sumi-Cノート <excerpt> [ゴルフレッスン1] 今回はゴルフのことを話題にするのだが、まずは野球の話だ。 … 続き
(32)今週の出来事 2013年 1月~4月
[ゴルフレッスン4-2] '13.4.30
[ゴルフレッスン4] '13.4.20
[ゴルフレッスン3] '13.4.14
[ゴルフレッスン2] '13.4.3
[ゴルフレッスン1] '13.3.30
[煙霧] '13.3.21
[浮き指3] '13.3.13
[浮き指2] '13.3.8
[浮き指1] '13.3.5
[保険代理店の人の話3] '13.2.25
[保険代理店の人の話2] '13.2.15
[保険代理店の人の話2] '13.2.15
[保険代理店の人の話2] '13.2.15
[保険代理店の人の話1] '13.2.11
[1,214,253,759] '13.1.19
[ストーブの温度計] '13.1.16
[ダイオウイカ] '13.1.13
[香箱座り] '13.1.6
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[ゴルフレッスン4-2] '13.4.30
リョウタは、一度スイングの仕方を教えると、教えたとおりのスイングがすぐに出来てしまった。ともかく、伸び伸びしとたスイングである。… 教え方が良かったのだろう。? 正確にいうと、必要なことだけを教えて、余計なことを教えなかったからである。
ぼくはゴルフをやっているが、スクールなどに通ったことはない。ゴルフを学習したのは、テレビのレッスン番組や、専門雑誌によってだった。… 結局、つまみ食いである。だから、効率が悪く、今でも上達できないでいるのである。
あえて、上達できないのを他人のせいにすれば、
それにしても、多くのテレビ番組や、雑誌はひどかった。
たとえば、「スイングアークは大きくすべきだ」などというレッスンがあった。スイングアークを大きくすれば、ヘッドスピードが上がると。… トップofスイングのグリップの位置は、頭部よりずっと高いところが良い。そのときシャフトは水平になるのが理想である、などとレッスンされた。… ところが、実際は、スイングアークを大きくすると、かえってヘッドスピードは遅くなった。しかも、アウトサイド・インのスイング軌道になってしまい、その軌道はスライスを誘発したのである。
… 元プロ野球選手の城島健司氏のスイング理論が、結構正しいとぼくは思っている。「体の回転に対して、グリップやバットは、できるだけ体の近くを通るべきだ」というものである。でんでん太鼓のイメージである。… もちろん、腕を縮こめる意味ではないが、
ひどい例は、まだいっぱいある。… トーナメントで優勝したプロゴルファーのスイングを解説して、「これが理想のスイングだ!」などと、多くの雑誌が紹介するのだが、… ところが、いったい、その選手がどのような球筋でボールを打ったのか?など、説明がないのである。
… たとえば、優勝したプロゴルファーがフェードボールを打っているのに、参考にしようとしているアマチュアゴルファーが、その持ち球がフック系だったりしたら、それだと、有害な練習をすることになる。
つまり、リョウタに対して、上記のような、余計なことを教えなかったので、うらやましいほど伸び伸びしたスイングになったということである。
[ゴルフレッスン4] '13.4.20
結局、リョウタの練習に付き合ったのは3日だけだった。本当は週一で4日を予定していたのだが、仕上げの最後の週に、… リョウタのやつめ …、卒業する仲間と一緒に、スノーボードをやりに長野まで行ってしまった。『ゴルフはそんなに甘くない!』と叱るところだったが、しかし、あまり美味(うま)くもなかったが、餅菓子の土産を買ってきてくれたので赦すことにした。
リョウタの3回ばかりのゴルフ練習だが、ぼくにとっては興味深かかったので、記述しておくことにする。
第一日目。
夜8時から練習。ぼくが車でリョウタを迎えに行き、近所の練習場まで連れて行った。ゴルフの『できる』ぼくの仲間を二人ばかり呼んでいた。リョウタの父のケイスケは、気を使ってか、全日顔を出すことはなかった。
仲間は時間通りに来てくれなかったので、最初の手ほどきは、ぼくがすることになった。リョウタにとっては記念すべき日である。
クラブの持ち方、アドレスの姿勢、スタンスに対するボールの位置、それから腕の使い方、グリップの使い方、それらを統合した身体の動かし方などを教えた。
… 若さなのだろうか? 彼の素質なのだろうか? あるいは、これが高校野球をやっていた若者の実力なのだろうか? 一度スイングの仕方を教えると、教えたとおりのスイングが、すぐに出来てしまった。ダウンスウィング時、グリップが通る軌道の「ふところ」などもちゃんとつくれている。… ほとんど違和感がないのである。… もちろん、テイクバックからトップへいくとき、右ヒザが飛球線後方に動いてしまう、などの細部の修正点は多くあったが、
