sumi-Cノート <excerpt> [少しぞくっとした、小さな奇跡の話1] … 菩提寺から小冊子が配られることは、以前に書いた。… その中に、仏壇の前での拝み方が書かれていた。 … 続き
(56) Today's note 2021年9月~12月
[お茶をたてるの”たてる”の漢字は?] '21.12.21
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話3] '21.12.7
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話2] '21.12.2
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話1] '21.11.28
[庭の片隅にスズメバチが落ちていた] '21.10.29
[昔、ウイルスをバイラスと呼んでいた] '21.10.21
[コロナ感染者急減の理由2] '21.10.19
[コロナ感染者急減の理由1] '21.10.17
[資料として使っている本を新しくする4] '21.10.6
[資料として使っている本を新しくする3] '21.10.3
[資料として使っている本を新しくする2] '21.10.1
[資料として使っている本を新しくする1 ] '21.9.28
*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…
[お茶をたてるの”たてる”の漢字は?] '21.12.21
さて、君に問題を出します。… お茶をたてるの”たてる”は、どんな漢字でしょうか?
雑誌を読んでいると茶道の記事が出てきた。記事の中に、『たてる』の漢字が出てきたのである。その漢字が新鮮だったので問題にしてみた。
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話3] '21.12.7
さて、この呪文を記憶できた翌日の夜のことである。
何気なくテレビをつけると、… すでに番組は始まっていたが、『職場の怪談』みたいなネーミングの番組をやっていた。NHKだ。進行役を三浦翔平という俳優さんがやっていた。? たしか。
話と映像に引き込まれて、つい見てしまった。三つの業種で実際にあった話をドラマ化したものだった。恐怖体験をした本人たちも、ドラマに出演はしていないが、インタビューに答えていた。それがリアルさを醸し出していた。
… ぼくが使っているDVDの録画装置だが、ずいぶん前に壊れてしまっていた。だから、番組を録画することはできなかった。これから書くことは、ぼくの曖昧な記憶だけによるものである。若干というか、だいぶ話を変えてしまっているきらいがある。承知しておいてもらいたい。
三つの職場とは、… 引っ越し業者、建築の解体業者、それに山岳ガイドである。まず、引っ越し業者が体験した恐怖体験だが、
引っ越しというよりは、大家から部屋の片付けを依頼されたときの、そんな話のようだったが、… 夜逃げだろうか?訳あり物件だろうか? 業者が片付け作業をしていると、背後で黒い影がすーとよぎった、そんな話を描いていた。また、窓が締まりずらかったので、戸袋を見てみると、異様なものが挟まっていた。そんなエピソードもあった。
こんどは解体業者の話だ。病院の解体。解体しようとしている病院の地下室。業者の従業員が何やらそこで恐怖を味わったことを描いていた。その他の話では、解体現場に鎮座する祀(ほこら)を撤去しようとするとき、異常なことが起こってしまったこと。また、東京を掘り起こすと赤い土が出てくる。東京大空襲のとき焼けた土だという。それにまつわる話とかである。
最後は山岳ガイドの、本人あるいは伝聞の恐怖体験である。「遭難するかも知れない」登山者はそんな状況に置かれることがある。不安や焦りから安易に行動してしまうと、人間が絶対に行ってはいけない所に迷い込んでしまう。そんな話を再現していた。
もうひとつ山岳ガイドの話だが、… 森の中を一人で下山しているとき、地縛霊だろうか?この世のものではない者にロックオンされてしまったという話である。それを振り払うように夢中で逃げた。そんな再現映像だった。
山岳ガイドの彼は夢中で走って逃げたのだが、そのとき何やら呪文を唱えて走っていた。同じ文句を早口で何度もである。
彼は知り合いのお寺の住職から、危ない目にあったらこのお経を唱えるようにと教わったそうである。それを唱えながら夢中で走っているのである。
この番組はもちろん、宗教的なものを解説するのを目的としていない。だからその呪文をはっきりと聞かせてはいない。だが、ぼくにははっきりとわかったのだ。
… おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん …
(おおおっ!!)
