sumi-Cノート <excerpt> ふふふ、ついにそのときが来た。 ウイスキー、とりわけスコッチウイスキーの味を知りたいと思っていた。それが、ようやくここで実現する。
… 続き
(52) 今週の出来事 2019年9月~12月
[スコッチウイスキー9] '19.12.28
[スコッチウイスキー8] '19.12.27
[スコッチウイスキー7] '19.12.26
[スコッチウイスキー6] '19.12.25
[スコッチウイスキー5] '19.12.24
[スコッチウイスキー4] '19.12.23
[スコッチウイスキー3] '19.12.22
[スコッチウイスキー2] '19.12.21
[スコッチウイスキー1] '19.12.20
[ C-2輸送機] '19.11.25
[ラグビー日本代表に思ったこと] '19.11.16
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[スコッチウイスキー9] '19.12.28
ザ・マッカランの空になったボトルを見ると、ラベルに何やら長文が書かれている。「Weblio 辞書」という翻訳サイトを使わしてもらって、翻訳してみた。一部、名詞などの英語を、こちらでカタカナに手直ししたが、訳を創作してしまってもいけないので、意味が通っていなくても、そのまま載せることにした。
まずは裏ラベルから、
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The
MACALLAN
HIGHLAND SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
The Macallan Sherry Oak 12 years old reveals the unrivalled commitment to the mastery of wood and spirit for which The Macallan has been known since it was established in 1824.
When matured exclusively in Oloroso sherry seasoned oak casks from Jerez, Spain, our rich, fruity and full bodied 'new make' spirit is transformed into a classic single malt.
The sherry seasoned oak cask delivers a rich and complex single malt characterised
by spice and dried fruit flavours.
ザ
マッカラン
ハイランド シングルモルト
スコッチウイスキー
12年 マッカラン シェリー・オークは、それが1824年に確立された時から、マッカランが知られていた木と精神の把握に、ライバルがいない関与を示します。
ヘレス、スペイン、我々の富からオロローソ・シェリーだけで慣れたオーク樽を成熟させたとき、フルーティで力強い『新しい製造』精神は古典的な一つのモルトに変わります。
シェリーよく乾燥したオーク材樽は、特徴を描写される豊富で合成の一つのモルトを届けます
スパイスとドライフルーツ味によって。
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DISCOVER MORE AT
WWW.THE MACALLAN.COM
PLEASE ENJOY RESPONSIBLY
より多くを発見してください
WWW.THE MACALLAN.COM
責任をもって楽しんでください
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DISTILLED AND BOTTLED BY
THE MACALLAN DISTILLERS LTD.
EASTER ELCHIES CRAIGELLACHIE SCOTLAND
蒸留されて、そばにビン詰めにされます
MACALLAN蒸留酒製造業者LTD。
復活祭のELCHIES CRAIGELLACHIEスコットランド
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以下は表のラベル。
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The
MACALLAN
HIGHLAND SINGLE MALT
SCOTCH WHISKY
12
YEARS OLD
SHERRY ORK CASK
MATURED EXCLUSIVELY IN HAND-PICKED
SHERRY SEASONED OAK CASKS FROM FROM JEREZ.
SPAIN, FOR RICHNESS AND COMPLEXITY
厳選されて中でだけ成熟します
シェリーは、ヘレスから数樽にオーク材を乾燥させました。
スペイン(豊かさと複雑さのための)
700ml e
NATURAL COLOUR
PRODUCT OF SCOTLAND
alc.40% vol.
700ml e
自然の色
スコットランドの製品
alc.40% vol.
