sumi-Cノート <excerpt> 70年代に活躍したスウェーデンの4人組ポップグループ、ABBAだが、アグネッタの声がすばらしいのだ。 … 続き
(54)今週の出来事 2020年5月~8月
[幼児がトラクターに手を振ってきた] '20.7.26
[スコッチウイスキー15-3] '20.6.24
[スコッチウイスキー15-2] '20.6.23
[スコッチウイスキー15-1] '20.6.22
[ABBA 2] '20.6.19
[ABBA 1] '20.6.18
[危なくヘビを轢きそうになる] '20.5.21
[ホームラジオ2] '20.5.13
[ホームラジオ1] '20.5.12
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[幼児がトラクターに手を振ってきた] '20.7.26
先日のことである。ぼくはトラクターで畑をたがやしていた。
この畑の隣には川が流れている。今は護岸工事が施されてしまっていて、味気のない河川になっている。その川にはフェンスが設置されていて、中に入れないようになっている。そのフェンスと畑との間には、舗装のされていない、つまり砂利道がフェンスに沿ってある。
この砂利道は農道のようなもので、めったに車は通らない。だから、近隣の住民にとっては恰好の散歩道になっている。作業中のトラクターが道の方へ向きを変えたとき見えたのだが、まだ幼稚園にあがる前の子供だろう、父親と一緒にこちらを見ているのである。幼児が巨大でディーゼルエンジンを唸ならせているトラクターに興味を持ったようである。立ち止まって砂利道からずっと見ているのだ。
しばらくすると、父親に促されたようで、手を引かれて帰るところだった。
幼児は父親の手を振り切って再び立っていたところにもどって来て、こちらに手を振ってきたのである。ぼくというより、トラクターに手を振ってお別れのあいさつをしたのである。
ぼくも手を振ってやった。父親も協力すいませんという意味で軽く頭をさげてくれて、そして帰っていったのだった。
さて、この出来事の、あとになってからの反省である。
幼児がお別れの手を振ってくれたとき、ぼくも手を振っのだが、… なんでそのとき気が付かなかったのだろうか? 挨拶の方法として、トラクターのヘッドライトでパッシングをしてあげるべきだったのである。連続2回のパッシング。… そうすれば完璧にかっこよかったのだ。幼児もトラクターに挨拶されて、思い出に残る出来事になったはずである。
幼児にとって、それがうれしさの原風景のようになっていて、彼が気が付いてみると農学部で博士号を取得していた、などということになっていたかも知れないのだ。
[スコッチウイスキー15-3] '20.6.24
[スコッチウイスキー15-2] の書き込みで終わりにするつもりだったが、まだ少し気になることがあった。そこで、ネットを使って調べてみた。もちをんハイランドパークのことだ。二つばかりわかったことがあったので、追記しておく。
ハイランドパークの名前の由来は、… ハイランドパーク蒸留所はオークニー諸島のメインランド島にあるのだが、高台に造られているという。それが由来だそうだ。ハイランド地方とは関係なかった。
「スモーキーさの中にヘザーハニーと呼ばれる甘いピートの香りがある」 ハイランドパークの売り文句だ。そのヘザーのことだが、… フロアモルティングという大麦麦芽を乾燥させる工程があるが、その熱を得るのにピート、つまり泥炭を使う。その泥炭自体が、ヘザー(ヒース)が堆積してできたものだというのである。寒冷地に繁殖する植物のことだ、泥炭層を形成するには想像を絶する年月を必要としただろう。… なるほど。それで上記のような売り文句になるのである。
麦芽=モルト Malt
[スコッチウイスキー15-2] '20.6.23
テイスティングだ。 香り、… 良い。
味の方は、… きつい! ひどくきつい味だ。 口の中がとげとげしい。 … これだとノンエイジのウイスキーとかわらない。スコッチウイスキーの洗礼を受けた感じである。「スコッチはそんなに甘くないぞ!」と。
ストレートに近い濃度でテイスティングしているが、液体を嚥下して口内からウイスキーが無くなったころ、舌の周囲にスモーク感が出てくる。… これはボウモアと同じだった。
トワイスアップで飲んでみても、やはりきつかった! 大人の味?
