sumi-Cノート <excerpt> 12chのワールドビジネスサテライトで、『最近の太陽に異変が … 』というのをやっていた。 … 続き

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(23)今週の出来事 2010年 1月~ 4月

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[ディアゴスティーニ] '10.4.28
[マウンダー極小期] '10.4.19
[Googleと中国] '10.4.7
[車検2] '10.4.3
[車検] '10.4.1
[スーパーのトイレ] '10.3.24
[確定申告と国盗り物語] '10.3.20
[いいづらいことば] '10.3.9
[福山雅治] '10.3.5
[金メダル2] '10.3.2
[金メダル] '10.2.23
[キャビア] '10.2.17
[こま犬 Ans] '10.2.15
[こま犬] '10.2.13
[終電] '10.2.12
[かずさDNA研究所] '10.1.31
[DNA] '10.1.29 ---(ウイルス7-2)
[RNA] '10.1.22 ---(ウイルス7-1)
[メディアの少女2] '10.1.14
[メディアの少女1] '10.1.11

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[ディアゴスティーニ] '10.4.28

1月の頃の話だが、書店に入ってみると、プラモデルが置いてあるのに気がついた。フォーミュラー仕様の、赤いフェラーリだった。「ディアゴスティーニ」である。
以前、ラジコンのインプレッサが出たとき、ぼくはスバル車に乗っていて、その魅力がわかるので、(欲しい)と思ったことがあった。購読(購入)はしなかったが、


こんどは、ディアゴスティーニのTVCMだが、こんなのがあった。

『かつて日本には海に浮かぶ城と言われた空母があった。週間赤城を作る創刊。木と金属のパーツをステップバイステップで組み立てる面白さ。格納庫や艦上機までも再現したこだわりの完成度。マガジンには誕生秘話や貴重な資料を満載。週間赤城を作る。創刊号は590円。ディアゴスティーニ』

ぼくは軍艦には興味がないが、TVCMをみて、きっと、無性に欲しいと思うマニアは、いるだろうと思った。
実際、書店でディアゴスティーニを持ってレジに並んでいる人を目撃したことはないが、(はまっている)人は多いらしい。


おそらく、将来、ディアゴスティーニは、ミニチュアでは満足できなくなり、本物のパーツを販売しだすに違いない。

たとえば、こんな調子でCMを流すだろう。

『かつて日本には「ダボハン」と呼ばれたバイクがあった。週間カワサキW1(ダブワン)、本物を作る創刊。創刊号は15,900円。ディアゴスティーニ』

ディアゴスティーニを最後まで購読すると、本物のバイクが出来上がるというのだ。


そうなると、本屋さんも、便乗して商売を始めたくなる。店の高いところの棚にはヘルメットやライダースーツなどを、床近くの低い棚には、エンジンオイルや工具などの商品を置くようになる。だから、本屋さんに入ると、本の匂いだけでなく、オイルやタイヤのゴムの匂いがしたりする。

… う~む。 本屋さんがたのしくなるに違いない。



[マウンダー極小期] '10.4.19

沢尻エリカが亭主を連れて皆既日食を見に行ったというニュースが流れたのは、昨年の7月のことだ。沢尻エリカがどこへ見に行ったのかは未確認だが、トカラ列島では、日食のとき夕立のような大荒れの天気になってしまった。


日食のあった当日だか後日だったか忘れたが、12chのワールドビジネスサテライトで、『最近の太陽に異変が…』というのをやっていた。

黒点活動がひどく弱くなっているというのである。周知のことだが、黒点活動は11年周期で強弱を繰り返している。グラフでいえば、2006年あたりが底で、すでに黒点活動は上昇線を描かなくてはならないのだが、いまだにグラフの底にあるというのだ。
2008年は、1年で300日近く黒点が現れなかったことがあった。それは、100年ぶりのことだという。このまま黒点活動が弱まった状態がつづいたらどーなるのだろうか?

