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小菅山=こすげ(1046m)

 
長野 2011.10.21
単独 マイカー   三角点なし
××× 仁王門下の駐車場(6.25)−−−北竜湖への分岐(6.35)−−−参道・探勝路分岐(7.10)−−−奥社(7.15-7.20)−−−小菅山(7.50-7.10)−−−仁王門下の駐車場(9.10)
小菅山山頂

国道117号線を千曲川に沿って北上する。飯山市の北はずれ付近の大関橋西信号を右折して千曲川を渡り直進、すぐに左折、さらに右折。急な坂を瑞穂集落目ざして上がって行くと仁王門の前に出る。ここで右側の道をとり上がっていくと左手に小菅区無料駐車場が2か所ある。ここに車を止めて出発する。

 さあこれから神の山へ登るのだという気にさせる大きな鳥居が立っている。由緒書きなどのほか、奥社まで1260メートルという案内もある。右手の高台が風格のある元隆院という寺院、ここは帰りに立ち寄る。

鳥居をくぐって参道へ入る。すぐに北竜湖からの道が合する。北竜湖へ車を止め、ここへ歩いてくる手もある。

石鑿(のみ)は一切使わず、自然石だけを利用した石段が長々とつづく。石には年代を感じさせる青苔が被い、両側はこれも年代を経た大杉の並木。宗教色がただよう。

この先点在する大きめの岩には、それぞれもっともらしい名前がつけられている。鐙石、隠石、船石、御座石・・・・。

道幅が少し狭まり、やがて石段から山道にと変わる。杉並木が終わっても、登路沿いには大きな杉の木が点々と天高く聳えるように立っている。
次第に勾配が増してくる。『参道』と『探勝路』の分岐表示、何がちがうのかわからないまま右手の参道をとる。鎖のつけられた小さな岩場があるが、どうというほどのものではない。
朽化した木造の小屋があらわれ、石段を上ると小菅神社奥社の社殿だった。社殿の左側は岩を掘削して建てられていて、一見建物が岩に食い込んでいるようだ。

小菅神社は信州三大修験霊場(ほかに戸隠山、飯縄山)とのこと。 戦国時代には     上杉氏の庇護も受けていたという由緒ある神社だそうです(ウィキペディアより)

神社の左手から山頂への道をたどる。階段状に整備されたりして、この先も歩きいい道がつづく。気がつくと黄葉を始めたブナが目立つようになっていた。勾配が緩み“女神の森”というロマンチックな道標がある。そのとおり、心地よいブナの純林が広がる。一際大きく存在感のある巨木には、『森の歌姫 森香』と案内されていた。

森林浴気分でなだらかな道を進むと、やがて少し下り加減となるが、山頂へはその頂点あたりで右手に入って行く。道はないが、灌木の中を何となく歩きやすいところを選んでいけば迷うことなく、すぐに小菅山の山頂に達する。テープなどもあるので心配はない。

ブナの根方に置かれたプレートには“小菅山 1046m”とある。残念ながら三角点はない。周囲は紅葉を始めたブナの純林、展望はないがこのブナ林の雰囲気だけでも十分という感じだ。

デシカメにSDカードを入れ忘れてきて、このブナ林の写真を撮れないのが残念、メモの裏に山頂の雰囲気だけスケッチする。


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