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松本市郊外 高遠山(1317m)

長野 2011.11.08
単独 マイカー   三等三角点
××× 宮入林道駐車スペース(11.20)−−−高遠山(12.00)−−−宮入林道駐車場所(13.00)

信州に『高遠山』という山は三つあるらしいが、調べればもっとあるのかもしれない。 

高遠山山頂

一つはこの春に登った長野市・上田市県境にあって、登山道のない里山(1221m)、二つ目はこの日に登った松本市山辺の里山(1317m)。そして三つ目は木曽谷の方にあるらしい。
ところで本日の高遠山は主に二つのルートがあるようだが、勝手知った松本市中山台地区付近からの宮入林道を利用することにした。

 松本市の東山麓を南北に走る県道63号線から分岐して小集落を抜け宮入林道へと入るが、カーナビがなければ宮入林道へたどり着くのも一苦労するかもしれない。
林道入口のゲートは非施錠、ただし開けたら必ず閉めておくこと。鹿防護のためらしい。
林道をどんどん上がって行く。昨年の春、宮入山へ登ってときに駐車した場所に車を止める。ここから林道は二つに分かれる。つまり三叉路になっているということだ。
分岐の一つはここから始まる林道高遠線、入口に“通行禁止”の看板があるが、自由に走れそうにも見える。 

二万五千図に載っている真北へ向かう尾根通しの破線ルートへ入る。駐車地点の標高が約1450m、高遠山の標高が1317m、つまり高低差を見ると150mほどの下りということだ。
右下に林道を見ながら少し藪っぽい尾根を進むと地形図の1501m地点、ここで西へ曲がる尾根を下っていく。古い林道跡のような尾根だ。堆積した落ち葉がフカフカで気持ちいい。道は明瞭になり、ときに林道に接し、送電鉄塔の脇を通過したりして、小さなアップダウンをいくつか繰り返していく。
木々の隙間から美ケ原高原が望めたりする。 

美ケ原は目の前

秋の終わりを告げているカラマツの黄葉林を縫い、45分で高遠山山頂に達した。三等三角点の標識があるのみ。山頂というより峠道の一通過点という感じだ。
山頂のすぐ近くまで林道が寄り添っている。帰りは林道でとも思ったが。尾根通しの道を使う。途中、こんな道歩いた記憶がないぞ?道型がはっきりしているが、これは来た道ではない。いつの間にか引き込まれていたらしい。藪斜面から少し登って尾根へ出る。あとは簡単に駐車場所へと戻った。

駐車場所から見ると林道高遠線、それと地形図の尾根通しの破線、さらに“保安林”という標識ところに歩き良さそうな道が見える。つまり、このどれを取っても高遠山へ行けるということだ。帰り道、いつの間にか引き込まれていた道は、どうやらこの保安林の表示のある道らしい。この保安林標識の道を使えばさらに簡単に往復できるだろう。

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