sumi-Cノート <excerpt> 前回、「陰陽五行」という語句を使ったので、ついでに、関連のある、食べ合わせ(食い合わせ) について触れておこう。 … 続き
(25)今週の出来事 2010年 9月~12月
[トイレの神様] '10.12.28
[龍馬4] '10.12.26
[龍馬3] '10.12.24
[龍馬2] '10.12.20
[龍馬1] '10.12.11
[北朝鮮による延坪島砲撃]'10.12.4
[食べ合わせ] '10.11.27
[柿と血圧] '10.11.25
[ビールとナッツと柿] '10.11.16
[クリヤマがんばれ] '10.11.14
[首相夫人とテレビ] '10.11.3
[11月1日の景色2] '10.11.1
[11月1日の景色1] '10.11.1
[反日デモ] '10.10.30
[久保田 百寿2] '10.10.25
[久保田 百寿1] '10.10.15
[レディー・ガガ] '10.10.13
[祝儀袋2] '10.9.30
[アカスジキンカメムシ2] '10.9.26
[アカスジキンカメムシ1] '10.9.25
[祝儀袋1] '10.9.24
[ケイコねえちゃん] '10.9.6
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[トイレの神様] '10.12.28
いちど聴いてみたかった、「トイレの神様」を聴いてみることにした。植村花菜(かな)という歌手がうたっている。視聴には You Tube を頼るしかないが、うまいことに全曲がアップロードされていた。
なるほど 感動してしまった。
実は、ぼくは、男の子にもトイレ掃除を奨めたいのである。きれいにしていると、大金持ちになれるかも知れないからだ。トイレにはキンカクシがあるから。神様は、きっと、トイレに「金」を隠している。
[龍馬4] '10.12.26
「竜馬がゆく」をすでに読みはじめているが、読みはじめる前に少し感じたことがあったので、記しておくことにする。
屋根裏から持ってきた「竜馬がゆく」を調べてみると、第一冊発行が、つまり初版が1975年、そして、ぼくが手に入れたのが第32冊発行1987年のものだった。購入したのがそれより数年後だとすると、あれこれ20年経っていることになる。
20年前の、(ぼくにとっては最近のことだが) 文庫本の価格を見ると460円になっていた。近くの書店に置いてある「竜馬がゆく」をみてみると、692円だった。そのうち税金も含まれるので、まあ、それほど、現在のものが、むかしより高くなっている訳ではない、ということかも知れない。いつも買うときは高いと思うのだが。
もうひとつ気がついたのだが、むかしのものの方が読みやすいということである。文字とそれ以外の空白の部分のバランスが適正で、読みやすいのである。 最近の文庫本は、文字自体を大きくしたせいで、どことなく、たとえば、行間の余白がせばまり、それだけでなく、行の内でも、文字と文字の間隔がせばまり、全体として、目にチカチカしてしまうのである。 最近の文庫本は、文字を大きくすれば読みやすいだろうという、安易な工夫がされてしまっているように思えるのだ。
そういう意味では、パソコンのテキスト文章も、その傾向にある。今度は、行は横書きになるが、行間等がもう少し開いたならば読みやすいに違いない。ぼくのホームページで使っている「ホームページ・ビルダー」も、テキスト(.txt)をベースにしているので、やはり読みずらいのである。
話をもどすと、ぼくが20年前に読んだ文庫本の第一巻の総ページ数は430。現在のは446ページだった。
[龍馬3] '10.12.24
前々回、[出来事]に、「龍馬がゆく」を読みたくなったと書いてしまったので、特別、履行する義務はないと思うのだが、ぼくのなかで、なんとなく読まざるを得なくなってしまった。
屋根裏で、文庫本の第一巻を手にとってみた。ぺらぺらとめくってみる。だいぶ黄ばんでいる。外側、つまり、空気に触れたところなどは、こげ茶色になっている。ガングロの文庫本だ!
臭いもすごい。屋根裏でいつしか発酵してしまったのだろうか? 強烈な古本の臭いのほかに、甘ったるい匂いさえする。
だから、満員電車の中でこれを手にもって読むのは、絶対無理である。
ともかく、ぺらぺらめくってみると、別段、虫とかはいないようである。だから、母屋に持ち込むことにした。
よく表紙をみてみると、「龍馬がゆく」ではなくて、「竜馬がゆく」だった。「りょうま」の漢字が簡単なほうだった。NHKのドラマは、龍馬伝だったが、
[龍馬2] '10.12.20
我が家には、母屋のとなりに車庫兼作業場があるが、その屋根裏に、ぼくが昔読んだ本が仕舞い込んである。屋根裏には梯子をかけてあがる。
『龍馬がゆく』を読みたくなったので、それを取りにあがった。
ぼく用のスチールラックが4つ並べてある。そのうち3つが書籍で占めている。さっそく『龍馬がゆく』を探した。文庫本だけに絞って探せばよいので、すぐに見つかると思ったが、なかなか見つからない。
あった!… ? … しまった!