リョウタ。さすがに高校野球を終えたばかりである。ひとたび打ち始めると、たまにしか良い当たりはないのだが、ちゃんと当たった球は、はじめから、パワーのあるドローボールだった。打ち損じのボールもスライスが出ない。
リョウタが持ってきたゴルフバックだが、その中身はひどいものだった。クラブフェースなど、汚れが付着していて真っ黒だった。おそらく一度も掃除していない。あまりゴルフに関心のない親父のクラブである。
それはハーフセットのもので、アイアンは、軽いスチールシャフトにソール幅の思いっきり広いヘッドが付いていた。いわゆる廉価な初心者用のクラブである。
リョウタの打球がドローになったのは、そのせいかも知れない。… ぼくが金持ちだったら、ダイナミックゴールドシャフトが装着してあるプロ使用のアイアンをプレゼントしているところである。
夜の8時から10時半までやったが、リョウタが打った球が600球だった。途中、心配になって、手に痛みはないか?などと頻繁に聞くようだった。また、「アプローチ練習をしなさい」こんな指示を出して、無理をさせないようにしたのである。
練習場に来てくれた仲間に、リョウタの打ち過ぎのことを相談すると、「高校野球をやっていたから大丈夫だよ」こんな返事が返ってきた。
この日、ドライバーは使わせなかった。ドライバーは、ある意味クラブの中では別物で、せっかく覚えたスイングバランスを崩してしまうからである。
この、近所のゴルフ練習場だが、学生は1時間半900円で、しかも打ち放題をやらせてくれた。ありがたいことである。大人は打ち放題2,200円。
[ゴルフレッスン3] '13.4.14
ケイスケの息子を仮にリョウタと呼ぶことにする。リョウタには、彼が中学生まではしょっちゅう会っていたのだが、さすがに高校生になると、ケイスケの家に行っても見かけることがなくなった。 だから、久しぶりの再会だった。
彼は別人になっていた。 中学生まで、つまり子供のときはぽっちゃりとしていて、親も、「ポテトチップばかり食べているから太っちょになってしまった」と嘆いていたが、… 今回、別人となってぼくの前に現れたのだった。体が引き締まっているだけでなく、顔もまったく変わっていた。
リョウタは高校野球をやっていた。3年間よい選択をしたということである。
顔も変わったと書いたが、リョウタは、はにかみ王子だった頃の石川遼プロにそっくりだった。驚くぐらいそっくりなのである。今の若者には珍しくないが、眉毛も整えているので余計である。身長も石川遼プロぐらいだろう。高校を卒業するということで、野球は夏に終わっているので、すでに髪も伸ばしていた。
リョウタがプロゴルファーに似ていようが、なかろうが、どーでもよいのだが、こちらが緊張させられるのは、…
彼が高校野球をやっていたということである。おそらく、ゴルフのトップアマが必要とする程度の筋力は身に付けているはずである。それに、ボールへのエネルギーの適切な伝達方法も知っているだろう。
下手(へた)に教えてしまってはもったいない。コースデビュー後、彼がゴルフに関心を持ったときに、レッスンしたことがかえって、上達の妨げになってしまってはいけないのだ。
[ゴルフレッスン2] '13.4.3
3月にゴルフコンペがあった。行くはずだったケイスケが参加できなくなった。ケイスケ。以前「雑記帳」に登場したことがある、ぼくの同級生だ。
そのケイスケが突拍子もない依頼をしてきた。コンペの1ヶ月強前だったが、仕事で参加できなくなったので、その代わりに、自分のせがれを参加させて欲しいというのである。
ケイスケのせがれ(息子)は、今年の春に高校を卒業したばかりである。コンペがあったのは3月で、卒業前の、良い意味でモラトリウムを楽しんでいる時期だった。
『むちゃぶり』というのは、こういうことかも知れない。息子はゴルフをやったことが無かった。しかも、ぼくに、息子にゴルフを教えてくれと頼んで来たのである。
アマチュアでもゴルファーであれば、初心者をコースデビューさせるのに、最短でも半年ぐらいの日数を必要とするだろうぐらいは分かるはずである。しかし、いかんせん、ケイスケはゴルフの初心者だった。野球に関しては、むかし高校球児だったが、… 息子をコースへ出すのに、1ヶ月もあれば大丈夫だろうと判断したようである。… 毎日練習できるなら別だが、せいぜい週一の練習だったりしたら、かなり難しい。
… さて、よわった。
ある程度クラブの操作を習得し、ルールを覚え、マナーも理解して、それからデビューしてもらいたいのである。ゴルフ場で働く人々、特にグリーンキーパーのことなどを思うと、そうしたいのである。
「お前の息子がコースデビューするのには時間が足りない」と、ケイスケに進言しようか!?
