▼ ティピーって何?
「ティピー」とは、バッファロー狩りなどの狩猟生活をしていた北米の平原に住むインディアンが使用していた住居のことです。狩猟生活をしていた彼らにとっては獲物を追いかけ、住む場所を転々と移動しなければならなかったわけです。そのため、簡単に移動ができ簡単に設営ができる住居が必要があり、考え出されたのがティピーという移動式の住居だったわけです。
ティピーを簡単に表現すれば”大型のテント”というところですね。弊社でもわかりやすく表現するため「インディアンテント・ティピー」などと表現しています。
▼ ティピーの語源は?
インディアンの言葉でティピーとは、”ティ”が「住む」、”ピ”は「使う」という語源があります。「住むために使用する」つまりティピーとは、インディアンにとって本当の意味での家だったわけです。
ある日、インディアンの土地に富を求めた白人達が侵略し、インディアンから土地を奪い、家族を奪い、生活を破壊しました。ついには言葉すらも奪ってしまった悲しい過去があります。 もともと発音が難しかったインディアンの言葉ですが、英語でティピーは「tipi」「tepee」「teepee」などと表記され、辞書には「テント小屋/インディアンの獣皮製住宅」という内容で説明されています。 日本語ではさらにその英語表記を「ティピィ」「ティーピー」「ティピ」「ティピー」「テピー」など様々に標記されることが多く、残念ながら現状では一つの呼称に統一されていません。 ちなみにジーフィールドでは「ティピー」という呼び方を使用しています。
▼ ティピーの構造は?
ティピーの形状は、底面が円形(正式にはたまご型)で頂点に向けとがった形のいわゆる円錐(すい)形になっています。設営の際には最初に骨組みを放射状に組み、そのまわりに幕(シート)を巻きつけるだけの単純な構造です。ティピーの頂点には大きな穴が開いており、骨組みとなるポールが長く突き出しています。これを見るとみなさん必ず雨の時はどうするの?と質問されます。穴の左右にはフラップという洋服の襟のようなものがついておりこれを閉じることで穴を塞ぎ雨をしのぎます。なお、構造上完全に雨の侵入を防ぐことはできないため雨の時は残念ながら”雨漏りテント”となります。ただし、通常ティピーの内部は中心が焚き火のスペースでその周りが居住スペースとなっているため、雨漏りもそれほど影響はないというわけです。逆に言うと頂点に穴が開いていないと焚き火をした時の煙が外に逃げていかないため困ってしまうわけです。はもっと短いポールの方が移動も設営も簡単なのでは?と思われる方もいると思いますが、確かにそのとおりです。しかし、これにも理由があり、移動をする時には馬の背にポールを乗せ、ポールを引きずりながら移動するため、移動していくうちにポールの根元は磨り減ってしまうため長いポールにしておく必要があったわけです。
ティピーは、既述のとおり簡単に設営や撤収ができるように単純な構造にはなっていますが、実は空気力学を考えた構造と快適に生活ができるように合理的に考えられています。ティピーはインディアンの大発明のひとつと言っても良いくらいですし、ティピーには、インディアンのアイデアと知恵とロマンが凝縮されているのです。
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