sumi-Cノート <excerpt> 皮膚科へ行くと、先生はぼくの足からささくれ状になった皮を取り、顕微鏡でみながら『ああ、いますね!』と言ったのだった。 … 続き
(30)今週の出来事 2012年 5月~8月
[ヤニツェンと国旗] '12.8.30
[日経電子版] '12.8.23
[旧紙幣] '12.8.15
[水虫5-2] '12.8.14
[水虫5-1] '12.7.28
[国立新美術館] '12.7.17
[水虫3] '12.7.13
[水虫2-2] '12.7.11
[水虫2-1] '12.7.7
[水虫1] '12.7.5
[セザンヌ展4] '12.6.17
[セザンヌ展3] '12.6.13
[セザンヌ展2] '12.6.12
[スピードラーニングとFEN] '12.6.10
[テレビの横縦の比率] '12.5.30
[晴れた空の虹] '12.5.28
[金環日食] '12.5.27
[粉末スポーツドリンク] '12.5.12
[沢尻エリカ] '12.5.10
[ラストタケノコ] '12.5.7
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[ヤニツェンと国旗] '12.8.30
US LPGA TOURで宮里美香プロが初優勝したこともあり、US LPGAのホームページを見てみたのである。
現在、トーナメントは開催されていなかったが、賞金ランキングなどがUPされていた。宮里藍プロが4位、宮里美香プロが8位に位置している。1位は、パクインビプロ(韓国)である。
同じ画面の右のフレームにはロレックスランキングがUPされている。このランキングでは、ヤニツェンプロが1位をキープしていた。ヤニツェンプロは、右ひじの故障で調子が出ていなかったのだが、それでも1位だった。
男子のUS PGA TOURのホームページもそうだが、トーナメントが開催されると、その順位表に、氏名とともにプレーヤーの国籍がわかるように国旗が並べられる。
さて、ヤニツェンプロの国旗だが、… いつ変ったのだろうか? 台湾の国旗が、かわいい花柄のものに変わっていたのである。台湾の国旗といえば、赤と青と白で構成されたものである。… 国家が旗を変えた。などとなれば、ニュースになるはずだが、
… 調べてみない訳にはいかなくなってしまった。
なんということだ! お隣の国なのだが、ぼくはまったく知らなかった! 台湾、つまり中華民国は、国連に加盟していなかったのである。中国が加盟したので、脱退してしまったそうである。
もっと重大なことは、中華民国自ら台湾という島だけをもって国家だとしていないのである。 … 中国大陸全土が中華民国だと考えているのである。
花柄の国旗は、チャイニーズタイペイということで、『オリンピック委員会方式』という概念に基づいて、国旗の代わりに、台湾のオリンピック旗が使われているという。
ということは、ぼくが気づかなかっただけで、台湾の選手は、ずいぶん前からこの旗を使っていたということである。
… 詳しくはご自分で調べてもらいたい。
[日経電子版] '12.8.23
「日本経済新聞」一般に日経新聞と呼ばれているが、その日経新聞の電子版を、ぼくはネットでよく閲覧していた。しかし、最近になって、記事によっては、肝心な部分を隠すようになってきてしまった。以前は、それほどもったい振ることは無かったのだが、
記事の隠した部分は、「登録会員」になると読むことが出来た。… しかたなく、その会員になったのである。もちろん、読む量に制限のある無料会員にである。
