sumi-Cノート <excerpt> 偏西風の蛇行が地球の北半球の中緯度まで突出して下がってしまうことを、「オストアンデル現象」というそうである。 … 続き

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(35)今週の出来事 2014年 1月~4月

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[伊勢神宮1] '14.4.25
[納豆とご飯] '14.4.16
[脱臭剤] '14.4.6
[マスク] '14.3.24
[リカバリ6] '14.3.16
[リカバリ5] '14.3.13
[リカバリ4] '14.3.12
[リカバリ3] '14.3.7
[リカバリ2] '14.3.5
[リカバリ1] '14.3.2
[雪の消音効果] '14.2.7
[月の別名] '14.1.31
[ご苦労様です] '14.1.27
[オストアンデル現象2] '14.1.16
[オストアンデル現象1] '14.1.14

○+○+○+○+○+○+○+○+○


[伊勢神宮1] '14.4.25

3月25日、天皇皇后両陛下は新しくなった伊勢神宮へ参詣に行かれたそうである。そのとき、三種の神器の勾玉(まがたま)と剣(つるぎ)を持って行かれたという。きっと重要な慣わしなのだろう。三種の神器は皇位のしるしである。

勾玉の本物は皇居にあるのかも知れないが、あとの鏡と剣は形代(かたしろ)というかたちで皇居に置かれているという。本物は他所にある。
鏡は今 [出来事] で取り上げている伊勢神宮の、皇大神宮(こうたいじんぐう) = 内宮(ないくう)に、剣は熱田神宮に、それぞれ御神体として置かれている。… 鏡は伊勢神宮にあるので、形代は持って行かれなかったのだろう。

熱田神宮(あつたじんぐう)は、愛知県名古屋市熱田区にある。


一応、三種の神器の正式な呼び名を書いておこう。
 
勾玉(まがたま)= 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
剣(つるぎ)= 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)または、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)
鏡 = 八咫鏡(やたのかがみ)

三種の神器を「みくさのかむだから」とも読むという。三種の神器のちゃんとした読み方を覚えておけば格好いいのだが、無理そうである。



[納豆とご飯] '14.4.16

まだやっているだろうか? テレビ番組のことだが、日本テレビの「秘密のケンミンSHOW」。以前、この番組で茨城県民の特集をやっていた。

茨城県民は毎日のように納豆を食べるという。老若男女、ご飯にぶっかけるようにして、多量に食べるという。茨城県民は、食べる準備として、念入りに100回以上?納豆をかき混ぜる。


それを見ていて思った。ぼくの食べ方は違うと。ぼくの食べ方は、ご飯に納豆をかけずに食べるのである。ご飯はご飯だけ、納豆は納豆だけで食べる。… なぜそのようにするかというと、ご飯に納豆をかけると茶碗が納豆で汚れてしまうからである。

たとえば団体旅行。朝食は、みんな部屋から出て行って、2Fの宴会場で一緒に食べる。メニューは和食が定番で、鯵の開きや納豆や生卵が出てくる。そのとき、仲居さんがいて、ご飯の「おかわり」をしてくれるのである。… こんな場面で、納豆をご飯にぶっかけてしまったらどうだろう? 醤油の混じった納豆菌の茶色いネバネバでご飯茶碗が汚れてしまうではないか? それを「お願いします」と言って仲居さんに手渡すのは、なんとも抵抗がある。… そこでぼくは、ご飯はご飯だけ、納豆は納豆だけ、セパレートして食べるのである。それが日常でも慣例になってしまったのだ。


秘密のケンミンSHOWの茨城県民特集を見て、うまそうだったので、久しぶりに、納豆をご飯にぶっかけて食べてみたのである。

うまかった!

ご飯の熱と湯気が上にのっている納豆に伝わり、両者が一体になる。… 納豆の香りが立ち、味も熱を得て本来のものになる。… やはり、食事で満足するには、ノーマルが良いと気づいたのだった。

たまには薀蓄(うんちく)を語ろう! ご飯の「おかわり」をするときは、御飯茶碗の底に、一口分のご飯を残しておくのがマナーである。知っていると、席によっては役に立つだろう。



[脱臭剤] '14.4.6

冷蔵庫の話だが、以前、バターへの移り香がひどくて困ったことがあった。家族は臭いに鈍感で気にしていないので、ぼくがスーパーマーケットへ行って脱臭剤を買って来たのだった。