… だからといって、ケイスケの息子にとって、ゴルフに接するのが、これが唯一の機会になるかも知れない。貴重なチャンスを奪ってしまってもまずい。
決断した!
ゴルフ場に迷惑をかけるかも知れないが、ぼくが責任を取るかたちで、デビューさせようと。
もうひとつ、「さて、よわった」がある。
ぼくは他人にゴルフを教えることが出来ない! 教えられるのは、オフィシャルハンデでシングルの人たちだと思っている。彼らは、シングルになるまでに、ゴルフ上のあらゆる困難を克服している。… それでもである。… シングルの人たちといえども、現在の彼らの関心事を教えるだけといっても過言ではないだろう。上級者ほど、さらなる上を目指して、スイングなど変化させているからである。
ぼくは、ゴルフのうまいやつは知っている。彼らを呼び寄せることはできる。だから、ケイスケの息子を教えることは出来ないが、コースデビューするためのコーディネートをしてやることは出来る。そう言う意味で引き受けたのだった。
[ゴルフレッスン1] '13.3.30
今回はゴルフのことを話題にするのだが、まずは野球の話だ。
ワンナウト、ランナー一塁、そして彼はセカンドを守っている。彼の守備するところへ強い打球がバウンドしながら飛んできた。彼が体の前へグローブを出すと、ボールはスポッとグローブへ入ってしまった。予想以上にうまくいったので彼自身驚いてしまった。すかさずファーストへボールを投げた。『アウト』。ランナーはアウトになったのである。ランナーをアウトにしたことで彼は歓喜した。ファーストを守っていた彼の仲間も飛び上がって喜んだ。
さて、上記の場面だが、… レクリエーションで野球をやっているのなら良いだろう。しかし、野球そのものを楽しもうと思うなら、それは残念な光景と言わざるを得ないのである。
野球を知っていたのなら、セカンドを守っていた彼は、セカンドベースで待っているショートへ送球しなければならなかった。 … そして、ショートはファーストへ送球し、あわよくばゲッツーをねらうべきだったのである。
上記の場面で言えることは、セカンドを守っていた彼は、「フォースアウト(封殺)」というルールを知らなかったということである。つまり、彼は、野球の本当の面白さを知ってはいなかったのだ。
[煙霧] '13.3.21
3月10日のことだが、北からの強風が吹いた。その風は、仕事が出来ないぐらいの、ひどい土ぼこりを伴った。
この時期になると、一度や二度はある現象である。しかしながら、土ぼこり、あるいは、砂ぼこりの立ち方が尋常ではなかった。車の運転が困難なほど視界が遮られたのである。
ぼくの村には農地が開けているので、季節風によって土ぼこりが舞うのは仕方のないことである。ところが、テレビのニュースを見ると、東京都心でも景色が風塵で黄色く、あるいは、赤くなっていた。 『煙霧』と言うそうである。
ぼくは、天候を相手にして農業をやっている訳だが、『煙霧』という気象用語があるのを初めて知ったのだった。
[浮き指3] '13.3.13
足の計測が終わると、店員さんは、お薦めのシューズ2点を陳列棚から下ろしてきた。ミズノとアシックスである。両方とも履いてみる。
「お客さんの足にはアシックスの方が合っているような気がします」と彼は言った。
ぼくの方は、その前がミズノだったこともあり、ミズノの方が合っているように感じた。それを彼に言うと、
「それでは」と、別売されている靴の中敷を持ってきたのである。それでアシックスを履いてみると、… 違和感がなくなったのである。… 興味深い!
