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御殿山(407m)~石尊山(571m)
群馬県安中市
群馬 2011.04.05 単独  マイカー 地図 三ノ倉 御殿山 四等三角点
石尊山 三等三角点   
長野新幹線安中榛名駅前駐車場(7.00)---御殿山(7.25)---熊谷集落---石尊山(8.20)---長野新幹線安中榛名駅前駐車場(8.50
≪石尊山・・・群馬百名山≫

前月(3月)前半は、数日の日程で山陰・広島ツアーに参加。その途中で東日本大震災が発生。我が家に被害があったわけではないが、何となく気力が萎えて山へ出かける気分になれずに月を越してしまった。

気分転換のために重い腰を上げて小さな山を歩いてきた。『名山』を冠するにはためらいを感じるような何の変哲もない里山、でも一応は群馬百名山ということになっている。

春霞さえ感じない快晴、朝方は冷え込んだが絶好のアウトドア日和だ。
マイカーを駆って長野新幹線安中榛名駅前の駐車場へ入る。安中市街から遠く離れた山懐のようなところにある駅、乗降客があるのだろうかと首をかしげたくなる。

駅前の国道48号線を東へ向かう。すぐの十字路を直進する。少し進んで“赤穂四十七義士石像”の標識に導かれて左折、さらに標識を見て緩い勾配を上っていくと大きな石窟となり義士の石像が並んでいる。この石窟の真上が御殿山だろう。石窟の先から踏跡らしいところを登り、不明瞭なやぶ道を石窟の上と思しき方向へと登っていくと小さなピークがあり、雑木に『御殿山405m』の手製プレートがあって、ここが山頂とわかる。。

御殿山から石尊山をめざす。しばらく進むと倒れた竹に道を阻まれ、したかなく斜面を強引に登っていくと車道に出た。地図を見ると熊谷(くまのがい)と上長岩を結ぶ道らしい。地図で見た限りでは熊谷集落は隠れ里のようなひなびた場所という感じだ。私の好きな絵のモチーフがあるかもしれない。
少しだけ遠回りになるが寄ってみた。想像した通り戸数わずかに3、4戸という小集落。中の1軒が是非絵にしてみたいという衝動を感じる。構図を考えて見る角度を変えたり、描いているつもりでしばらく眺めたりして予想外の収穫にほくそ笑む。

石尊山山頂
熊谷集落から小型車が精いっぱいという細い道を上長岩集落へとと辿り、石尊山へ向かう。このあたり秋間梅林に近く、いたるところ梅の花が満開となっている。ほのかに白い梅花の向こうには八ケ岳連峰から南アルプス北岳と思われる白銀もうかがえる。

上長岩集落からは立派な車道となって、つま先上がりに進むと新築したばかりの自在寺という寺があり、その先に石尊山への標識が立っていた。取付から丸太で土留めした階段道、400段ほど上ると四等三角点のある山頂、ヒノキ林に囲まれて石祠があり、樹間からは武尊・谷川連峰と西城州の山並みが何とか見通せた。

来た道を途中まで戻り、上長岩集落の手前で梅香匂う道を安中榛名駅へと下った。