49歳のとき『進行した直腸ガン』と診断され、S状結腸から肛門までを切除、
そして人工肛門を造設して身体障害者手帳を持つ体となりました。
ガン細胞はすでにリンパ節にも及んで、転移の可能性も大きく、当時の医師
の見立ては「1年以上先のことは何とも言えません」という厳しいものでした。
ふとしたきっかけで日本百名山を知り、登山を思い立ちました。
登山に関しては全くの素人でしたが、頂上をきわめることがガンとの闘いであ
るかのように、サラリーマン勤務のかたわら日本百名山を遮二無二かけ歩き、
ほぼ3年で完登しました。
癌との戦いであったはずの登山ですが、いつしか登山そのものの魅力に惹き
こまれて、『日本百名山』後も山を登りつづけて『信州百名山』を完登、さらに
『日本300名山』も踏破出来ました。
16年間に登った頂きは、概略ですが1200座ほどになっていると思います。
この16年間の山歩きの追想記や、新しい山行の様子などをこのホームペ
ージで綴ってみたいと思います。(2003.10月記)
2004年、67歳のとき前立腺ガンが見つかり全摘手術。
2006年、水彩画を習い始めてから趣味のウエイトは、登山から水彩画へと逆転しました。
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