その脱臭剤を冷蔵庫の下の隅の方に入れてから、ずいぶんと年月が経った。

脱臭剤は容器の一部が透明になっていて、中が見えるようになっている。中には黒いゲル状の物質が入っている。
その黒い物質は、最初は減っていくのが早かったのだが、しかし年月を重ねるうちに、だんだん減るのが遅くなって来た。 … これから先、まだ3年ぐらいは持ちそうである。


ぼくは脱臭剤に教わることになった。人間も終わりの方で、このようにしぶとくなるべきだと。




[マスク] '14.3.24

久しぶりに街(まち)へ出かけた。パーキングに留めた車から降りるとき、どーも風邪気味だったのでマスクをかけたのだった。運転中はメガネが曇ってしまうのでかけられない。だから、車から降りるときにマスクをかけたのである。

街の商店街を歩いていて気づいたことがあった。

スギ花粉の時期ということもあって、多くの歩行者がマスクをかけていたのだが、マスクを着用している者全員が横に折り目が入っている、蛇腹様のマスクをかけているのである。横に4、5本の折り目の入ったやつ。 … ぼくのマスクは? というと、折り目の無いやつである。もちろんガーゼマスクではなく、不織布マスクだが、 … ちょうど新造人間キャシャーンがヘルメットとともにしているフェースガードと同じ格好のマスクである。

ぼくのかけているマスクも決して安物ではない。ユニ・チャーム社製の5枚一組のやつである。それにしても、歩行者全員が横に折り目の入っているマスクをかけているとは! 人気があるということだ。 たとえば白元社のマスクがそれだが、… 横の折り目(プリーツ)は特許だろうか? もしそうだったら、高級不織布マスクでは独占になっている可能性がある。



[リカバリ6] '14.3.16

なぜパソコンを重症化するまで放置してしまったのか?

リカバリの前、ぼくは、パソコンにデータを目一杯溜め込んでしまっていた。ソフトのインストールの量も多かった。だから、パソコンの調子が悪くなったし、パソコンの調子が悪いにもかかわらず、面倒なのでリカバリ(初期化)をする決断がなかなか出なかったのである。


ももクロのファンは自らを「もののふ」と呼ぶようである。

ここで、ももクロのファンは関係ないが、もののふ感覚は重要だと思うのである。もののふとは、簡単に言えば、合戦でもあれば主君のためにいつでも死ねる者のことである。

いつ死んでもよいと考えている者は、自分の所有物を多く持たないだろう。

パソコンも同じである。パソコンが壊れることを前提としている者は、いつ壊れてもいいように、重要なデータは外に出しておき、ハードディスクのデータは最小限にしておくだろう。

… もののふ感覚 … パソコンの調子が悪くなったり、リカバリをしてみたりして悟ったのである。



[リカバリ5] '14.3.13

リカバリ後、問題が発生しなかったわけではない。こんな問題が発生た。ぼくは、日経新聞電子版の無料会員の登録をしている。ログインして会員が読める記事を読もうとしたのだが、見出しだけ出てきて、内容は白紙のままだった。ログインは出来ているのに、

Internet Explorer をリカバリ後バージョンアップしたが、それでもまだ最新のものではないし、必要性をよく理解していないが、 Java だとか Flash Player だとかがまだ初期化のままだった。だからなのか? などと疑ったのだった。

ところが、意外なかたちで偶然解決した!

会員のログイン画面の中で、パスワードとかの入力フォームの下に、「 次回から自動ログインする」という表示があった。そこにチェックを入れたら、それからログインすると、記事の内容が現れて読めるようになったのである。… そんなことまで解るはずがない、単なる偶然みつけただけだ!



[リカバリ4] '14.3.12

リカバリしたのが2月25日、ホームページ作成ソフトをインストールし、再び『すみし雑記帳』の更新が出来たのが3月5日。思ったより復活は早かったかも知れない。


[リカバリ1]で、CD-Rにデータを焼くソフトが壊れてしまった。と書いたが、リカバリ後テストしてみると治っていた。USBメモリに保存してあった画像データと音楽データをCD-Rに焼いてみると、焼けたのである。… よかった! USB メモリでずっと保存しておくのはつらい。メモリを空に出来た。これこそ、リカバリの効用だ。

You Tube の画面も、まともに見られるようになった。久々に最初から最後までちゃんと見られたのである。ももクロのMVを見てみた。『サラバ、愛しき悲しみたちよ』衣装がかわいかった。 ノラ・ジョーンズ も聴いた。スティーブ・ジョブズの追悼コンサート。 布袋寅泰も聴いたが、『仁義なき戦いのテーマ(東大寺ライブ)』がよかったのである。

