sumi-Cノート <excerpt> 阪神とのゲーム差が11.5の巨人が優勝できると思いますか?  … 続き

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(3) 今週の出来事 2003年 5月~ 8月

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[火星] '03.8.29
[体育祭3] '03.8.21
[そうめん] '03.8.16
[体育祭2] '03.8.12
[体育祭1] '03.8.11
[熱帯夜] '03.8.4
[にいにいぜみ] '03.7.28
[ドッジボール] '03.7.19
[伊沢利光] '03.7.12
[信じるということ2] '03.7.5
[信じるということ1] '03.6.25
[コピー用紙2] '03.6.21
[コピー用紙1] '03.6.14
[ふけるということ] '03.6.7
[結ぶということ] '03.5.31
[ウーロン茶] '03.5.24
[コウモリ] '03.5.17
[ネコと横断歩道] '03.5.4
[カラス] '03.4.29

○+○+○+○+○+○+○


[火星]  '03.8.29

今夜は久しぶりに晴れてくれた。天体観測日和である。
火星が地球に大接近していると言うのだ。

星を見ようと庭に出てみたのである。
そこで一句浮んだので、したためておくことにする。

 夏の夜
 仮性近視で
 星見えない



[体育祭3]  '03.8.21

体育祭について2回にわたり書いてきたが、3回目も書かざるを得なくなってしまった。

体育祭の日取りが変更になったのである。結局9月28日に。

ということは、ぼくも競技に参加できるのである。
村の選考委員の人から、「リム転がし」をやって欲しいと頼まれてしまった。
高度な業(わざ)を必要とする種目だが、しかし快諾したのだった。



[そうめん]  '03.8.16

仕事の激務から解放されて、自宅に帰ったのは深夜になっていた。

食卓にそうめんが作ってあった。大き目のざるに二人前ほど入っていて、布巾がかぶせてあった。

ひどく空腹だったので、さっそく頂くことにした。

麺つゆの入ったお椀に薬味を落とした。そして、ざるに箸を伸ばし、そうめんをつまもうとしたのである。

なんということか! そうめんは乾ききっていた。二人前の麺が一度に持ち上がってしまったのである。ざるまでテーブルを離れた。



[体育祭2]  '03.8.12

体育祭の日取りが、お彼岸の中日の23日をはずしてあるのは承知している。だが、お彼岸中に開催日を当てたことに対して、いろいろと感慨を持たざるを得ないのである。

長い間仏教は日本人に規範を示し、秩序を与え、苦悩する心を救ってきたはずである。

地域住民の代表や学校の先生が、それでもなお、お彼岸中に体育祭(ごとき)を入れる決定をしたということは、

逆に仏教の方が、もはや現代人にとって心に平安を与えるシステムとして、実用的なものではなくなった、ということの証左なのかも知れない。

とにかく、仏教徒のぼくとしては、少し寂しさを感じるのである。



[体育祭1]  '03.8.11

ぼくの住んでいる地区では、体育祭を中学校と合同でやっている。

開催時期は、通常だったらまだ暑い季節の9月上旬である。 … 埼玉県の中学生は「北辰テスト」という業者のテストがあって、重要なものなので、体育祭の開催時期もそれに影響しないように配慮しているのだ。


それは理解できるのだが、今年の開催日が9月21日に決まったそうである。

お彼岸だ! ぼくは今回の体育祭には参加できそうもない。彼岸中は親戚を回らなくてはいけないからである。けっこう件数がある。



[熱帯夜] '03.8.4

夜、寝ようとしたのだが、部屋に数匹の蚊が入ってしまっていた。

今年の夏としては珍しく、三日連続の熱帯夜だった。

しかたなく、睡魔によって意識が朦朧(もうろう)とするなか、起き上がることを決断し、物置から蚊取り線香を探しだし、それを炊いて燻(いぶ)したのである。

そこで一句浮んだので、したためておくことにする。

 熱帯夜
 蚊取り線香
 けむたいや


… 季語が二つ入ってしまったか?



