sumi-Cノート <excerpt> 現在日本に存在するリベラル政党で、増税を主張している政党はたぶん無い。そこが、先に書いた『リベラル政党は国民を信じていない』である。信じていないから、『増税をします』と本心を言えないのである。 … 続き

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(46)今週の出来事 2017年9月~12月

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[座布団カバー] '17.12.31
[晩酌をやめた効果] '17.12.28
[シン・ゴジラ] '17.12.19
[クワガタ] '17.11.11
[リベラル政党について] '17.10.22
[ポジショントーク] '17.10.14
[番組に出てくる評論家やタレントさんについて] '17.10.9
[覚醒の酒] '17.9.18
[パルメザンチーズ] '17.9.16

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[座布団カバー] '17.12.31

近年、物理学の成果がすごい! 特に「実験」物理学の方である。しかも、微視的な素粒子物理から巨視的な天体物理までである。具体的には、ヒッグス粒子の発見や、重力波の検出等。

ヒッグス粒子については、CERN (セルン・欧州合同原子核研究機構)が、2012年7月にその粒子を発見したと発表している。

重力波については、2015年にLIGOグループとVIRGOグループが検出したと、その翌年に記者会見をしている。LIGO(ライゴ・米国)、VIRGO(イタリア)どちらも、干渉計あるいは重力波望遠鏡という観測機器を使っている。
日本には KAGRA(カグラ)がある。スーパーカミオカンデは有名だが、それと同じく岐阜県飛騨市神岡町につくられている。


さて、大きな発見は、ぼく個人にもあるのだ。最近のことだ。

自分の部屋で使っている座布団。そのカバーが擦り切れてしまって、いよいよ使い物にならなくなってしまった。そこで、近くのスーパーマーケットへ座布団カバーを買いに行ったのである。

売り場に行くと、座布団のカバーに大小のサイズがあることがわかった。座布団のサイズを測って行かなかったため、ぼくが求めているカバーがどっちだかわからなかった。 判断できなかったが、よい柄のカバーを見つけたので、購入した。


… 購入直前のことである。値札を見てみると、価格の他に座布団のサイズも書いてあった。そのサイズが、… 55×59cm なのである。??? 正方形ではない?!


毎日使っている座布団だが、てっきり正方形だとばかり思っていたのである。ところが、カバーに関しては正方形ではなく長方形だったのだ。ぼくにとっては、物理学の発見と等価値の発見だったのだ。



[晩酌をやめた効果] '17.12.28

うんこの話など出てくるので、この書き込みを、食事どきに読むのは避けてもらいたい!

春からひどい病気に罹っていた。金欠病である。そこで、少しでも改善できればと、晩酌をやめることにしたのだ。… 晩酌をすると、何かつまみが欲しくなる。結果、食費がけっこうかさんでしまう。

晩酌の定義だが、… 家で「毎日欠かさず」飲む酒のことである。… それをやめることにしたのだ。… 週一でバレーボールの練習があって汗をかくことができる。その日は飲んでも良いことにした。ビール1リットル程度はOK。余ったらそれを別の日に振り分けてもよい。また、誘われて外で飲むのも、これまでと変わらず、これも良いことにした。こんな具合である。

毎日欠かさずの晩酌のみを、やめたのである。… 経済的に良好になるまで。… もっとも、財布に酒代が入っていないので、晩酌をよすのに特別の努力は必要としなかったが、

気がついてみると半年が経っていた。… 経済の方は一向に改善しないのだが、… 資本としての身体(からだ)の方に、… こちらに少なからずの変化が出て来たのである。予期しない展開。それをここで書いておきたくなったのだ。


体重が激減していた。― 最近は、地元で、生ビールやラーメンを頻繁に食すことが無くなったので、体重は68kg程度に保たれていたが、… それが、63~64kgになったのである。63~64kgというと、身長(m)×身長×22 が理想体重というが、それに近くなっていたのだ。ただ、農業は力仕事をする。『これでは力が出ねぇ~』と思ったのである。

ウエスト、というよりへそ周りは、― 86cmから81cmになった。ズボンを穿いてベルトを締めると、ズボンのウエスト部分があまってしまって、しわが寄った。するとズボンのホックが機能せずに外れてしまった。微妙に気持ち悪さを味わうことになった。

消化器官も改善されたようである。― 朝のトイレだが、快便なのである。すばらしいのだ! 太く長く光沢があり? (もとへ)光沢はない。良好に胆汁色に着色されているうんこが出ている。洋式トイレなので、便器の中には水が溜まっている。うんこは、水に溶けることなく、理想的な比重を持って動きを止めて存在しているのである。思わずインスタグラムにUPしたくなったのだ。