[スコッチウイスキー8] '19.12.27
ぼくは毎日晩酌をしている。だから、酒類には若干の興味がある。その割には、酒類のことを知らずに来ていた。
… どういうことかと言うと、どのようにして穀物から酒を造るのか? よく知らなかったのである。そこで、少し調べてみることにした。わかったことを整理して書いておくことにする。
ぼくは、かつて、単純に、穀物を蒸してそれに酵母を振りかけ、あと適当にお湯でも加えてスープにすれば、アルコール発酵するだろうと思っていたのである。 … しかし、酒をつくるには、もう少し手間が必要だったのだ。
調べてみて、わかったことである。
穀物を分解して、アルコールをつくるには、実は、生物由来の「二つのもの」が必要だったのだ。 … ぼくはこれまで、穀物を分解するものは一つだと思っていた。
調べてみると、穀物は、ウイスキーの場合は麦だが、… 穀物は、そのまま酵母を加えてもアルコール発酵しないことがわかったのである。
穀物はデンプンなのだが、デンプンの状態では酵母菌は働くことができない。アルコールをつくることができないのだ。
酵母菌を働かすには、穀物を「糖化」しなくてはならなかった。
穀物を分解して、ブドウ糖や麦芽糖にしなければならない。… そこで必要になるのが、「二つのもの」のうちの一つなのである。それは「酵素」。日本酒の場合は「麹」。
「麦の芽」にはデンプンをブドウ糖(グルコース)や麦芽糖(マルトース)に分解できる酵素があるという。ウイスキーをつくるのに麦芽とか麦芽の乾燥とか出てくるのは、この部分である。
ご飯を食べると口の中が甘くなってくる。これは、唾液の酵素が米を麦芽糖(水飴の主成分)に変えているからである。糖化だ。
さて、麦が甘いスープになってからの話だ。そうなってはじめて、アルコールをつくる作業に入れる。… 「二つのもの」のもう一つ、すでにこの書き込みに登場しているが、ここでようやく「酵母」の出番になるのだ。この糖化したスープに酵母菌を投入するとアルコール発酵がはじまる。日本酒の場合はそれを、「酒母」あるいは「酛(もと)」と呼ぶ。
「二つのもの」 = 酵素 酵母
アルコール入り有機スープが出来上がってからの話。
ウイスキーは蒸留酒だが、アルコールの混じったスープからアルコールのみを抽出する方法が、やはりわからなかった。しかし、調べてみると意外とこちらは簡単だった。「蒸留」するには、スープの入った釜を加熱すればよかった。アルコールは水分より早く気化するので、容易に分離することができるのだ。
[スコッチウイスキー7] '12.12.26
ボウモアのことだ。このスコッチの蒸留所は、製造行程などにある伝統的なものを頑(かたく)なに守っているという。
このことについては、サントリーが輸入業者になっていて、サントリーのホームページの「ブランドサイト」を見てもらえれば、そこにかっこよく書かれている。
多くの蒸留所は、泥炭(ピート)の採掘や乾燥麦芽を作る作業を専門業者に任せているという。… それに対して、ボウモアの蒸留所は自ら泥炭を掘って燃料に使い、麦芽を乾燥させるのも自前でやっていというのだ。
ピートを燃料として麦芽を乾燥させると、スモーキーな香りが付く。それをボウモアは伝統的な手法によってやっている。だから、ボウモアのスモーキーなテイストを、口の中が煙っぽくなるなどと不満を言っている場合ではない。おそらく経済性よりも伝統の味を優先した経営をしているのだ。リスペクトしながらボウモアは飲むべきなのである。スモーキーさが口になじむと、その味の虜になるらしい。
[スコッチウイスキー6] '19.12.25
ネス湖の曇りの日は、辺り全体がモスグリーン色とか灰色になって、ひどく寒々しい景色になってしまう。… 光が足らないのだ。なにしろ緯度的には、カムチャッカ半島と同じぐらいなのである。しかし、環境的には、北関東あたりの気候と変らないという。メキシコ湾流からつながる暖流が流れ込んでいるからだ。
スコットランドの産業って、いったい何だろうか? … けっこう北海油田で潤っているらしい。今は IT産業に力を入れているという。スコッチウイスキーも、その蒸留所が100余りあるというから、大きな輸出産業である。
あと、作者の出身地はイングランドだが、ハリーポッターのイメージになっているのがスコットランドである。エディンバラ。エディンバラの観光案内を見てほしい。建築において、日本人からすると別世界が開けている。作者は「エレファントハウス」という店の中で執筆していたという。