最新のデータは、ネットで探しても、グラフになっているようなものが見つからないので、よく把握できないのだが、


1645年から1715年。マウンダー極小期というのがあった。テムズ川が氷で覆われてしまったというのは有名な話である。小氷河期である。このときの黒点活動は11年周期を無視してひどく弱まってしまった。70年間である。
つまり、黒点活動の強弱によって、生じるエネルギーの差異は、地球に大きく影響を与えるということである。


再び極小期(小氷期)が訪れたら?

今年は、気象庁が靖国神社の桜をみて、3月22日に開花宣言を出したが、その後、長いこと市民は桜を愛(め)でることができた。ひどく寒い日があったりしたので桜が長持ちしたのだ。
4月の12日に気象庁は、『北日本から西日本にかけての低温に関する全般気象情報』を出した。『農家は霜に注意してください』というのだ。つづいて、気象庁は、関東甲信地方に『低温に関する異常天候早期警戒情報』を出した。4月23日のことだ。


4月17日未明、関東の平地に降ったのは、雨ではなく雪だった。この時期の降雪は41年ぶりだという。


再び極小期(小氷期)が訪れたら? 

えらいことになる。世界中の穀物の生産量が極端に落ちるので、穀物は高騰する。日本には、食料が回って来なくなる。
ましてや、大きな火山の噴火などあったら、たまったものではない。太陽のエネルギーは遮られ、ますます寒冷化してしまう。
食料のみならず、富を、軍事力で奪おうとする国が出現したりするかもしれない。その脅威が、「わが祖国」に及ばないとも限らない。話がだいぶ飛んでいるが、つまり、ちゃんとした防衛戦略を持っていなくてはならないということだ。



[Googleと中国] '10.4.7

2006年(平成18年)の1月のことだが、この年一番だと思うニュースが、年明け早々に入ってきた。それはグーグルが、中国で、中国語で、検索サービスを始めるというものだった(1月24日)。もちろん、当局の検閲を認めるかたちでだ。

これは面白いと思った。どんなに中国政府が検閲、言論統制をしたとしても、中国に、自由主義、米国主義?の価値観が否応(いやおう)無しに流入するに違い。すると、近いうちに中国人民が、思いを本音で語りだす時代がくるだろうと思ったのだ。

ところがここへ来て、グーグルは、中国から撤退してしまった。2010年3月23日のことだ。中国の変化を見たいと思っていたのだが、儚くも遠ざかってしまった。



[車検] '10.4.1

ぼくの愛車レガシィは、高性能車であるために、車検は、民間の修理工場などを避けて、ディーラーで受けることにしている。

車検は3月じゅうに済ませたかったのだが、ディーラーの都合で4月になってしまった。具体的には4月1日である。

そして車を持って行ったのである。すると、大変うれしいことがあった。車をディーラーに預けるのと同時に初期費用を支払うのだが、予約時に言われた金額より、実際支払った金額は、なんと7,800円も安かったのである。 … 重量税に改定があったというのだ。それが反映している。

これが3月31日だと安くなってはいなかった。

ぼくは思ったのだ。日ごろの行いがよかったからに違いないと。



[スーパーのトイレ] '10.3.24

最近、あたらしいスーパーが近所にできた。まだ入ったことがなかったので行ってみた。生鮮食品の売り場に、つまり、野菜売り場に興味があったのである。

ついでに、トイレも借りてみた。さすがにピカピカのトイレだったが、それだけではない。手ごわいスーパーであることがわかった。小便器の前にプレートが貼ってあって、ぼくの「後ろ向きの人生」を見透かされたようなセリフが書いてあった。






[確定申告と国盗り物語] '10.3.20

先週のことだが、税務署に確定申告に行ってきた。どーしても提出期限ぎりぎりになってしまう。今年も3月15日が締め切りである。

ぼくの家の申告は、すでに記入し終えて仕上がっているので、税務署に書類を提出するだけなのだが、ぼくと同じ目的の人が列を作って、おおぜい並んでいた。提出の前に相談のある人は並ぶところも違うが、数時間はかかるだろう。