実はこれまで、ピロリ菌を疑っていた。その心配が皆無になってしまった。… 毎日の飲酒の習慣が、消化器官の働きをだいぶ阻害していたようである。

このことは逆に、たとえば、便秘の人が飲酒の習慣をうまく使えば、改善する方法を見つけられるかも知れない。


改善しないものもあった。血圧である。最近、血圧が高めなのである。それが改善するかと期待したが、ダメだった。

逆に興味が湧いてきたのである。アルコール摂取のコントロールが、ぼくの身体に劇的変化を及ぼした。血圧も、何か、劇的に変化させる方策が日常生活の中に隠れているのではないか? … これは、健康の追求というよりも、アスリートがたえず上達をめざして反復練習をするように、血圧のことも練習をするようにして、変化を見たくなったのだ。… もちろん、高血圧が本当に健康を害するもの、つまり病気なのか? という、基本的な疑問も含めてである。


さて、これを書いているのは12月28日だが、先々週に、週3回の忘年会があった。さすがに体重、ウエストともに2ポイント増えてしまった。



[シン・ゴジラ] '17.12.19

昨年のことである、庵野秀明(あんの ひであき)監督による「シン・ゴジラ」が公開されたのは。ぼくはその映画を、映画館でみたくてみたくて仕方なかったのである。しかし、実現しなかった。

ところが、2年も経たないうちにテレビで放映された。2017年11月12日。VTRに録ったのは言うまでもない。


映画館での公開の前後、評論家たちは概(おおむ)ね高い評価をしていた。実際みてみると、やはり想像以上に秀逸な作品だった。

… 俳優は早口で、セリフの数も多かったが、聞き取れずに苦痛を感じることはなかった。… ゴジラもよくつくられてた。ゴジラに新しい形態や能力が与えられていたが、監督にするとかなりの冒険だったろうが、多くの観客はその冒険を許容しただろう。


庵野監督はおそらく、このゴジラ作品とは関係なく、かなり前からゴジラの躯体をどのように動かし、どのような角度から撮ればよいのか、撮りたいのか、すでに煮詰めていた。そんな感じを受けたのだった。


簡単にスケッチしてみた。… ゴジラが背を向けて、踏ん張った形で熱線を振りまくシーンである。… ぼくは、過去に同じシーンを見たことがあるのである。… なんの映画のシーンだったろうか? それは、熱線とゴジラの動きがなめらかでなく、あたかもカット割りのように動くシーンのことで、それに酷似したものである。… SF作品だとは思うが、… それが「原風景」的に、ぼくの記憶の底にあるのだ。… なんの作品だった思い出せない。「風の谷のナウシカ」に出てくる巨神兵の熱線のシーンだったろうか? … ちがう。… 「地球の静止する日」だったろうか? … とにかく、庵野監督もぼくが持っている原風景と同じ原風景を持っているのではないか? それをゴジラに使った。そんな妄想をしたのだ。



[クワガタ] '17.11.11

10月29日、台風22号が房総半島近くの海上を通り過ぎて行った。関東へ接近する前、台風は前線を刺激して関東に大雨を降らした。翌日30日には吹き返しの風が吹いた。この強風を気象庁は木枯らし一号と認定した。

風もやんだ31日、台風は庭に枯れ葉と枯れ枝をたくさん落としていたので、掃除をした。そのときである。

もそもそ動いている小さな黒い物体を発見したのだった。… クワガタだった。


コクワガタ。体長3cmぐらいの小さいクワガタだ。


クワガタを見るのは久しぶりだった。昔は、たまに、夜になると部屋の光に誘われて、ノコギリクワガタなどが飛んで来ていたのだが、… もちろん今の時期ではなく、夏のことだが、… 最近は出現が皆無だったのである。



[リベラル政党について] '17.10.22

NHKのニュースは「自民過半数確実」と伝えた。平成29年10月22日、衆院の選挙があって、今夜は、有権者がその結果をテレビやラジオで聞いているところである。

 ― 話は変わるが、台風21号がぼくの住む関東地方に上陸しようとしている。―


今回の衆院の解散では、選挙前に野党が分裂したりして、「与党を敗北に追いやる」どころではなくなっていた。

具体的には、民進党が分裂して、枝野幸男氏が代表になる「立憲民主党」が出来た。与党への批判票を一手に引き受けているようである。といっても、選挙速報では、すでに与党が過半数を獲得している。


今夜の(開票中での)テレビ出演で枝野氏は、『私は一度もリベラルであるとは言っていない』とい言っていたが、やはり、分類すれば枝野氏と彼の党はリベラルだろう。

国民から「保守」が支持されるのはわかる。しかし、リベラル政党は、なぜ支持を得られないのだろうか? もう少し支持を得てもよさそうではないか? 