ぼくが、昨日ちょうど覚えることができた呪文、つまり、お経、真言だったのだ。
ぼくは、怪談話もだが、思いっきりぞくっとしてしまったのである。← 標題では「少しぞくっとした」としているが、思いっきりぞくっとしてしまったのだ。
… 真言を覚えた翌日にテレビで同じ真言が流れるなど、確率的にあり得えない。… まるで物理法則が無効になってしまったかのようである。… 覚えるためとはいえ、結果的に4~5日間真言を唱え続けたのだ、このくらいの作用があっても不思議ではないのかもしれない。
『職場の怪談』そんなネーミングの番組だったが、本当に怖さを味わえる、質の高い番組だった。← それだけは鮮明に記憶している。録画しておいて、ネタバレではなく、ちゃんと番組の面白さを紹介できればよかったのだが、それができなくて残念である。
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話2] '21.12.2
光明真言 三篇または七編
このお経は、真言宗の葬式のとき、ご導師様(住職)に促されて遺族と親せきで声をそろえて読み上げるお経の中のひとつである。← 葬式では先にお経の書かれた紙を配られている。… この光明真言をぼくは覚えてはいなかったのだ。だから葬式でこのお経を唱えるとき、いつも、むにゃむにゃとなってしまっていた。… このお経の意味をこの小冊子は解説しているのだが、意味を知ると、この呪文、覚えておいて損?はない、と思えたのである。そして、覚えることにした。短いし。
このお経は、すべての仏教の神様に声が届くというのである。そして、そのお経の効能はというと、… 罪を滅し、故人を極楽浄土へ導く功能(くのう)を持つ、と解説されている。また、あらゆる災難や厄災を取りの除くご利益があり、邪気を払い、悪い因縁や悪霊も祓うことができる、というものだった。
では、光明真言を記す。
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん
… 記憶する作業に着手した。
おもに風呂に入ったときである。ことばを思い出しながら何度も繰り返した。あとは、一人で仕事するとき、その他あらゆる機会をとらえてである。… 直接的には意味のない文字列を発声しての記憶なので、なかなか難しかったのだ。
4~5日かかってしまったが、記憶できた。
さて、この呪文を記憶できた翌日の夜のことである。
[少しぞくっとした、小さな奇跡の話1] '21.11.28
ずいぶん前の話だ。ちょうどパソコンが壊れていて、「Cノート」に書き込みをUPできなかったときのことである(← Cノート = sumi-Cノートのこと)。
我が家の菩提寺から小冊子が配られることは、以前に書いた。その小冊子は、季節ごとに、お寺の本山の寺から発行されるものである。例によって、読まずにたまっていたその小冊子に目を通したのだ。
その中に、仏壇の前での拝み方が書かれていた。
仏壇に祀られているご本尊とご先祖様に手を合わせるのに、『このようにすれば理想である』ということが書かれている。ところが、その内容ははんぱではないのだ!
冊子の中では「おつとめ」と呼んでいるが、たとえば、朝一番にそれを行おうとしても、よほど信心深くないと、最後までの行程を完遂できそうにないのである。
仏壇にそなえられている、チンチーンとやる鐘のことを「りん(鈴)」と呼ぶそうである。そのりんをチンチーンと2回打つことからおつとめは始まるのである。
おつとめが始まってから終わるまでに、なんと! お経というよりは呪文みたいに短い文句だが、12種のお経を唱えるのである。
最初のお経はというと、懺悔文(ざんげもん)というお経の一遍を唱えることになる。… 我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)従身語意之所生(じゅうしんごいししょしょう)一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)
と。