ぼくは、登録会員になるのをかなり躊躇した。… 登録するには、日経電子版をパソコンの画面に出し、登録用の入力ホームに、メルアドを打ち込まなければならない。それが心配だったのである。へたをすると、新聞社によってメルアドを他の企業へ回されてしまうかも知れない。 すると、たとえば証券会社から、いやというほど金融商品の宣伝メールが送られて来てしまう。そんなのを懸念したのだった。
登録会員になった動機は、実は、経済のニュースや解説を読みたかった訳ではないのである。ある日、トップページに、『物理学の革命が始まった?「不確定性原理」に「ヒッグス粒子」相次ぐ大ニュース』こんな見出しがあったのである。これが、全文を読むことができない特集記事だった。ぼくはもう、全文を読みたくてしかたなかった。記事が消える前に、ということで登録会員になってしまったのである。
『物理学の革命が始まった?「不確定性原理」に「ヒッグス粒子」相次ぐ大ニュース』という表題について、日経電子版のトップページのタグに、テクノロジーというのがある。それを開くと、Tech & Science という項目が出てくる。その中に、物理学ルネッサンスというのがあるのだが、現在でもそこに記事は保存されている。10コの表題全てを読むとなると、かなり読み応えがある。
登録会員になったことにより、余計なメールがどんどん送られてくるのではないか?という心配は、今のところ無い。新聞社に節度があるようである。
登録の手続きの際、入力フォームの中に、情報メールが欲しいか、欲しくないかを選択するオプションがあり、要らないにチェックを入れておくと、必要としないメールは来ないようにもなっている。
[旧紙幣] '12.8.15
以下は、日ごろの行いが良いと、かくも幸運なことがあるという例である。
少し前に[出来事]で、業務用の冷蔵庫が壊れてしまったと書いたことがあるが、業者を頼まずに自分で修理できれば理想だと、トリセツを探したのだった。見つからなかった。なにしろ、昭和63年に設置した冷蔵庫だったのである。… はじめから無かったのかもしれない。
仕事で使っているテーブルの引き出しなどを探した。… トリセツは無かった。しかし、トリセツを探した効用はあった。同じ引き出しの中にあった別の書類に挟まれて、旧紙幣が出てきたのでだ! それは、まるで、押し花のようになって出てきた。2万6千円である。
1万円札は現在の紙幣と変わらない福沢諭吉だ。ということで、写真を撮る前に家族がさっそく1枚持って行ってしまった。しかし、よく観察してみると、左下に、現在の紙幣には付いているホログラムが無かった。
もちろん旧紙幣も使えることは知っている。だだ、店で断りなしに使うと迷惑がかかるかも知れないと思い、農協の支店で現在の紙幣に替えてもらうことにした。どのように手続きすればよいのかわからなかったので、支店の窓口の女の子に聞いてみると、その方法は、「両替」の用紙に記入して、旧紙幣と一緒に窓口へ出すというものだった。
[水虫5-2] '12.8.14
ぼくが公衆の風呂場などを使うと、水虫菌を感染(うつ)す加害者になってしまう。この問題を皮膚科の先生に相談したのだった。
皮膚科の先生というのは、以前この「出来事」に登場している。線維腫のことを書いたときにである。
先生について、ぼくはこのように書いた。『驚いたことに、まだインターンではないかと思われるほど若い医師が、白衣を着て、ぼくを待ち受けていた。女医だった。「チームバチスタの栄光」というドラマに出てきた竹内結子に似ていた。『どーされました』という問診の言葉は、クールな印象を受けた。』
上記のように創作したのだが、実際には、お母さん先生だった。大学生の長男と高校生の女の子がいた。ひきつづき名前だけは竹内先生ということで話を進めることにする。
その竹内先生に、ぼくの抱える問題というか、悩みというか、そーいうのを打ち明けてみたのである。すると、予想外の返事が返ってきた。