… 「大人の味」と表現するのはおかしいか? その反対に「子供が飲める味」はないだろうし、
このハイランドパーク、アイラ島にあるボウモアと同じように、昔ながらの製法で作っているらしい。… 残念ながら、口の中が痛くなるほどきつくて、潮の香りとかを、感じる余裕はなかった。
ハイランドパークの説明には「スモーキーさの中にヘザーハニーと呼ばれる甘いピートの香りがある」というのがあるが、「ヘザー」とあるから、「フェザー」つまり、羽毛の香りがするのか?
と思ったが、… 調べてみると、ヘザーは「ヒース」のことだった。ヘザーでもヒースでもイギリス北部の荒れた土地に群生するエリカ属の植物のことだった。ピート(泥炭)が、その植物の花の蜂蜜の香りがするというのである。
グレイトブリテン島とアイルランド島
スコットランド
再び地図をUPしたこともあり、ついでに記しておくが、…
「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝が、スコットランドのどこで、スコッチウイスキーの味を彼の鼻と舌に覚え込ませたのか?というと、… 興味を持ったので調べてみたのだが、…
彼の留学先は、キャンベルタウンやエルギン(= Elgin)だった。エルギンはスペイサイドの海沿いにある町である。
[スコッチウイスキー15-1] '20.6.22
さて、スコッチウイスキーを知る試みシリーズは、今回で終了だ。
最後にもう一本、特定銘柄のウイスキーを飲んでみたかったのである。… 昔、テレビで旅行番組をやっていた。もちろんスコットランドがロケ地である。まだ明るい時間帯に、ショットバーのような店で、女性リポーターがウイスキーをお任せで頼んだのである。店主から「ハイランドパーク」を勧められた。… いかにも旨そうだったのだ。
「ハイランド」、ぼくには魅力的な響がある。こちらも昔のことだが、「ハイランダー 悪魔の戦士」という映画を観たことがある。超能力者が出てくる官能的で暴力シーン満載の作品だった。ぼくはあまり暴力シーンは好まないのだが、映像が美しかったのである。… リアルな映像に挿入される特撮が破綻をおこしていないのだ。… ハイランダーとは、おそらく、… 勝手な解釈だが、スコットランドのハイランド地方に住んでいる人のことを言うのだろう。標高の高い、痩せた辺鄙(へんぴ)な土地に住んでいる住人のことだと思うのだ。クリストファー・ランバート主演。
それらの記憶が鮮明にあることから、ハイランドパークを飲んでみたかったのである。… しかしながら、そのウイスキーと蒸留所の名前が、ハイランド地方やハイランダーに由来する訳では、どうやらなかったのである。なぜならこのウイスキーの蒸留所は、スコットランド最北のオークニー諸島という島にあるからだ。
そしてハイランドパーク12年を取り寄せたのだった。近所の酒店には置いてなく、ネットで注文することになった。ハイランドパーク12年はボトルがリニューアルされてしまっていた。旧ボトルを少し前に近所の酒店で見たことがあったのだが、… 予算が出来たので買おうと思ったときにはすでに無かった。… ウイスキー業界、まったりとした時間が流れていそうだが、意外と短期に変化しているようである。おそらく中国の台頭などで、需給の変化が激しいのだろう。… 仕方なく、新しいボトルの方を手に入れた。「バイキングオナー」と副題が付いてしまっている。
[久しぶりにABBAの楽曲を連続して聴く 2] '20.6.19
さて、今回の書き込みの本題である。
70年代に活躍したスウェーデンの4人組ポップグループ、ABBAだが、アグネッタの声がすばらしいのだ。少年少女の声帯を失わずに大人になれたのだろうか?