[スコッチウイスキー5] '19.12.24
ボウモアとマッカラン、2つの銘柄の酒蔵がどこにあるのか? 地図で見ていこう。ちなみに、酒蔵のことを、ウイスキーの場合、蒸留所と呼んでいるようだ。
グレイトブリテン島とアイルランド島
スコットランド
ボウモアの蒸留所はアイラ島( Islay島)にある。マッカランの蒸留所はハイランドの中のスペイサイドというエリアにある。スペイ川河畔に蒸留所群があって、その中のひとつになる。
[スコッチウイスキー4] '19.12.23
ボウモアを飲み終わったので、 … 3種を一篇に飲んだ第一日目にだいぶ減らしてしまったが、ボウモア3~4日で飲んでしまった。手に入れていたのは 350mlだったが、700mlを買っておけばよかった。 … ボウモアを飲み終わったので、マッカランの味見をはじめる。
『想像していたスコッチウイスキーの印象を大きく変えるものだった。』 と、先に書いたが、… ぼくは特別、ウイスキーが好きというわけではなかった。だからスコッチウイスキーも興味をそそられることはないだろうと考えていたのである。
ところがマッカランを飲み始めてみると、その考えは一変した。想像以上に旨かったのだ。この酒にほんの少しの水を加えて飲むと、完璧な飲み物になってしまった。
… これならぼくの嗜好品として毎日飲んでも大丈夫そうである。ウイスキーに「晩酌」という言葉は似合いそうにないが、仮にマッカランで晩酌を始めたとしたら、晩酌としてのビール、日本酒をいつしか忘れてしまうのではないか、そんな感覚に襲われるほど、この酒は旨かったのである。
マッカラン、甘いのである。蒸留酒に糖分が混じるはずはない。つまり、甘さは、蒸留時に混じる不純物とか、熟成時にエタノールに浸透してくる樽の成分とかの微量のものが、そう感じさせるのだろうが、… この部分が人々を虜にしている要素なのだろう。
スコッチウイスキーの中で、マッカランのマッカランたる味の所以(ゆえん)については、 残念ながら、ボウモアと同じように、舌の未熟さゆえに、その核心部分は表現できない。
[スコッチウイスキー3] '19.12.22
さて、第一日目、3種のウイスキーを一篇に開封して試飲する神聖な儀式は終わった。翌日からは、一つの銘柄をじっくり味見する作業に入る。最初、ボウモアから始める。
「うまい酒だ」と、なかなか評価しずらいところがある。それ以上に「くせ」のある酒である。この匂いとこの味、何だろう? 何に例えられるだろう。口に含んだこの酒を、ぼくの脳は、その記憶の引き出しを片端から開けていくのだが、ヒットする資料にいき当たらない。… ぼくのウイスキーに関しての臭覚、味覚の経験不足である。
ともかく、ボウモア、味の探索をしているうちに、飲みすぎてしまう酒である。
[スコッチウイスキー2] '19.12.21
12月の某日の夕方から、頃合いがよかったので、味見を実行する。
グラスを3つ用意する必要があったが、同じグラスにした。
撮影のあとになってしまったが、
念のため、ポストイットの一番小さいやつを
グラスの下のほうに貼って、そこに銘柄を書いた。
他に、ミネラルウォーターを入れた大き目のグラスと
ストローを用意した。ストローはスポイトの変わりだ。
まずは山崎から、… 開封する。
いかんせんボトルが小さいので、香りはあまりしなかったのだが、グラスに注ぐと、ぼわーっと香りが飛び出してきた。甘い香りである。バニラ、メイプルシロップ、蜂蜜などを使った食品の匂いだ。… ウイスキーってこんなに甘い香りのするものだっけ? もっと、きりっとした匂いだと思っていたのだ。
味はというと、未知のものではなかった。これまで記憶しているものに、豊かな膨らみと甘さが加わった感じだ。
スポイト代わりのストローで水を加えてみた。閉じ込められていた香りが解放されるというのである。… あまり違いは感じなかった。
ボウモアを開けてみる。キャップが面白い。中がコルクになっている。(おお、高級感。)
山崎ほど甘い香りではない。ウイスキー自体の香りに混じって、明らかに違う匂いがある。こちらは初めて嗅ぐ匂いだった。(なんだろう、この匂い?)少し考えてみたが、例える匂いがなかった。特別、品のある匂いではない。… 誰かが正露丸の匂いがする、といっていたのを思い出したが、ぼくは正露丸の匂いを忘れてしまっている。