『ガハハハ。そんなことを考えていたらこの世の中生きては行けません! 治療もせずにあたりかまわず菌を撒き散らす者(やから)はいくらでもいます。お互い様です! ましてや、あなたは治療を受けている。気にすることなく普通の生活をして差し支えありません!』
こんな回答だった。現代の医師からあまりにも庶民的な、あるいは世俗的な考えを表明された感じで、驚いたと同時に感動すら覚えたのだった。公衆浴場などの使用は慎むように指導されるのかと思ったのである。
… もう少し詳しく書くと、自宅での入浴は、足拭きマットなどは自分用のバスタオルなどを用意すればよいだろう、ということだったが、…
後日わかったことだが、治療薬を使いつづけると、どーやら皮膚表面には、菌は存在しなくなるらしい。つまり、人に感染させる可能性は、かなり低いということなのである。
… ぼくの治療中の足が、いったいどのようになっているのか、水虫菌の繁殖状況などをちゃんと顕微鏡を使って調べてほしいと思ったのだが、顕微鏡を使って見てくれたのは初診の一回だけだった。そのことに不満、あるいは不信感を持っていたのだが、… 菌がいなかったので、顕微鏡を使う意味が無かったのである。
竹内先生のご主人も「水虫」に感染したことがあったそうである。大人の発想だが、娘にはそのことを内緒にしたそうである。告知すれば、年頃の娘は、パパも使うお風呂には入らないと言い出すに違いない。… この場合、告知しないのも「方便」ということになりそうである。
[水虫5-1] '12.7.28
治療初期のことである。ぼくは、水虫に感染したことで悩んでいた。
入浴の問題である。感染したからといって、風呂に入らないわけにはいかない。
自宅の風呂に入ったときは、家族に水虫をうつしてしまう危険があるし、旅行に行って、浴場へ行き一風呂浴びるとなると、今度は多くの人々を感染の危険に曝してしまう。
ぼくの足の指で繁殖している水虫菌は、ぼくが使用した浴場を通じて、多くの人々に感染することになる。感染した人たちは、それぞれの生活圏へ帰り、再び感染者を増やしていくことになるのだ。あたかも、バイオハザードのゾンビのように増殖ていく。地球の破滅である。 結局ぼくは、無辜(むこ)の人類を、白癬菌の犠牲者にしてしまう。
保菌者のぼくは、入浴をしてはならないのだろうか?
ルミノールに水酸化ナトリウムと過酸化水素水を加えた溶液は、血痕を検知できる。いわゆるルミノール反応である。 … もし、水虫菌を検知するのに、そのような溶液があったなら、… 溶液をスプレーしたあと照明を消すと、保菌者が素足で歩いた部分は青白く発光することになる。 公共の風呂場などでそんな捜査をされたならば、… 仮に感染を隠していた者がいたとしても、発覚して一巻の終わりである。
もちろん、皮膚科の先生にぼくの悩みを打ち明け、どー考え、どー対処すればよいのかを尋ねたのは言うまでもない。先生のご教示については、後日書くことにしよう。
[水虫4] '12.7.19
感染しているのを発見したのは、昨年の4月のことだった。水虫に感染したにも関わらず、痛くもかゆくもなかった。よく見つけられたものである。足の指の間が、少しだけじくじくしていた。ごく初期のようだったみたいで、じくじくしている場所は、左足の人差し指と中指の股の部分だけだったのである。
最初、水虫かどーか判らなかったときには、自然治癒を期待して、足の風通しをよくするなど、簡単な処置をして様子をみたのだが、やはりだめだった。そこで皮膚科を受診したのだ。
皮膚科へ行くと、先生は、ぼくの足からささくれ状になった皮を取り、それを顕微鏡でみながら『ああ、いますね!』と言ったのだった。
水虫に関してだけは、市販薬を信用していない。ドラッグストアでなく、迷いなく皮膚科を受診した。
いったい、いつ、感染したのだろうか?