このようなフィッティングを受けると、まるで本格的なスポーツ選手になったような気分になる。
実は、ハイカットのバレーボールシューズを探していたのだ。どこの店にも、どうやら価格も含めて好みのは無さそうだった
。そこで、この店で奨めてくれたローカットのシューズを買うことにしたのである。アシックスのである。
… そういえば、これまで履いていたのは、新宿の紀伊国屋書店の裏手にある GALLERY・2 で買ったかも知れない。ハイカットの、たしか値も張った。
ともかく買い求めることにした。すると店員さんは、こんどは、
「足の幅が合っていませんね。バレーボールシューズに幅広のはありませんので、履いて足が痛くならないように、少し広げておきましょう」
そう言って、『シューズストレチャー』とでも呼ぶのだろうか? 木で出来た足型を持ってきたのである。
その足型をシューズの中へ入れて、金属の捧がシューズの外へ出ているのだが、その先についているネジを回すと、シューズの中で木型が広がっていった。結果、シューズの幅も広がっていった。
店員さんはシューズの、… シューズはメッシュ素材で出来ているのだが、そこに縫い付けてある皮の部分 … メーカーの、いわばアイデンティティーのデザインの部分 … へワックスを塗ると、マラカス様の小槌で叩き始めたのである。途中で履いてみて、どこに足が当たるかを確認しながら広げていった。
なんどもシューズに足を通したので、シューズが温まってきたのか、そのころには、すでに別売の中敷が要らないぐらい足に馴染んできた。
いくどもシューズを履いたり脱いだりしたのだが、店員さんは、ぼくが履くのを全て手伝ってくれた。
「床をコンコンと踵で打ってください。はい、もう一度、」ぼくはその言葉に従った。シューズの踵が床に着く寸前に、店員さんは、結ぶ前の靴紐を両手に握っていて、天井方向に引っぱりあげた。すると靴紐は絶妙に締まった。 … シューズの履き方まで教わったということである。
店を出るときに腕時計を見たが、1時間近く経っていた。
購入したバレーボールシューズはスタンダードなもので、 7,245円の代物である。だが、上記のようなフィッティングをしてもらうとなると、1万円以上の商品になるかも知れない。 … たまにはこのような買い方もよいだろう。
[浮き指2] '13.3.8
「足の幅は4Eに近いですね。」
「もしかすると、… 『浮き指』かも知れませんよ!」
店員さんの物言いは、あきらかに秋葉系オタクのそれだった。ともかく、
『浮き指』? はじめて聞く言葉である。
簡単にいえば、指の筋肉が弱ってしまっている状態である。指でなく、拇指球とか、その他の指球?とかを使って歩行したり運動したりしていると、また、そういう癖がついてしまうと、「浮き指」になってしまう。症状が進行した場合、指が地面から浮いてしまう。
ぼくと同じバレーボールが趣味の店員さんは、ぼくが計測器に足を乗せた瞬間に、それと判ったようである。
「浮き指」でない正常な人の指は、
指を反らすと、足裏に対して直角程度だという。
それ以上反らない。
ぼくの足は若干反り過ぎかも知れない。
「浮き指」がひどい場合には、爪が甲にくっついてしまうぐらい
反ってしまうらしい。
反対に、裸足で生活している人は、指を反らしてみても、
浅い角度にしか反らないという。
「浮き指」になると、足の指でグーをつくったときに
こぶしの骨が浮き出て来ないという。
ぼくの足は、程度の差あれ少し浮き出ている?