そして最後は 廻向文(えこうもん)一遍を唱える。… 願以此功徳(がんにしくどく) 普及於一切(ふぎゅうおいっさい) 我等與衆生(がとうよしゅじょう) 皆共成佛道(かいぐじょうぶつどう)。そしてチンチーンと鳴らして、手を合わせて終わる。
12種のお経を唱えるおつとめの中に、般若心経がある。般若心経は短いお経だが、このおつとめの中では一番長いものになる。
さて、この12種のお経の中で、ぼくにヒットした呪文があった。正しくは真言というのだが、… それは、「光明真言 三篇または七編」というものである。
[庭の片隅にスズメバチが落ちていた] '21.10.29
「スズメバチが落ちていた」変な表現だが、その通り、庭の片隅の枯葉の上にスズメバチが落ちていたのだ。10月24日のこと。手足が少し動いた。腹の部分もゆっくり伸縮していた。… 試してはみないが、もう針を刺す力はないだろう。
働きバチの寿命は成虫になってから1ケ月程度というから、スズメバチは冬季~春季以外、絶えず生死を繰り返している。だから、いつでも死骸は見つけられるわけである。ただ、この日に見つけたとなると、『今朝の寒さをもろに食らってしまったのかな?』と感じたのだった。… 今秋、初めて5~6度と冷えた。
まだ、仲間のスズメバチは飛んでいるし、ぼくの村では「アシッツルシ」と呼んでいるが、アシナガバチもまだ飛んでいる。… が、しかし、女王バチに家族の存続を託して死に絶えるときが迫っている。一か月後には霜が降りるのだ。
余談だが、『働きバチの寿命は1ケ月程度』と書いた。しかし、暑い時期には、それほど蜂の死骸は目にしないはずである。… 死んで地面に落ちると、アリや日陰に住んでいる虫たちによって、あっという間に解体され食べられてしまうのだ。だから、地面はすぐにきれいになってしまう。
[昔、ウイルスをバイラスと呼んでいた] '21.10.21
昔、農業では、作物のウイルス性の病気のことを「バイラス」と呼んでいた。たとえば、「あぁ、キュウリの葉っぱにバイラスが来ちゃったよ!」 こんな具合にである。もちろん、今は「ウイルス」と呼んでいる。
最近、米国の大統領の発言を聞いていると、トランプさんもバイデンさんも、ウイルスのことを「バイラス」と呼んでいた。まあ、二人ともお年寄りだからしかたないが、「今はウイルスと言うんですよ!」と教えてあげたかった。
[コロナ感染者急減の理由2] '21.10.19
コロナの感染者が急に少なくなる現象の原因を単純に考えれば、4つの原因がある。①ひとつは市民全員が隠遁生活をして感染を起こさない。②ひとつはウイルスの自滅的変異。③もうひとつはワクチンや特効薬の出現。④最後のひとつは集団免疫だ。
そう考えると、①②③の理由は完全ではない。コロナ感染者急減の理由は「④集団免疫」が最も有力になりそうである。
集団免疫が主原因と定義すると、なにやら怖い話になってくる。…
もしかすると日本の感染者数は、… ブラジルやインド、初期のイタリア、ジョンソン首相が集団免疫を提案した初期のイギリス、それに、初期のニューヨーク、共和党支持者が知事になっているアメリカの州、… 日本の感染者数は、それらの国々より多かったのではないだろうか? だからここへ来て、他国に先んじて十分な集団免疫ができた。それによって急激に感染者が減り始めた。
初期、政府と厚労省は焦った。絶対にそれを(どこの国よりも感染者が多いことを)国民に知らせることはできなかった。また、世界中に知れわたることを嫌った。
これが国策として PCR検査ができなかった理由だった。政府と厚労省の会議といえば、なぜ PCR検査ができないのか、国民にその理由を説明するのに、もっともらしい理由を考えるのが主議題になっていた。
コロナ急減の理由を、ドラマのシナリオ的に上記のように創作すると、けっこう腑に落ちてしまうではないか。… 死者数の少なさは、このシナリオを肯定しないが、
せめて、新型コロナ感染症が落ち着いたら、国には、全国民に抗体検査を実施してもらいたい。… ワクチンでできた抗体と感染でできた抗体を判別できるだろうか?