国家の教育レベルが高くなればなるほど、支持はリベラルへ移行していきそうである。また、テレビやラジオのニュース番組に出てくる評論家や解説者の、保守政治への批判を聞いていれば、もっとリベラル政党への支持が広がってもよさそうではないか?


ぼくが考えるに、リベラル政党が支持されないのは、政党側の方が国民を信じていないからである。それが透けて見えるので、国民は支持できないのだ。

おそらく、リベラル政党の描く理想の世界は、スウェーデンなど北欧の国にみられるような、揺り籠から墓場まで、国民が安心して暮らすことができる国家像ではないだろうか。もちろん、高い教育も無償で受けられる。

その、リベラル政党の描く理想の世界だが、実現するには、どう考えても、公務員も増やすようだし、また膨大な国家予算を必要とする。… 増税しないと実現できない世界なのである。

現在日本に存在するリベラル政党で、増税を主張している政党はたぶん無い。そこが、先に書いた『リベラル政党は国民を信じていない』である。信じていないから、『増税をします』と本心を言えないのである。


リベラル政党が上記のようなことを国民にうったえれば、もっと支持は得られると思うのである。ただし、大きな政府にして公務員が多くなり、ギリシャみたいになってはいけない。ちゃんと予防策を打ち出しておかないと。また、「揺り籠から墓場まで」を保証する国家は、その国民は労働意欲がなくしてしまう。この辺の予防策もちゃんと打ち出しておかなくてはならない。


さて、リベラル政党は、高負担を強いる国家像を国民に示すことが、これから先できるだろうか? そんな勇気のある政治家が出現するだろうか? ちゃんとしたリベラル政党が出現したら、国民の意見は集約されて、好ましい二大政党へ向かえるかも知れない。


リベラルの台頭にはまだ高いハードルがある。人権を無視することができない政党なので、いずれEUのように、多数の移民を受け入れるような政策を打たざるを得なくなるかも知れない。こうなると、ナショナリズムをひどく刺激することになる。



[ポジショントーク] '17.10.14

ぼくは、テレビやラジオのワイドショーを含めたニュース番組を毎日のように見ている。見ているうちに番組に出てくる評論家や解説者たちに意見がしたくなったのである。

政治を語るときはポジショントークをしてもらいたい、というのがそれである。つまり、自分はどこの政党を支持しているか、明らかにしてから語ってもらいたいと、要求したいのだ。

そうすれば、… 視聴者は、自分の好みの解説者が支持している政党に興味を持つはずである。視聴者の多くは無党派だろう。その視聴者が入党しなくても、支持政党を持てば、… 政治にとって、あきらかに良い結果を生む。

これまでは、政党は外部からの批判によって政策や規範を修正してきたが、内部に無党派層をかかえれば、内部からクレームや批判が大量に上がってくる。すると、政党はよりパブリック的になってくる。… ならざるを得ない。… 畢竟、集約され、政治が好ましい二大政党へ向かえるかも知れない。


評論家や解説者がポジショントークをすると、評論家や解説者にとっても好ましい影響が出てくる。評論家や解説者たちが番組のセットの椅子にレギュラーとして毎回座れるということは、例えばテレビ局から、高額な報酬を得るわけである。評論家や解説者たちが高額な報酬を得ることが目的ならば、政党支持の表明などせずに、適当でもっともらしいコメントをしていれば、長く同じ番組の椅子に座れて、それが実現するわけである。

ひとたび、支持政党を表明して臨めば、評論家や解説者たちは、強い緊張感を持って放送局のスタジオの、セットの椅子に座ることになる。対立する政党支持者からクレームが来たり、ときには命を賭けることになるだろう。また、いつも同じ顔の解説者など、いなくなるかも知れない。

これこそ、テレビやラジオのワイドショーを含めたニュース番組が、将来に良い政治をつくっていく一助になり得ると思うのである。というより、番組が面白くなって、テレビ局やラジオ局の衰退が緩やかになるかも知れない。



[番組に出てくる評論家やタレントさんについて] '17.10.9

さて、ぼくは、テレビやラジオの、ワイドショーを含めたニュース番組を毎日のように見ているのだが、… とりわけ政治の話題について、… そこで発せられるコメントを聞いていると、番組に出てくる評論家やタレントさん、それにインタビューに応じる政治家の多くに不満を持ってしまうのである。