すぐに後悔の念が沸いてきた。
なんと、『龍馬がゆく』は8巻もあったのだ。上中下巻ぐらいだろうと思っていたら、とんでもない冊数である。ぼくは読書家ではないので、これでは、読み終わるまでに半年はかかってしまう、と思った。
一度読んだことがあるのだが、こんな大作だとは、 すっかり忘れていた。忘れていたといえば、内容もまったく覚えていない。覚えているのは、最初の出だしがちっとも面白くなかったということである。
[龍馬1] '10.12.11
1868年1月25日が明治元年だ。(実際に改元の詔書が出されたのは1868年10月23日(慶応4年9月8日)) その前年に、江戸幕府から朝廷へ大政奉還が行われた。
京都の四条川原町(しじょうかわらまち)というと、その交差点には高島屋がある。京都へ旅行に行ったとき、みやげを買うのに、たいがい名所で買ってしまうが、高島屋のデパ地下で買うのもけっこういい。
その交差点だが、東西にはしっている道路が四条通、この通りを東へ少し行くと鴨川がある。また、南北にはしっている道路が川原町通だ。高島屋の交差点から川原町通を少し北に行くと、道路の西側にコンビニのサークルKがある。
サークルKのところにはその昔、近江屋という醤油屋があった。その二階が坂本龍馬が暗殺された場所である。
大政奉還が行なわれたのが慶応3年10月14日(1867年11月9日)、龍馬が暗殺されたのが慶応3年11月15日(1867年12月10日)。
そのとき坂本龍馬がいた(隠れていた)近江屋の二階の部屋は、窓際がまるで屋根裏部屋のように低くなっていた。屋根の勾配がそのまま天井の傾きになっている。
刺客数名が近江屋に押し入ったのは、夜遅く(9時過ぎ?)のことだった。そのうち2名が二階へ登っていく。二階の部屋には、龍馬のほかに中岡慎太郎がいた。まずいことに、龍馬たちは、二階に上がってきた刺客を刺客と気づかなかったのである。すぐに刀を手に取ることをしなかった。
刺客が抜刀し、刀を横に払うと、龍馬の額を割ったという。刀に着いた血液が掛け軸にかかる。刀を取ろうとして後ろを向いた龍馬に対して、刺客は、今度は背中を袈裟斬りした。刺客の三の太刀を龍馬は刀を納めたままの鞘で防ごうとした。鞘は天井を貫いた。鞘で防ごうとしたが、刺客の太刀の勢いは強く、再び額を切られてしまう。
刺客が去ったあと、中岡にいった、「おれは脳をやられた。もう、いかぬ」こんなことばが龍馬の最期だったらしい。致命傷は頭を切られたことだが、一の太刀か三の太刀かは判らないが、脳漿が吹き出ていたらしい。
NHK大河ドラマ『龍馬伝』が11月28日で最終回を迎えた。最終回には、龍馬の死ぬシーンがあった。ぼくは、ドラマの監督(演出家)がどのようにそこを描くか、興味があった。
もちろん、暗殺シーンが忠実に描かれているか、いないか、そんなことで評価するつもりはもうとうない。上に書いたのは、あくまで参考である。
かなりよく出来ていたと思う。ドラマのセット、カメラアングル、照明、血のりの量、BGM。 もちろん ストーリー構成やセリフも 。
『龍馬伝』に触発されたようである。司馬遼太郎の『龍馬が行く』を、また読みたくなった。
[北朝鮮による延坪島砲撃] '10.12.4
『あり得ることだ』と思ったが、しかし、いったん起こってしまうと、堰を切ったように連鎖しないだろうかと心配になってくる。
一応、記録しておくことにする。
11月23日午前中 延坪(よんびょん)島で、韓国軍が砲撃訓練をしようとしていた。
北朝鮮は、韓国の砲撃訓練の中止を求める通知文を発送した。
韓国軍が訓練を開始する。
2時半過ぎ、北朝鮮が延坪島および周辺水域に砲撃を開始する。
韓国が応射。3時半過ぎ、北朝鮮が砲撃を中止する。
結果、延坪島において、兵士2人と民間人2人、計4人の死者が出た。
28日から米韓で合同軍事演習をはじめる。朝鮮半島西側の黄海上において。翌月の1日まで続けられる。米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンやイージス艦などが参加する。ジョージ・ワシントンの母港は横須賀。
29日、李・明博(イ・ミョンパク)大統領が声明を出した。それは相手に対してかなり毅然としたものだった。以下、そのことを記録しておく。【朝鮮日報から抜き取らせてもらった。】
「今回の北朝鮮による延坪島砲撃事件への対応をめぐり、国民の失望が大きいということを認識している。大統領として、国民の生命や財産を守れなかったことに対し、責任を痛感している」
「無辜(むこ)の国民が命を失い、生活の基盤を破壊されたことに対し、大変気の毒に思うと共に、申し訳ないという思いを禁じ得ない」
