hkk-1024 

群馬百名山
有笠山(888m) 

群馬 2010.11.19 単独  マイカー 地図 中之条 三角点 なし   
有笠山荘上(11.35)---西登山口(11.45)---有笠山(12.30)---東登山口(12.55)---有笠山荘上(13.10)
朝から王城山、高間山を登ったあと、この有笠山へとやってきた。移動時間は1時間弱だった。

有笠山の全容

中之条町から四万温泉へ通じる353号線、そして55号線と走り、沢渡温泉先の有笠山荘が登山口。もう一山稼ごうと思って何の資料も持たずやってきたが、とてもわかりやすい山だった。

有笠山荘上の水道施設付近に駐車する。西口登山口、東口登山口の標識がある。西口登山口方面へ50メートルほどのところにコース概略図があるので、これを見れば資料は無くても十分だ。
少し離れてこの山を眺めると、山というよりどこかから巨大な岩を持ってきて、そこにどすん据えたいう感じだ。

西口から登って東口へ降りることにして出発。
ダートの道を10分歩くと西口登山口の表示がある。ここから少し登ると四阿がある。さらに少し先には「西石門」の矢印表示、行ってみるとまさに砦の門のような巨岩があった。さて、ここで「西石門」表
鎖、梯子の連続
示まで戻るか、あるいはこのまま登って行けるのか・・・・まっすぐ登っている踏跡らしきものがある。それをたどってみることにした。

踏跡というか、ただの藪の薄くなっただけのことなのか。まあとにくか行けるところまで行ってみよう。有笠山の岩壁は対面にあるから、このまま登っても岩に阻まれる心配はなかろう。
対面の岩がよく見える。西石門の道標から、道なりに登っていけば、多分あの岩壁の基部を行くのだろうと想像する。

踏跡らしい形跡もなくなり、藪の薄いところを選んで尾根めがけて踏ん張って登る。
とにかく尾根にはたどりついた。が、さて有笠山山頂への道にうまく行きつけるかどうか・・・・。
切り立つ岩の方角へ進むと下から登山道が合流、これが西石門からの正規のルートと思われる。何はともあれほっとする。

赤テープなどを追って、岩壁基部をトラバースするようにして進むと『山頂・東口』の道標がある。
山頂へ向かって赤テープを目印にして登って行く。いよいよ岩場の登りに取りつく。鉄梯子、鎖など何ヶ所かあるが、それほど難しいところはない。慎重に登りさえすれば難なく通過できる。

有笠山頂上
鎖場を過ぎると、あとは急な尾根道をたどれば間もなく山頂だ。落葉した冬木立の中に有笠山の表示板、ここが険しい岩の積み重なった山頂とは到底思えない。ごく普通の山の頂という雰囲気、足元には分厚く散り敷いた落ち葉が埋め尽くしていた。

下山は東口への道標から下って行く。落ち葉が降り積もっていて道がわかりずらい。間違って崖などに行き当たったらまずい。見透かして道を拾い、無事に下山した。

コース案内板