どこに不満を持つのかというと、
・ 代案を提示することなく政府を批判している人がいる。
・ ベネフィットとか、ステークホルダーとか、エスタブリッシュメントとか、難しい用語を使って話す人がいる。
・ 議員のことば尻を捉えて攻撃する人がいる。
・ 政策論より議員の疑惑や不倫の話題に熱くなる人がいる。… 自ら取材して裏付けを取るのではなく、大衆誌などからニュースソースを得てコメントする。 …  同じコメントをする者がたくさんいるにもかかわらず、やはり重ねて同じ感想を言いうので、テレビやラジオ全体で巨大なひとつの妄想を生み出してしまう。確信犯的にその片棒を担ぐ人がいる。
・ 日本が国際問題などに巻き込まれているとき、解決策を示さずに、『冷静な対応が求められます』と言ってコメントを締める人がいる。


上記で、『ベネフィットとか、ステークホルダーとか、エスタブリッシュメントとか、難しい用語を使って話す人がいる。』と書いたが、… ちなみに、ぼくは難しい言葉は使わない。対立する概念や主張も、平易な言葉でうまいことアウフヘーベンできる自信があるのだ!



[覚醒の酒] '17.9.18

深夜にテレビをつけていると、興味を引く会話が耳に入って来た。映像を見てみると、イチローズモルトのことをやっていたのである。

イチローズモルトと言うのは、すでに、かなり有名になっているが、秩父でウイスキーを作っている酒造会社のことである。


番組は、フジテレビの「トーキングフルーツ」というもので、古舘伊知郎氏が司会をやっている。古舘氏が秩父を訪れて、酒造主、酒造家の肥土伊知郎氏に話を聞く内容になっていたのだ。【2017年9月12日(火) 24:35~25:05放送】


… 突然ですが問題です。肥土伊知郎氏の肥土は、なんと読むでしょうか?


以下、VTRを録ってある訳ではないので、番組の内容からは脱線している。

その古舘氏と肥土氏の談話の中で、肥土氏によって、興味深いうんちくが話されたのである。

ウイスキーは覚醒の酒だという。

ワインや日本酒は飲むと眠くなるが、ウイスキーは眠くならない。ウイスキーを飲みながら本が読めると言うのである。

そんな話を聞くと、試してみたくなるではないか!


もうひとつ、ウイスキーに少量の水を加えると、だんぜん香りが立ってくる、というのだ。… それは、グラスのウイスキーにスポイトで水を垂らすようなイメージだが、… ウイスキーの中にぎゅぅーと閉じ込められていた香りが、水によって解放されるというのである。(水を垂らすことで香り成分が気液界面に上昇する。) … これも試してみたくなったのである。



[パルメザンチーズ] '17.9.16

酒の肴にチーズがあるとうれしい。そのチーズだが、パルミジャーノ・レッジャーノとパルメザンチーズとが同じものであることを最近になって知った。パルミジャーノ・レッジャーノがイタリア語( parmigiano reggiano )、対してパルメザンチーズは英語なのだそうだ。この知識は最近、テレビや新聞で得たものである。


パルミジャーノ・レッジャーノは、認知度は高くはないかもしれない。パルメザンチーズの方は誰でも知っている。ミートソーススパゲティにかける粉チーズがそれだからである。

ぼくが、パルミジャーノ・レッジャーノとパルメザンチーズが同じものであるということを知らなかったのは、ぼくにチーズの知識が無かったということもできるが、それだけではないと思う。

チーズの製造所の責任もあると思うのである。なぜなら、ぼくの「舌」に同じ味であることを認識させなかった、その責任はあると思うのである。


さて、本題だ。 粉チーズで有名なのは森永乳業のものだが、… 黄色いフタと緑色の筒状の容器でできた商品である。… その家庭での必需品的商品が、近い将来、パッケージにパルメザンチーズと明記できなくなりそうなのだ。○○産パルメザンチーズとかパルメザン風チーズとかもダメ。


日本、EU間で経済連携協定(EPA)が発効されると、産地ブランドを保護する地理的表示(GI)が適応されるからである。

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「パルミジャーノ・レッジャーノ」は、定められた製法で、かつ北イタリアの特定地域で作られ、1年の熟成期間を経て、形や色、艶、空洞がないかなど検査し、国の認定を受けたチーズのみが「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができる。
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森永乳業が販売している粉チーズは、アメリカでパルミジャーノ・レッジャーノと同じ製法で作られているチーズを使っているという。

ぼくの舌では、粉チーズのパルメザンチーズとパルミジャーノ・レッジャーノが同じ物とは判定できないし、… 色々考えると、… 粉チーズの名称を変えるのは仕方ないことだと思うのである。

たとえば、日本の農産物やその加工品を輸出して、それがヒットしたとする。当然、現地でコピー品を生産する動きが出てくるだろう。その場合、日本の輸出品が特別なものならば、その名前を保護して欲しいと、要求したくなるだろう。その感情と同じ理屈からである。


ここで取り上げた、森永乳業の粉チーズが商品として価値がないと言っている訳ではないので、誤解のないように!



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