失敗した! 本を持って来ればよかった。

時間がかかりそうである。せっかく、読みかけの本があったのに、


ぼくは、まだ、よく、織田信長を知らないでいた。だからといって、信長の正確な史実を知る必要もない。そこで、小説を読んでみることにしたのだ。

司馬遼太郎の「国盗り物語」である。

「国盗り物語」で織田信長が登場するのは後半からである。ぼくの読んでいる文庫本は4冊で完結する。だから第三巻から信長が登場する。ちょうど読むのが第三巻に入ったところなのである。

司馬遼太郎は信長を幼少期から描いているのだが、それにしても、信長のキャラクターが強烈である。行動も服装も破天荒なのだ。常人には理解できないことをする。家臣のみならず、城下の誰もが「うつけ殿」とよぶほどだった。

この小説の前半はというと、斎藤道三(どうさん)のことが描かれている。斎藤道三と織田信長の話がちょうど交わるところがあるのだが、そこがひどく面白いのだ。信長と同年代の、濃姫や明智光秀が登場したりする。


むかし岐阜県へ行ったときに、金華山に登ったことがある。山頂へはロープウェーで行くのだが、ぼくにとって、金華山という景勝地は、特別興味を引くものではなかった。山頂には岐阜城があるのだが、鉄筋コンクリート製だったりした。

ところが、小説を読んで、金華山、岐阜城などが主人公たちの活躍する舞台だったりすると、それはにわかに変わってくる。無関心だったものが途端に、興味深い名所になってくる。

だから、思うのだ。旅行するのなら、その地が登場する歴史小説のひとつぐらい読んでから行くべきだと。 … などと考えていたら、申告書を提出する順番がきていた。バックからあわてて書類を出すことになった。



[いいづらいことば] '10.3.9

普段使っていない机があって、その上を整理していると、妙なメモ書きが出てきた。手書きで、しかも書きなぐってある。

「2006年 アナウンサーが最もいいづらいことば」と表題が書いてあった。どこかのメディアが取り上げたものを、ぼくが映しとったものである。もしかすると「出来事」に、すでに載せてあるかもしれないが、とりあえず記しておくとする。

もし君が、アナウンサーを目指しているのなら、大きな声で発音してみてくれたまえ。


『2006年 アナウンサーが最もいいずらい ことば』

まずは少数意見から

   過激派組織          5人

   窒息死させたとして      2人

   見誤り着陸          1人

   O-157などの       3人

   栃乃洋(とちのなだ)などの
                  2人

   蒸留酒と醸造酒    (ぼくが発見)

--------

では10位から

10 トリニダード・トバコ      7人

 9 高速増殖炉もんじゅ       8人

 8 老若男女           10人

 7 偽札造り            11人

 6 マサチューセッツ州      15人

 5 貨客船万景峰(まんぎょんぼん)号
                 17人

 4 六カ国協議          22人

 3 低所得者層          45人

 2 腹腔鏡手術          53人

 1 摘出手術           72人



[福山雅治] '10.3.5

「竜馬伝」が始って間もない「回」でのことだが、江戸の千葉道場の井戸端で、福山雅治が上半身裸で掻いた汗を拭いているシーンがあった。カメラは福山雅治を至近距離から撮っていた。福山の腹部も映し出しているのだが、思いっきり腹筋が割れていたのである。彼は40歳だという。ぼくは思った。芸能人は歯と腹筋が命(いのち)だと。



[金メダル2] '10.3.2

残念。竹内選手、メダルに手が届かなかった。予選は通過したのだが、準々決勝前の第一試合で負けてしまった。なかなかうまくはいかない。



[金メダル] '10.2.23

いま、バンクーバーで冬季オリンピックをやっているが、

金メダルは1コも取れないのではないか、と考えている人がいるかもしれない。
前回のトリノでは荒川静香の1コだったし、つまり、近年の日本の実力は、そんなところだろうと、

しかし、ぼくはまだ希望を捨てていない。ぼくが注目しているのが、27日に予定されているスノーボード競技、女子パラレル大回転である。

竹内智香という選手がいる。この選手に期待しているのだ。彼女の「強くなりたい」という欲求の、それを満たすための行動が性別など関係なく大胆なのである。超積極的なのだ。