特別セクシーな声ではないのだが、裏声を使わずに、どこまでも高音が出るのだ。とにかく唯一無二の声なのである。
そこにフリーダのハモリが加わわると、はじめてABBAになる。ミキシングの妙もあるのかも知れないが、空間がビリビリ震えるようなハモリになる。
アグネッタとフリーダのハーモニーに女性のバックコーラスなどが加わると、それはもう讃美歌やゴスペルのような、敬虔な宗教音楽のようになる。
… 就寝前に、もう1ヶ月以上ABBAの曲を You Tube で聴いている。飽きないのだ。さすがに気持ち悪くなることもなくなった。
ぼく自身、ABBAを懐かしんで聴いている、と思っていたのだが、それは最初だけで、あとはどうやら違っていた。現在の自分がABBAの音楽性を新たに発見している。
そういえば、ABBAについては、「グレイテストヒッツ」だったか?そんなタイトルのカセットテープをひとつ持っているだけだった。つまり、当時、ABBAに夢中になっていた訳ではなかった。現在の方がよっぽどABBAに興味を持って聴いて、… いや、You Tube だから視聴していたのである。
雰囲気だけだが、…
You Tube での映像を静止させて、
写し取らせてもらった。
アグネッタとフリーダだけ、
参考にした映像 = コスチュームは、
ABBA Special TBS '78 とあるから、
日本での収録のようだ。
[久しぶりにABBAの楽曲を連続して聴く 1] '20.6.18
4月から6月は、地域のつき合いでも、仕事上のつき合いでも、役員の改選等があるのでかなり忙しくなる。たとえば総会が開かれると懇親会もセットなので、結構ハードな一日を過ごさなくてはならない。それが毎週のように続くのだ。
ところが今年は異変が起きている。その習わしがまったく無いのだ。あらゆる団体が息をひそめている。
個人的にも、夜など平日休日にかかわらず、外出することがなくなったので、つまり、自宅で夜を過ごす時間が多くなったのだ。過去に経験のない、いわゆるゆとりの時間が出来ている。
就寝前のことである。You Tube を見ていると、たまたまABBAが出て来たのだった。久しぶりにABBAの楽曲を連続して聴いてしまった。
ABBA。スウェーデンの4人組ポップグループ。70年代にヒット曲を連発した。アグネッタとフリーダの女性2人、ビョルンとベニーの男性2人のグループ。 ABBAの正式のロゴは、Bの一方が反対向きの文字になっている。
THE NAME OF THE GAME … CHIITITA … KNOWING ME, KNOWING YOU … TAKE A CHANCE ON ME … LAY ALL YOUR LOVE ON ME … Eagle …
ABBAの楽曲を、もちろん心地よいから連続して聴いたのだが、それと同時に、意に反して、なんだか気持ち悪くなって来てしまった。
わかるだろうか。
( ABBAを聴いていたあの時代へは、もうもどることは出来ない )
こんな感情が高まって来てしまったのである。… 郷愁とでもいうのだろうか? 過去へのノスタルジアとでもいうのだろうか?
… と言っても、その頃のぼくは青春を謳歌していたという訳ではない。貧乏だったし、古本屋で買った岩波文庫などを地味に読んでいた時代だったのだ。難しい漢字が出てくると、飛ばさないでちゃんと辞書で調べて読んだ。… たとえば『蝙蝠』。 (へんぷく?)。 辞書を引いてみるとコウモリのことだった、とか。
思い出したが、ABBAの楽曲 Dancing Queen などは、… その当時は「クラブ」ではなく「ディスコ」だったが、… たまに誘われて新宿や六本木のディスコへ行くと、よくかかっていた。… もっともぼくはダンスには興味がなかったので、フロアの隅で酒を飲みながら岩波文庫を読んでいたのだ。 ← 冗談だ。 大音量の音とミラーボールを使った照明は、読書ができるような環境ではなかった。
[危なくヘビを轢きそうになる] '20.5.21
5月17日は夏日のよい天気だった。その日の午後のこと、六尺幅の舗装道路を軽トラックで走っていると、… この狭い道の周囲は草むしていた。近くには竹林があったり、栗の木を植えてある畑があったりする。… 広い道路が見えてきた。広い道へ出る手前だったのでそちらに注意を払っていたのだが、視界の下のほうに黒いひも状のものがあった。 !?