最も有力なのは、昨年2月に村の旅行があったのだが、そのときである。おそらく、宿泊した旅館で感染した。
豪華な旅館だった。そこの大浴場か、あるいは、宴会場に入るとき、ビニル製の茶色いスリッパが無数に並べられていたが、その辺からである。
水虫菌の活動には、旅館の一流二流などは関係無いようである。
だからといって、これから先、旅館に泊まったとしても、特別な予防策などはとらずに風呂へ入るだろうし、素足にスリッパを履くことだろう。
[国立新美術館] '12.7.17
ああ、行けなかった! 国立新美術館。 7月16日が最終日だった。
セザンヌ展と同時に「大エルミタージュ美術館展」というのをやっていたのである。杏という女優兼モデルさんがテレビのCMでテーマ曲を歌っていた。
この美術館展に、アンリ・マチスの「赤い部屋」も来ていた。どーしてもそれを見たかったのだ。実際は、どんな『赤』だろうか?と、 … 以前、上野で見た気もするのだが、
ポール・ゴーギャンの次に、マチスは好きかも知れない。
なぜ行けなかったかというと、突然、業務用の冷蔵庫が壊れてしまったのだ! … 何という不運。
野菜の出荷を控えていて、近所の農家の冷蔵庫を借りるようになってしまったり、つまり、絵画鑑賞どころではなくなってしまったのだ。
セザンヌ展を見たついでに「エルミタージュ」も見ておけばよかったかも知れない。が、しかし、それはぼくにとって、良くない時間の使い方である。セザンヌとマチスを同時に観たならば、おそらくぼくの脳はオバーヒートしてしまっただろう。セザンヌに神経を集中すべきだったのである。エルミタージュの方は、後日にするしかなかったのだ。
[水虫3] '12.7.13
皮膚科での診察のことだが、イメージと違っていたところがあった。
治療の効果、つまり、水虫菌がどの程度、薬剤によって死滅しているかなど、受診するたびに先生は、顕微鏡を使って調べてくれるのかと思ったが、しかし、顕微鏡を使って見てくれたのは最初の診察のときだけだった。あとは、先生の目視のみだった。
なんとなく前時代的な診療をされてしまった感じがする。 … もっとも、薬を使うと皮膚表面に菌が認められなくなる。だから、顕微鏡を使っての観察は無意味である。という可能性はあるが、
症状が、ぼくの足から消えたときの先生の診断は、『だいぶきれいになりましたね』だった。つまり、先生の見立ては印象や主観だったのである。
患者の立場としては、たとえば、1cm²あたりの白癬菌の侵食度合いなどを数値で教えてくれたり、先生の見ている顕微鏡の内容を、患者もモニターで見られたりするのかと思ったのである。
まあ、顕微鏡については、先生の顕微鏡を覗かせてせてくれるように頼めばよかったのだが、
水虫2-2] '12.7.11
ぼくって、なんて忍耐強い人間なんだろうか! 1年間、風呂上りに、毎日、足の指に薬を塗り続けたのである。ぼくの中に、辛抱強い性格が潜んでいたとは。 … もしかすると、貯金箱に毎日500円硬貨を入れ続るような、そんな地道なことができる人間なのかも知れない! … … それはあり得ない! どー考えても、お金に関しては、コツコツやるのは無理である。悲しいかな、
[水虫2-1] '12.7.7
一年間、毎日足の指に薬を塗り続けたのである。その作業をしなくてよくなった!
久しぶりに味わう開放感である。
初めて皮膚科を受診したときに、薬を処方されたわけだが、その薬を塗ると、2ヶ月程度で、すでに水虫の症状は消えていた。… 思いのほか薬効があったのである。
『薬は1年間使わなくてはいけない』と、先生に指導されていたので、そのようにした。そして1年が経ったので、許可を得て薬の使用を止めたのである。
与えられた薬は、チューブ入り10gの塗り薬だったが、最初は1日2回、症状が消えてからは1日1回、なにしろ、両足の全ての指に塗り続けた。だから、薬の使用本数は13本になっていた。
[水虫1] '12.7.5
風呂上りに足をみた。左足の、手でいえば人差し指と中指の部分である。そこを押し広げて、みたのである。
どーやら大丈夫そうだ。
不治の病、水虫からの帰還の図
実は、ぼくは、水虫に感染していたのである。