味については、やはりボウモア独自の味がする、と評価するしかなかった。しばらくすると、口の中が煙っぽくなってきた。… スモーキーどころではない。タバコを吸うと煙の粒子が口の中にへばり付く感覚があるが、若干そんな感じもある。
話によると、この酒、潮の香りや塩分も感じるという。それはぼくには判らなかった。… ボウモアの蒸留場は、アイラ島というスコットランドの西側の島の、海辺にあるという。
最後にマッカランを開けてみる。「すてき!」普段使わない形容の言葉が出てきた。山崎ほど香りも立たないし、ボウモアほど刺激的成分もない。ボウモアが個性的だったので、直後に飲んだマッカランをおとなしく感じてしまったようだ。ストレートで飲んでもあまり唇や口内が痛くならないような、そんな感じの酒だった。
マッカラン。想像していたスコッチウイスキーの印象を大きく変えるものだった。良い意味でである。 700ml 6,340円也。
[スコッチウイスキー1] '19.12.20
ふふふ、ついにそのときが来た。
ウイスキー、とりわけスコッチウイスキーの味を知りたいと思っていた。それが、ようやくここで実現する。ぼくはこれまで、2千円前後の日本のウイスキーは、もちろん飲んだことがあるが、スコッチウイスキーは飲んだことがなかったのだ。
以前、バーボンウイスキーに関心を持って調べてみたことがあった。そのとき、次はスコッチウイスキーだろうと、義務のように思っていたのである。
味見をするのに3種の銘柄のウイスキーを揃えた。揃えたのは、山崎の12年。それからボウモア12年、マッカラン12年である。この3種のウイスキーは、「シングルモルトウイスキー」と呼ばれているものである。この3本のボトルを一気に開封して味見しようという試みだ。
ぼくの舌に基準を設けなくてはならないので、そこで、日本の山崎12年を手に入れた。おそらく基準になるに違いないと考えたからである。
山崎はミニチュアボトルと呼ばれるもので、内容量50mlである。
その山崎をネット通販で2本購入した。1本では運賃が発生してしまうから、
それに、後日の飲み返しでの味見も考えて 100mlは欲しかったのだ。
1本 1,598円也
[ C-2輸送機] '19.11.25
忘れないうちに書いておこう。 11月10日のことである。庭にいたとき、航空機のエンジン音が聞こえてきた。軽い音である。聞いたことのないものだった。
空を見上げてみると、初めてみる機体がそこにあった。
航空自衛隊の C-2輸送機だった。C-1輸送機に代わる新型である。入間基地から飛び立ったものだろう。配備が始まったのだろうか?
[ラグビー日本代表に思ったこと] '19.11.16
外国人にも「もののふ」がいたのか! と思った。
もちろん、もののふとは武士、武者、つわもの(兵)のことである。ラグビーには外国籍でも日本のチームに入れるルールがある。… すばらしルールではないか。
また、外国籍の選手が「日本のために戦ってやる」と決断すること自体も、すばらしい。
ラグビーに限らず、日本に有益なものをもたらしてくれる外国人を国内に招き入れて、… 可能なら日本国籍を取得してもらう。これは歓迎すべきことである。
話は変わるが、
… トランプ大統領と白人の憂鬱は、米国のそれほど遠くない将来、白人がマイノリティーになってしまうことである。とりわけ、ヒスパニック(中南米系の人々
= スペイン語を話す)の人たちの米国への流入が激しい。いずれ、黒人の人も含め米国の人口は有色人種が支配的になってしまうだろう。
有色人種の彼らが米国籍を取得すると、選挙において支持するのは民主党になりそうである。人権を無視できない政党だからだ。
こんな話を聞いたことがある。 ヒスパニックとか黒人とかがちょっとでも悪いことをすると、警察は、彼らをすぐに逮捕して、前科を付けてしまうという。前科を付けると選挙権を無くせる。 ← ほんとかどうかは調べていない。
日本も現在、多くの外国人労働者を必要としている。将来、外国をルーツとする日本人が多くなるだろう。その場合、先住民は、つまり昔から住んでいる日本人は、上記の米国の指導者と白人のような気分にならないだろうか? 対岸の火事的に眺めている場合ではないだろう。… 価値観のパラダイムシフトに対してステレオタイプを脱することが、我々先住民にできるだろうか?