[キャビア] '10.2.17

今日の朝食だが、

旦那が定年を迎えて、ヨーロッパ旅行をしてきた夫婦がいるのだが、土産にキャビアを買ってきてくれた。

早速それを戴くことにした。
本日のオカズは、鮭と、キャビアである。

なんとリッチなことだろうか、まるで、セレブになった気分だ。

実は、ご飯は昨夜炊いたもので、炊飯ジャーに残っていたものである。だから、変色しているし、うまくはなかったが、キャビアはうまかった。

はたして、セレブリティーが、ご飯にキャビアをかけて食べるかは定かでない。



[こま犬 Ans] '10.2.15

金剛力士とか仁王とか呼ばれる木彫りの像がある。有名なのは法隆寺の二体の像だ。その像は別の呼び名がある。「あうん像」である。阿形、吽形。阿形=あぎょう、吽形=うんぎょうと発音する。

こま犬も上記と同じ呼び方をするのである。阿形、吽形と。阿は始まりの意味で、吽はおしまいの意味だそうで、吽形のこま犬は口を結んでいる。

こま犬の細部には触れないが、こま犬は、神社の守護獣であり、神使(しんし)、神獣である。



[こま犬] '10.2.13

同級生のケイスケからメールが入った。

質問が書かれていた。「左右のこま犬にそれぞれ名前が付いているか?」というものだった。
ケイスケが神社を護る「こま犬」に興味を持つとは思えなかった。 案の定、メールを最後まで読むと、女の子に聞かれたというのだ。

ぼくは神主ではないので、こま犬のことを詳しくは知らないが、とりあえず知っていることを返信した。


そこで君に問題を出します。こま犬(狛犬)には、左右それぞれ呼び名があります。 さて、それは何でしょうか?



[電車での危険な会話] '10.2.12

先月のこと、ひどく冷え込む夜だったが、仲間と池袋の西口で飲んだ。飲み会が捌けると、西武線を使って帰ることにした。

以前『出来事』に登場したフユミも参加していたのだが、フユミは西武線の練馬駅で降りるという。電車は終電だった。土曜日のせいか、乗客は多かった。

フユミとぼくは肩が触れ合う位置でつり革をつかんでいた。ぽつぽつと会話をした。その会話の中で、ぼくは彼女に「一人暮らししてるのか?」みたいな質問した。
以前フユミは中央線沿線に住んでいたのだが、今度は西武池袋線沿線に替えたというのである。フユミは東北出身で、単身東京に出てきていた。そこで今彼女がどんな状況か知りたくなったのだ。
するとフユミは、「友達とルームシェアしている」と答えた。

電車が練馬駅に停まりドアーが開くと、フユミは胸元で手のひらをこちらに向けて小刻みに振ると、さっとホームへ出て行った。


さて、その翌日である。ぼくは昨夜の電車内での会話を思い出して恐怖してしまったのだ。

「一人暮らししてるのか?」というフユミへの質問である。… もしかすると、その個人情報の質問を電車の乗客の誰かに聴かれていたかもしれないのだ。それが、ストーカーのようなやつだったら大変なことになっている。彼女をつけて駅を降り、尾行されたりしたら、
フユミが「友達とルームシェアしている」とか、適当に答えてくれたので少しは救われたが、 女の子に「一人暮らしをしている」と答えさせ、それを聴かれたりしたら、えらいことになっていたのだ。

ちゃんと帰宅できたか、フユミにメールして訊ねたのは言うまでもないが、まったく、同じ失敗を繰り返すことはないとはいえ、軽率なことをしないよう、十分注意すべきであると反省したのだった。



[かずさDNA研究所] '10.1.31

1月22日に[ウイルス7-1] ---(RNA) をUPしたのだが、参考になったホームページが「かずさDNA研究所」のものだった。そこのPDFに書かれていたイラストが非常にわかりやすく、RNAのことも理解しやすかったのである。