皮膚科で処方された塗り薬を使っていたのだが、良くなったので、医師の許可を得て止めた。止めてから1ヶ月になるが、どーやら、再発はないようである。
[セザンヌ展4] '12.6.17
少しポール・セザンヌのことを書いておく。以前も出来事に書いたことがあるが、ぼくがセザンヌに魅力を感じるのは、絵の内容もだが、それ以上に、制作上の考え方に魅力を感じるのである。
絵を制作するのに、完成の概念を無くしてしまった。… セザンヌが打ち立てた理論かどーかはわからないが、… ともかく、いつになっても未完成でよい、という考え方である。
未完成でよいのだが、しかし、気を付けなくてはいけないこともある。… 無地のキャンバスに最初の線を引く。その線だけで一幅の絵になっていなくてはならない。書き進んでいって、いかにも途中にみえても、その時点で一幅の絵になっていなくてはならない。つまり、製作途中のいつでも、一幅の絵になっていなくてはならない、そんな意味もあるのである。
キャンバスの一部分、絵の焦点でない部分が彩色されてなくて、キャンバス地がむき出しになっている。このような状態でも、もうこれ以上かき足すことが無いとすれば、前に、完成の概念が無いと書いたが、途中のようでも、完成なのである。
[セザンヌ展3] '12.6.13
上の写真は、畑の周囲に溝を掘って、水はけを良くしようとしたものである。スコップを使って、人力で掘ったものである。
実は、上の作業は、セザンヌ展をみに行って、帰って来てからやったものである。暗くなるまで時間がたっぷりあったのだ。
午前中は雨で仕事ができなかったのだが、午後になってからセザンヌ展をみに行った。帰ってから仕事をしたのである。なんと贅沢な時間の使い方だろうかと思った。
近代絵画史にとって重要な位置づけの作家の作品をみたあと、作業着に着替えて、野良仕事をしたという、もしかすると、理想的な生活パターンかも知れない。
[セザンヌ展3] で何を言いたかったのかといえば、交通アクセスのことである。
以前ならば、六本木の、例えば乃木坂駅まで行くのであれば、車なり自転車なりで、近くの西武線の駅まで行く。それで新宿まで行き、そこから山手線に乗り替えて原宿、渋谷駅あたりまで行く。つづいて、地下鉄を使って目的の駅まで行くことになる。途中のJR新宿駅などは、あまりにも乗降客が多くて、その中を歩くのは苦痛を感じてしまうのだ。
ところが昨今は、… 車なり自転車なりで、今度はJR武蔵野線の駅まで行き、乗る。それから北朝霞駅で下車して、隣接している東武東上線朝霞台駅に行く。この駅のホームには、始発駅が和光市駅のはずだが、地下鉄(東京メトロ)副都心線の車両が来ている。それに乗ると、なんと、原宿と渋谷の間あたりに明治神宮前駅があるが、そこまで、一本線で行けてしまうのである。新宿駅構内を歩く必要などないのだ。あとは明治神宮前駅構内で千代田線に乗り換えると、乃木坂駅までは二駅である。あまりにもスマートである。
つまり、奥深く、郊外まで地下鉄が延びてきているということである。計算してみると、時間的には、以前の山手線を使ったときと、あまり変わらないようである。イメージの問題かも知れないが、六本木など、普段行き着けない場所がやけに近くなった。そう感じるのである。
[セザンヌ展2] '12.6.12
君は、国立新美術館に、すでに足を運んでいるだろうか? ぼくは今回が初めてだった。まだ開業してから5年しか経っていない新しい美術館である。新しいだけに、上野にある美術館とはだいぶ趣が違っている。建築に、かなりの遊びが入っている。にもかかわらず、大きな美術館である。上野の美術館が霞んでしまいそうだ。
写真はフロア部分を撮ったものである。地下鉄の乃木坂駅から直接館内に入れた。
将来、ぼくの村にも、このような美術館を建てられればよいが。そして、ぼくの描いた絵を常設展示するのだ。訪れた人びとは、みんな、涙を流して感動する。 ← 現在絵は描いていないので、将来描いたらの話だ。
黒川紀章氏設計。
この美術館が開館した年に、
黒川氏('07年歿)は亡くなっている。
外へ回って、館の外観を撮ってみたのだが、
正面玄関ではなく、隣の搬入口だったようである。