「今は百の言葉より行動で示すときだ。政府と軍を信じ、力を合わせてほしい。国民が一つにまとまることこそが、最強の安全保障だ」
「今後、北朝鮮のさらなる挑発行為に対しては、必ず相応の代償を支払わせる。これ以上の忍耐と寛容は、さらに大きな挑発を生むだけだということを、韓国国民ははっきりと認識した。脅迫に打ち勝てず、『屈辱的な平和』を追い求めることは、結局さらなる災いをもたらすというのは、歴史の教訓だ」
「今や、北朝鮮が自ら軍事的冒険主義と核を放棄することは期待できないことが分かった。北朝鮮とのいかなる対話や協力も、これ以上期待しない」
「北朝鮮の新たな脅威に立ち向かうためには、国民が団結すると共に、「勇気」を持つことも必要だ」
「いかなる脅威と挑発にも屈せず、立ち向かう勇気だけが『真の平和』をもたらすだろう。韓国国民の勇気と底力を信じる。哨戒艦『天安』の撃沈事件をめぐり、国論が二分されたときとは違い、今回のように国民が一つにまとまれば、北朝鮮のいかなる企ても成功しないだろう」
[食べ合わせ] '10.11.27
前回、「陰陽五行」という語句を使ったので、ついでに、関連のある、食べ合わせ(食い合わせ) について触れておこう。
Wikipedia では、そのことが「合食禁」と表現されて出ていた。また、食に関する伝承の一つとも。
以下は、ほとんどWikipediaを写させてもらうようなものだが、UPしておく。
■古来からの合食禁
ウナギと梅干
天ぷらとスイカ
天ぷらと氷水
カニと柿
カニと氷水
タコと梅
おこわとフグ
タケノコと黒砂糖
クルミと酒
■現代日本の合食禁
スイカとビール
ラーメンと飯
食後に緑茶
生のニンジン・キュウリ・キャベツ・バナナ・リンゴ・カボチャ・カリフラワー等とビタミンCを含む食品
■日本以外の合食禁
肉と乳製品
ドリアンとアルコール飲料
--------------
以下は、上記のことに説明を加えたものである。
■古来からの合食禁
ウナギと梅干 = 今は問題視されていない。鰻の脂っこさと梅干しの酸味が消化不良を起こすとされたが、実際は、酸味が脂の消化を助けるため、味覚の面も含めて相性の良い食材になっている。
天ぷらとスイカ = 油と水で消化が悪くなる。
天ぷらと氷水 = 同上
カニと柿 = どちらも体を冷やす効果がある。また、カニは腐りやすくて中毒症状が起きやすく、柿は消化がよくない。
カニと氷水 = 同上
タコと梅 = 不明
おこわとフグ = どちらも贅沢品なので、同時に食するのを避けさせている。
タケノコと黒砂糖 = どちらも高級食材で、同時に食するのを戒めている。
クルミと酒 = 胡桃(くるみ)も酒も血圧を上げる効果がある。
■現代日本の合食禁
スイカとビール = どちらも利尿作用があり、体内のアルコール濃度が高くなる。
ラーメンと飯 = 太る。
食後の緑茶 = 緑茶が鉄分吸収を阻害する。
生のニンジン・キュウリ・キャベツ・バナナ・リンゴ・カボチャ・カリフラワー等とビタミンCを含む食品 = アスコルビナーゼ(酵素)がビタミンCを破壊する。
■日本以外の合食禁
肉と乳製品 = ユダヤ教の禁忌。
ドリアンとアルコール飲料 = 東南アジアでは古くから言い伝えられている。ドリアンの酵素とエタノールとの反応から死に到る危険性もあるとされる。
--------------
余談だが、『体を悪くするメニュー』という単行本があるそうだ。そこに危険な食べ合わせが紹介されているという。下記のような内容らしい。信じるか信じないかはあなたしだい。
紅茶とレモン = 紅茶のカフェインとレモンの皮の防カビ剤(OPP)とで、発ガン物質を生じる。
サンマと漬け物 = サンマが加熱されてできるジメチルアミン(二級アミン)が漬け物の亜硝酸と出会うと、ニトロソアミンという発ガン物質を生じる。
ソースとハム = ソースのパラオキシ安息香酸エステルが、紫外線のもとでハムに含まれる発色剤の亜硝酸塩と出会うと、発ガン疑惑物質が生じる。
タラコとソーセージ = タラコに含まれるジメチルアミンが、ソーセージの亜硝酸塩と反応して、強力な発ガン物質が生じる。
イクラとベーコン = イクラの発色剤の亜硝酸塩が、ベーコンのアミノ酸プロリンに反応して、発ガン疑惑物質が生じる。
[柿と血圧] '10.11.25
前回、柿を食べたことを書いたが、それからしばらくして、今度は、となり村の親戚から、また柿をいただくことになった。なにやら渋柿を焼酎漬けにしたものらしい。それで渋抜きをしている。大核無(おおたねなし)という品種かもしれない。巨大なタネのない柿だった。
おいしく いただいた。
? ? ?