かずさDNA研究所がどこにあるのか地図を見たくなった。「かずさ」は、「上総」だろう。ホームページ内の「アクセス」をクリックしてみると、やはりそうだった。そして、もっと詳しく知りたくなったのである。MapFan をみてみた。どーやら、かずさDNA研究所は、「かずさアカデミアパーク」という広大なテーマ地区の中にある施設らしかった。そのテーマ地区にはホテルなどもある。

かずさDNA研究所は見学もできるようである。こんど農業の仲間を誘って行ってみたいと思ったのだ。


上記は、[ウイルス7-1]を書くために下調べをしたのだが、そのときのものである。そして1月22日にUPした。

こんどはUPしてから数日後のこである。テレビのニュースを聞いていると、「かずさアカデミアパーク」という名称が出てきたのである。一瞬耳を疑ったのだ。 いま自分は、レアな部分に関心を示しているのだと悦に入っていたのだが、まさか、テレビに「かずさアカデミアパーク」の名称が登場するとは思わなかったのである。

かずさアカデミアパークが千葉地方裁判所に民事再生手続の申請をしたというのだ。おどろいた。なんという偶然なのだろうか。ニュースが流れたのが1月25日である。



[DNA] '10.1.29 ---(ウイルス7-2)

DNAとは、デオキシリボ核酸のことである。4種類の塩基で構成されている。A,T,G,C、アデニン、グアニン、シトシン、チミン。DNAは二重螺旋構造になっていて、そのなかに遺伝情報が書かれている。つまり、DNAは遺伝子である。

デオキシリボ核酸を細胞から取り出してpH(ペーハー)を測ってみると酸性を示す。「核酸」と言われるだけのことはある。上記では塩基で構成されていると書いたが、塩基というのはアルカリ性物質のことだ。矛盾している。

では核酸とは? 塩基と糖、リン酸からなるヌクレオチドがリン酸エステル結合で連なった生体高分子【Wikipedia】である。… さっぱり分からないが、DNAの外側の2本の紐(二重螺旋)の部分が、酸性を示すのだろう。


「デオキシリボ核酸」を英語で書くと、

Deoxyribonucleic acid (ディーオクシィリボ ヌークライス エイスィド)

Deoxyribo = 糖

nucleic = 核

acid = 酸 = (リン酸=P)

nucleic acid = 核酸

つまりデオキシリボ核酸は、糖とリン酸と塩基でつくられている。


外側の紐の部分が糖とリン酸で出来ていて、その間に挟まれているのが塩基である。外側の紐から無数の塩基が出ていて、もう片方の紐からも塩基が出ている。その両方がくっつき合っている。それを俯瞰すると、捻れたリボン様になるのだ。具体的には、AとT、CとGが決まったペアをつくって結合している。

AとT、CとGがくっつき合っているのだが、それらをくっつけているのは水素原子の電荷の力である。水素結合というらしいが、比較的弱いつながりなので、水素結合がはずれるとDNAの二重らせんがほどける。


インターネットでDNAを検索すると、Wikipediaをはじめ、多くのホームページが出て来て、DNAのイメージ図や化学構造式を目にすることができる。それは、見ていてあまりにも精緻すぎるのだ。

地球が誕生したのが46億年前、生命が誕生したのが40億年前~35億年前と言われているが、しかし、DNAのような生命を定義づける生体高分子が、原始のスープのなかで自然に、あるいは偶然に出来るだろうか? 想像するのが困難になる。

ぼくは思ったのだ。それだったら、宇宙が誕生したのが137億年前のビックバーンからだが、もう、その瞬間から、すでに生命を誕生させるアイデアはあったと考える方が自然ではなかろうかと、 あるいは、もっとそれ以前に、



[RNA] '10.1.22 ---(ウイルス7-1)

昨年からずっとウイルスについて書いているのだが、いまだに関心が薄れない。ウイルスに感染してしまったのかもしれない。


ウイルスを理解しようとすると、どーしてもDNA,RNAの理解が必要になってくる。たとえばHIV(エイズ)ウイルスは、レトロウイルスといってRNAを持っていたりする。… ウイルスの大きさの中に遺伝子が入るのか? と疑問がわいてくるが、ウイルス固有のRNA情報だけなので、入るのかもしれない。


