四国の山) | ||||||||
関東方面からは四国も遠く不便な地域です。公共の交通機関を利用しての登山は効率面から考えますとかなり大変です。 やはり自動車の活用を考えるのがいいと思います。 私は2回で四国の300名山9座を登頂しました。最初は100名山を目指していたときに、東京から夜行バスで四国に渡り、後は鉄道、バスを利用して石鎚山・剣山を登りました。 2回目はマイカーを使いました。明石大橋開通前でしたので、和歌山から徳島県小松島港へ渡り、三嶺−東赤石山−笹ケ峰−伊予富士−瓶ケ森−三本杭−篠山の7座を登頂して四国を終わりました。 四国は難しい山もありませんし、林道が発達していてかなり奥まで入れる山も多く、比較的簡単に登頂できます。自動車を利用すれば、1日2山も簡単です。 2回目の7座登頂のときは、1日2山を3日つづけましたが、たいしたことはありませんでした。 四国はあまり雪は降らないと思っていましたので、降雪など予想もせずに1997年10月31日に出かけたときのことです、最初の三嶺は吹雪となり、10センチほどの積雪となって寒さに震えました。翌日の東赤石山、笹ケ峰も真冬並みの寒さの中、雪の上を歩くという思いもかけない登山になってしまってびっくりしました。 百名山は除いて、2回目に四国の山を歩いたときのデータを記しておきます。
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【参考】いずれもコース上の問題はありませんので、自動車によるアプローチのみを記しておきます。 《マイカーアプローチ情報》 ●三嶺・・・・剣山登山口の見の越方面から東祖谷方向へ国道439号を下って行くと、名頃の集落へ入る手前付近で「三嶺」の目立つ看板がある。看板に誘導されて名頃林道へ入る。林道終点が登山口となっていて、数台の駐車スペースがある。登山標識も立っている。 ●東赤石山・・・新居浜市方面から県道47号線を別子山村方面へ向かう。役場等のある村の中心部を過ぎると筏津という小さな集落への入口がある。注意していると、ここに「東赤石山登山口」の標識がある。 集落は橋を渡った対岸にあり、曲がりくねった細い道を少し上って行くと、小さいながら駐車場もある。(ここに自動車を止めて寝ました)国道沿いの登山口にも1〜2台は止められます。寝るのには自動車が通ってうるさいと思いますが、駐車だけならここでもいいでしょう。時間にすれば5分ほどのちがいです。 ●笹ケ峰・・・西条市から194号線を行くと見落しようもない「笹ケ峰登山口」の標識ががある。ここで林道へ入る。林道は約30分ほどでゲートに突き当たり、ここが登山口となる。ただし途中林道が二又に別れた先(右手の道)からは凹凸の激しい悪路となる。 ゲート付近は10台分ほどの駐車スペースがあます。 ●伊予富士・・・西条市方面から194号線寒風山トンネルを出たところで、右手の瓶ケ森林道へ入る。林道は鷹ノ巣山巻き、長短の二つのトンネルをくぐる。さらにごく短いトンネルを一つか二つくぐってから、左手に別れる林道があるが、これを見送ってもう少しだけ進む。左にカーブする地点に東黒森山への登山口がある。「伊予富士」の小さい道標もある。左へ斜高して行くのが東黒森山へのコースで道ははっきりしている。これを稜線まで登ってから、その稜線を右へ行けば伊予富士、左へ少し登れば東黒森山となる。 道標のところから右手に薄い踏み跡があって、伊予富士へ直登することもできる。私はこれを登った。時間は多少節約できるが、途中笹の薮こぎがうるさい。 ●瓶ケ森・・・・大駐車場もあり観光客散策の山 ●篠山・・・・祓川林道からのオーソドックスなコースがあるというが、私は南郷林道で9合目まで登ってしまい、ちょっとズルをした気分です。 津島町から県道4号線(宿毛津島線)へ入ります。(津島町から4号線へ入るのが、ちょっとわかりにくく地元の人に教わりました) あとは4号線をひた走り、県境を越えて高知県へと向かいます。 祓川林道のある犬除集落(「篠山登山駐車場」の看板が立っている)を通過、行き過ぎたのではないかと思うほど走ってから、ようやく「篠山」の大きな看板が現れて南郷林道へ入る。立派な林道です。林道の最高地点に大きな駐車時があって、ここから観光客でも楽に山頂をめざせます。山頂まではすぐです。 ●三本杭・・・・宇和島市から国道320号線、381号線、県道8号線、県道317号線、270号線と走る。市街地の交差点などには「床滑渓谷」という標識が目に付く。この床滑渓谷を目指せばよい。登山口となる万年橋は床滑渓谷にある。 万年橋付近には観光客用の広い駐車場がある。ホテルの売店もあるので冷たいビールなども買えるし、食事もできます。 |