ぼくに、「浮き指」の症状があると指摘されたが、不思議ではある。仕事で「地下足袋(じかたび)」を履いているので、足の指に関しては、一般の人よりも自然に鍛えられていると信じていたのだが、… 身体のあらゆる部位で、意識していないと、退化してしまうということなのかも知れない。
ぼくの経験によれば、だからといって、拇指球を使って運動するのは、決して悪いことではないと思う。最後の最後に指を使う、これでもよいのではないかと思う? … つまるところ、指の筋力を弱らせることだけは避けたいということだ。
[浮き指1] '13.3.5
先月、村落対抗のバレーボール大会があった。9人制である。もちろん大会の目的は親睦だ。ぼくも選手として参加した。前衛ライトのポジション。成績はといえば、決勝トーナメントへは進めず、負け審をやって帰ってきた。
ぼくの履いているバレーボールシューズのことだが、5~6年使っているだろうか?すでに限界が来ていた。ソールは磨り減り、それに硬化して、グリップ力を失っていた。シューズそのものも、足をまったくホールドしてくれなくなっていた。ぐだぐだになっていたのである。いくら紐を強く締めてもシューズの中で足を固定できなかった。
怪我を誘発する危険を感じたので、シューズを新しくすることにした。
大手スーパーマーケットにテナントで入っているスポーツ店や、量販店的なスポーツ店を車で回ってみたが、これといって気に入ったシューズは見つからなかった。… しかたなく、値引きがあまり期待できない、街に古くからあるスポーツ専門店へ行ってみることにしたのである。
すると、大柄でメタボ体型の、そして黒いセルメガネを掛けた店員が出てきた。ぼくが来店した目的を言うと、『わたしもバレーボールをやっていますよ!』と嬉しそうに言った。ぼくは、なんだかめまいがした。
足のサイズを測ってくれるという。もちろん、商品を購入するかどーかは分からないと、店員に伝えたのは言うまでもない。
彼は、縦横にメモリが刻んである計測器を出してきた。ぼくはそれに足を乗せた。
[保険代理店の人の話3] '13.2.25
前席でシートベルトを締めながら運転手さんの方を見ると、運転手さんは理想的に「老(ふ)けた」感じの人だった。
ステアリングを握る彼は、ごま塩頭で、植木職人みたいな風貌の人だった。
「運転手さん、だいぶ老けていますね!」 まさか、こんな感想を運転手さんにぶつける訳にはいかない。そこで、遠まわしに質問をした。
「運転手さんは何年ぐらい、この仕事をしていますか?」
「えっ?」
「ああ、20年ぐらいやってますよ」
彼は、タクシードライバーになる前は「勤め」をしていたというが、
「いや、さっき、保険会社の人がうちに来てましてね、タクシーの運転手とか、バスの運転手とか、パイロットとか、きつい仕事だと言ってたもので、やっぱりそうかなと、」
「老けている」という表現だけは使わなかったが、あとは正直に、保険代理店の人から聞いた話をしてみたのである。
「わたし、腎臓を悪くしていましてね、退院したばかりですよ」
驚いた。代理店の人の話が急に現実味を帯びてきたのである。
タクシー運転手が「きつい仕事だ」というのは、接客に関してストレスが溜まる仕事なのだろうと考えていたが、運転手さんが話すには、動かない仕事だし、エアコンなどがひどく体に悪いというのである。つまり、肉体的にストレスが溜まる仕事だったのである。
そして彼は、ずいぶん前から腎臓を悪くしていた。過去に入院もしている。処方されている薬は、ひどく副作用が強いそうである。
最近、熱が出たので風邪薬を飲んだという。それから晩酌をした。すると、まもなくして意識が無くなってしまった。救急車で病院へ運ばれたというのである。
「透析とかしてるんですか?」
「それはやってない」
こんな話をしていると、カラオケボックスに着いた。あえて「お大事に」という言葉は使わずに、「どーもすいません」と、いつもタクシーを降りるときに使う言葉を使って外へ出たのである。
[ロシア南部の隕石落下] '13.2.17
とりあえず記録だけはしておこう。
2月16日の夕方、テレビをつけると、白い煙が空を横切っている映像が流れていた。興味を引かれたのはいうまでもない。隕石落下の映像だった。ニュース番組だったが、見つづけると、発光物体が高速で空を移動していたり、輝きを増したりしていた。
2月15日、場所はロシアのチェリャビンスク州。ロシア時間で9時26分である。ビデオの端に時間が出ているから、それと分かる。日本時間では正午12時26分頃ということになる。
隕石が落下すると、その規模にもよるのだろうが、衝撃波が発生するようである。その映像もあった。
衝撃波ではなく、隕石その物の爆発だが、ツングースカの隕石空中爆発が、本当だったというのが実感できるというものである。
建物の窓や壁が壊れ、負傷者が出ているようだ。厳冬の中だから大変である。
映像情報が豊富なのに驚かされる。ロシアの市民に録画装置が行き渡っているということである。ドライブレコーダーとか。
[保険代理店の人の話2] '13.2.15
