのかも知れない。



[サケ2] '09.1.10

'09.1.1 に出したクイズの答えである。

『サケは生物学的には白身魚。アスタキサンチンという赤い色素の甲殻類を餌にしているため赤い身になります。答えは「B」です』だった。 [日本農業新聞1/10から]

サケが白身魚とは以外だった。サケのサーモンピンクが餌によるものだということは理解できる。フラミンゴのピンクのように。だから、本来、サケの身は白いことも理解できるのである。

だからといって、サケがいわゆる白身魚とも思えなかったのだ。白身魚は根に付いている魚のイメージが強い。イシダイとかメジナとかだ。人間もそうだが、白い筋肉を多く持っていると、陸上競技でいえば、瞬発力を必要とする短距離走に向いている。釣り人が、根付きの魚を釣りたがるのは、引きが強いからである。サケにはそのイメージが無い。だから白身魚の定義からは外れると、

ぼくは、サケはサケ目だが、青魚のニシン目、ダツ目、スズキ目に近いかなと思っていたのである。回遊魚でもあるし、



[謹賀新年] '09.1.4

年賀状作成についての話だ。

ぼくの場合、年賀状を出す相手が少ないこともあり、年賀状の素材をネットからダウンロードするにしろ、とにかく、構成などは自分でやることにしている。もちろん、文字の部分は手書きにする。

今年の年賀状は、構成上、「謹賀新年」と筆ペンで書く必要が出て来てしまった。そこで、簡単に練習したあとに清書した。

書き終えてながめてみたのだが、その「書」の出来はというと、…

みるも無残! 下手くそなのだ。謹賀新年の「年」の、最後に筆を下へ伸ばすところなど、縮れ麺になっている。

まさか、この失敗した年賀状を相手に出すわけにはいかない。「呪われた年賀状が届いた!」などと思われては大変だ。結局、最初のハガキはボツにした。

おかしい! ぼくは達筆だったはずだが、


たまたま、右手中指が視界に入った。 ない! 無くなっている、「ペンだこ」。ペンだこが無くなっているのである。ぼくの肉体は昔から脆弱だったが、ペンだこだけはマッチョだったのだ。それがなくなっている。普段、文字を書いていない証拠だ。それが筆遣いにも影響したのだろう。

パソコンのせいだ。文章を書くにしろ最近はキーボードに頼ってしまっている。



[サケ] '09.1.1

農業新聞に載っていたクイズだ。

魚のサケは、どの種類に入るでしょうか?

A 赤み魚 B 白身魚 C 青魚  D 熱帯魚 

答えは、1月10日の紙面になるという。はやく知りたいものだ。

[日本農業新聞12/27から]



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