[にいにいぜみ] '03.7.28

ぼくの住んでいるところは都会なのだが、それにしても近頃、めっきりニイニイゼミの声を聞かなくなってしまった。

ところがけさ、自宅の庭でニイニイゼミの抜け殻を発見したのである。それから間もなく、近くの桜の木で、成虫を見つけることができたのだ。 … 7月の下旬の話である。…

もしかすると、ニイニイゼミは毎年鳴いているのに、ぼくの耳に届かなかっただけなのかも知れない。

ニイニイゼミの抜け殻は、ほかの蝉とは違って、殻の表面に泥をくっ付けている。その素朴さが何とも可愛らしいのだ。

「地ことば」だと思うが、ぼくの村では、ニイニイゼミのことを「チイチボウ」と呼んでいた、たしか。



[ドッチボール] '03.7.19

自治会で毎年、自治会長杯というスポーツイベントをやっている。
例年だと男子はソフトボールなのだが、今年は童心に帰ってということか、ドッジボールをやることになったのだ。

そしてぼくがローカルルールをまとめる役になってしまったのだ。

さて、部屋で、自治会の意見を参考にパソコンにルールを入力し始めたのだが、ドッジボールの、ゲーム中のあらゆる場面が浮んできて、ルールが、またその文章が、どんどん増えていくのである。
例えば、ラインに足が触れたらファールにするとか、顔にボールが当たったらセーフにするとか、ゲーム中喧嘩をしたら退場とか、…。

だいぶ飛躍するのだが、政治家や官僚が国家の法律を作るとき、あらゆる状況に適合するものを作らねばならず、結果、わかりずらい文章になってしまうと言われるが、ぼくは、その過程を疑似体験したような気分になったのである。
しかし、真に才能とセンスがあったならば、子どもでもわかるような美しい文章の法律が書けると思うのだが。



[信じるということ2] '03.7.5

さて、前回の続きだが、「信じる」を辞書で調べてみた。「本当だと思うこと」とあった。

辞書の説明も、かなり浅薄(せんぱく)である。実は思うだけではダメなのだ。

信じるには 「実現する見込みが、ある程度保証されていること」 が感じられる必要があるのである。

むしろ先の番組では、このように質問して欲しかった。あなたは巨人が優勝することに「確信」が持てますか? と。



[信じるということ1] '03.6.25

2003年6月という、最近の例をあげて「信じるということ」を論じることにする。

テレビのスポーツニュースでアンケートをしていた。トーキョードームで行われたものである。

阪神とのゲーム差が11.5の巨人が優勝できると思いますか?というものだった。

選択肢が三つあった。優勝を信じる。信じない。信じたい。

それに関しての答えは、最初のがダントツに多かった。次は最後のだった。

ぼくは、その質問と答えに何か興の失せるものを感じたのである。

このスポーツニュースは、いったいアンケートで何を調べようとしたのだろうか?ということである。
アンケートに答えた人の多くは、ファンということで、義理で「信じる」へ投票したに違いない。
つまり、回答者たちは「信じる」という言葉にあまり権威を与えないで、おそらく回答しているのだ。