天然のほうのウイルス抗体を調べてもらいたいのだ。
[コロナ感染者急減の理由1] '21.10.17
新型コロナの新規感染者の数が急減している。
8月は感染者数がピークだった。すでに8月の終わりには減少傾向にあったが、誤差の範囲だろうと誰もが思っていた。ところが9月に入って4、5日が経つと、あれ!? という感じになった。(減ってる)その後は、減少を実感することになる。この現象は東京都がわかりやすい。
さて、いったいこの急減の理由、原因は何だろう? 興味をそそられるのである。
テレビのワイドショウなどを見ていると、専門家の先生方が分析をしているのだが、「複合的な要因」を理由としていた。
それだったらぼくも考えたのである。… 実際には日本人の人口の … 適当だが … 半分ぐらいは「感染のない世界」に住んでいたのではないだろうか。つまり、その世界に住んでいる人たちは、医療関係者と同等に感染に気をつけていたし、あるいは、隠者のようにひっそりと暮らしていた。つまり、感染のない世界で生活していたのである。
その反対の世界では、つまり「感染の世界」では、… こちらの世界で生活している人たちは、やむをえず多くの人と接触せざるを得ない、そのような仕事をしている人たちである。「感染の世界」は最初、大きな世界だったが、ワクチンによって老人と、病院や介護施設で療養している人たちと、そこで働いている人たちが「感染のない世界」へ移動した。そのため「感染の世界」はかなり縮小した。
その小さくなった世界で、感染して治った人と、ワクチンの効果で集団免疫ができた。 と、ぼくも考えたのである。
厚生労働省の専門家会合の座長で国立感染症研究所の脇田隆字所長は、『若者で増えて若者で減った』と言っていた。ワクチンを打っている年代層には感染しなかったということだが、… 国の正確なデータ収集から導き出されたコメントなので、重要である。
しかしながら、上記の感染者急減の理由は、結局、複合的に作用した、ということになる。
ぼくは、ひとつの決定的な理由があるはずだ、と思っているのだ。
もうひとつ、ウイルス自体のことからその理由を探ってみる必要がある。『ウイルスが人類の中で長期に生存するために、落としどころを探り始めたのではないか?』と専門家が言っていた。… しかし、また、
上記の脇田所長の言葉は、NHK NEWS WEB 2021年10月6日 にも書かれていたが、ほかに下記のようなコメントも残している。
【一方でウイルスが変化しているかについては、「新型コロナウイルスのゲノムを随時分析しているが、感染が急増していたときと急速な減少が見られる現在のデータを比べてウイルス自体に大きな変化があるわけではない。ウイルス自体が弱毒化しているということは現時点ではないのではないかと考えている」と述べました。】と。
つまり権威筋は、ウイルス自体に原因があるという証拠はつかんでいなのである。… つかんでいたなら、すぐに発表しているはずだ。
ただし、世界中で「コロナ感染者急減」の現象が起きているのならば、ワクチン効果の他に、ウイルスの変化の可能性もまだ捨てきれないだろう。
ともかく、ぼくは、ひとつの決定的な理由があるはずだ、と思っている。… こればかりは、専門家でなくては「解明」できないので、彼らに期待したいのである。
[資料として使っている本を新しくする4] '21.10.6
こんどは、年表のほうだ。日本史年表。まずは慶応3年=西暦1867年を見てみる。古いほうの年表には坂本龍馬は出てこない。竜馬は国史には記述されない、と、よく言われるが、書かれていないのだ。新しいほうには、もしかすると、「坂本龍馬、近江屋にて暗殺される。」このくらいの記述があるのではないか?と期待したが、やはりなかった。
この年表、同じデザイン?で66年間販売されている。
ベストセラーと言っていい。
現代史が書き足されているので、
その分、新しいほうはページが増えている。
NHKの大河ドラマ「晴天を衝け」では、徳川慶喜の弟君、徳川昭武が訪欧使節団を率いて渡仏している。日本も幕府として参加、出品しているのだが、ともかく、パリ万博を視察した。そこに会計係として渋沢栄一も参加している。だから、日本史の中にパリ万博の記述があるのではと、… 古いほうを見てみたが、なかった。
では、新しいほうは、… やはりなかった。こんど紙幣の肖像になるという渋沢栄一も、また、出て来ない。岩崎弥太郎はよく出てくる。
もう一件、少し前に「聖徳太子は実在したのか?」という話題があった。古いほうの年表の西暦600年代を見てみる。聖徳太子摂政(せっしょう)になる。→ 622年聖徳太子逝去(49)とある。
もしや新しいほうでは、聖徳太子の代わりに厩殿皇子(うまやどのみこ、うまやどのおうじ)などと書き換えられているのでは、?と興味をもったが、変っていなかった。
地図帳のほうは、さすがに変更が多くあったが、日本史のほうはまったく変わっていなかった。行間などもまったく同じなのである。地図帳とは違い、日本の歴史書、年表は堅牢だ。… よっぽどのことがないかぎり書き換えはなさそうである。
[資料として使っている本を新しくする3] '21.10.3
新旧の地図帳の表紙だが、古いほうの地図帳は布の表面のような処理がしてある。新しいのはつるつるだ。古い地図帳のほうが高級感がある。古いほう、バブル期に製本されたものか?と思いきや、平成7年の再版だから西暦だと1995年になる。バブルはすでにはじけていた。… まだバブル期のリッチな余韻を引きずっていたのだろう。
新しいほうの地図帳の表紙にWORLD ATLAS
と書かれている。
君はATLASの意味、わかりますか?