セキュリティーソフトもスピーディーに働くようになった。『保護されています』の表示まで30秒以内になった。



[リカバリ3] '14.3.7

… どーにか繋がった。インターネットに、 パソコンのスタートボタンをクリックして、ワイヤレスのネットワーク接続を見つけたのである。そのあと、あれやこれやとやっていたら繋がった。

このパソコンは東芝の dynabook なのだが、そのホームページが出て来たときは、若干の感動があった。


次は、セキュリティーソフトのダウンロードである。セキュリティー会社のホームページにアクセスした。

それは出来た。しかし、それから先、どーしても必要とするページに行けないのである。行きたいのはダウンロードのページなのだが、初期化されたパソコンの Internet Explorer のバージョンが6か何かで、ひどく古くて、セキュリティー会社のホームページが受け付けなかったのだ。

そこで、セキュリティーソフトのダウンロードはあきらめて、まずは Internet Explorer のバージョンアップから始めた。… 手間取ったが、成功して、ようやくセキュリティーソフトのダウンロードに漕ぎ着けたのだった。


気が付くと、Microsoft Office 2003 も消えていた。Microsoft Office 2003 のソフトのCD-ROMを探して来てインストールした。



[リカバリ2] '14.3.5

2月25日のことだがリカバリをしてみた。

この作業は、パソコンを持っていたら、誰でもやってみる価値があるかも知れない。… 途方に暮れる感覚を味わえるから。


リカバリは簡単にできる。リカバリが終わると、引き続き Windows の使用許諾契約なりのセットアップ画面が出てくる。これも簡単にできて、購入時のパソコン画面になる。草原と前面に花が咲いている画面になった。


途方に暮れるのはそのあとである。

ブロードバンド回線と無線ランでインターネットに繋いでいたのだが、まずはその復元から始めなくてはならない。あまりにも日がたっているので、どーやって繋いだのか? ちっとも覚えていないのである。… とっくに電話回線で繋ぐ契約などは解約しているし、



[リカバリ1] '14.3.2

いよいよパソコンの調子が悪くなって来てしまった。

ひどく重くなっている。

パソコンを立ち上げるときのことだが、セキュリティーソフトが、いつになっても「保護されています」にならない。仕事で、パスワードを必要とするサイトにアクセスしたいのだが、いつまでたっても「保護を開始しています」の段階なのである。用が足らないのだ。

パソコンから出てくる全ての音声に雑音が入ってしまっている。ギュルルルル… などと。You Tube は、音声もだが、画像が切れっとだらけだ。

このパソコン、壊れたか?と疑いたくなる。

「マイ・ピクチャー」に画像がいっぱい溜まっていたので、CD-Rに焼こうと考えたのだが、それが出来なかった。使っていないのに、CD-Rにデータを焼くソフトが他の作業で使われています、のポップアップ表示が出てしまう。… いよいよ、ぼくの Windows XPパソコンも限界に来た感じである。

… ディスク・クリーンナップやデフラグはやっているのだが、ほとんど改善されない。

もちろん、XPのサポートが4月で終わってしまうのは知っている。しかし、壊れていなければ、インターネットには繋がずに、テキスト文章を書くぐらいの作業は出来るだろう。だから、修理はしておくべきなのである。


そこで、大きな決断をした。「リカバリ」である。



[雪の消音効果] '14.2.7

夜、雪が降り積もっていて、しかも依然降り続いている。部屋の窓を開けて、外がどんな状況になっているか見たくなる。そんなとき、外がやけに静かなのに気づくはずである。

これまでぼくは、雪のために人間が活動を控えているから静かなのだろうと思っていた。ところが、実は、雪に「消音効果」あったのである。

「雪の結晶にある隙間が音を吸収し、条件によっては80%以上の音を吸収する」【日本農業新聞 2013.12.7 お役立ち気象情報】

言われてみれば、そーである。上記のことは、高く積もった雪の壁などのことかもしれないが、降っている雪にも消音効果はあるだろう。



ちなみに、「雪が深々(しんしん)と降る」という表現があるが、「深々」は、雪とは直接関係がない。① (夜がふけて)あたりが静まりかえる様子。② 寒さが身にしみ通る様子。だそうだ。



[月の別名] '14.1.31

ああ、もう1月が終わってしまう。時間が経つのは早い!