上のクエスチョンの意味だが、ぼくは、実は、あまり柿は好きではなかったのである。別に食べられない訳ではないのだが、好んで食べようとは思わないのだ。料亭でデザートに柿が出たりすると、食べずに席を立つことがよくある。
それがなぜ、いま、柿に食欲が出たのだろうか? もしかしたら、高齢になって、ぼくの血圧が上がっているのかも知れない。ぼくの若いときの血圧は低かった。上が105、下が75とかである。それが歳を取って変化したのかも知れない。つまり、熱い体になった可能性があるのだ。それを冷やすために体が柿を欲した。
周知のことだが、食品には体を温めるものと体を冷やすものがある。陽性食品、陰性食品である。
温熱性(陽性)の食材は、
かぼちゃ にら ネギ ピーマン ラッキョウ 生姜 パセリ ごぼう にんにく 杏 梅 サクランボ 桃
中庸の食材は、
木耳(キクラゲ) キャベツ シイタケ サヤエンドウ 春菊 玉ねぎ 人参 インゲン ほうれん草 イチジク すもも ブドウ パイナップル りんご レモン
そして、 寒冷性(陰性)の食材は、
キュウリ セロリ 大根 竹の子 トマト ナス にがうり 白菜 マッシュルーム モヤシ レタス ナス 柿 キウイ スイカ 梨 バナナ みかん ゆず ビワ マンゴー
柿はもちろん寒冷性の食材である。
陽性食品、陰性食品について書いてあるホームページを2~3見てみたのだが、面白いことが書いてあった。自分の土地で取れる野菜や果物を食べれば、陽陰など気にしなくてもよい、というのだ。
つまり、たとえば、ぼくの住んでいるところでは、夏になると、キュウリ、トマト、ナス、スイカなどが収穫できるが、それらは体を冷やす食材である。つまり自然にそうなっている。熱帯、亜熱帯の国では、バナナ、マンゴーなどのトロピカルフルーツは冷やす食材であ。その他、黒砂糖、コーヒーなども冷やす食材だという。
また、上には書いていないが、酒は温める食品に分類されている。しかし、酒も最終的には冷やす食品だと解説しているホームページがあった。的を得ていると思った。… 以前ぼくは、泥酔して、真冬の深夜に、屋外で寝てしまったことがあった。いかにも体を冷やしそうである。
* 温熱性の食材、中庸の食材、寒冷性の食材のところで、具体的な食材を並べておいたが、陰陽五行などの研究者の中では、だいぶ食材の分類に違があるようである。だから、あまり当てにしないでもらいたい。
[ビールとナッツと柿] '10.11.16
野菜の出荷が一段落したので、贅沢をすことにした。贅沢というのは、ビールとビールのつまみを買ってきて楽しもうというものだが、いつもはそれらをスーパーマーケットで買い込む。今回は、スーパーより近くにあるコンビニで用を足そうと考えたのである。コンビニの商品は、同じものでもスーパーより割高だ。そういう贅沢である。
発泡酒のビールでなく、ちゃんとしたビールを買った。なんという贅沢! それに、なんだかナッツ類が食べたくなったのでナッツのミックスを買ってしまった。ナッツのミックスにはピスタチオが入っていなかったので、ピスタチオの袋も買った。
買い物に行く前の夕方、隣のおばちゃんが柿をたくさん持ってきてくれた。ビールを飲み終わったら、さっそく頂くことにしよう。
それらを座卓の上に並べてみたのだが、すると、なんだか、熊がよろこびそうな飲食物ばかりになってしまった。森にいるツキノワグマがこのホームページをみて、さらに、UPしている写真を見たならば、きっと、『ふざけるな!目障りなものを載せるんじゃない』と吠えただろう。
今年の猛暑は、森からドングリなどの木の実や果実をほとんど奪ってしまったという。ツキノワグマが人里に異常に出没する理由である。農作物もそうである。夏の前から作付けして秋以降に収穫する農作物は、これから先ずっと影響が出るだろう。
熊には申し訳ないが、しかたない、テレビを見ながらおいしく頂くことにする。
[クリヤマがんばれ] '10.11.14
ぼくの携帯が鳴った。メールの着信音である。
『本日 六回目の入院を致しました。511号室です。』
クリヤマからのメールだった。
以前「出来事」に登場したクリヤマだが、病気になったてしまった。『リンパ腫』という血液の病気である。白血病などと同類の病気らしい。だから深刻である。
消化器官などにできた腫瘍だったら外科的に取り除くことができる。しかしリンパ腫は、血液に混じって身体全体にまわってしまうので、それができない。治療は放射線や抗がん剤を使ったものになる。治ったとしても主治医は「完治」という表現は使わない。腫瘍を検出できなくなった時点で、緩解(かんかい)したという表現をする。そんな病気なのだ。
クリヤマはその治療のために、定期的に、一週間程度入院をするのである。
ぼくはこれまで、その知らせのメールに対して、『がんばってくれ!』という意味のことを、別な表現を使って、簡潔に打って返信していたのだが、… つまり、『がんばれ』という言葉は使いたくない。当人は、言われなくてもばんばっているからだ。… しかし、
さすがに6回目の入院となると、ボキャブラリー不足というか、言葉がなくなってしまった。ついに『治療は長期戦だろうけど、がんばってください!』と、『がんばれ』を使ってしまったのである。
ともかく、クリヤマには早く良くなってもらわないと困るのだ!