ぼくはわからなかったので調べてみた。
ふ~ん、という感じだった。
アフガニスタンを見てみる。古い地図帳のほうは、単に「アフガニスタン」だが、新しいほうは、「アフガニスタン・イスラム共和国」とフルスペックで書かれている。新しい地図帳が発行されたのは、みると令和3年3月1日だ。まだ米軍が駐留している。
新しい地図、もちろん、まだ全部は見られないが、… インドネシア。インドネシアの南には、スマトラ島とかジャワ島とか、列島が東西にある。その東端に新しい国が出現していた。「東ティモール民主共和国」だ。
… これを書いているうちに思い出したのだが、… 黒海とカスピ海の間に小さい国が密集している。その中に、「グルジア」という国があった。今は無いのだ。正確に言うと、日本語の読み方に変更があった。英語読みでは
GEORGIA 、これは変わらない。が、最近の日本語読みでは「ジョージア」になっているのだ。さすがに米国のジョージアしか知らなくて、あわててネットで検索したのだった。
[資料として使っている本を新しくする2] '21.10.1
届いた。 毎日のように使っている本の、新しいのが届いた。もう見ずにはいられなかった。地図帳を見てみる。本を開いて見ると、少しきつめの色彩が目に飛び込んできた。やけに国境線と県境の線が赤くはっきりとしている。古いほうの川は薄い水色で表現されていたが、新しいほうは青に近い水色になっていた。… まあ、文句は言えない変更である。
地図帳、無意識にクリミア半島を見ていた。国境はウクライナのほうになっているようだ。つづいて南ヨーロッパを見てみる。古いほうの地図には大きな面積を持ってユーゴスラビアがある。首都ベオグラート。ミロシェヴィッチなどという大統領の名前が浮かんでくる。新しい地図にはユーゴスラビアはすでにない。セルビア共和国、モンテネグロ、コソボ共和国になっている。…
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの国境線は変っていないようだ。… 国境が確定するまでに何人の人が犠牲になっているかわからないのだ。
[資料として使っている本を新しくする1 ] '21.9.28
毎日のように資料として使っている本があるのだが、限界が来てしまった。ボロボロなのである。それに、かなり古い資料なので、研究が進んで、現在では誤りとなったデータが混じっているかも知れない。そのことも限界なのである。
それは、世界と日本が詳しく載っている地図帳と、世界史年表と日本史年表、この三冊の本ことである。… 古いといっても地図帳のほうは、すでにドイツは統一されている。
これらの本を、同じ出版社のもので、できれば、最新の知識の入った同じタイトルのものがあったら手に入れたいのである。
高等地図帳 平成7年1月20日発行
発行所 二宮書店
著作権に触れそうなので画像を鮮明にはできないが、
地図帳の中身。
新宿へ行ったとき、紀伊国屋書店に寄って、
地図帳を見たことがある。
他の出版社の同じスタイルの地図帳はあったのだが、
しかし、二宮書店のはなかった。
本を開いて見てみると、どこか違和感がある。
高低差、鉄道、道路、境界線、
どれも線の太さや色合いが違うのだ。
やはり、毎日のように見ているものと同じでなくては、
落ち着かないのである。
… 今回、同じ出版社のものを手に入れようと考えている。
標準 世界史年表 1995年(平成7年)4月1日
第32版第1刷発行 発行所 吉川弘文館
第1版第1刷発行が1962年と書いてある。59年前のことだ。
標準 日本史年表 1995年(平成7年)4月1日
第38版第1刷発行 発行所 吉川弘文館
第1版第1刷発行が1955年と書いてある。
= 昭和30年、 66年前のことだ。
日本史年表
この三冊を「毎日のように資料として使っている本」と書いたが、これは本来、高校の教材、副読本である。だから権威があり、信頼がおけそうなのだ。
この三冊は神田の神保町の、三省堂書店、書泉グランデ、この辺りの大きな本屋で購入した。今回も本来なら、この三冊を手に入れることを主目的として、神保町の書店街をぶらぶらしてみたいのだが、…
掘り出し物があったりするのがたのしい。… 残念ながら今回、最新のものを手に入れる手段として、ネットを使おうと思っている。 … 最近、都心が遠くなってしまった。