ヘビ
ブレーキを思いっきり踏んだ。
ヘビを避けるためにハンドルも無意識に切っていたようだ。停止した前輪を支点に後輪が前に出ようと円を描いて、車が斜めになって止まった。もちろん、数センチのことだが、
セーフ
ヘビは大丈夫だった。のけようと車を降りると、人影に反応したか、来たほうへ引き返していった。引き返したところは、道沿いにある一軒家の舗装されたカーポートだった。ヘビは、次はどこへ行こうかと思案している。1m以上はあるアオダイショウ。アースカラーの緑色で、ピカピカと光っている。鱗(うろこ)がひどく美しかったのだ。
[ホームラジオ2] '20.5.13
そして手に入れた、新しいラジオを。
パナソニック FM/AM/ワンセグTV音声 3バンド ワイドFM対応 RF-U180TV-K ¥10,491円也。
外観はさすがに無駄がなく機能的になっている。各種調整は、ディスプレイの窓を見ながらするが、簡便だ。
作業場に RF-U180TV-K を設置し、そして電源を入れてみる。
各ラジオ局は視聴地域を選択するだけで、自動的にメモリーされるようになっていた。… すばらしい。
さて、期待の音質である。2020年のパナソニックの実力をみるときが来た。
ぼくは、この製品を、パナソニックのメルクマール的商品と理解したいし、パナソニックの技術者集団の、耳の洗練度を推しはかる製品としたい。… 出荷作業をしているぼくとぼくの家族を、陶酔の域までいざなってくれるはずである。
家族が TBSラジオを聞いているので、そこへチューニングして聞いてみる。
… ???
おかしい。音がこもってしまっている。やったことはないが、行燈(あんどん)の中にラジオを入れて聴いているような、耳にストレスを感じる。
どーしたことだろう? この音質だと、… たとえば、ぼくが GAFAM(ガーファム)やファーウエイ(華為)に雇用されていて、新しいスマートスピーカーを企画している者だとすると、… RF-U180TV-K
の音を聴いてみて、スピーカーとその音作りをパナソニックに依頼する気にはならないだろう。
… もしかすると高級オーディオと同じように、いわゆるエージングが必要なのかも知れない。1年ぐらは慣らし運転を強いられる、そのような製品なのかも知れない。… そうであってほしい。
[ホームラジオ1] '20.5.12
作業場の棚に置いてあって、出荷作業をしているときにいつも聴いているラジオが、いよいよダメになってきてしまった。外部の複数の部分が接触不良を起しているのだ。ずいぶん前からアンテナの先は欠けているし、
このラジオ、いわゆるホームラジオと呼ばれているやつである。10cm のスピーカーが1つ付いていて、モノラルで聴くものだ。
1987年10月に発売されたもの。 National MODEL No RF-U77 松下電器産業株式会社 Made in japan 16,100円也。
… 音質がすばらしいのである。アナウンサーの声が、カラッとしていて、また、すっきりとしている。高音低音どちらもストレスなく自然にカットされている。音楽もよい。変な膨らみなどなく、モニター的に十分堪能できる。ラジオの外観は、スピーカーの隣に不必要な窓があるので、デザイン的にはいまいちだが、自動選局ができるし、このラジオ、傑作と言ってよいだろう。
仕方なく、これまで愛用してきたラジオを処分して、新しいラジオを購入することにした。
新しいラジオを手に入れて聴くことは、ひどく楽しみだ。 30年の年月の間にどれほどの技術革新がされているだろうか? 期待でわくわくするのである。
30年前の製品と比較がしやすいように、同じく Nationalの … 今は企業名が変わって Panasonec になっているが、その10cm のスピーカーが付いているモノラルのホームラジオを買うことにした。
Panasonec は、オーディオ部門に Technics を擁している。薬にジェネリックがあるように、Technics が持っているテクノロジーをいかんなく投入しているはずである。
30年前のラジオの音質で十分なくらいだから、現代の製品はどーなっているだろうか? ラジオ局のアナウンサーがぼくの家の作業場にいて、話をしているように聞こえるかもしれない。