[首相夫人とテレビ] '10.11.3
鳩山首相のときは、首相夫人の幸(みゆき)さんがテレビによく出ていたが、菅(かん)首相になってからは、その夫人の信子さんはほとんど登場していない。才色兼備だと思うのだが、テレビ局の関心を引かないのだろうか?
韓国の新聞 朝鮮日報の電子版 Chosun Online で、信子夫人が取材を受けていた。それを見ているとき、そういえば、テレビでの露出度が低いのでは?と思ったのである。
朝鮮日報の方は、11日から12日までG20首脳会議がソウルで開かれるので、それに関連して首相夫人の取材なのだろう。
インタビューのなかで、信子夫人は『ファーストレディー』と呼ばれるのは好まないと話していた。日本には、皇室にファーストレディーがいるからだという。
[11月1日の景色2] '10.11.1
上の写真はカラスが飛んでいるのではない。
ブルーインパルスである。
航空祭の練習をしているのだ。
風景の撮影中に撮れた。
[11月1日の景色1] '10.11.1
家の近くで撮影したものだ。
まだ本格的な紅葉ではないが、
11月はじめの景色もけっこう美しい。
今日は久しぶりの晴れだった。木々に光があたって 輝いて きれいだったので、それでカメラを手に取りたくなったのだ。
その前、10月30日夜には台風14号が房総半島の近海をかすめたが、ぼくの住んでいるところでは風が吹かなかったので助かった。
[反日デモ] '10.10.30
橋本大阪府知事は、『中国のような人間にはなりたくない』と激怒したそうである。(10/20のニュース)上海万博の招待を突然キャンセルしてきたというのだ。
実は、反日デモなどあって、微妙な時期なので、もし招待を中止するなら何日までに伝えてくれ。そうしてくれれば、招待されたことはマスコミには伏せますと、中国側に伝えてあったそうである。その期日を過ぎてから突然らしい。
たしかに中国の態度は怪(おか)しい。 尖閣諸島での中国漁船衝突事件(9/7)などでも、中国の報道官、姜瑜(きょうゆ)氏や馬朝旭(ばちょうきょく)氏の発言を聞けば、日本人は誰でも「あたまにくる」はずである。確信的に事実を歪めた、しかも横柄な態度と内容だ。 レアメタルの輸出凍結などと実力行使もしてくる。
10月8日のニュースだが、中国人人権活動家の劉暁波(りゅうぎょうは)氏がノーベル平和賞を受賞した。中国の態度が面白い。『中国とノルウェーとの関係が損なわれることになる』とコメントしたそうである。また、劉氏ら反体制派に授与しないように委員会に事前に圧力をかけたというのだ。そして、受賞のニュースは中国国内では、当局があまねくカットしたという。
上記のことは、これまで「出来事」に書く必要は感じなかったのだが、
ところがここへ来て、記録しておきたいニュースが入ってきた。中国漁船衝突事件以来、反日デモが中国で発生しているが、横断幕などに、反日の内容のほかに、「腐敗官僚を倒せ」 「住宅が高すぎる」などが、紛れてあったというのだ。これは興味深い。今回のデモは内陸部だという。
想像するに、中国政府は、日本を粗末にあつかう以上に、自国民に対して日常的に、強圧的に不条理を強いているのかもしれない。 嗚呼、中国が真の大国になるのはいつのことだろうか?