このスポーツニュースは、トーキョードームに巨人ファンが多いということを証明したかったのだろうか? どうも企画の意図がわからないのである。

次回に続く。



[コピー用紙2] '03.6.21

前回の続きである。コピー用紙の縦と横の比率は美しい。その比率は1対√2であると記した。

1対√2の比率は、実は見た目が美しいだけではないのである。

その長方形の長辺の方から半分に折ると、なんとその半分になってできた長方形がまた1対√2になるのである。つまり相似形ができるのだ。

これほど使い勝手のよい事はない。つまりその比率には機能美が内在していたのである。



[コピー用紙1] '03.6.14

誰もが毎日のように、コピー用紙に印刷された文章やグラフに目を通していると思う。

ぼくもそうなのだが、ぼくが芸術家気質があるからかも知れないが、時々そのコピー用紙そのものに関心がいくのである。

コピー用紙の縦と横の比率が実に美しいと思うのである。例えば長辺が、それ以上長くても短くてもいけない。つまり絶妙な比率になっているように思えるのだ。

せっかくなので、その美しさの秘密に迫ってみることにした。

コピー用紙の長辺の長さを短辺の長さで割ってみると、おおよそ1.414… になると思う。

1.414… といえば、そう、2の平方根だ。

コピー用紙の縦と横の比率は1対√2だったのである。

正方形の一辺と対角線の比率も√2だと思ったが、とにかく、コピー用紙の比率に何か秘密があるような気がしてきた。

文が長くなってしまったので、続きは次回ということにする。



[ふけるということ] '03.6.7

アインシュタインの相対性原理によれば、重力が強ければ強いほど時間の進みが遅くなるという。

つまり、重力の弱いところで働いている旅客機のキャビンアテンダントは、海抜ゼロメートルのオフィスで働いているOLよりも、早くふけてしまうのだ。

しかし、ぼくの考えた相対性原理によれば、「あせり」が強ければ強いほど時間の進みが早くなる。

海抜ゼロメートルのオフィスで働いているOLが、ひどく焦っていたとしたら、余裕をもって働いているキャビンアテンダントよりも、早くふけてしまうのだ。



[結ぶということ] '03.5.31

「結ぶ」ということは、「ほどけないようにする」と同義語だとばかり思っていた。

しかし、最近気がついたのだが、正統な結び方の真の価値はその逆で、「ほどこうとしたときに、ほどける」ところにあったのだ。

風呂敷などを結ぶ真結びや蝶々結びがそうである。

人の結びつきもそうであろう。縦結び(= くそ結び)で結んでしまって、どうやってもほどけなくなる。それはよくない。

正しい結び方で、ほどこうと思えばいつでもほどける。そのような状態で長く結び合っているのがよいのだろう。



[ウーロン茶] '03.5.24

ウーロン茶にカフェインが含まれていることを、ぼくは知らなかった。イメージ的にカフェインを連想しなかったのだ。

最近、寝る前に喉が渇くとウーロン茶を飲むのが習慣になっていたのだが、ところがウーロン茶を飲むと、どうも目が冴えて来てしまうような気がしていたのである。

もしやと思いサントリーのウーロン茶だったので、サントリーに問い合わせてみることにした。

すると、「コーヒーの半分ぐらい、緑茶と同じくらいカフェインが含まれています」ということだった。

お茶なので当然といえば当然だった。

しかし、カフェイン入りウーロン茶も、その中に焼酎を入れると、とたんによく眠れる飲料になる。
カフェインもアルコールには勝てないということかも知れない。
ぼくの場合、眠れるというよりは、たいがい飲み過ぎで潰れてしまうのだが。

ともかく、食品に対して正しい知識を持つべきなのである。



[コウモリ] '03.5.17

今年もまた夕方になると、コウモリの群れが我が家の庭を飛びまわる季節になってきた。

ぼくの住んでいるところは都会なのだが、たまたま家の周囲に草地があるので、発生する羽虫を捕食しにやってくるのである。

数年前のことだが、コウモリが家の中に入ってしまったことがあった。捕獲するのに苦労したのだ。その時つくった句があるので、披露しておく。

 コウモリが
 音もなく飛ぶ
 家のなか



[ネコと横断歩道] '03.5.4

昼少し前、友達の家に遊びに行こうと車で家を出た。
 
最初の信号で、その信号が青だったので右折しようとしたのだが、人がいないのに停止しなくてはならなかった。

歩行者用の信号が青になっている横断歩道を、一匹のネコが渡っていくのだ。
なんと模範的なネコだろうと感動してしまい、しばらくネコのうしろ姿を見送ってしまった。後続車からクラクションを鳴らされたのは言うまでもない。

前足はあげていなかったが、しっぽはちゃんと立てていた。ちなみにネコは茶色っぽいやつだった。



[カラス] '03.4.29

ゴールデンウイークに入った。

窓の外でカラスがなにげなく鳴いていた。

そこで一句浮んだのでしたためておくことにする。

 GW
 カラスと財布が
 ないている



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