君は、DNAとRNAの違いを知っているだろうか? ぼくは忘れてしまっていた。学校の生物で教わったはずなのだが、… DNAは二重螺旋構造、RNAは一重の螺旋構造、このくらいは知っている。

人間をはじめ多くの生物が細胞核の中にDNAを持っている。調べてみると、どうやら、DNAのいる同じ細胞核の中にRNAも存在していた。
 … 知らなかった。てっきり、HIVウイルスのようにRNAを持つ生命形態とDNAを持つ生命形態とが別々にあるのだと思っていたのだ。


細胞が細胞分裂するには、その前に、分裂前の細胞の中で遺伝子が複製されていなければならない。… 同じ2つの遺伝子をつくっておく。… 分裂を始める間際に、2対の遺伝子が中央に集まって整列するのである。それから細胞の真ん中がくびれ始める。細胞の両端から遺伝子を引っ張るような線が現れたりして、遺伝子は離れていく。

細胞分裂前の細胞の中で遺伝子が複製されるとき、当然、コピーのためにDNAの二重螺旋がほどける工程がある。そのほどける現象のことだが、調べてみると、細胞分裂とは別の目的でも、ほどけることがわかった。

以下は細胞分裂のとき以外でのことだ。
核の中にRNAがいて、ほどけた、つまり一重螺旋になったDNAの … DNAの紐を梯子(はしご)に例えるならば、縦木の片方が無くなり、足場=段の部分がむき出しになる。… その段は2分の1と短くなっているが( … たぶん)、… その一重螺旋になったDNAにRNAが重なるようにして情報を写し取っていく( … たぶん)。

DNA情報を持ったRNAの紐は、核の外、つまり細胞質へ出ていく。細胞質の中にはミトコンドリアやリボソームがいるのだが、RNAの紐はそのリボソームの中に入っていく。リボソームはタンパク質の製造工場である。リボゾームの中で、RNAにくっついて並んでいる塩基、A,G,C,U(T)の配列にしたがい、アミノ酸を選定し、そしてタンパク質をつくっていくのである。これがRNAのひとつの仕事だった。

RNAにはそのほか、いろいろな機能を持つものが存在する。いま書いたRNAは、mRNA=メッセンジャーRNAという。そのほかに、tRNA=トランスファーRNAとか、rRNA=リボソームRNAとかがいる。



[メディアの少女2] '10.1.14

出来事[メディアの少女]で書きたかったことは、実は2の方である。

同じく正月休みのことだが、録りためてあったVTRテープの整理をしたのである。VTRテープの中には、何を録ったのか判らないものがあって、 それを見直して、テープのケースに内容の表題を書く、とうい作業をやったのだ。

映画を録ったものが何本かあったのだが、そのなかで印象に残ったのが「宇宙戦争」と「ナルニア国物語」だった。どちらも登場する少女がひどく可愛かったのである。


「宇宙戦争」。もちろんH・Gウエルズの宇宙戦争だ。米国で、オーソン・ウエルズがラジオドラマをつくり、ハロインの日に放送したところ、市民が信じてしまって大パニックになったという、あの有名なやつである。

その「宇宙戦争」をスティーブン・スピルバーグが映画化したのである。トム・クルーズが主演だ。

トム・クルーズの妻は、愛人ができたらしく、たぶん離婚している。そのトム・クルーズに二人の子供がいる。兄と歳の離れた妹だ。その妹の少女が可愛かったのである。特に可愛かったのは、映画の内容は説明できないが、ストーリーのごく初めの部分だ。異様な雷が鳴るシーンのところである。

その少し前、庭でトム・クルーズと長男が喧嘩をしていた。そこに妹もいた。長男が家に引っ込んでしまったあとの、妹=長女とトム・クルーズとのやり取りである。

「なんだ?」
「そんなやり方じゃダメよ。話を聞いて欲しいなら、もっと…」娘がいうのをトム・クルーズが遮って、
「説教かっ。お袋じゃあるまいし」
「どこいくの?」
「寝るんだよ。夜勤があるからな」
「私たちのごはんは?」
「適当に、なんか取れ」