[久保田 百寿2] '10.10.25
今月は「出来事」への書き込みが13日まで出来なかった。なぜかというと、夜になると、タツヤからもらった久保田の百寿を飲んでいたからである。一晩で二合程度飲んだだろうか? すると、そのあとに強烈な睡魔が襲ってきて、パソコンに向かうどころではなかったのである。ビールなら、夕食前後に缶ビールを2本飲んだとしても、夜遅くには酔いが醒めて、「出来事」への書き込みが可能なのだが、それが出来なかったのだ。
それだけではない。この古酒?は、ぼくの身体と精神に異常を来たした。気がつくと、ぼくは自分の部屋でひとり号泣していたのである。
さすがに声は出していないが、涙が止まらなかったのだ。あきらかに今飲んでいる古酒の副作用である。完璧に涙腺が緩んでしまった。普段のぼくは、それほど多感なおじさんではないのだが、
号泣の、そのきっかけになった事を以下に記しておく。おそらく長文になるに違いない。無理に読まないでもらいたい。
10月10日、日曜日の夜のことである。ぼくはテレビに向かって「龍馬伝」を視ていた。その回の題名は「さらば高杉晋作」。
高杉晋作は幕府に叛旗をひるがえしている長州藩の藩士である。高杉は自らの写真を残しているが、散切り頭というより現代人の髪型だ。そして彼はひどく若い。
若いのに藩の総督だか総監だか知らないが、とにかく藩に重用されている。そして、幕府や外国との紛争の指揮に当っているのだ。もちろん長州藩は山口県であり、高杉晋作が任に就いたのは主に下関付近だろう。
高杉は「奇兵隊」という軍隊を創設している。奇兵隊の特徴は、武士だけでなく、ひろく庶民からも隊員を募っていることである。ちなみに西部劇にも騎兵隊が出てくるが、高杉のとは「奇」と「騎」で漢字が違う。
高杉が秘密裏に武器を調達しに長崎に行ったときに、坂本龍馬と出会っている。「龍馬伝」の中での話だが、それ以来、龍馬がいだく大政奉還などの考えに高杉も共感しだすのである。
高杉は長崎からイギリスに留学しようとしていた。
もちろん密航である。それがすぐに実現できてしまうほど、幕府の箍(たが)はゆるんでいた。
しかし高杉は渡航をあきらめた。病気になってしまったからである。労咳(ろうがい)だ。高杉は死に場所を求めて再び故郷の戦闘地域に赴く。
先に高杉は若いと書いたが、死んだのが27歳、夭逝である。
龍馬の妻お龍(りょう)は長崎にいたのだが、龍馬が幕府にマークされていたので、長崎ではお龍の身も危険になった。龍馬はお龍をつれて長州に避難したのである。長州、薩摩は龍馬を保護してくれる。
下関の地で龍馬は高杉に会う。高杉の屋敷では、すでに高杉は病の床に臥せっていた。龍馬が高杉を訪ねたときは、高杉は床を上げて龍馬を待っていた。
そこに、木戸孝允(きどたかよし=桂小五郎=長州藩士)も来ていた。木戸は倒幕を武力によって成し遂げようとしている。龍馬は無血革命をしようとしている。高杉はゲホゲホと咳をしながら龍馬の考えに同調するように木戸を説得するのである。
高杉と龍馬は浜辺で日本の将来を語り合う。高杉は『頼みます』と龍馬に丁寧に頭を下げた。
季節が桜の頃になると、高杉の最期が近づいていた。奇兵隊員だった領民が高杉の見舞いに大勢くる。すでに高杉は役を解かれているからと、藩の役人に追い返されるのだが、それでも領民は会いに来たのだ。高杉は喜ぶ。慕われている。
高杉は一人で浜辺に行き、よろよろと、海の中へ歩き出し、泣くのである。
まだまだやりたいことが一杯あっただろう。見たいものが幾つもあったに違いない。伊勢谷友介扮する高杉晋作がいいのだ。その悔しさを十二分に表現していたのである。
[久保田 百寿1] '10.10.15
いつだったか、「黄金比」のことを書いたことがあった。そこに登場した タツヤ だが、何の用事だか忘れたが、ぼくの家に来てくれたことがあった。そのとき、手土産に、久保田の百寿を4本も持ってきてくれたのである。720mlのものである。百寿といっても、たぶん1本千円近くはするだろう。
『タツヤのやつ、やけに気前がいいな』と思ったが、そういえば、タツヤの親戚に酒屋さんがあった。安く多量に手に入ったのだろう。
数日後、さっそくいただくことにした。そして、その720ml=四合瓶のラベルを見てみると、なんと、製造年月が2007年12月になっていた。
『 … 』
タツヤは気前がよかった訳ではない。ぼくの消化器官を使って、古くなった日本酒を処分しようとしたのだ。
タツヤが持ってきてくれたのが今年の5月とか6月のことだから、そのときで、すでに2年半も経っている代物だったのである。日本酒の古酒だ。
日本酒って、どのくらい持つのだろうか???? タツヤの家も農業をやっているので、業務用の冷蔵庫があり、この百寿もそこに入れてあったものである。こちらも、もらってすぐに業務用の冷蔵庫に入れた。それにしてもだ、大丈夫だろうか、飲んでも?