奇(く)しくもその日の夕方、タクシーに乗ることになった。ママさんバレーのチームの新年会があったのだ。ぼくはそのチームのコーチなので招待されていた。男は他に監督がいる。
新年会も最近は様相が変わってきた。一次会からカラオケボックスだった。会場がカラオケボックスでは、マイクが回ってくるのはわかりきっている。困ったものである。歌える曲を事前にチェックしておくようだった。たとえば、定番のレミオロメンの「粉雪」ぐらいは歌えないとまずいだろう。
… 当日のことだが、ところが、意外となかなか順番は回って来なかった。人数が多いせいである。しかも、幹事が飲み放題を契約していたために、時間もエンドレスではなかった。… 結局「粉雪」は歌わずじまい。残念、いや、よかった! 高音に自信がなかったのだ。
新年会の会場は、いつも二次会で使っている店ではなく、かなり遠くの店だった。ぼくは、選手たちとタクシーで、乗り合わせて行くことになった。
選手たちと一緒に後席に乗りたかったのだが、拒否されてしまった。必然的に前の席に乗ることになった。
さて、ようやく本題に入ることが出来る。前席でシートベルトを締めながら運転手さんの方を見ると、運転手さんは、理想的に「老(ふ)けた」感じの人だった。…
… 話が長くなってしまったので、続きは後日としよう。
[保険代理店の人の話1] '13.2.11
1月のことである。生命保険の代理店の人がうちに来た。生命保険は、ぼくは農協の生命共済というのに入っているので、民間の生命保険会社とは無縁なところがある。なぜ来てくれたかというと、ゴルフ保険に入っていたからである。その契約更新の時期が来たのだった。
ゴルフ保険は、人へボールを当ててしまい負傷させてしまった。などというときの使い道もあるが、もうひとつ、ホールインワンを出してしまったときの用心のためでもある。… よくは知らないが、キャディーさんの付くゴルフでホールインワンを出すと、出した本人が、祝いとして参加者をもてなす習わしがあるらしい。
ショートホールでのぼくのショットを見たならば、誰もがぼくに『ゴルフ保険に入っておいた方がいいよ!』と、奨めるに違いない。ぼくの放つボールは、グリーンの旗をめがけ、めくれあがるように高く飛んで行き、垂直に落下していくのだ。旗をオーバーしても、ときに強烈なバックしピンがかかる! ホールインワンの確率が非常に高い。 … 将来こうなるから、ゴルフ保険は必要なのである。
話は変わるが、代理店の彼は、年にたった6千円かそこいらの契約のために来訪してくれるのだが、たくさん面白い話をしてくれる。
面白い話のひとつは、タクシー運転手さんの話である。タクシー運転手の悲しい現実のことだ。…「面白い」と先に書いたのは、興味深いということだが、… 「タクシー運転手は、年の割りに老(ふ)けて見える人が多い。」というのである。過酷な?労働の為に、早く老けてしまうという。バスの運転手や、航空機のパイロットなどもである。
「みんな、歳の割りに老けているでしょう。」
と彼は言った。
「たしかに」
ぼくは相槌を打った。不特定の客相手に想像以上に精神的な疲労があるだろう、と思ったのである。
『たしかに』と思ったが、全面的に『たしかに』と思った訳でもない。『ほんとかな?』とも思った。… 「年の割りに」といっても、それらの職業の人に、いちいち歳を聞いた訳ではないだろうし、また、タクシーの運転手さんが、儲かる職業として、その職に就いたのがバブル期のことであり、ちょうどその頃の人たちの多くが初老になっただけの話ではないか?という反論もある。まあ、彼が自らの足を使って得た統計なのだから、無視のできないデータではある。
[1,214,253,759] '13.1.19
PSY(サイ)のGANGAMSTYLE (ガンナムスタイルorカンナムスタイル[江南スタイル]) だが、久しぶりにYou Tube で見てみると、なんと、アクセス数が 1,214,253,759 になっていた。見たことのない、すごい数字だった。
[ストーブの温度計] '13.1.16
14日に雪が降った。春の雪とは違い、なかなか融けない。その残雪は、空気を思いっきり冷やしている。
現在の時間は夜の7時30分である。
仕事が終わって部屋に行き、ストーブに火をつけた。ストーブに付いている温度計を見ると3度だった。朝方はあるのだが、夕方としてはめったにない数値である。
[ダイオウイカ] '13.1.13
新聞のテレビ欄を見ると、『NHKスペシャル 超巨大!ダイオウイカ 大スクープ世界初撮影』 こんな見出しを発見した。
これは視聴しない訳にはいかない!
なにしろ、NHKがスクープの前に「大」を付けて、『大スクープ』と銘打っている。… 5チャンネルでは、同時間帯に「アバター」を放映するようだが、これは前回しっかり見たので、10時になったら途中から見ることにしよう。
[香箱座り] '13.1.6
さて、君に、新年恒例の問題を出します。
身に着けておきたい、おそらく由緒正しい座り方に、『香箱座り(こうばこずわり)』というのがありますが、どんな座り方でしょうか?