[セザンヌ展1] '12.6.11
これまでの[出来事]への書き込みからすると、今回のは、ライブに近いかも知れない。… 今日のことである。
セザンヌ展を観てきたのだ。
六本木にある国立新美術館でやっていたのだが、今日が展示の最終日だった。行かない訳にはいかなかったのである。
久しぶりにたのしんできた。
美術全集のセザンヌの作品の印象、あるいは、本人の写真や自画像などの印象からすると、作品は、大胆そのもので、繊細な部分など皆無のように思えるのだが、… 実際にみてみると、かなり印象が違っていた。
それはまるで、少女が描いたように繊細だったのである。筆のタッチは大きいのだが、輪郭線からはみ出して描くような粗野な感じは皆無だった。だから、どの絵も可愛らしくてしかたがなかったのである。入館者はみな神妙な面持ちで絵をみていたが、ぼくは、つい、微笑んでしまっていた。 また、思ったより薄塗りでもある。
やはり実物をみるべきである。なにより、きれいだ。
首吊りの家もみてきたし、セザンヌ夫人もみてきた。もちろん水浴図も、静物もみてきた。サント・ヴィクトワール山と松の絵もみてきた。
国立新美術館5周年 セザンヌ パリとプロヴァンス展 2012 3/28水→6/11月
[スピードラーニングとFEN] '12.6.10
英語習得の商品に「スピードラーニング」というのがある。最近もテレビでCMをやっていた。石川遼プロは、もはや出ていなかったが、
スピードラーニングは使わなかったたが、むかし、ぼくも、同じ効果をねらって英語を覚えようとしたことがあった。FENを聞くことである。それによって英語を覚えようとしたのだ。
FEN … Far East Network のことである。このラジオを毎日聞き続ければ英語が解ってくるかも知れないと、試みたのである。
しかし、結局、ラジオを毎日聞き続けるのは困難だった。つまり、この計画は挫折してしまったのである。
その試みは、ずいぶん前のことである。当時、FENからは、アメリカというグループの「A Horse With No Name (名前のない馬)」という曲が、しょっちゅう流れていた。大ヒットしていたのである。米国の大統領はニクソンだった。アメリカ軍がベトナムから撤退し始めた頃である。
1969年、ウッドストックの年にニクソン氏は大統領になった。そして彼は、ウォータゲート事件で、任期中に辞任してしまった。が、しかし、ベトナム戦争を終結に導いたり、歴史的評価は案外高い人である。
FENのニュースからは、まだ冷戦時代だったので、デタント関係で、ニュークリア・ウエポン(Nuclear weapon)とか、ターク・ニューク(Tac nuke = Tactical nuclear weapon)とか、そんな単語がよく出てきていた。
FENだが、現在はAFN(American Forces Network 810kHz)に代わっている。… AFNになってからは、一度も聞いていないかもしれない。1997年に替わった。
[テレビの横縦の比率] '12.5.30
作業場での仕事では、ラジオを聴くことができる。先日のことだが、TBSの「たまむすび」という番組で、MCの赤井玉緒さんが面白いことを言っていた。
AKB48が新曲を出したそうだ。そのCDには、総選挙の投票券が付いているらしい。その販売戦略のせいか、「発売初週の売り上げ」が相当の数字になったというのである。
近年、AKB48だけでなく、多人数のグループが営業成績を伸ばしている。エグザエルもそうだろう。韓国のポップグループもそうだ。
赤井玉緒さんが面白いことをいっていたのだが、テレビの横縦の比率が変わったからではないかというのである。4:3から16:9になった。
たしかに4:3のときは、キャンディーズとか、3人グループあたりが横縦の比率からするとちょうどよかった。現在のテレビの比率と画質になってからは、大勢を横に並べても、全部がよく見えるのだ。
[晴れた空の虹] '12.5.28
前回の書き込みは天体現象のことだったが、今回は、気象現象のことである。少し雲はあったが、晴れた空に虹がかかっていた。UPしておく。
画像右下に見えるものは、
