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堀切山ほりきり(1157m) 

長野県 2010.04.03 単独  マイカー 地図 菅平 三等三角点
林道入口を見落としてロス45分
西の入林道入口(7.45)---林道から山道への分岐(8.25)---堀切山?(9.30-9.35)---林道へ降りる(10.05)---西の入林道入口(10.40)
『中部森林管理局境界見出標NO.15』のあるピーク


ネットで国地院の地図を検索、長野市近辺で登ったことのない山を探していたら、長野市若穂地区に堀切山という山が見つかった。地図には歩道の記載はないが、行けば何とかなるだろうと気楽に構えて出かけた。

長野ICを出て左折、突き当りの403号線を左折、“領家”の信号を右折して菅平方面へ上がって行く、国民宿舎永保荘を過ぎ、人家が途切れてなお進むと、西の入林道が右に分かれる。この林道が堀切山へのアプローチとなる。
林道分岐付近から先、菅平方面へは冬季通行止めとなっていた。分岐付近に数台分の駐車スペースがあるが、道路工事の車両が占拠。

(西の入林道を見落とし、通行止めの手前からゲートをまたいで菅平方面への車道をテクテクと上がって行ったが、20数分歩いて4号カーブの表示の先で変だと気づく。ゲートまで引き返して早々からロス45分)

西の入林道入口は1号カーブのわずか手前にあるので、このカーブ表示が目印になる。このこの林道はゲートが厳重に閉じられていて車の進入はできない。
沢に沿った緩い勾配の西の入林道をひたすら奥へと進む。愛林組合管理小屋や立石沢歩道という標識などを目にして歩くこと40分、林道が大きく左へカーブする地点で赤と黄色のテープが風に揺れている。これが地形図の真西へ向かう歩道表示だろうか・・・。わからないままに林道と分かれて沢筋の踏跡らしいところをたどる。が、すぐに踏跡は消失、あとは靴を濡らさないように気をつけながら歩きにくい小沢を遡行していく。なるべく雪のあるところ選んだりしていたが、それもうまくいかなくなって沢を離れる。

右手雑木の急斜面を這い登ることにする。果たして堀切山へ行き着けるかどうかわからない。雑木につかまり、腕力で一歩一歩登っていく。帰りのために歩いたコースを振り返り振り返りして頭に覚えこませる。まさに胸を突くような急斜面を何とか登りきって稜線に出た。もしかすると堀切山はここから稜線を右に進むのが正解だったかもしれないが現在地が不明。頼るは動物的感。左手の方が高く見えたこともあり、脚は左へと誘導されていた。

小さなこぶを一つ、二つと越える。だが境界標石があるだけで、肝心の三角点がない。さらに次のピークまで脚を延ばすがそこにも三角点はない。『中部森林管理局境界見出標NO.15』というプレートが地面に落ちているだけで、山名表示もない。この先(南方向)を地図の地形と見比べると、南北に長い堀切山の頂稜とはちがう気がする。
ここは堀切山の頂稜の一画であることは間違いないと思われる。まあいいか、ここで引き返そう・・・ということにする。

登りに汗を滴らせた胸突く急斜面も、下りは早かった。登ってきたルートを外すこともなく、あっという間に沢まで降りてしまった。