ワインやスピリッツ類は、何十年と保存できるのは知っている。日本酒の寿命については知らない。
飲むに際して、あとは、自分の五感で飲めるかどーかを判断するしかなかった。
さて、いただく。
… グラスに注いだその酒を見ると、黄色見は強めに出ていたが、そのほか、なんの違和感もなかった。かえって味は深くマイルドになっていた。冷酒で戴いた。… うまい!
4合瓶の半分を一晩で飲んだのだが、翌日なって、ぼくの体調にはなんの異変もなかった。つまりこの酒は傷んではいなかったようである。
ちなみに、日本酒の久保田は、百寿を最下位にして、千寿、紅寿、碧寿、翠寿、萬寿などと高級になっていく。 朝日酒造株式会社 新潟県長岡市朝日
[レディー・ガガ] '10.10.13
レディー・ガガ。 なんとカワイイんだろう。キュートすぎる! この感想には、誰もが共感するに違いない。
今月に入ってから毎日のようにレディー・ガガのPVを視てしまっている。もちろんYou Tube で、であるが。
「バッド・ロマンス」や「アレハンドロ」は何度見てもよい。アレハンドロ(Alejandro) などを見ていると、ぼくも、レディー・ガガのバックダンサーをやりたくなってしまったのだ。
[祝儀袋2] '10.9.30
[祝儀袋1] の解答である。
出題の図案は『のし』と呼ばれるもので、漢字では『熨斗』と書く。のしとは『のしあわび』のことだ。伊勢神宮の祭事にそれが出てくるが、本物ののしあわびが神宮に献上される。
「国崎町(くざきちょう)」と検索すると、そのホームページの中に伊勢神宮献上熨斗鰒という枠(フレーム)があって、[もっと詳しく]をクリックすると、ぼくが説明したいことが載っている。
「のし」とは、
のしあわびとそれを包んだ色紙の総称のようだ。
ぼくの村では、7月31日に盆踊りが催された。多くの花が掛けられた。もちろん「花」とはお祝い金のことだが、会場のはしに仮のボードが設置されて、そこに半紙に金額と氏名、役職名、企業名などが書かれて貼り出される。その半紙には、「のし」と右上に書かれているのである。つまり、そのひらがなは、祝賀を表現した飾り文字なのだろう。
サンプルとして作ってみた。金額は倍額で書かれる。
サンプルでいうと、すみし農園では1万円出したことになる。
いうまでもなく、ぼくの家で出した祝い金は、実際はもっと少ない。
[アカスジキンカメムシ2] '10.9.26
アカスジキンカメムシ。このカメムシ目の昆虫に対しては、もう少し補足を加えておきたい。
実は、数年前に、生きているアカスジキンカメムシに出会うことができていたのだ。しかも、自分の家の庭で。複数匹が月桂樹の木にたかっていたのである。
しかし、非常に興味深いことだが、家で見つけた同種カメムシは、まったく色が違うのである。
[アカスジキンカメムシ1]のカメムシは、背中部分がダークブルーの支配色にサンドブラウン(サハラ色)の筋が入った配色になっていたが、…
家で発見したカメムシは、鞘翅部がライム色(黄緑)なのである。ラメでも入っているかのような、光を乱反射させるライム色(黄緑)。そして、筋の部分は、こちらは生きているときの方がきれいに思えるが、ピンク色なのである。
つまり、生きているときのこの虫は、完璧な保護色を使っているのである。だから、長い間、ぼくの目に留まらなかったのだ。見つけたのは、木に止まっているやつではなく、たまたま地面に落ちているやつだった。それから、もしやと思い、その上の木の葉をみたら、複数匹いたという。
さて、20年以上前に見つけたアカスジキンカメムシの鞘翅の色はブルーである。数年前、家で見つけた同種カメムシはグリーンである。… 鞘翅の色がグリーンのほうが普通のようである。さて、20年前のカメムシのブルーは何だったのだろうか? 死ぬと鞘翅の色が変わるとは考えられない。… 解明は将来の課題としよう。
数年前に家の庭で見つけた同種カメムシだが、うまく写真を撮ることができなかった。カメムシの動きが止まらず、うまくカメラのピントが合わなかったのである。それで諦めてしまった。
[アカスジキンカメムシ1] '10.9.25
20年以上も前のことだが、遠くの村の、借りていた畑に行ったときのことである。畑の中で作業をしていると、土の上に1センチ四方の大きさで太陽光を青色に反射しているものがあった。
『宝石?』