そこで、「月」に関して、君に問題を出します。

1月の別名を「睦月(むつき)」といいます。3月は「弥生」。5月は「皐月(さつき)」。12月はもちろん「師走」。

さて、その他の月、全部わかりますか? 1月は睦月。 2月は? 3月は弥生。 4月は? 5月は皐月(五月とも書くが、) 6月は? 7月は? 8月は? 9月は? 10月は? 11月は? 12月は師走。

ぼくは、どーしても4月と7月が思い出せなかったのだが、… どの月の呼び名も素敵である。



[ご苦労様です] '14.1.27

10年くらい前からだろうか? それまでは『お疲れ様です』という言葉をあまり使うことはなかったのだが、以降、多めに使うようになった。

若者と付き合っていると、ぼくも影響されて、『お疲れ様です』を多めに使うようになったのである。おもにメール交換のとき。

と言っても、ぼくにとっては、『こんにちは』や『こんばんは』の挨拶が自然なので常用しているが、


ぼくは、同じ言葉をあまり繰り返し使いたくないと思っている。そこで、打ち合わせのメールなどが届いたときに、その返信に、『お疲れ様です』を使い過ぎたと思ったら、代わりに『ご苦労様です』を使うようにしていた。特に「お役目ご苦労様です」と言いたいようなときに。

ところが、最近知ったのだが、『ご苦労様です』という挨拶は、どーやら、目上の者が目下の者に使う言葉だったのである。… 上から目線の言葉だったのだ。… 後輩への挨拶でも上から目線はよくない!

そういえば、「のぼうの城」で、お姫様が家来に『くろう!』と声を掛けていた。

… 『ご苦労様です』が一概に「上から目線」の言葉とも言えない、という意見もあるようである。本来の意味を考えた場合、知ったかぶりで、使い方に制約を加えるべきでないというのである。同感だ。… ともかく、他者に最も適切な「慰労」の言葉を掛けたいものである。


たとえば、退職する先輩に、何と言葉を掛ければよいのだろうか? 長い間ご苦労様でした。… 長い間お疲れ様でした。… 長い間お世話になりました。… 長い間よくがんばりましたね。?これは上から目線か。



[オストアンデル現象2] '14.1.16

NHKの NWES WEB という番組で、「これからの地球の北半球は冷えるだろう」という話をしていた。番組に出演していたのは、JAMSTEC(ジャムステック)主任研究員中村元隆氏である。JAMSTECは世界規模の気温変化を研究している。

興味深かったのでメモしておく。


地球の北半球は、低温期と高温期を繰り返しているという。およそ35年かけて低温期から高温期に移行する。低温期から高温期になり、再び低温期の底をむかえる、このスパンが周期ということになるが、それは、35年の倍、およそ70年になる。またそれを「北大西洋数十年規模振動」というそうである。… 低温期と高温期の温度差は案外少なく、0.4~0.5度ぐらい。 

… 現在は高温で高止まりしている。そこで、中村氏はこれから低温期へ向かうのではないか?と予測しているのである。

中村氏が「寒冷化」を予測するのは、もうひとつ理由があった。

グリーンランド海は、暖流が沈み込む場所である。沈み込んだ海水は、いわゆる海洋深層水となって地球を巡る。そのグリーンランド海の海水温が1979年2月と3月の間に急激に2~3度上がったというのである。それから高止まりしている。1979年から今年で35年になる。ということは来年あたり、こんどは逆の変化があるのではないか? この海水温の変化は、「北大西洋数十年規模振動」の10~15年前に起こるので、先行指標として使えるというのだ。… この説明だと、寒冷化が始まるのは、10~15年後ということになるが、… ともかく、はたして、来年あたりからグリーンランド海は変化を起こすだろうか? 注視が必要である。



[オストアンデル現象1] '14.1.14

12月から続いているアメリカ北東部の寒波は収まってきただろうか? 寒波は偏西風の蛇行によってもたらされるが、少し長すぎるかもしれない。

日本でも、近年、日本海側を中心に長期に寒波に襲われるイメージがある。以前あった「暖冬」のイメージは無くなってきた。


偏西風の蛇行が地球の北半球の中緯度まで突出して下がってしまうことを、「オストアンデル現象」というそうである。これは、TBSテレビに出ている、森田正光氏だったか森朗(もりあきら)氏だったか忘れたが、気象予報士の方が使った用語である。

中緯度にある暖気が、極を覆っている冷気を持ち上げるようにして北上すると、その煽りで、別のエリアで冷気が南に押し出されてしまう。この、冷気がぷくっと南へ出てしまうのをオストアンデル現象というそうである。

アメリカ北東部で毎年出現するその現象は、死者が出るほど強烈なものだし、日本でもひと冬に数度は現れる。 一般的には「北極振動」と呼ばれているものではないだろうか?



「オストアンデル」とは、和菓子(焼き菓子)に今川焼き、あるいは大判焼きというのがあるが、その和菓子の別名を昔、そのように言ったらしい。



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