小学生の娘と父親の会話である。まったく、うまいこと少女の中にある大人びた部分を表現している。逆にトム・クルーズの父親でありながら大人になりきれてない部分を表現していた。とにかく、シーンの細部を使って少女独特の魅力を表現しているのである。

ストーリーが佳境に入ると、侵略してくる宇宙人に対して、トム・クルーズたちは、レジスタンスの様相を呈してきた。そのとき娘の顔は泥で汚れていたのだが、彼女の目は、まるで絵画に描かれている天使のように美しかったのである。きっと、役者の少女も、大規模なオーデションで選ばれたのに違いないが、案外、「目」についても、選択基準に入っていたかもしれない。そう思えたくらいなのである。


さて、こんどは「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」である。4人の子供の兄妹が主人公なのだが、そのなかの一番末の女の子が可愛いかったのだ。

特に冒頭の、少女が一人でナルニア国に足を踏み入れてしまったときのシーンだが、少女はロバの耳と足を持った青年と知り合う。そのときの少女とロバの青年とのやり取りが非常によいのだ。脚本は、少女から一切の幼児性を排除している。少女をめいっぱい大人びた淑女に描いているのである。兄妹と一緒のシーンでは子供じみているのだが、… なんとも、魅力的な演出だったのだ。


「宇宙戦争」と「ナルニア国物語」の2作品。そこに出てくる少女を見ていると、… さすがに現実世界では、少女に対する関心は皆無だが、自分はロリータ・コンプレックスになってしまったのか? と疑いたくなるほど可愛かったのである。



[メディアの少女1] '10.1.11

今年の正月は気がつくと、メディアに出てくる少女たちに関心を、あるいは魅力を感じる機会が多かったかも知れない。


君は、アリス=沙良・オット を知っているだろうか? ぼくは、この正月休みに初めて知った。 ピアニストである。

彼女を特集しているテレビ番組が彼女の私生活を追っていたのだが、見るほどにカワイイ。一見落ち着きのない話し方など、いかにもIQが高そうな感じで、可愛いのだ。ハーフの生活環境がそうさせるのだろうか? 遺伝学的なことが影響しているのだろうか? 雰囲気が特徴的なのである。たとえばキャロライン洋子さんなどにも似ている。

チャイコフスキーのピアノコンチェルト№1を番組の最後に、もちろんオーケストラと一緒に弾いたのだが、テレビだから、最終楽章だけだったが、しかし、なかなかよかったのである。チャイコフスキーのピアノコンチェルト№1で感動したのは、アルゲリッチ以来である。そう書くと、沙良・オットを褒めすぎになってしまうが、ちなみに、彼女は少女というより今年21歳である。


君は、ベッキー・クルーエル を知っているだろうか? ぼくは昨年のいつだったか You Tube で見たのだが、ネットアイドルだという。彼女は若くて14歳だ。たしかにカワイイ。しかし、ベッキー・クルーエル単体でカワイイというより、彼女は、自分の部屋から自分のパフォーマンスを配信しているわけだが、その環境自体に特殊性や独自性があって、そこに引き付けられる面もあるのである。

この正月、テレビの芸能ニュースで、彼女のことを取り上げていた。 You Tube へのアクセスのことだろうか、600万回のアクセスがあったという。だから、あらためて You Tube を見てみたのだ。すると、ロッテのフィッツのダンス、佐々木希が踊っているやつだが、それをベッキー・クルーエルもやっていた。ぼくは決して秋葉系のオタクではないが、カワイイと思ったのだった。

フィッツの曲といえば、「たむらぱん」というシンガーソングライターが、狼少年ケンの曲を替え歌にして創りあげたものだが、面白い才能である。それに、佐々木希。未知との遭遇の最後に出てくる宇宙人のように四肢が長く、ひどくカワイイ。

話をベッキー・クルーエルに戻すが、… テレビなどで取り上げられるようになると、つまりマスコミへの露出が多くなると、鮮度が急激に落ちるわけで、そこは、ちょっと残念な気がするのである。



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