拾い上げてみると、それは昆虫だった。すでに死んでいる。
20年以上も前から、小さなアクリルのケースに入れて、
中にはティッシュのクッションを入れて保存しているのだが、
ちゃんと形や色を留めてくれている。
ぼくの子供のころは、集落を取り囲むように大小の雑木林や竹林があって、それらの木々は季節ごとに襲ってくる嵐から村や畑を守っていた。
ぼくの子供のころはそんな環境だったので、そこに棲むあらゆる虫を見てきたし、触ってきたのである。虫の名前は知らなくても、昆虫学者の先生以上に種類は知っていたかもしれない。
しかし、上記の、宝石のような昆虫は、ぼくが大人になってからはじめて目にするものだった。『新種発見か!?』と思ったほどである。
この昆虫、アカスジキンカメムシという。最近になって名前を突き止めることができたのだ。パソコンとインターネットが無かったら依然、アクリルケースの中で未知の昆虫だっただろう。
前シーズンの「出来事」にタマムシの写真を載せたが、タマムシもきれいだが、この虫もきれいである。鞘翅(しょうし・さやばね)には、驚きのデザインと彩色が施されている。
ネットでアカスジキンカメムシを検索してみたとき、どこかのホームページではその美しさをペンダントに例えていたが、その通りである。
この虫を拾ったときは、この未知の昆虫がなんに分類されるのか、まったく想像がつかなかった。
どーみてもカメムシの格好をしている。しかし、普通のカメムシはカマキリと同じように、柔らかい鞘翅が付いているのが普通である。ところがアカスジキンカメムシは甲虫目に分類しても不自然ではないような、硬い鞘翅がある。だからカメムシ目とは考えづらいと、
調べた結果は、名前の通り、カメムシ目 カメムシ亜目 キンカメムシ科だった。
君は、この虫を知っていただろうか? 知らなかったのは、ぼくだけだったとか、
[祝儀袋] '10.9.24
リュックサックの外側にファスナー付きのポケットがある。そこを開けてみると、中から未使用の少ししわになった祝儀袋が出てきた。
以前飲み会があったのだが、ぼくはその会に招待された形だった。飲み代を「祝い」として出すのか「会費」として出すのか、判断がつかなかったので、とりあえず祝い袋(祝儀袋)をリュックサックに入れて持っていくことにしたのである。結局は、会費にしてくれということなので、それに従った。
さて、そこで問題です。
祝い袋の右上に、図案化された絵が印刷されているのですが、それは何という名前のものでしょうか? また、どんな意味があるのでしょうか?
※ こちらは、水引といわれる
結ばれたひもである。
上記の質問は、いわゆる「所帯」でも持てば、世間との付き合いの中で、おのずと学習する常識かもしれないが、意外と独身や若い子は知らないかもしれない。さて、何でしょうか?
[ケイコねえちゃん] '10.9.6
用事を済ませてから、ついでに、まだ明るいうちだったが、近くのスーパーマーケットへ行った。すると、そこで、子供を連れたケイコねえちゃんに逢った。久しぶりだった。
彼女は結婚して新居に住んでいるが、その新居は実家から遠くないところにある。ねえちゃんの実家はぼくの家の近くだ。それでも、しばらく逢っていなかった。
ケイコねえちゃん。ほそおもての顔で、女優の蒼井優に似ている。
ぼくが小学校へ上がる前、そしてケイコねえちゃんが小学校の低学年だった頃、… ケイコねえちゃんは、ぼくの家へよく遊びに来てくれていた。
彼女は器用なのである。ほうづきの実などあると、外の袋からオレンジ色の実を取り出して、その実をもんで柔らかくすると、小さな穴を開け、ヘアピンなどを使って中のタネをうまく掻き出して、いわゆるほおづきの風船を作ってくれるのである。
彼女はそれを自分の口の中に入れて、ブブブーなどと音を出してみせる。ぼくもやってみたがうまくいかない。もっとも、あまり関心のある遊びでもなかったが、
ぼくが縁側で猫をかまっていると、そばにケイコねえちゃんがいて、
「ねえ、すみしくん、向こうを向いて」という。
「なに」といいながら向こうを向くと、
「すみしくんのまつ毛の長さを見たかったの。ふぅ~ん。」
「…」 くだらない! ぼくはケイコねえちゃんの興味を無視して猫をかまい始めたのだった。
しかし、そのくだらないケイコねえちゃんの関心事を、ぼくは無意識に、子供ながらに、おそらく心地よいと思っていたのだ。