すでにお茶摘みは終わっているが、
お茶畑の防霜用のファンだ。
'12.5.26撮影
[金環日食] '12.5.27
すみし雑記帳は、隙間産業的ホームページというか、メジャーな話題を取り上げるのを好むものではない。しかし、先日日本列島に起こった「金環日食」は、あまりにも稀有なことなので、書いておくことにする。
8時21分の撮影。金環食は終わっている。
金環食が始まったとき、晴れているのに異常にあたりが暗くなった! 気温も下がったようである。この現象を、天文学の知識のない古代人は、どのように受け止めたのだろうか? その辺は興味のあるところである。
2012年5月21日(月)
東京 最大食分0.969
食の始まり 6:19:02
金環日食の始まり 7:31:59
食の最大 7:34:30
金環日食の終わり 7:37:00
食の終わり 9:02:37
日本の金環日食は1987年の沖縄以来25年ぶり、今回のように広範囲で起きたのは932年ぶりだそうだ。
932年前、すると1080年ということになる。1080年 … 歴史年表には1086年、白河上皇院政を始める、とある。平安時代も後期に入っていき、藤原氏の、つまり貴族政治が惰性で行われるようになる。時代劇では、そのようなイメージで描かれることが多いかもしれない。… そのころの人々は、とりわけ貴族たちは、この金環日食をどのように感じて見たのだろうか。貴族たちの動揺を鎮めるために陰陽師みたいな役職の人が活躍したかもしれない。
また、日本で次回見られるのは、2030年6月1日 北海道にて、18年後である。
[粉末スポーツドリンク] '12.5.12
近くのスーパーマーケットで、粉末のスポーツドリンクを見つけた。もちろん水に溶かして飲むものである。のどの渇きを癒し、糖類と塩分とクエン酸とビタミンCを摂取することができる。
しかも、この商品、ドラックストアで売っている、サプリメントとしての粉末スポーツドリンクよりもかなり安い。
買うことにした。
買ったのはいいが、この粉末スポーツドリンクには問題があった。小分けにされた一袋が、1リットルの水用だったのである。夏場ならともかく、それ以外の時期では、一度につくる量としては多すぎる。
ぼくは、自宅で、200ccのグラスで飲みたいのだ。
そこで、自分で計量することにした。当然、必要になるのが秤(はかり)である。作業場にあった上皿天秤を台所へ持ってきた。
上皿天秤。 2グラムから100グラムまでを正確に量れる優れものである。量ろうと思えば 100mg の重りがあるので、不正確でもそこまでは測れる。
一袋50グラムである。それで1リットル用。… 5グラムで100cc … 10グラムで200ccのコップ用ということになる。
[沢尻エリカ] '12.5.10
4月30日にテレビ(TBS)で、「悪女について」というドラマが放映された。沢尻エリカが主演である。そのほか、船越英一郎、上地雄輔などが出演している。
沢尻エリカ。ぼくの印象によほど残ったのに違いない。次の日の朝、沢尻エリカが夢に出てきたのである。
沢尻エリカとぼくとで、ドラマのシーンに出てきたような古いアパートの部屋に入っていったのだった。…
ひどく残念なことだが、そこで目が覚めてしまった。 夢の見方を鍛えなくてはならない!
沢尻エリカといえば「パッチギ」だが、ともかく、魅力的な女優である。
[ラストタケノコ] '12.5.7
4月29日のことだ。親しくしてもらっている村の人からタケノコをいただいた。ぼくの村には、集落の北側に竹林が広がっている。
今年は寒い冬だったためか、育たず、タケノコを掘るのが遅くなったようである。最初にタケノコを頂いたのは、4月10日過ぎだと思った。育ちが遅かったので、きっと、待ち構えるようにして収穫したに違いない。そのためか苦味のないタケノコが多かったようである。
さすが4月29日に、親しくしてもらっている村の人から頂いたものは、… ラストタケノコだろう。かなり苦味が強くなっていた。← いただいてありがたいには違いない。今年の春の正確な記録として書いておくのだ。… ちなみに我が家では、あく抜きに伝統的な米ぬかを使用している。